オーガニックドッグフードの選び方 品質や原料はしっかりチェック
まずはオーガニックドッグフードの選び方をチェックしていきましょう。選び方のポイントは下記。
【1】オーガニック認証をチェック
【2】人工添加物が少ないものを選ぶ
【3】動物性タンパク質の比率も確認
【4】穀物の配合が少ないものを選ぶ
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】オーガニック認証をチェック
オーガニックドッグフードは、原産国など、海外のオーガニック認証を取得している場合が多いです。
アメリカのUSDAやドイツのBIOなど、国によって異なる制度があり、化学農薬・肥料を使わないなど、有機規則に沿って生産されているかが、認定基準となっています。複数の国からオーガニック認証を受けている商品であれば、より安全性が高いといえます。
商品によって、100%有機原料を使ったものもあれば、90%台のものもあるため、商品説明文やパッケージについている認証マークを確認してみましょう。
【2】人工添加物が少ないものを選ぶ
オーガニックドッグフードに関心のある方なら、ペットフードに含まれる人工添加物も気になるという場合が多いでしょう。
日本では、ペットフード安全法で添加物の上限値などが定められており、日本で販売されている商品は、この基準に従った規格になっています。
法律で使用が認められた添加物ではあるものの、愛犬の身体のためにできるだけ避けたいという場合は、人工添加物が少ないもの・無添加のものを選ぶといいでしょう。
【3】動物性タンパク質の比率も確認
犬は、人と共同生活をするなかで、雑食性が進んだものの、人より多くのタンパク質を必要としています。
成長段階の子犬や妊娠・授乳期の母犬には、食事に対して最低22.5%以上のタンパク質、成犬なら最低18%以上のタンパク質が適切だとされているため、オーガニックドッグフードを選ぶ際も、タンパク質の比率を確認しておいてください。
【4】穀物がアレルゲンとなる場合もあるので注意する
犬によっては、穀物がアレルゲンとなって、体調をくずしてしまうケースもあるため注意が必要です。また、穀物がたくさん配合されているドッグフードを食べると、うまく消化できず消化不良を起こすこともあります。
そのため、アレルゲンを避けたい場合や消化のよさを重視する場合は、穀物の割合が少なめのものや、グレンフリーのオーガニックドッグフードを選ぶといいでしょう。
オーガニック認証や成分表をチェックしよう ペット専門ライターより
オーガニック認証とは農薬・化学肥料を使用していないなど、各国の認証機関が定めた基準にしたがって作られたものに認められます。これにメーカー独自の基準で、肉の部位や生産地・生産者などが書かれることも。愛犬の食にこだわりたいのならオーガニック認証はもちろん、肉の部位や生産地なども確認しましょう。
ちなみに、日本ではドッグフードにオーガニックの認証制度は残念ながらありません。
オーガニックドッグフードおすすめ6選 ヤラー・ソルビダ・ナチュラルセレクトなど

ヤラーやボッシュは、EUではオーソドックスのオーガニックフードメーカーです。ヤラー『ドッグディナービーフチャンク缶』はドライが苦手な子、好ききらいが多い子におすすめ。
欧州3カ国でオーガニック認証されたフード
オランダのペットフードメーカーが発売している缶詰タイプの商品で、オランダ・フランス・ドイツ3カ国でオーガニック認証を受けています。
オーガニックのチキンとビーフがたっぷり入っており、じゅうぶんなタンパク質が摂れるでしょう。グレインフリーの商品なので、小麦や米などの穀物アレルギーの愛犬にもおすすめ。ゴロッとした肉は食べ応えがあり、運動量が多い愛犬の食事にもぴったりです。

ボッシュ『ハイプレミアム アダルト チキン&キビ』は、ミネラルが豊富で必要な栄養をバランスよく取れます。
新鮮なチキンを使った成犬用のドライフード
1歳以上の成犬用に設計された、総合栄養食のオーガニックドッグフードです。活動量の多い年齢に必要なビタミン、ミネラル、微量元素をバランスよく配合し、愛犬の健やかな成長をサポート。新鮮なチキン(25%以上)、グルテンを含んでいないキビ(17.5%)をベースにおいしさにもこだわっています。

ソルビダ『グレインフリー ターキー』はアメリカ産。小麦や鶏肉にアレルゲンがある子も不安なく食べることができます。
チキン・穀物アレルギーの愛犬に
チキンがアレルゲンで食べられない犬のために、開発されたオーガニックドッグフード。アメリカのオーガニック基準(USDA)をクリアした、ターキーや野菜・フルーツをミックスしています。
また、グレインフリーのため、穀物を避けて選びたいときにもぴったり。室内で飼っている犬向けに設計されており、全年齢で利用可能です。
グレインフリー&ビタミンAの含有量UP
オランダのSkal認証をクリアしているオーガニックドッグフード。小型犬用で8カ月から7歳までの成犬用です。
原料の96%がオーガニック認証を受けています。鶏肉やニシン、エンドウ豆、ひまわりの種皮などをバランスよくブレンドすることで栄養価を高めつつ、食欲をそそるようなおいしい味に仕上げに。また発育を促進し、皮膚を健康にたもつためのビタミンAも配合しています。
シニア犬や肥満犬の総合栄養食として
オーストラリアのオーガニック認証をとっている商品です。有機ラム肉・牛肉・ひまわり種子をタンパク源として、バランスよく配合しているほか、関節・軟骨のサポートに配慮して、グルコサミンとコンドロイチンもプラスしています。
成犬用フードよりも、タンパク質や脂質を低めに設計しており、シニア犬やダイエットが必要な犬にぴったりの総合栄養食です。
原料も加工工場もオーガニック認定
世界規格のオーガニック認証であるIFOAMをはじめ、イタリア・ノルウェーでも認定されている、オーガニックドッグフードです。
さらにイタリアでは、原料に加えて自社工場もオーガニック食品加工工場として認定を受けています。成犬・シニア犬の総合栄養食として安心して与えられるフードです。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキング オーガニックドッグフードの売れ筋をチェック
楽天市場でのオーガニックドッグフードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
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オーガニックフードに関するQ&A
そもそも「オーガニック」とは?

オーガニックとは「有機」と同じ意味で、農薬や化学肥料に頼らず、自然な製法で作られたものを指します。
世界各国には、それぞれオーガニック認定機関があり、その機関が定める一定の基準を満たして作られたものにオーガニック表示が認められています。日本においては、改正JAS法により、有機農産物の表示に限定して、第三者認定機関から認証されたものだけに表示できることになっています。
自然製法で作られたフードにこだわるなら、オーガニックのドッグフードを選びましょう。
ドックフードの「オーガニック」と「無添加」は何が違うの?

「オーガニック」と「無添加」は混同されがちですが、実は意味合いが異なります。
●無添加ドッグフード
製造工程で防腐剤や着色料、保存料などの食品添加物を使用していないフードこと。
●オーガニックドックフード
農薬や化学肥料に頼らず、有機栽培で生産された自然由来のフード。
オーガニック表示があると、化学肥料や農薬を使用しない自然で体に良いものしかないと思い込んでしまいがちですが、必ずしも添加物を含まないわけではありません。
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オーガニックドッグフードで愛犬の体調ケアをしよう
オーガニックドッグフードは、愛犬の体調を維持するために、役立つアイテムです。アメリカやヨーロッパなど、世界のあらゆる地域で、オーガニック認証を取得した、良質な商品が発売されています。
どれもこだわりを持って作られているため、人工添加物が少ないものや、穀物を使わないグレインフリーの商品も多いですが、気になる方は、事前に原材料をきっちりチェックしておきましょう。
また、含まれるタンパク質の割合や、適した年齢なども確認しながら、愛犬にぴったりのオーガニックドッグフードをみつけてください。
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編集歴は20年以上。 雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。 中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。