防塵マスク人気おすすめ11選【息苦しくない！】花粉やウイルス対策、DIYや溶接作業に

通販サイトでも購入できるようになった防塵マスク。商品を選ぶまえにおさえておきたい、使い方や防毒マスクとの違い、規格についてまとめました。

防塵マスクとは、こまかい塵やほこりを吸い込むのを防ぐために使用されます。建設工事や製造工場など鉱物や化学物質を塵として吸い込むおそれのある現場では、じん肺などをふせぐために、着用が義務付けられています。

近年では、家庭でも溶接や研磨などのDIYをするとき、あるいは花粉やウィルス対策用マスクとしても用いられるようになっています。

防塵マスクは体に有害な粒子を取り込むのを防ぐために使用します。一方、防毒マスクは体に有毒な気体の取り込みを防ぐために使用するアイテムです。具体的には有機ガスやハロゲンガスなどのガス、アンモニアなど刺激臭のある気体などを取り扱うときには、防毒マスクが使われます。

なお、一部のマスクには防塵、防毒両方の機能を持つものもあります。農薬散布、ラッカースプレー缶など、粒子と気体両方を取り扱う場合には、両方の機能を持っているマスクが使用されています。

まずは、防塵マスクの選び方のポイントをご紹介します。ポイントは下記の4つ。

【1】防塵マスクのタイプ
【2】作業環境に合わせる
【3】使用区分をチェック
【4】フィット感

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

防塵マスクには、使い捨て式タイプと取替式タイプがあります。防塵マスクを使用する用途に応じたタイプのものを選びましょう。

使い捨て式の防塵マスクは、ろ過フィルターとマスクが一体化しているタイプです。一度使用したら都度新しいものに交換して使用します。

1枚当たりの価格が取替式よりも安く、手にしやすい価格が特徴です。規格によって花粉やPM2.5対策に使えるものもあります。通勤通学時の花粉対策など、ふだん使用するときに向いています。使い捨てタイプの商品には「D」と記載があります。

取替式タイプは、マスク本体とろ過フィルターが別々になっている防塵マスクです。フィルター部分を取り替えて繰り返し使用できます。また、使用する作業や取り扱う物質によって適したフィルターに交換できるため、いろいろな用途で使用できるメリットもあります。

家庭でのDIY用や業務用で、研磨や溶接などの本格的な作業をするとき、防塵マスクを使用する機会が多いとき、作業によって違う粒子や塵を防ぎたいときなどに向いています。フィルター取り替えタイプは「R」と記載されているので、購入時にチェックしてください。

防塵マスクの規格には、さらに「固体の粉塵（個体粒子）」と「液体」でテストをおこなったタイプがあります。それぞれどんな作業に向いているのかをご説明します。

木材の加工による木の粉塵や花粉、PM2.5などの固体粒子を防ぎたい場合は、固体の粉塵でテスト済みの「S」と記載されている商品を選びましょう。粒子捕集試験で固体である塩化ナトリウムをもちいて測定した防塵マスクです。

木の塵や花粉には「DS1」以上、PM2.5のような細かい微粒子を防ぐには「DS2」「RS2」がおすすめです。

オイルミストが出る機械を使用するときは、「L」と記載のある商品を選んでください。液体であるLフタル酸ジオクチルをもちいて測定したものになります。「DL2」や「RL3」などがおすすめです。

防塵マスクには、マスクのタイプやフィルターの機能の違いを区別するため、使用区分が定められています。また、末尾についている数字が大きいほど、過酷な環境での作業に対応できるものになります。使用する場面や用途に応じて、適した規格のものを選択しましょう。

■区分1（DS1、DL1、RS1、RL1）
粒子の捕集効率80.0％以上。一般的なDIY作業や、花粉・PM2.5などの空気汚染の対策など。

■区分2（DS2、DL2、RS2、RL2）
粒子の捕集効率95.0％以上。金属ヒュームを発散する場所における作業など。

■区分3（RS3・RL3）
粒子の捕集効率99.9％以上。放射性物質などの汚染の可能性がある危険な区域の作業など。

防塵マスクが自分の顔に合っていないと、塵を吸い込んでしまったり、息苦しくなったりしてしまいます。自分の顔にフィットするサイズのものを選びましょう。

ベルト式の防塵マスクなら、ベルトの長さをぴったりの位置に調節できます。ゴム式の場合は長さ調節ができない一方、すぐに着用できるのがメリットです。購入前にサイズを確認しておきましょう。

選び方をふまえて、医療ライター・編集者の宮座美帆さんと編集部で防塵マスクのおすすめ商品を選びました。使い捨て式タイプ、取替式タイプでいろいろなものを選んでいますので、用途に応じた防塵マスク選びにぜひ役立ててください。

Amazon、楽天市場での防塵マスクの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

医療ライター・編集者の宮座美帆さんと編集部で、防塵マスクの選び方とおすすめ商品を紹介しました。防塵マスクは、ウィルス対策でも注目されるようになりました。元々はこまかい塵を取り込むのを防ぐために作られたマスクですので、使い方を誤ると息苦しくなるなどの弊害が出てしまいます。

規格をチェックして作業や目的に応じた商品を選ぶのはもちろん、正しく装着することも重要です。防塵マスクは正しい使い方をおさえたうえで、取り入れるようにしましょう。

ホームセンターなどでも安い値段で買えますが、通販ならさらに豊富なラインアップからお気に入りを選べます。ぜひこの記事を参考に商品を選んでみてくださいね。

◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。（更新日は記事上部に表示しています）◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。