「水槽外掛けフィルター」のおすすめ商品の比較一覧表
水槽用外掛けフィルターの選び方
水槽用の外掛けフィルターの選び方を紹介します。ポイントは以下です。
【1】フィルターのサイズ
【2】静音性
【3】便利機能
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】サイズで選ぶ
水槽用の外掛けフィルターを選ぶときにまず確認すべき点はフィルターのサイズです。外掛けフィルターは水槽の縁に掛けて使うものがほとんど。あまりに大きなフィルターを購入してしまうと水槽まわりのスペースに余裕がない場合はおくことができなくなってしまいます。
また、対応水槽サイズも必ず確認しましょう。とくに小さめのフィルターを大きな水槽に使ってしまうと汚れて目詰まりするのも早くなり、フィルターの交換回数が増えてしまうので注意してくださいね。
【2】静音性で選ぶ
外掛けフィルターはモーターの力を使って水を循環させるという性質から、どうしてもモーター音や水の落ちる音などが発生します。
アパートなどでご近所の目が気になる方や自分の寝る場所に近いところに水槽を置いている場合は、音が小さくなるよう設計されているフィルターを選びましょう。
水が落ちる音を小さくする工夫がなされているか
外掛けフィルターは、水槽の縁に掛けられれたフィルターから水を落として循環させるので、音にもっとも影響するのは水位です。
フィルターの排水部分が水面より上にあれば問題ないことも多いですが、年老いた魚の介護や病気の治療などの理由から水位を落とすこともあるかと思います。
そうした場合には、排水部分にゆるやかな受け皿がついているタイプのものや波型にカットされているものを使えば、音を軽減することができますよ。
水中モーターまたは静音タイプのモーターか
モーターは、水中で稼働するもののほうが静かです。水槽を寝室においているなどで音を抑えたい方は、モーターがどこに取りつけられているのか、購入前に確認しておくといいでしょう。
静音設計のモーターであれば、なお安心です。
【3】機能で選ぶ
水槽用の外掛けフィルターには、水を循環させてキレイな水をつくるだけでなく、水の流れの強さを自在に変えられる流量調整機能や、電源があれば自動で水をフィルターに入れてくれる自動呼び水機能など、便利な機能が搭載されているものもあります。
流量調整機能はあるか
外掛けフィルターをインターネット通販で購入する場合、水流の強さは実際に見てみないとわかりません。なかには水流が強い商品もあります。
ネオンテトラなど水流を好む魚を飼っている場合は問題ありませんが、金魚やメダカ、ベタなど流水を好まない魚を飼っている場合は流量調整機能のついたフィルターを使って、弱めの水流で稼働させて様子を見るといいでしょう。
自動呼び水機能があると便利!
通常、外掛けフィルターは作動前に手動でフィルター内に水を入れたあと、電源をいれて稼働させるもの。しかし、お手入れのたびに水をいれるのは面倒だったり、間違えて水をいれる前に電源を入れてモーターが空まわりしてしまったことがある方もいるのではないでしょうか。
手間を省いて、間違いなくフィルターを稼働させたいのであれば、電源をいれれば自動でフィルター内に水を吸い取って入れてくれる「自動呼び水機能」を搭載したフィルターを使うととても便利ですよ。
生物ろ過と物理ろ過、両方のろ過マットを設置できるものも
ろ材には、水をキレイにするバクテリアの繁殖を目的としたもの(生物ろ過用)と、水の黄ばみやにおいを取るためのもの(物理ろ過用)があり、外掛けフィルターのなかにはこうしたろ過マットのカートリッジを複数設置できるものがあります。
価格が手ごろでメンテナンスもしやすい外掛けフィルターですが、ろ材の設置スペースが少なめで、ほかのフィルターに比べるとバクテリアの定着という点では、やや見劣りするのが欠点です。カートリッジの交換時など、水質が不安定になることもあります。
ところが、こうした複数のカートリッジを設置できるタイプは柔軟性があり、この弱点もカバーしやすいのが利点です。
たとえば、生物ろ過用のカートリッジを複数設置しておき、時期をずらして交換すれば、交換時に起きがちなバクテリアの減少を抑え、水質が安定しやすくなります。水槽の環境に応じて、生物ろ過と物理ろ過のどちらを優先するか選ぶこともできますよ。
アクアリウム専門店・代表からのアドバイス
水辺の動植物専門ショップ「sensuous」代表
外掛け式フィルターのいい点は、その手軽さと音の静かさ。多くのフィルターのなかでも取りつけがかんたん、しかも水中モーターで水を循環することで音もさほど気になりません。気軽にはじめたい方には最適なフィルターのひとつです。
水槽外掛けフィルターおすすめ6選 アクアリウム専門店・代表と編集部が厳選
水槽外掛けフィルターのなかから、静音性にすぐれていたり、ろ材の交換や掃除などのお手入れがかんたんで扱いやすい商品をご紹介します。
水辺の動植物専門ショップ「sensuous」代表
外掛け式フィルターを日本に広めた貢献度と、交換ろ材の「バイオバック」の性能は実証済みの、テトラ『オート ワンタッチフィルター』。物理、科学ろ過が実感できる、はじめてでも使いやすいフィルターですね。
ニッソー『マスターパル プラススキマー400』は、水中モーターでの循環において悩みの種である油膜を吸いとる機能がついている点が素晴らしく、実際に使用してみたい商品だと思います。
ジェックス『スリムフィルターM』は、デザイン性にすぐれていて、機器を取りつけている印象が和らぐ点が人気。幅が薄いので、奥の壁に近づけて配置できるところも選ばれる理由です。



通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 水槽外掛けフィルターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの水槽外掛けフィルターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのアクアリウム商品が気になる方はこちら 【関連記事】
アクアリウムをよりいっそう楽しめる!
水槽外掛けフィルターのおすすめをご紹介しました。
外掛けフィルターをうまく利用することで、水槽内のスペースが増えるので、生きものや水草を増やすことが可能になり、アクアリウムをよりいっそう楽しむことができるようになります。また音に配慮されているものも多く、寝ているときに音が気になってしまう方でも安心して使えますよ。
このページを参考に、自分の水槽や生きものにぴったりな外掛けフィルターを見つけて、アクアリウムを楽しんでくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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東京渋谷の水草・観賞魚販売を中心とした店舗「sensuous」代表。 水草職人として、観賞魚業界を牽引するパイオニア的存在の一人。 独立後の2001年より水草を用いた作品を専門誌やインテリア誌に数多く発表しており、朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に登場した海女カフェ水槽を始め多くのテレビ番組セットや企画展、各イベントなどでアクアリウム作品を手掛けている。 2016年6~7月にはEテレ「アクアリウムとテラリウム」の講師での出演、 2017年・18年では水草と観賞魚の企画展「グリーンアクアリウム展」でのディレクションを担当する。 都内専門学校(アクアリスト専攻)講師。観賞魚飼育管理士アドバンス・愛玩動物飼養管理士2級・ビオトープ計画管理士2級・ビオトープ施工管理士2級。著書「水草水槽のススメ」