SATA USB変換アダプタとは? データ保護やHDD有効活用に
SATAはハードディスク(HDD)などの記録ドライブの接続規格、USBはPC周辺機器をPC本体に接続するための規格です。SATA USB変換アダプタは、SATA規格のHDDやSSDとUSB対応のPC周辺装置を接続するためのケーブルです。PCの内蔵HDDやSSD、外付けHDDなどが故障した場合にデータを回収するのに活躍します。
PCに知識があってPC内部の部品などを扱える方なら、データ保護やHDD有効活用のためなどに、1個は持っていても損はない商品です。
SATA USB変換アダプタの選び方 機種やシーンで
SATA USB変換アダプタがどのようなものなのか理解できたところで、ここからは選ぶときの基準を紹介します。SATA USB変換アダプタはちょっとした規格の違いで、使用できなくなることも。SATA USB変換アダプタで接続したいPC、HDD、周辺装置などの規格を充分チェックして選ぶようにしましょう。
USB3.0以上・USAP機能など高速データ転送対応のものを選ぶ
HDD内の大量のデータをコピーしたい場合などは、速度が低いものを選んでしまうとデータの転送に時間がかかってしまい、ストレスになります。自分の保有する機器の規格とデータに合わせて商品を選んでいきましょう。
USB3.0以上に対応したものを選んでおくといい
SATA USB変換アダプタを選ぶときは、USB3.0以上のものを選ぶようにするといいでしょう。USB3.0とUSB2.0のデータ転送速度の違いは10倍。USB3.0のほうが時間の節約になります。
お持ちのPCや周辺機器がUSB2.0にしか対応していない場合でも、転送速度はUSB2.0に合わせて遅くなりますが、互換性がありますので問題なく転送できます。
SSDを利用する場合はUASP対応が便利
UASP機能に対応していることも確認しましょう。UASP機能とは、USBの拡張仕様のひとつです。データの転送をより早く、効率的に行ってくれます。高速でデータ転送をしてくれるSSDを持っている場合には確認が必要です。
利用するためには、パソコンのOSと対応するUSBの規格に条件があります。USB3.0以上に対応していて、OSはWindowsなら8、Macは10.8以降なら可能です。
インチ数・規格・OSのバージョンなど機種に合わせて選ぶ
購入する前に、パソコンのOSや、SSDまたはHDDの機種のチェックを欠かさないようにしましょう。相互性の確認も必要になります。以下で詳しく説明するので、みていきましょう。
対応インチ数と規格を確認する
まずは、対応インチ数と規格の互換性を見て商品を選択していきます。SSDまたはHDDを接続する場合には、2.5または3.5インチ対応を選ぶようにしてください。光学式ドライブを接続する場合には3.5インチ対応を選ぶようにしましょう。
商品の説明欄に必ず記載されているので、よく見ておきましょう。失敗してしまうと、うまく転送できないなどのトラブルが起こる可能性があります。
MacやWindowsのOSのバージョンを確認する
OSによっても商品を選ぶ基準は違います。Macユーザーの方は自分のOSを環境設定から確認。古いWindowsの方はWindowsキーとRキーを押して確認してみましょう。
対応していない商品を購入してしまった場合、認識してくれなかったり、不具合が起きてしまったりする可能性があります。
複数のHDDやSSDをつなげるなら複数接続対応を選ぶ
2台のHDDやSSDをつないでデータを転送したいなら、同時接続が可能な商品を選びましょう。同時にデータを共有できたり、コピーを作成する機能をそなえた商品もあります。自分の利用目的に合わせて商品を選んでみましょう。
利用するシーンで商品を選ぶ
SATA USB変換アダプタのなかには、ACアダプタが付属する製品もあります。ACアダプタを使うタイプは電源を安定供給できる点がメリット。扱うデータの量が多い場合でも安心です。
限られた作業スペースで手軽に使うなら、ACアダプタなしの製品を選ぶほうがいいでしょう。
PC故障時のデータ救済に必須のアイテム ITライターからのアドバイス
壊れたパソコンのなかを開けてHDDやSSDを取り出し、データだけを別のパソコンに移して救済するときに必要なアイテムです。使いこなすにはある程度の知識が必要になりますが、大切なデータをあきらめたくない場合に強い味方になってくれます。不安なときはぜひ、パソコンに詳しい人と一緒に使ってみてください。
SATA USB変換アダプタ8選 USB規格・USAP対応・対応ドライブ・IDE対応・対応OS・給電方法・同時接続数をチェック!
ここからは厳選したSATA USB変換アダプタ9商品を紹介します。選び方の基準を見ても商品をうまく絞り込めなかった方は、以下のものから選んでみてください。自分に合った商品が見つかりやすくなります。
機密情報漏洩防止ソフトつきで初心者でもかんたん
3.5インチなら12TBまで、2.5インチなら4TBまでのHDD/SSDをUSB3.0規格でパソコンと接続して高速データ転送を行なうことができます。付属のソフトを利用することで、古いパソコンから取り出したHDDをこの商品に接続してデータを移行して元のHDDのデータを消去することも可能。
データの引っ越し作業が初心者の方に向いています。無駄な機能が一切ないので、迷うことなく操作が可能です。
複数接続可能! 進捗状況も知らせてくれる機能搭載
2.5インチ、3.5インチのHDD/SDD、光学式ドライブに対応することができます。複数接続が可能で、SATAのHDD/SDDとIDEのHDD/光学ドライブを同時に3台接続することが可能です。ランプで進捗状況をお知らせしてくれるので、待ち時間でイライラすることもありません。
同時接続が可能なので、複数のHDDやSSDを同時に扱いたい方に使ってほしい商品。
バックアップ機能搭載で安心して利用できる!
電源アダプターが同梱されているので、2.5インチ、3.5インチのHDD/SSDに対応しています。また、SATA光学ドライブにも対応可能。
Mac・Windowsどちらも対応しているので、パソコンの買い換え時のデータ移行にも役立ちます。古いパソコンから新しいパソコンにデータ移行したい方に向いています。
50gの軽量タイプ! 限られたスペースで使える!
2.5インチSATAのHDD/SSDに対応した商品です。重量は50gと軽量で、収納場所も取らないのでとても便利です。USAPに対応しており、USAP対応のPCであればUSB3.0より高速にデータの転送が行なえます。
USB給電なので、コンセントのタップが埋まっていても使えます。全長22cmとコンパクトなのもうれしいところ。
UASP対応の高性能な変換アダプタ
2.5インチSATAのHDD/SSDに対応しています。USB3.0より高速なUSAPに対応しておりPCとの高速なデータ転送が可能です。電源オンオフや処理状況は、角のLEDランプの点灯で判断することが可能。
ホットスワップ可能でドライバーなどをパソコンに入れる必要もないので、初心者でも扱いやすくなっています。
幅広い相互性でどんなドライブにも接続可能!
2.5インチ、3.5インチのSATAおよびIDEのHDD/SSDに対応しており、同時に3台つなげることができます。データの転送や移行をスムーズに行なうことができます。
操作がかんたんなのもうれしいポイント。説明書は図解でわかりやすく記載されているので、初心者でも迷うことなく操作できます。古いパソコンのHDDが手元にあるけれど、自力でのデータ移行は自信がないというビギナーの方に向いています。
コンパクトなのに超高速データ転送ができる!
2.5インチ、3.5インチ両対応で最大6TBのHDD/SSDに対応しています。WindowsとMacの両方のパソコンに接続でき、USB3.0より高速なUSAPデータ転送にも対応しており高速なデータ転送が可能です。
電源アダプターが付属しており、3.5インチHDDでも電力不足の心配がありませんし、動作状況がLEDランプで確認できるのもうれしいところ。
8TBの大容量HDDにも対応
40ピンと44ピンのIDEコネクタおよびSATAコネクタをそなえ、2台のHDD/SSDを同時に接続することが可能です。CDやDVDなどの光学ドライブも接続可能。パソコンとはUSB3.0規格にもとづき5Gbpsでの高速データ転送が可能。Windows、Mac両方のOSに対応しています。
付属の給電用ACアダプタにより8TBの大容量HDDにも対応でき、大量の動画や音楽をコピーしたい方にはぴったりです。
「sata usb 変換 アダプタ」のおすすめ商品の比較一覧表
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自分の持っている製品の規格を確認
SATA USB変換アダプタのおすすめ商品をご紹介しました。
接続するパソコンの種類やOS、データの容量、使用シーンで選択する商品は違ってきます。きちんと自分の持っている製品を確認しましょう。あなたがほしいSATA USB変換アダプタを選んでみてくださいね。
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