車バッテリー充電器の選び方
バッテリー充電器選びの基本としては、自分の車に合ったものかどうかを確認する必要があります。とくに電圧は、6V、12V、24Vと3種類あるので注意が必要。
そのほか、おさえておきたいポイントは、対応しているバッテリーの型、機能性、デジタル画面の有無などです。それではひとつずつ説明していきます。
【1】バッテリー電圧をチェック
バッテリー充電器は種類によってマルチに対応しているものや、1種類の電圧にしか対応しないものなどに分かれています。
電圧を調節できるバッテリー充電器なら、どの車でも問題なく充電することができますが、高価になってしまいます。
【2】開放型と密閉型バッテリーの型をチェック
車のバッテリーにはおもに開放型と密閉型があります。どちらのタイプにも対応している充電器はかなり高額のものも。
バッテリーのタイプを確認して、自分の車に合った充電器を選んだほうがいいでしょう。
【3】安全面や機能性をチェック
電力を扱う車バッテリー充電器には、安全のためや破損防止のための制御機能がついています。ただ、機種によって機能もそれぞれ。
選ぶときにはどのような機能があるのかを確認して、自分の車に合ったものを選ぶといいでしょう。
▼過充電を防止できる「自動充電停止機能」
バッテリーを充電するときは、どのくらいの時間充電したらいいのかわかりづらく、過充電になりがちです。
自動充電停止機能つきの充電器を選べば、充電し過ぎによるバッテリー本体の破損やバッテリーの寿命が短くなるのを防いでくれます。
▼バッテリーの寿命を延ばしてくれる「パルス充電機能」
定常的に電圧をかけるのではなく、パルス状の電圧をかけて充電をするパルス充電。何度も充放電を繰り返したバッテリーに起こる化学反応「サルフェーション」を除去し、バッテリーの寿命を延ばしてくれる効果があります。ついていればうれしい機能です。
【4】デジタル画面の有無をチェック
今どのくらいの電圧があるのか、充電している間にどの程度の電圧に復帰したのかをデジタル表示で数字を確認できるものや、従来のようにデジタル表示ではないものもあります。
ここからはデジタル画面の有無によるメリット・デメリットを説明していきます。
▼電圧や容量をモニターで確認をしたいならありのもの
バッテリーが不足していた場合に、従来の充電器ではどの程度充電したらいいのか確認しにくいものもありました。
デジタル表示があるものならバッテリーの状態に合わせて充電容量を調節できるため、過充電を防ぐことにもつながります。
▼コスパを重視するならなしのもの
機能が増えるとそれだけ高価になってしまうのが、機械製品の難しいところでもあります。
デジタル表示がない充電器でも機能は充分に備わっているため、費用を抑えたいという方にはついていないものを選ぶことをおすすめします。
エキスパートのアドバイス
フリーエディター&SUV生活研究家
パルス充電機能つきなら寿命を延ばすことが可能
最近はクルマやバイクにアイドリングストップ機能がついている車種が増えていますが、こうした車種はバッテリーの劣化が早いといわれています。この手のバッテリーには「パルス充電」機能のついた充電器を使うことで、寿命を1.5倍ほど延ばすことができます。
また、クルマやバイクなどを複数台持っている場合は、6V、12V、24Vの電圧を自動検知して適切な充電をしてくれるモデルであれば、充電器が1台で済むので便利です。
おすすめ商品の比較一覧表
車バッテリー充電器おすすめ9選
タイプ別や、どのような機能を重視するかなど、バッテリー充電器の選び方のポイントをご紹介してきました。
ここからは、選び方のポイントにもとづいておすすめ商品をご紹介します。自分の用途に合ったバッテリー充電器を見つけてみてください。
『小型軽量バッテリー充電器 12V』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 車バッテリー充電器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの車バッテリー充電器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
車バッテリーの使い方
実際に車バッテリーを使用したい時に使い方や繋ぎ方がわからない!なんてことも。慌ててしまい焦ってしまうこともあるかもしれませんが、丁寧にゆっくりと手順を確認しましょう。
(1)使い方:電源の供給
バッテリーから車へ電源を供給する為にコンセントがある場所を探して車を移動させます。屋外用のコンセントでは電圧が足りない場合もあるので、合わせて確認しましょう。
車が全く動かない場合は、車が止まっている場所までコードを引っ張ってくる必要があります。そんな時は、延長コードを使用しましょう。
(2)使い方:ケーブルを繋げて、電源をON
ケーブル接続を間違えると、充電することができないだけでなく車が正常に操作できないことがあります。冷静に丁寧に使い方を確認して使用してくださいね。
まずは、ボンネットを開けて赤のプラグに+極、黒のプラグに-極を繋ぎますバッテリー充電器の電源がオフになっていることを確認してコンセントにプラグを差し込んでから、電源を「ON」にします。
(3)使い方:充電電流を設定する
充電したい容量を決めたら、アンペア数を設定する必要があります。各製品の取扱説明書を確認すると、アンペア数の目安があるので記載を確認してください。
クリップがしっかりと接続されていることを確認しながら、充電開始です。充電量が90%を超えたら充電完了とみなします。抜く順番としては、黒の-極から取り外します。
車バッテリー使用時の注意点
車のバッテリーを充電する時に注意しておきたいポイントがあります。故障の原因にも繋がりかねないのでしっかりと確認しておきましょう。
車のバッテリーと充電器の電圧が適応しているかを確認しましょう。車からバッテリーを外して充電するのが一般的です。故障の原因にもなるので、取り外してからの充電をおすすめします。
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まとめ
バッテリーが上がったときのために、備えておくと便利な車用のバッテリー充電器をご紹介してきました。
ただ充電をするだけではなくバッテリー本体の機能を回復させてくれるパルス充電機能つきや、持ち運びがらくな軽量タイプなどさまざまでしたね。万が一のトラブルに対応できるようあなたに合った充電器を購入し、備えておきましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。