オリーブの葉に含まれる成分とは? 大地の恵みの栄養素がたっぷり!
オリーブの葉にはさまざまな成分が豊富に含まれていて、それがオリーブ茶の魅力のひとつです。まずはオリーブの葉にはどんな成分が含まれているのか見てみましょう。
抗酸化作用を持つ「オレウロペイン」
オリーブの葉には、ポリフェノールの一種である「オレウロペイン」という成分が豊富に含まれています。オレウロペインには、体内の活性酸素を除去するほどの高い抗酸化力があり、血圧や血糖値、コレステロールを抑える作用が期待されています。
また、オレウロペインが持つ抗菌・抗ウイルス作用により、免疫力や抵抗力を高める力があるといわれています。
酸化しにくい「オレイン酸」
オリーブの葉には「オレイン酸」も多く含まれています。オレイン酸は脂肪酸の一種で、酸化しにくいのが大きな特徴。オリーブオイルの主成分としてもよく知られています。
そんなオレイン酸には、増えすぎた悪玉コレステロールを抑制し、血管をすこやかにたもったり、血糖値の急上昇を抑えたりする作用があるといわれています。
「ビタミン・ミネラル類」もたっぷり
ビタミンEを多く含むのも、オリーブの葉の特徴です。ビタミンEは抗酸化力が高く、体内の脂質の酸化を防ぐ働きがあります。
オリーブの葉は、赤血球を作るのに必要な鉄分、歯や骨を形成するために不可欠なカルシウムなどの、ミネラル類も豊富です。
オリーブ茶の選び方 原材料や生産地は要チェック
それでは、オリーブ茶を選ぶポイントを紹介していきます! 本記事をぜひオリーブ茶選びの参考にしてください。
原材料をチェックする
オリーブ茶として販売されているものには、オリーブの葉のみで作られた商品と、飲みやすいようにほかの茶葉や甘味料をブレンドした商品があります。商品名だけではどちらのタイプなのか判断できないことも多いので、購入時に原材料欄をチェックすることが大切です。
オリーブ茶本来の味わいを楽しみたいのであれば、原材料がオリーブの葉のみの商品を選ぶのがおすすめです。
茶葉の産地を確認しよう
地中海沿岸諸国で古くから親しまれてきたオリーブ茶。現在では日本を含む、世界各地でオリーブが栽培されています。栽培環境やオリーブの品種によって、味や香りに微妙な違いがあるため、こだわりを持って選びたい方は産地も確認しておきましょう。
いろいろな産地のオリーブ茶を飲みくらべて、味や香りの違いを楽しむのもおすすめです。日本では小豆島のオリーブが有名です。
製法にも注目しよう
オリーブ茶を作るためにはオリーブの葉を乾燥させる工程が必要ですが、その工程を雑におこなうと、苦みが強くなったり、ポリフェノールなどの成分が失われたりすることもあります。
オリーブ茶の苦味は65℃以下の温度でゆっくりと乾燥させると少なくなるとされています。購入後は直射日光のあたらない場所で保管するようにしましょう。
良質なオリーブ茶を選ぶためには、製法や製造工程を確認するのも大切なポイント。品質に自信とこだわりのある商品は、製法や製造工程をていねいに紹介していることが多いので、選ぶときの目安にするといいでしょう。
飲みやすいタイプを選ぶ
オリーブ茶は大きく分けて、「リーフタイプ」「ティーバッグ」「粉末」の3タイプがあります。リーフタイプはオリーブの葉をそのまま乾燥させたタイプで、飲むのに必要なぶんだけをティーポットや急須に入れて抽出します。
ティーバッグタイプは、カップに入れてお湯をそそぐだけで飲める手軽さが魅力。粉末タイプはパウダー状で水に溶かしやすく、料理やお菓子作りにも便利です。
できるだけオーガニックのものを
オリーブ茶はオリーブの葉をそのまま乾燥させたものなので、農薬の使用や残留農薬がやはり気になるもの。国産のオリーブ茶であれば一定の基準を守って生産されますが、海外産の場合は国によって基準が異なるため、注意が必要です。
できるだけ体にやさしいオリーブ茶を選ぶために、オーガニックにこだわるのもおすすめです。
コストも大切なポイント
オリーブ茶を習慣として毎日続ける方もいれば、楽しみとしてときどき飲む方もいるでしょう。もし、オリーブ茶を毎日飲み続ける場合は、負担にならない価格がどうかもチェックしておきたいポイントです。
お試しにもぴったりな少量タイプから、たっぷり入った大容量タイプまで販売されているので、自分の飲み方に合ったものを選んでくださいね。
オリーブ茶おすすめ3選【リーフタイプ】 オリーブ茶の旨みを楽しめる
ここからは、オリーブ茶のおすすめ商品を「リーフタイプ」「ティーバッグ」「粉末」とタイプ別に紹介します!
まずは、リーフタイプのオリーブ茶のおすすめ商品をみていきましょう。
モロッコ産のオリーブ茶葉がたっぷり
モロッコ産のオリーブの葉を原料とした、茶葉タイプのオリーブ茶です。原料の葉はモロッコの地に自生しているオリーブのもので、人工的な農薬は使われていません。
ほかの茶葉や甘味料などは入っておらず、オリーブ茶本来の味わいが楽しめます。オリーブ茶を毎日飲みたい方にもぴったりです。

オリーブ茶おすすめ4選【ティーバッグ】 手軽に楽しめる
続いて、ティーバッグタイプのオリーブ茶のおすすめ商品を紹介します。
山田オリーブ園『小豆島産有機オリーブ茶』は、国内で唯一、有機栽培で育てたオリーブの葉で作ったお茶です。葉を手摘みしているので、苦みの原因となる枝が混じることがなく、香り高いオリーブ茶を味わえます。

有機JAS認定を受けた小豆島産のオリーブ茶
日本ではじめてオリーブの有機栽培に成功した、香川県・小豆島の「山田オリーブ園」。化学農薬、化学肥料を一切使用しない、有機JAS認定を受けたオリーブ茶です。
きれいなオリーブの葉のみを1枚1枚ていねいに手摘みしたあと、ポリフェノールを壊さないよう低温で焙煎しています。内容量は2g×10袋で、ティーバッグにとうもろこし由来の素材を使用しているのもポイントです。
毎日飲みたい方にもうれしい30袋入り
全国有数の生薬の生産県として知られる徳島県の「小川生薬」が手掛けるオリーブ茶です。品質にこだわり、瀬戸内のきれいな空気で育った四国産のオリーブ葉のみを原材料に使用しています。ほんのりとした苦味のあるさわやかな味が特徴です。
3g×30袋入りのたっぷりサイズなので、オリーブ茶を毎日飲みたい方にも向いています。
オリーブ茶おすすめ2選【粉末】 お湯や水で溶かすだけ!
ここからは、粉末タイプのオリーブ茶のおすすめ商品を紹介します。

アグリ浜名湖『オリーブリーフパウダー』は、お湯を沸かす手間を省いて手軽に飲みたい方に。水で溶かしてアイスティにしたり、牛乳や豆乳で溶かして、栄養補給ドリンクにしたりと、いろいろなアレンジが楽しめます。
オリーブ茶おすすめ1選【ペットボトル】 小豆島の無農薬茶葉使用の商品!
オリーブ茶の市販ペットボトル商品も販売されるようになってきました。通販で購入できるペットボトルの商品をご紹介します。
「オリーブ茶」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング オリーブ茶の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのオリーブ茶の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
オリーブ茶に副作用はある?
カフェインが入っていないオリーブ茶は、妊娠中の方や子どもでも飲みやすいお茶として知られています。薬ではないので、副作用があるわけではありません。しかし、オリーブ茶にかかわらずどんな食品にも体質によって合う合わないがあるため、オリーブ茶で体の不調を感じたら飲むのを控えたほうがいいでしょう。
もともと持病がある方や薬を服用している方などは、飲む前に一度専門医に相談してみてください。
妊婦さんや授乳中のママも飲める? カフェイン制限している人もOK?
ポリフェノールが豊富なオリーブ茶。ポリフェノールの中でも、カフェインを含むカテキンやタンニンは入っていません。
妊娠中の方もノンカフェインなので飲むことができます。授乳中のママもOKです。残留農薬などのリスクがない商品、オーガニックの商品など、慎重に選ぶといいですね。
オリーブ茶の飲み方・利用方法をご紹介
リーフタイプとティーバックは、急須に入れて熱湯を注ぎ、3分ほど蒸らしてから飲みましょう。濃い味が好みなら、やかんで煮出してもいいでしょう。苦みが気になる方は、蒸らし時間やお湯の量を加減してください。
粉末は、お湯で溶かしてすぐ飲めます。氷を入れてアイスティーにしてもおいしいですよ。お菓子作りや料理に使ったり、スムージーに加えたりすれば、よい成分を丸ごと取り入れることができます。
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お気に入りのオリーブ茶でティータイムを ダイエッターも妊婦さんも楽しんで飲んで!
独特の渋味や苦味が特徴的なオリーブ茶。ポリフェノールやオレイン酸、ビタミン、ミネラルといった成分を豊富に含んでいるのも魅力です。茶葉、ティーバッグ、粉末などの種類があり、自分の飲み方に合わせて選べるのもうれしいポイントです。
オリーブ茶の産地や製法によって味わいも微妙に変わるので、いろいろ試してみるのもいいでしょう。お気に入りのおいしいオリーブ茶を見つけて、すてきなティータイムを楽しんでくださいね。
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栄養・健康関連のコラム執筆やレシピ作成、栄養監修、食生活アドバイスなどを中心に活動するフリーランス管理栄養士。 短大卒業後、栄養士として給食会社で社員食堂や寮の献立作成、給食管理を行う。その後、病院で栄養管理、栄養指導、調理などの業務に従事。在職中に管理栄養士免許を取得。 出産を機にフリーに転向し、保健センターなどで栄養指導・食事相談を行うほか、料理教室や発酵食づくりのワークショップを主催。