シガーソケットの特徴
シガーソケットは、もともとはたばこを吸う人が使用する「シガーライター」のために車につけられたものでした。ですが昨今では電源を取るための受け口として活用されています。別名では、【カーチャージャー】とも呼ばれています。
シガーソケットには電気が流れる仕組みになっているので、専用の車載用アクセサリーを差し込めばスマホなどの充電をすることも可能です。現在はさまざまなシガーソケットグッズが販売され、選ぶのに迷うほどアイテムの種類も増えています。
シガーソケットグッズの種類
シガーソケットグッズにはインバーターやライト、加湿器などさまざまな種類があります。それぞれのグッズの特徴を紹介していくので「自分の車にあったらいいな」と思うものをイメージしてみてください。
アイテムの幅が広がるインバーター
シガーソケットは基本的にDC(直流)12Vか24Vですので、家庭と同じAC(交流)100Vの電源を使うにはDCからACに変換する「インバーター」を接続する必要があります。インバーターを併用すると、車内で使えるアイテムの量がグッと増えるのがメリットです。
初心者がインバーターを選ぶときは必ず「正弦波」と書かれているか商品をチェックしましょう。矩形波や擬似正弦波と書かれているインバーターは正弦波のものよりお手ごろなものが多いですが、給電できない機器が増えるので注意が必要です。
また、インバーターは定格出力が商品ごとに違い、そのワット数によっても給電できる機器の種類や数が変化します。使いたい機器の消費電力に対応できる出力電力かどうかもチェックしておきましょう。
夜の車内で活躍するライト
シガーソケットに装着するライトは、足元や作業をしている手元を照らすことができるので夜の車内で活躍します。ライトの色にこだわることでムード作りもできるので、ドライブデートのときにもおすすめです。
なかには音センサーつきで音楽に合わせて光るものや、充電式で懐中電灯のように使えるものもあるのでチェックしてみてください。
加湿と香りを漂わせる加湿器
エアコンをつけることが多い車内では空気が乾燥しがち。そんなときに役に立つのが加湿器です。シガーソケットに差し込むだけでカンタンに使用することができ、乾燥した車内をうるおしてくれます。
車内が乾燥すると目が乾いてしまい、運転に支障が出ることも。安全に運転するためにも、車内に適度な湿度があると安心です。アロマディフューザーとしても使えるアイテムであれば、加湿と同時にいい香りを漂わせることもできます。
スマホがプレイヤーになるUSBソケット
スマホをカーナビや車内の音楽プレイヤー代わりとして長時間使っていると、目的地に着くまでにスマホのバッテリーが切れてしまう可能性もあります。ですがUSBポートがついたソケットがあればスマホを使用しながら充電することができるので、バッテリー切れの心配がありません。
また、USBで給電するiPodなどの音楽プレイヤーや、モバイルバッテリーの充電も可能です。移動時間を有効活用することができるでしょう。
そのほかの便利グッズ
シガーソケットグッズはほかにも電気ケトルや炊飯器などアウトドアで活用できるアイテムや、空気清浄機やドリンク保温器など車内で快適に過ごすためのアイテムなどがあります。さまざまな種類のシガーソケットグッズが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
もし車にシガーソケットがひとつしかなく、いくつかのシガーソケットグッズを使用したい場合は、シガーソケットを増設できるアイテムをつけるのがおすすめです。最近はどんな車種でも使える汎用品に加えて、車種専用でダッシュボードに違和感なくつけられるものもあります。
シガーソケットグッズの選び方
シガーソケットグッズを選ぶときには必ず電圧(ボルト)をチェックしてください。電圧を間違えると使用できないだけでなく、つないだ機器が壊れてしまうこともあります。
また、電流(アンペア)やコードの長さ、端子の種類も確認しておくと使用しやすくなるので、下記を参考にチェックしてみてください。
電流(アンペア)で選ぶ
シガーソケットグッズを選ぶときはアンペア数を確認しましょう。とくにスマホなどを充電するときに重要なポイントで、アンペア数によって充電スピードが異なります。
スマホを通常充電するなら1.0〜1.5Aほど、タブレットの通常充電やスマホを短時間で充電したい場合は2.1A以上のものがおすすめです。USBポートが複数あるグッズのなかには、ポートによってアンペア数が違う便利なものもあります。
電圧(ボルト)で選ぶ
車に搭載されているバッテリーは、車種によって適用している電圧が異なります。基本的に一般車は12V、トラックは24Vで、シガーソケットグッズには12V対応・24V対応・両方使用できるものの3種類があります。
もし24Vの電圧が流れているところに12V対応の機器をつなぐと、壊れてしまうので注意が必要です。そのため12・24V兼用のアイテムを選ぶと安心ですが、どちらか片方しか対応していない場合は必ず車の電圧を確認したうえで購入してください。
コードの長さで選ぶ
シガーソケットを活用してスマホなどを充電をするときにチェックしたいのが、コードの長さです。短いコードは絡まることがなくスッキリと収納できるメリットがありますが、シガーソケットから遠い席の人が使いにくくなる一面もあります。
逆にコードが長ければ、シガーソケットから遠い後部座席でも使用可能に。ただし今度は長いぶんコードが絡まりやすくなります。機器をどの位置で充電したいか確認して、適切なコードの長さのものを選びましょう。
ポート数・種類をチェック
USBソケットや増設シガーソケットなどのアイテムを使用するときは、ついているポートの種類によって選ぶのもおすすめです。車内で同時に使用したい機器をイメージしつつ、必要なポートがなるべくそろっているものを選ぶと便利さを感じられるでしょう。
たとえば、増設シガーソケットにUSBポートもあわせてついていれば、ドライブレコーダーとスマホに同時給電できるメリットがあります。USBソケットを追加購入する手間がなくなるので、コスパ面から見てもお得感がありますよ。
アンペア容量とヒューズの有無に注目して選ぶ SUV生活研究家からのアドバイス
フリーエディター&SUV生活研究家
増設用シガーソケットといえば12Vや24Vがメインですが、最近はさまざまなガジェットを車内で使う機会が多いため、USBもほしいところです。購入時にチェックしたいのはアンペア容量。あまり数値が小さいと、消費電力の大きい機器が使えません。また安い商品のなかには、プラグにヒューズが入っていないものがあります。これらは過電流が流れると接続機器や車にダメージを与える場合があるので、グッズを購入する際はヒューズが入っているかにも注目してください。
おすすめ商品の比較一覧表
おすすめ3選|インバーター
シガーソケットグッズのなかから「インバーター」のおすすめ6商品をご紹介します。車内でAC電源の家電を使用したい人はぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめ6選|ライト
「ライト」のなかからおすすめの商品を紹介していきます。実用的なものから雰囲気を作れるものまで、それぞれの商品の特徴を紹介するので参考にしてみてくださいね。
おすすめ3選|加湿器
シガーソケットグッズのなかから「加湿器」のおすすめ5商品を紹介していきます。乾燥しがちな車内で活躍するアイテムなので、目や肌の乾燥が気になる人はぜひ検討してみてください。
『車載用アロマ加湿器』
おすすめ9選|USBソケット
シガーソケットグッズのなかから「USB充電器」のおすすめ商品を紹介していきます。それぞれの特徴を解説していくので参考にしてください。
おすすめ5選|便利機能
シガーソケットグッズにはほかにもたくさんの種類があります。上記で紹介した4種類以外のおすすめ商品を紹介していきます。
URBENFIT『車用電気ポット』
Tsumbay『Car Vacuum Cleaner(CV05)』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする シガーソケットの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのシガーソケットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
シガーソケットグッズの使い方
シガーソケットは、差し込むだけで使える商品が一般的です。カー用品やネットショップで車内専用のタイプを購入すればすぐに使えることが魅力です。
電気は、直流電源と交流電源の2種類になります。車内で使えるシガーソケットは12Vの低い電圧で動くのに対して、家電製品は100Vの交流電源で動いています。シガーソケットで、100Vの家電製品は使うことができないので、シガーソケットを使う際は、12Vまでの電気製品を選ぶようにしましょう。
そのほかシガーソケットグッズの情報はこちら
まとめ
シガーソケットグッズのおすすめ商品をご紹介しました。シガーソケットグッズを使用することで快適な車内にすることができます。ぜひ選び方を参考に、あなたのほしいシガーソケットグッズを探してみてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。