硬式テニスボールの選び方 試合用か練習用かを考慮
テニスマイスター・杉浦直樹さんに取材のもと、硬式テニスボールの選び方を紹介します。購入前に、ポイントをチェックしておきましょう。
使用シーンにあわせてボールの種類を選ぶ プレッシャーボールとノンプレッシャーボールの違い
硬式テニスボールには、プレッシャーボールとノンプレッシャーボールがあります。それぞれの特徴を踏まえておきましょう。
試合・実践向けの「プレッシャーボール」
硬式テニスボールの内側には、コアとよばれるなかが空洞になっているゴムがあります。コアの部分に外の気圧よりも高いガスを封入してあるのが、「プレッシャーボール」です。プレッシャーライズドボールともよばれています。
ガスによる高い反発力と打球を打ち返すときの心地よさがあるのが特徴。ただし、打っていくごとになかのガスが少しずつ抜けていくので、反発力も損なわれていきます。試合用や試合を踏まえた実戦練習など、ここぞというときに使用するのがおすすめです。
ノンプレッシャーボールと比べてコストのかかるプレッシャーボールですが、なかにはリーズナブルなものも。練習用として使用するのにも向いています。
部活やスクール・練習向けの「ノンプレッシャーボール」
ノンプレッシャーボールはコアの部分にガスを封入していないタイプの硬式テニスボールです。ガスがない分反発力などはプレッシャーボールに劣りますが、その分耐久性の高いのが魅力。打つ機会の多い練習用として使用されます。
また、プレッシャーボールよりも一球あたりの価格が手ごろなので、ボールを大量に使う部活やスクールなどで活用したいときにも向いています。
キッズボールにも色別にレベルがある スポンジボール、レッドボール、オレンジボール、グリーンボールの違い
一般的な硬式テニスボールだと、子どもの身長や打球の力に合わないことがあります。子どもが硬式テニスをプレイするときには、子どもの身長や力に合った反発力になっている、キッズボールやスポンジボールを使いましょう。
レベルや年齢に応じたステージで色分けされていて、硬さや大きさ、ボールの飛びも違います。
スポンジボール
幼児や超初心者向け・スポンジでできたボール
【STAGE3】レッドボール
3~8歳程度が対象・飛び75%減
【STAGE2】オレンジボール
7~11歳程度が対象・飛び50%減
【STAGE1】グリーンボール
8歳以上が対象・飛び25%減
キッズボールは基本、子ども向けですが、テニススクールなどでは意図的に練習で使う場合もあります。うまく活用してください。
おすすめはリーズナブルなプレッシャーボール テニスマイスターがアドバイス
物心がついたときにはラケットを握っていたテニスマイスター
ふだんの練習にはプレッシャーとノンプレッシャー、どちらを選ぶべき? という質問を受けますが、基本的にプレッシャーボールをおすすめします。この2つは反発力が異なるため、「飛んでいく場所」が異なります。
そのため長年ノンプレッシャーで練習していて試合前にプレッシャーボールに戻しても、感覚の修正にはかなりの時間がかかります。安価なものを選べば、コストもそこまで気になりません。
硬式テニスボールのおすすめ7選【プレッシャーボール】 人気のウィルソンやダンロップなど!
ここからは、テニスマイスター・杉浦直樹さんと編集部で選ぶ、おすすめの硬式テニスボールをタイプ別にご紹介! 試合や練習など使用シーンや、個人のレベルに合ったテニスボールを選びましょう。
物心がついたときにはラケットを握っていたテニスマイスター
プレッシャーボールはその価格もさることながら、ガス抜けなど耐久性の低さが問題になります。その点『TENNIS BALLS』は厚く高弾性のあるラバーでガス抜けを防止。耐摩耗性の高いフェルトも採用し、よい状態を長くキープできます。
『TOUR STANDARD』は撥水性に富み、水を吸い込みにくいため雨の多い日本向き。
試合の前には国内の公式試合でもっとも採用頻度が高い『FORT』で最終調整しましょう。

Prince(プリンス)『TENNIS BALLS(princeball)』 テニスマイスターのおすすめ商品!

出典:楽天市場
内容量 | 1缶4球入 |
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タイプ | プレッシャーボール |
素材 | 天然ウール、ナイロン、コットン、天然ゴム |

Wilson(ウィルソン)『TOUR STANDARD(WRT103800)』 テニスマイスターのおすすめ商品!






出典:Amazon
内容量 | 1缶4球入 |
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タイプ | プレッシャーボール |
素材 | - |

DUNLOP(ダンロップ)『FORT(フォート)(DFDYL2DOZ)』 テニスマイスターのおすすめ商品!

出典:Amazon
内容量 | 1缶2球入 |
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タイプ | プレッシャーボール |
素材 | ウール、ナイロン、ゴム |
YONEX(ヨネックス)『マッスルパワートーナメント(TMP80)』

出典:Amazon
内容量 | 1缶2球入 |
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タイプ | プレッシャーボール |
素材 | 天然ウール、ナイロン、合成ゴム |
BRIDGESTONE(ブリヂストン)『NX1(BBANX1)』






出典:Amazon
内容量 | 1缶4球入 |
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タイプ | プレッシャーボール |
素材 | ウール、合成繊維、天然ゴム |
Wilson(ウィルソン)『US OPEN EXTRA DUTY(WRT1000J)』












出典:Amazon
内容量 | 1缶2球入 |
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タイプ | プレッシャーボール |
素材 | プレミアムフェルト |
DUNLOP(ダンロップ)『ATP(DATPYL4DOZ)』

出典:Amazon
内容量 | 1缶4球 |
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タイプ | プレッシャーボール |
素材 | ウール、ナイロン、コットン、ゴム |
硬式テニスボールのおすすめ4選【ノンプレッシャーボール】 人気のヨネックスやダンロップなど!
YONEX(ヨネックス)『マッスルパワーツアー(TMP50T)』

出典:Amazon
内容量 | 1缶4球入 |
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タイプ | ノンプレッシャーボール |
素材 | 天然ウール、ナイロン、合成ゴム |
BRIDGESTONE(ブリヂストン)『ノンプレッシャーテニスボール』










出典:Amazon
内容量 | 1袋12球入(30球入あり) |
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タイプ | ノンプレッシャーボール |
素材 | ウール、合成繊維、天然ゴム、合成ゴム |
Wilson(ウィルソン)『TRAINER BUCKET 72BALLS(WRT131200)』












出典:Amazon
内容量 | 1バケツ72球入 |
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タイプ | ノンプレッシャーボール |
素材 | - |
SRIXON(スリクソン)『スリクソンLP』

出典:Amazon
内容量 | 1袋30球入 |
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タイプ | ノンプレッシャーボール |
素材 | ウール、ナイロン、ポリエステル、ゴム |
硬式テニスボールのおすすめ2選【キッズ・ジュニアボール】 小さなお子さんの練習に最適!
Prince(プリンス)『STAGE 3 RED BALL(7G329)』

出典:Amazon
内容量 | 1袋12球入 |
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タイプ | キッズボール |
素材 | アクリル、ナイロン、 ラバー |
ヨネックス(YONEX) 『子供用 (3歳~8歳) テニスボール マッスルパワーボール20 (1ダース12個入り) 』

出典:Amazon
内容量 | 1袋12球入 |
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タイプ | キッズボール |
素材 | アクリル、ナイロン、 ラバー |
「硬式テニスボール」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 硬式テニスボールの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの硬式テニスボールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
硬式テニスボールは一定期間で買い替えるのが正解 内圧が低い中古ではなく新品を選ぼう
大量に使うテニスボールはコスト面が気になります。けれども、できるだけ安く購入するために中古を選ぶのはやめておきましょう。とくにプレッシャーボールは一度開封すると、少しずつなかのガスが抜けていきます。新品よりも中古は反発力も打球の打ちやすさもないため、プレッシャーボールのメリットをいかせません。
ノンプレッシャーボールの場合は、数回程度の使用なら新品とほぼ変わらないことがあります。ただし、ネットで中古を購入するときには状態が確認しづらいため、思ったよりも状態が悪い場合もあります。納得できる使用感を得るために、新品を選ぶのがよいでしょう。
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硬式テニスボール選びがテニスの上達や試合を決める まとめ
テニスマイスター・杉浦直樹さんと編集部で硬式テニスボールの選び方とおすすめ商品を紹介しました。硬式テニスボールは、プレッシャーボールとノンプレッシャーボールがあります。使用するシーンや使用する人のレベルに応じたテニスボールを選びましょう。
はじめたばかりのときは大きめのボール、子どもならキッズボールを選ぶのも重要です。競技や趣味と目的に応じた硬式テニスボールを選べば、もっとテニスの上達につながります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/11/10 一部コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 横尾忠徳)
実家がテニスクラブを経営していたため、物心がついた時にはすでにラケットを握っていた。テニス歴は約50年。ジョン・マッケンローを尊敬し、「ボールのタッチ」を重視したプレーを身上とする。1970年代から現在に至る歴代名プレーヤーのエピソード、ラケットやシューズといったグッズの変遷、人気の移り変わりなどに深い知見を持つ。