傘立ての選び方
傘立ての基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】サイズ
【2】タイプ
【3】素材
【4】デザイン
【5】水はけの良さ
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】収納本数に合わせてサイズを選ぶ
家族の人数や来客の有無などによって収納したい傘の本数を決めましょう。場合によっては、長傘や折りたたみ傘など一人で数本持つこともあるでしょう。家族全員が持つ傘の最大本数を基準にそれにプラスして入れられるよう少し余裕のある容量を選んでおくと、取り出しやすく差し込みやすい傘立てを選べます。
市販の傘立てには入れられる傘の本数が記載されている商品もあるため、それらも参考にすることができます。適正本数の目安は、人数×2本です。日傘を使う人はそれにプラスして考えましょう。
【2】置く場所や使い勝手を考えてタイプを選ぶ
傘立てのタイプにも大きく分けて3つあります。置き場所や収納本数などタイプごとの特徴も違います。メリットやデメリットも見ておきましょう。
▼差し込みタイプ |収納力抜群で種類が豊富
筒状になっていて傘を上から差し込んで収納するタイプ。置き場所は、室内・屋外ともに設置可能です。収納本数が多いタイプや少ないタイプ、材質やデザインなど発売されている傘立ての種類も豊富なので、好きな商品から幅広く選べます。
サイズによっては玄関スペースの邪魔になってしまうため、玄関に合ったサイズのものを選びましょう。また、濡れたままの傘を入れると水はけが悪くなるため、水受け部分を取り外せるなどの工夫があるものを選ぶとよいでしょう。
▼引っ掛けタイプ |水はけが良く傘が傷まない
ポールの部分に傘の柄を引っ掛けて収納するタイプ。ハンガーラックの傘版といった方がイメージしやすいかもしれません。室内・屋外ともに使えますが、室内で使う方が多いでしょう。
コンパクトな商品が多いため省スペースで設置できます。フックなども付いているので折りたたみ傘のストラップ部分をかけられるのも便利。ぶら下がっている状態で収納するので水はけが良いのも魅力です。
ただ、安定性が低いため多くの本数をかけてしまうと倒れる原因となります。そのため掛けられる本数が限られることもしばしば。また傘の柄の部分が引っ掛けられない形状の場合もあるため注意が必要です。
▼マグネットタイプ |浮かせる収納で省スペースでも使える
玄関ドアなどにマグネットを使って設置するタイプ。浮かせる収納でコンパクトに傘をまとめることができるのがメリットです。床に設置しないため玄関をすっきり見せられます。
一方で収納できる本数が少ないこと、玄関ドアが金属でないと付けられないことなどがデメリットです。またドアの形状や傘の重さによってはドアから外れやすい場合があります。一人暮らしや少人数の家族向きといえるでしょう。
【3】素材をチェック
濡れた傘を入れることの多い傘立て。長く使い続けるためには、水分でサビたり腐ったりしにくい素材のものを選びましょう。
▼ステンレス・アイアン|サビに強く清潔に使える
ステンレスやアイアン製は、強度が高くデザインも豊富なので長く愛用できるのがメリットです。
ステンレスなどはもともとサビにくい材質ですし、塗装などの表面加工がしっかりできていればサビにも強く長く愛用していくことができます。
スチールなどの金属でできたものは、傷がつくことで加工がはがれてしまい、そこからサビることもあるので、扱いに注意しましょう。
▼陶器|安定感があり倒れにくい
さびの心配がなくどっしりと安定感があって使いやすいのが陶器製の傘立て。おしゃれなデザインやアンティーク風など種類もたくさんあり、和風にもモダンなインテリアにも合わせられるのがメリットです。
▼珪藻土|早く乾いてドライに使える
珪藻土は吸水性が高く素早く乾くのが特徴。バスや洗面所などにもたくさんの商品が発売されています。傘立てにも珪藻土を使った商品があり、吸水性の高さは抜群で、カビが心配な人にはおすすめです。雨に濡れてもすぐに乾くので見た目にも清潔です。
【4】玄関の雰囲気に合わせてデザインを選ぶ
傘立てそのものをインテリアとして使うなら、玄関と調和するかどうかをチェックしましょう。玄関の壁やほかの家具と同色のものだとマッチしやすいです。逆に、傘立てを使うときだけ出すなら、あえて逆の色のものを選ぶと、傘立てを出したときだけ違った雰囲気の玄関を楽しめます。
【5】水はけの良さをチェック
大家族や来客が多い場合、傘立ても大きめのものを用意して使うことになるでしょう。そんなときに気を付けるべきポイントは、傘の探しやすさです。よくあるのが自分の傘かと思って取りだしたら別の傘だったということ。
傘立ての中が見えやすいタイプなら、自分の傘を探しやすくなるだけでなく、取り間違いの防止にもつながります。また中が見えやすいだけでなく、水はけや通気性がよいため傘がさびにくくなるメリットもあります。
傘立ておすすめ13選
上で紹介した傘立ての選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
小型で使いやすいものやマグネットではりつけて壁面収納できるもの、シンプルに使えて目立たないものなど、アイデア商品がいろいろとありますので、ぜひご覧ください。
▼差し込みタイプ
スタイリッシュでモダンなスリム傘立て
デザインもきれいでモダンな印象を与えるステンレス製のスリムな傘立て。濡れた傘でもおいておくだけで乾きやすい通気性のよさや折りたたみ傘も吊り下げられるアイディアがこの商品のポイントです。省スペースで置けるので、どのご家庭でも使いやすい一品です。

傘を立てていないときの佇まいも美しく
2003年度のグッドデザイン賞を受賞している、水たまりにできる水はねをイメージしたデザインの傘立てです。12~15本程度の傘が立てられます。
曲線の美しいデザインは、傘を立てていないときでも傘立てそのもののデザインが美しく、玄関のインテリアの一部にもなります。インテリアにこだわる方へおすすめ。形状の特徴から内側には乾いた傘を、外側には濡れた傘を立てるなどの使い方ができるのも、便利に使えるポイントです。
折りたたみ傘も収納できる
収納場所に困りがちな折りたたみ傘も収納できる傘スタンド。コンパクトながらも5本の傘が収納でき、ほどよい重さで安定感も抜群です。
シンプルなデザインとマットな質感が玄関によくなじみ、長く心地よく使える商品です。
陶器製のモダンな傘立て
楕円の穴が空いた斬新なデザインの傘立てです。デザイン性の高さだけでなく、通気性の高さも兼ね備えた使い勝手の良い商品です。
陶器の持つ優しい雰囲気がモダンなインテリアに良くなじみます。
珪藻土内蔵のコンパクトな傘立て
本体内部に珪藻土バーを内蔵し水滴がたまらないので清潔に使えます。珪藻土が水滴を吸水してくれるので溜まった水を捨てる必要なし。本体は解体できるためお手入れ簡単。見た目がスタイリッシュなだけでなくしっかりとした重みもあり機能性も兼ね備えています。
おもり付きで安定感抜群
本体はプラスチック製で軽いですが、店頭防止用の重りがついているので、傘をいれても倒れないので安心です。濡れた傘をいれても乾きやすいよう側面に穴があけてあります。通気性だけでなく、デザイン的にもアクセントになっています。カラーはブラウンとホワイトの2色で、形は、角型と丸型があります。
▼引っ掛けタイプ
掛けるだけ!出し入れスムーズなアンブレラスタンド
前後に掛ければ最大8本収納可能なシンプルかつ機能性抜群のアンブレラスタンドです。傘をかける部分のサイドには傘が落ちないような突起付き。T字のシンプルなデザインで圧迫感なく省スペースに傘を収納できます。
傘同士が絡まりにくい掛けるタイプ
耐荷重3kgで12本の傘を掛けられるアンブレラハンガーです。絡まりがちなたくさんの傘をストレスなく収納できます。掛けるタイプのため水切れ、風通しも良く傘に優しい仕様。
水受けは取り外し可能なため、水を捨てるだけでお手入れ簡単。折りたたみ傘も掛けられるフック付です。
傘以外も収納できるスリムな傘立て
スリムでスマートに収納できる引っ掛けタイプの傘立てです。傘を掛けるバーの部分が3段階奥行を調節できるので、バーの位置を互い違いにすることで上下で傘が干渉することなく収納できます。またS字フックが3個付いているため、傘だけでなく子供の遊び道具や玄関グッズなども掛けられ玄関まわりをすっきりさせたい人には便利な商品です。
▼マグネットタイプ

玄関の扉を利用してすっきり収納
玄関の扉を利用するマグネット式の傘立て。傘の先端を受けるパーツと途中を支えるパーツの2つを扉にマグネットではるタイプです。この2つのパーツを離せば長傘を、パーツを近めにすれば折り畳み傘も収納できます。収納可能な傘の本数は2〜4本と少なめです。
表面の素材は天然木積層合板ですが、ラッカー塗装がしてあるのでウレタン塗装ほどではありませんが耐水性・耐久性もあり、木の質感と使いやすさを両立しています。とことん省スペースを求める方におすすめです。
マグネットで付けられるアンブレラホルダー
金属製の玄関ドアならマグネットで付けられるアンブレラホルダー。床置きではない分、玄関スペースを狭くすることがありません。このホルダーには、傘が掛けられるほか、自宅のカギや印鑑など外出時に必要なものから玄関にあると便利なものまでを置いておけるトレーが付いています。玄関をスッキリとまとめたい方におすすめです。
ドアに取り付けるのでとても省スペース
金属製のドアなら強力な磁石を使って簡単に取り付けられるアンブレラホルダーです。ホルダーはセパレートタイプで傘の長さにより調整が可能です。下ホルダーには折りたたみ傘をそのまま収納できますよ。ポストの受け口などがあってもスリムなので付けられますが、念のため、サイズは測ってから購入するようにしましょう。
▼その他
コーナー部分に置くだけ! 珪藻土の傘立て
玄関や軒下のコーナーに置いて使える珪藻土アンブレラスタンドです。傘の先端を本体のへこみに引っかけ、そのまま壁に立てかけるだけで使うことができます。不要な日はすぐにしまえるコンパクトサイズです。
珪藻土にある無数の穴がマットに付いた水分を瞬時に吸収、その水分が一定量に達すると自立呼吸により水分を放出し、プレートが自然に乾燥していきます。よって表面はいつもサラサラ、乾燥させる必要はありません。
吸水力が落ちたと感じたら付属の紙やすりで薄く削ることで本来の吸水性が回復します。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 傘立ての売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での傘立ての売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
傘立てとあわせて玄関周りのアイテムもチェック 【関連記事】
最後に|エキスパートのアドバイス
傘立て選びは考えることを楽しみましょう
玄関の壁やタイルをカビや汚れから守るためには、傘立ては重要な収納用品です。真剣に選ぼうとするとデザインや機能、どこでどのように使用するかなど、検討材料がたくさんある傘立て。
どんなインテリアにも共通することですが、話し合いながらあれこれ考えて検討しているときは楽しいですよね。ご家族のライフスタイルと照らし合わせ、優先したいことを決めて検討しましょう。
便利でおしゃれな傘立てを手に入れよう
今回は傘立ての選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
傘立ては入れる本数が決まればあとは自分の好みのタイプを選ぶだけ。インテリアとのコーディネートを楽しむのか、機能性を重視して選ぶのか、自分の生活環境に合った傘立てをぜひ探してみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。