ネックバンド型イヤホンとは?
ネックバンド型イヤホンとは、ワイヤレス対応のイヤホンの一種。左右のイヤー部分がネックバンドで接続され、首に掛けて使用します。また、ネックバンド部分を首にかけて使用するのにくわえて、イヤー部分は形状記憶合金でできいているため、フィット感が高いのが特徴です。
首や耳にしっかり固定できるので、激しい運動をするときなどに向いています。発売しているメーカーや商品によって機能や特徴が異なるので、自分に合ったものを選びましょう。
▼メリット
ネックバンド部の重量は首にかかるため発音ユニットを軽量にすることができます。そのため、ネックバンド型イヤホンは耳への負担が少ないうえかけ心地のいいモデルが多く、常用するのに適しています。
▼デメリット
ネックバンド型は構造が複雑になるため高価になる場合も。また、激しい運動を行なう際に本体が邪魔になることがあるので向きません。
ネックバンド型イヤホンの選び方
それでは、ネックバンド型イヤホンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】音質
【2】コーデック
【3】形状とデザイン
【4】バッテリーの持続性
【5】機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】音質をチェック
ネックバンド型イヤホンは幅広いメーカーから発売されています。メーカーごとでイヤホンの音質の特徴も異なるので、自分の好みのものを選びましょう。
スマホと一緒に使用したいときは、対応コーデックを確認するのも重要です。たとえばiPhoneならAACコーデックに対応しているため、音質のよい環境で楽しめます。AACに対応しているかどうかを確認しましょう。
【2】コーデックをチェック
コーデックとはBluetoothで音楽信号を伝送する際の伝送形態。一般的なSBC、高音質化されたAACやaptX、遅延時間が発生しないaptX LL等があります。
音楽再生にこだわるのであればAACやaptX対応のモデルを選ぶといいでしょう。ゲームをするならaptX LLが最適です。
【3】形状とデザインをチェック
ネックバンド型イヤホンのデザインにも注目しましょう。ほかのタイプのイヤホンよりもサイズが大きいため、デザインは目をひきます。おしゃれなデザインのネックバンド型イヤホンを選べば、ファッションのコーデアイテムとしても活用できます。
また、ネックバンド型イヤホンのイヤーは、カナル型のモデルが一般的です。耳穴のなかへ押し込むようにして装着します。低音域の再生にすぐれ、音漏れがしにくいのがメリットです。
【4】バッテリーの持続性をチェック
ネックバンド型イヤホンはネックバンド内にバッテリーを内蔵させているため、バッテリーが大容量で長時間使用できる製品が多いのが特徴です。
なかには15時間以上使用できるものもあり、こういったモデルであれば、朝の出勤から夜の帰宅まで充電せずに使用することも可能です。
【5】機能をチェック
イヤホンは日常的に使用するものですから、人や環境によって必要な機能はさまざま。本当に必要な機能かを確認しましょう。一般的に多機能のモデルは重量が重かったり、操作が複雑になりがちです。
(a)ノイズキャンセリング・外音取り込み
ノイズキャンセリング機能とは外音が騒がしい環境下で使用する機能。外音を専用マイクで拾い、それを打ち消すような信号を作り出して音楽信号に重畳させることで、外音の音量だけが下がって聴こえるというものです。
また、逆に周囲の音に注意を払いながら音楽を聴くような場合には外音取り込み機能が便利です。音楽とともに外音の一部が再生されます。
(b)バイブ機能
着信時にネックバンド部が振動することで通知するバイブ機能があります。発音ユニットを耳に挿入していなくても着信が判りますので便利です。
(c)コード調整・マグネットの有無
ネックバンド部と発音ユニットをつなぐケーブルの長さを調整できるモデルもあります。また、発音体にマグネットが内蔵されているモデルは左右の発音体を一体にして収納することができます。
(d)ネックバンド部の素材や太さ
ネックバンド部は直接肌に触れるため、やわらかく汚れが目立たない素材であることが大切。また、金属アレルギーの方はスイッチや端子等の金属部分が露出していないタイプを選択した方がいいでしょう。
(e)防水機能
ネックバンド型イヤホンは防水タイプのものもあります。激しい運動をするとき、夏場やアウトドアシーンで使うなど、汗をかくときに向いています。
防水性能はIPコードと呼ばれる等級で表記されます。IPXの後の数字が大きいほど防水性能が高いです。IPX5~6はシャワーの水がかかっても問題ない程度です。アウトドアやスポーツシーンなら、IPX5以上の防水性能のものを選びましょう。
エキスパートのアドバイス
音響機器メーカー・時計輸入販売「株)ムジカコーポレーション」代表
機能だけでなくかけ心地もチェックしよう
ネックバンド型イヤホンは重いというイメージがあるかもしれませんが、最新のモデルでは高性能化したバッテリーによって大幅に軽量化されています。
また、スマホやノートパソコンの発達によってあらゆる電子部品が小型軽量化されたため、驚くほど軽いモデルも多くなってきています。
機能や高音質化のための技術も大切ですが、常用することが多いイヤホンはかけ心地を重視することも大切です。
有名メーカー・ブランドの特徴
ネック型イヤホンはいろいろなメーカーから発売されています。メーカー別の特徴を知ると、より納得のいく商品選びにつながります。
SONY(ソニー)
高い技術力があり、世界でも著名なオーディオメーカーがソニーです。ネックバンド型イヤホンも、初心者があつかいやすいエントリーモデルから、上級者向けのハイグレードモデルまでそろっています。予算や用途に合わせて選びやすいです。
ワイヤレスイヤホンながら、ハイレゾ相当の高い音質が楽しめる「LDAC」のコーデック対応モデルもあります。
Beats(ビーツ)
ビーツは2006年に設立したアメリカのオーディオメーカーです。Appleの傘下のため、Apple製品と相性のよい製品がそろっています。たとえばイヤホン内蔵のマイクでSiriを起動させるなど、iPhoneとシームレスに接続できる機能がそろっています。
迫力ある重低音サウンドなど、イヤホンとしての機能が高いのに加えて、カラーバリエーションが豊富にあるのも魅力です。
AKG(アーカーゲー)
AKGは海外で特に高い支持を得ているオーディオメーカーです。オーストリアで1947年に設立されたメーカーで、日本のユーザーにも浸透してきました。
AKGのイヤホンは原音の再現性が高い商品がそろっているため、落ち着きのあるサウンドが楽しめます。音楽ジャンルを問わず、バランスのよい音源が再生できるのが魅力です。
BOSE(ボーズ)
オーディオメーカーであるBOSE製は高い音質、重低音やフィット性、音漏れの少なさなど機能性の高いイヤホンがそろっています。ネックバンド型イヤホンではノイズキャンセリング機能のレベル調整が可能な「QUIETCONTROL」、防滴仕様でスポーツシーン向けの「SOUNDSUPPORT」の代表的なふたつのモデルが展開されています。
専用アプリを使えば、イヤホンのこまかい設定も可能です。スマホで音楽を聴くだけでなく、通話時、パソコン接続時なども便利に使用できます。
オーディオテクニカ
日本の音響機器メーカーであるオーディオテクニカのイヤホンは、コスパのよいモデルがそろっているのが特徴です。商品が型番で分類されているため、用途や重視したいポイントに合ったイヤホンも選びやすくなっています。
ネックバンド型イヤホンには、ノイズキャンセリング機能を備えたANCシリーズ、スポーツ向けのSPORTシリーズ、長時間使用可能なCKSシリーズ、ハイエンドモデルのCKRシリーズなどがそろっています。
おすすめ商品の比較一覧表
ネックバンド型イヤホンおすすめ13選
それでは、ネックバンド型イヤホンのおすすめ商品をご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。










Beats by Dr.Dre(ビーツ・バイ・ドクタードレ)『BeatsX』



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おしゃれなネックバンド型イヤホンを見つけよう!
本記事では、ネックバンド型イヤホンの種類や選び方、そしてタイプ別のおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、下記の5つのポイントを抑えておきましょう。
【1】音質
【2】コーデック
【3】形状とデザイン
【4】バッテリーの持続性
【5】機能
ネックバンド型イヤホンは、ヘッドホンのように首に掛けられ、音楽などを聞いてる間以外でも楽な姿勢を維持できます。また、分離型のイヤホンと比べても無くしにくく、とても使いやすいです。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
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専門は音響アンプの電子回路設計。筐体設計。真空管回路設計。2005年音響機器を開発・製造・販売する会社を設立。国内はもとより、欧州を中心に37ケ国に輸出。 2007年プロオーディオ事業、2013年ログハウス事業、2015年コンサート企画運営事業を開始。2018年から新規事業としてロシア製軍用時計の輸入を始める。その後、数ケ国の機械式腕時計や懐中時計をラインナップ。 2008年よりFM岐阜の長寿番組である『ムジカスタイル』(毎週木曜18:30~)のナビゲーターに。コラム等の執筆多数。総アクセス数370万を超えるブログは、現在も100万アクセス/年のペースで進行中。 ローカル鉄道養老鉄道支援組織『乗って残そう揖斐養老線実行委員会』会長。大垣ケーブルテレビ番組審議委員。