シフトノブとは
シフトノブとは、変換用のシフトレバーのグリップ部分になります。運転中は、ハンドルに次いで接触頻度が多く、快適な走行をする為にも自分に合ったシフトノブを選びましょう。
シフトノブは、製品によって形状や高さが異なります。自分が握りやすい形状で、求める高さに合ったシフトノブに交換することで運転の質も大きく向上するはずです。
シフトノブの選び方
シフトノブとは、マニュアル車内にあるシフトレバーの持ち手のこと。運転をする際には必ず握るものですが、人によってどの部分を握るか、またどのようなものが握りやすいかは異なります。
自分に合った形状のものを選ぶことが、シフトチェンジのしやすさにつながります。
形状で選ぶ
シフトノブは握りやすいものを選ぶのがベスト。形状によって、握りやすさも違ってきます。
運転するときにどのように握っているかを思い出しながら、次にご紹介する3つの形状から自分に合っているものを選んでみてくださいね。
丸みを帯びた「球体型」
シフトノブ全体を包み込むように握る方は、球体型が向いているでしょう。手とのフィット感が良く、握りなおすことなくギアシフトチェンジを行えることも魅力。
球体型にはさまざまなサイズがあるため、自分の手の大きさを考慮して選ぶと良いでしょう。
細長い形状の「スティック型」
横からシフトノブを握る方は、棒状のスティック型がピッタリです。シフトストロークの長さを若干調整できるのもメリット。
軽い力でギアチェンジができるので手に負担がかかりにくく、長時間握っていても疲れにくい形状です。
丸みを帯び細長い「たる型」
球型タイプとスティックタイプの両方のメリットを兼ね備えているのがたる型。上からも横からも握りやすいので、オールマイティに対応できるタイプと言えるでしょう。
シフトパターンの表示もしやすく、初めてシフトノブを購入する方も比較的失敗が少なく交換できます。
素材から選ぶ
運転手がかならず握るシフトノブは、素材選びも重要なポイントです。
材質によって握り心地も異なるので、それぞれの特徴を把握したうえで自分にあったものを選びましょう。
軽量なアルミ製
アルミ製シフトノブはなんといっても軽量なのが特徴。そのためギアにも負担をかけず複雑なシフト操作が容易にできるのもポイントです。
ただ、アルミの特性上、気温の変化に左右されやすいため冬場は冷たく、夏場は熱くなりがちということも考慮して購入しましょう。
重みのあるステンレス製
重量があり、的確なシフトチェンジができるのがステンレス製。ヘビーウェイトシフトノブとも呼ばれ、振り子の原理で軽い力で操作できるのがメリットです。
勢いがつくためしっかり入り、シフト操作での失敗は少なくなるでしょう。
手に馴染みやすいジュラコン製
樹脂製のジュラコンは手に馴染みやすく、軽いのが特徴。気温変化にも左右されにくく、熱くなったり、冷たくなったりしません。
デザインもおしゃれでユニークなものが豊富。個性をアピールしたい方や女性ユーザーにもピッタリの素材でしょう。
ソフトな握り心地のウレタン製
ウレタン製のシフトノブは柔らかい素材でソフトな握り心地が特徴。衝撃を吸収してくれるため、シフトチェンジを頻繁に行なうときなど、手が痛くなりにくいのもメリットです。
また、気温の変化に強く、材質に温度が伝わりにくいという特徴も。
青みが美しいチタン製
他の材質にはない美しさがひときわ目立つのがチタンです。ホンダのタイプRシリーズに純正採用されたことも。その独特の色合いや重量感を好んで購入される方も多いでしょう。
高温の気温にさらされてしまうと熱くなってしまいやすいため、夏場など炎天下での長時間の駐車は気をつけましょう。
変わり種! クリスタル調
一風変わったタイプがクリスタル調です。実際はアクリル製ですが、気泡や水中花などが入っていてクリスタル細工のように見えます。
存在感があって気温の変化にも左右されにくいのが特徴。長期間の使用も可能です。
自車に適応するサイズか確認を
シフトノブが固定されている、ネジ穴の径サイズやピッチも確認しましょう。メーカーごとにネジの規格が決められています。
購入する際には自分の車のネジ規格を事前にチェックして、適応するかどうか確認することが必要です。
カバーされていればその素材にも注目
シフトノブには、皮革やレザー調ビニールなどでカバーされているものもあり、触り心地にも変化がでます。革製は高級感があるだけでなく、気温の変化に左右されにくく滑りにくいので、手に汗をかいてしまう人でも快適に握れます。
カーボンはレーシングカーに多く使われているカバー素材です。お値段は張りますが、軽くて気温の変化に強いというメリットがあり、見た目もおしゃれ。
AT車のシフトノブ交換もあり!
最近ではマニュアルシフターが付いているオートマ車も増えて、シフトノブの交換をする人は結構います。また、車内の雰囲気をガラリと変えるにはシフトノブの交換は効果的。
オートマ車向けのシフトノブもありますのでそちらをチェックしてみるといいでしょう。
エキスパートのアドバイス
最初はシンプルな形状のものから
シフトノブは小さなパーツですが、形状や大きさ、素材などでシフトチェンジのフィーリングにかなり影響を与えます。フィーリングが向上すればいいのですが、自分や愛車との相性次第ではデチューンになってしまうことも。
これは装着してみないと分からないことも多いので、最初はシンプルな形状のものを購入した方が無難かもしれません。
シフトノブおすすめ10選
ここからはさっそく、上記の選び方ポイントをふまえたおすすめの商品をご紹介していきます。
イタリアの名門・MOMOの製品はカロッツェリアがデザインして商品が多いため、非常に美しいのが特徴です。MOMO(モモ)『レース エアーレザー(SK23)』も、国産品にはない機能美を持っています。
品質・使いやすさ共に信頼ブランドの安定感!
イタリアのカー用品ブランドであるMOMO。シフトノブの種類も豊富で、こちらはスポーツカーに向いているモデルです。レザー素材でできているため手によくなじみ、見た目もクールに決まります。
質感、使いやすさもMOMOブランドの安定感が光ります。RACEと呼ばれるスポーツカー向けのラインでもあり、つけるだけで車内が一気にスポーティな雰囲気に変わりますよ。
RAZOは30年以上続いている伝統のブランド。クオリティの高さには定評があります。CARMATE(カーメイト)『RAZO レザーノブR 240 レッドステッチ(RA128RE)』は、良質な皮革を使っているので機能が高く、車内のドレスアップにも有効なノブです。
本革製の高品質! 重量がシフトをサポート
カーメイトの本革使用シフトノブ。本体には亜鉛ダイキャストという素材を使用しており、重量設計になっています。しかもシフトストロークを短くするローポジションタイプなので、シフトチェンジがしっかり決まります。握りやすい球体型と、手縫いによって施された赤いステッチが印象的ですね。
手触りが良く、手に汗をかいても滑りにくいので安心です。比較的お値段が良心的なところも◎。
グリップ力を高める無骨なデザイン
イタリアのモータースポーツ用具メーカー、スパルコのシフトノブ。イモネジで3カ所を締めて取り付けができる汎用タイプです。本体部分に刻印されたSparcoのロゴと、皿穴リベットのデザインが特徴的。
少し無骨な感じがしますが、このデザイがグリップ力を高め、重量を減らすことに役立っています。アダプター、イモネジ。六角レンチが付属です。
生花ランの美しさで車内が華やかに
生花を使用した水中花シフトノブです。本体の長さは20cmで、付属のロックナットで自分に合った角度に調整ができるのも便利。生花がより美しく映える角度に固定することも可能です。
本物のランを使用しているので、一点一点オリジナルの作品が楽しめます。同じシリーズでハンドルスピナーも販売されており、一緒に購入すればさらに車内が華やかになること間違いなしですよ。
見た目・使いやすさ・コスパ良し
高品質のチタン風アルミニウム合金を使用したシフトノブ。グレーメタリックカラーが見た目のクールさとスポーティさをプラスしてくれています。
小さ目サイズながら適度な重量もあり、シフトチェンジしやすくなっています。手の小さい方、女性の手にもすっぽり収まりますよ。この使いやすさでこのコストパフォーマンスの高さは注目度大です。
質感の良さと飽きのこないデザイン
国内カー用品メーカーセイワのヘビーウエイトタイプのシフトノブ。材質は真鍮、表面はブラックメッキ仕上げになっているため質感と触り心地が非常によいのが特徴。重量があるのでしっくりくる的確なシフトチェンジが可能。3種類の車検対応シフトパターンステッカーも付属されています。
シンプルなデザインで長く使用できるものをお探しの方に。
トラックにピッタリのロングタイプ
13cmのロングタイプのシフトノブです。素材はアルミで、握ったときの硬質な感触も特徴的。M8・M10・M12の3種類アルミアダプターが付属しているので国内外問わず幅広い車種に対応できます。
本体が長い分力が入りやすく、シフトが重い車やシフトが遠いと感じる方でも操作がしやすくなります。トラック、軽トラ、軽バン等への装着に向いているでしょう。
クリスタル調スティックロングタイプ
カー用品をはじめ、シフトノブのラインナップも豊富なマッドマックスからの、ロングシフトノブです。気泡が入ったクリスタル調のシンプルなデザイン。スティックタイプなのでシフトチェンジで横から握るクセのある方にも操作しやすくなっています。
全長は30cm、口径が切り替えできるアダプター付きで幅広い車種に使用可能。
スーパーGT参戦車両のモディファイモデル"5速・
5速・6速MT車専用シフトノブ。国際的なレース、スーパーGT(Grand Touring)参戦車両で実際に使われていたシフトノブを、日産車用にモディファイしたモデルです。素材にソフトウレタンを使い、手のひらへの衝撃を吸収。本体にはNISMOのロゴが刻印されています。
ネジサイズは10mmのため、日産車でもとりつかない車種があるのでよく確認してください。
表面はピカピカの丸パイプ形状
ステンレスを鏡面仕上げに磨き上げたシフトノブ。シンプルな丸パイプそのものの形状で、一品一品が職人による手作です。表面はまるで鏡のようにピカピカに光っています。
軽自動車から大型トラックまで幅広く対応。ネジピッチは12×1.25ですが、別売りの異型エクステンションをつければ、ピッチ違いでも取り付けることが可能です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする シフトノブの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのシフトノブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
シフトノブに関するQ&A よくある質問
シフトノブの交換方法は?

マニュアル車の場合、口径変換アダプターが必要になる場合があります。交換の際は、適合表をよく確認して適したサイズのアダプターを使用しましょう。国産のマニュアル車はネジを外すだけで交換することができます。
オートマ車の場合、シフトノブ自体にスイッチ類などの配線が通っていることが多いため、自分で交換するにはかなり難易度が高め。ディーラーや購入した店舗に依頼するのがおすすめです。
違法となるケースは?

例えば、マニュアル車の場合なら「1速」「2速」、オートマ車であれば「D(ドライブ)」といったシフトを表示しなくてはなりません。
「変速装置の操作装置又はその附近には、変速段ごとの操作位置を運転者が運転席において容易に識別できるような表示をしなければならない。」
(道路運送車両法の保安基準の細目を定める告示 第二節 第90条《操縦装置》)
あれば役立つ車用アイテムはこちら
まとめ
今回は、シフトノブおすすめをご紹介しました。
素材によって重さや見栄えも違ってきます。握りやすい形状や操作性に注目して、自車に適応するサイズのものを選んでください。
あなたの好きなシフトノブを見つけてくださいね!
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自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。