「京うちわ」のおすすめ商品の比較一覧表
京うちわの魅力とは? 観賞用や記念品にもおすすめ
うちわはもともと中国で生まれ、6世紀ごろ日本に伝わりました。その後、京都の宮廷で用いられた「御所うちわ」がルーツとなって、今では京都の伝統工芸のひとつになっています。
一般的なうちわとの違いは、細い竹骨を50~100本使って作られる「うちわ面」。別に作られた柄をあとから差し込む「差し柄」の構造となっているのも大きな特徴です。
実用的に使う以外に、優美な装飾にこだわったうちわを観賞用としてたのしむ方もいます。絵柄は季節や万葉、風景などをモチーフにしているものが多く、繊細で高度な技術はまさに職人技。日本の手作りのよさや、品格を感じたい方に、ぜひ使ってほしいアイテムです。
京うちわのおすすめ8選 サイズ・竹骨の数・透かしもチェック!
ここからは、京うちわのおすすめをご紹介します。京都の老舗で昔から受け継がれてきたものから、現代的なデザインのものまで取りそろえました。ご自分用や贈りものなど、すてきな京うちわを見つけてくださいね。
京うちわ 阿以波(あいば)『木版うちわ 竪縞波形二色』

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塩見団扇『水映え 青(2206)』

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塩見団扇『両面透かし 浪裏 黒うちわ立付き(1201)』






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京うちわ 阿以波(あいば)『並型両透うちわ あやめ(899)』

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ODORI Company(おどりかんぱにー)『並型すかしうちわ あさがお(sー2101ー2103)』










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塩見団扇『金彩 赤 化粧箱入り(1105)』

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ODORI Company(おどりかんぱにー)『京うちわ あらべすく(sー2735ー2736)』

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京うちわ 阿以波(あいば)『細並型片透うちわ つばめ』

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京うちわの選び方 フリーライター・小物王が解説
京うちわは観賞用と実用性のあるタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。ここからは、京うちわの選び方をご紹介。目的にあったものを見つけてくださいね。
観賞用や贈り物なら「両透かし」
観賞用として、自宅でたのしむことができるのが両透かしの京うちわ。「目で見て涼を取る」というわけですね。うちわ面の表と裏に透かしが入ったタイプで、竹骨が見えるようになっており、その上に和紙で切り取られた絵柄をのせた美しいうちわです。
絵柄は自然や伝統的なもの、四季に合わせたものなどが主流。その繊細な作りは、ため息が出るほど美しいです。大切な方への贈りものとしても喜ばれますよ。
透かしの多いタイプはインテリアにおすすめ
紙を貼らずに美しく並んだ骨を見せる、透かしが多いタイプはインテリアにおすすめです。柄の部分は漆に金彩を施すなど、贅沢で優美なものも。自然の光が入ると、うちわの美しいシルエットが浮かび上がり、時間とともに影の形を変えながらたのしむことができます。
生花と同じように、京うちわの絵柄を四季に合わせて飾るのもすてきですね。和室だけでなく、マンションのエントランスや壁にかけるなど、インテリアとしてたのしめますよ。
実用性も考慮するなら透かしが少ないタイプを選んで
観賞用としてだけでなく、うちわ本来の「あおいで涼を取る」こともしたいなら、透かしが少ないタイプをおすすめします。
竹骨の露出が少ないほうが風をより多く送ることができて、あおぎやすいですよ。絵柄部分をワンポイントで表現したうちわは風情があって、見ても使ってもすてきです。
涼を取りながら美しさもたのしむなら「片透かし」
片透かしは繊細な技法はそのままに、表面は透かし柄をアクセントとして入れて、裏面に紙を貼ったもの。「あおいで涼を取る」実用性のある京うちわです。アクセントとなる絵柄は朝顔や菖蒲、紅葉、金魚など季節を感じられるものが多いので、使うだけでなく飾ってもたのしめますよ。
柄が短いタイプならあおぎやすく持ちやすい
京うちわをあおいで使うなら、持ちやすいものがいいですよね。柄が短いタイプは手になじんであおぎやすいので、座っても寝転んでも、ほかの人にあおいであげても使いやすく便利ですよ。
うちわ立てがセットになっているものなら、使わないときは飾って、目でもたのしめるのでうれしいですね。
柄が長いタイプは浴衣コーデのポイントに
柄の長いタイプは小ぶりで持ち手が長いので、女性が持つと上品で艶やかな印象を与えてくれるでしょう。浴衣に合わせて持ち歩くのもいいですし、帯にも挟むのも風情があっていいですね。
夏の夜に、京うちわの長い歴史に想いを馳せながらうちわで涼を取るのも粋ですよ。
用途に合わせて価格で選ぶ
京うちわは、一般的なうちわに比べると価格が少々高め。自分用に使うか贈りものにするかなど、用途に合わせてすてきな京うちわを選んでくださいね。
自分用には竹骨や装飾の少ないお手ごろ価格のものを
自分用にふだん使いしたい方には、竹骨や装飾が少ないものをおすすめします。あおいだときに、より多くの風を送ることができて実用的。またいろいろなデザインがあるので、お手持ちの浴衣に合わせて選ぶといいでしょう。
お手ごろ価格といっても、チープに見えないのが京うちわの魅力。お気に入りの一品をみつけてくださいね。
特別な贈りものや記念品なら上等品を
京うちわは昔から魔や災いを打ち払うと信じられ、縁起のよいものとされているので、贈りものにぴったり。まずは「竹骨の本数」に注目しましょう。竹骨が多ければ多いほど高級とされ、なかでも「100立て」と呼ばれる竹骨を100本使ったものは、飾りうちわとして重宝されています。
また上等品は、デザインや竹骨の質や和紙の素材などにもこだわって作られています。大切な方に京うちわを贈るときは、このようなこだわりを感じられるもの、季節などに合った風流なデザインのものなどを選ぶと喜ばれますよ。
京うちわはあおいで涼しく竹骨も美しい片面透かしがおすすめ フリーライター・小物王よりアドバイス
フリーライター、小物王
京うちわの魅力は、やはり竹骨の並びの美しさ。竹骨の美しさと風を送る機能の両方をたのしめる、片面透かしがおすすめです。
両面透かしは、気に入った柄があれば購入するといいでしょう。好みがハッキリ出る両面透かしより、凝った片面透かしのほうが、贈りものにはいいかも。
シンプルな柄のほうが使っていて飽きないですが、ワンシーズンと割り切って奇抜なデザインのものを買うのもたのしいですよ。
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まとめ
この記事では、京うちわの選び方とおすすめ8選をご紹介しました。
贈りものやインテリアにするなら両透かしのものを、実用性も考慮するなら透かしが少ないタイプを選ぶといいでしょう。長い歴史を持つ京うちわの日本画のような繊細な作りと美しさは、日本の誇る伝統工芸のひとつです。
私たちの目をたのしませてくれて、生活に華やかさと潤いを与えてくれる京うちわをぜひ、使ってみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。 文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。