難消化性デキストリンとは? 効果も紹介 食物繊維をしっかりとろう!
難消化性デキストリンは、かんたんにいえば食物繊維のこと。日本で発見された成分で、とうもろこしやじゃがいもに含まれる、天然のでん粉を原料として作られる、水溶性の食物繊維です。「難消化性」という名前でもわかるように「消化されない(消化しにくい)」もの集めて作られたのが難消化性デキストリンです。
糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きなどが注目されていて、特定保健用食品(トクホ)の商品では、「食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかに」してくれるものがあります。
食後の血糖値が気になる方、脂肪の多い食事を摂りがちな方で、食生活の改善を考えている方に役立ちますね。
難消化性デキストリンの選び方 美容ライターに聞いた!
美容ライター・さくらさんのアドバイスをもとに、難消化性デキストリンの選び方を紹介します。ポイントは下記の3つ。
【1】タイプで選ぶ(粉末・個包装・錠剤)
【2】原材料をチェック
【3】αシクロデキストリン(環状オリゴ糖)が含まれているか
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う難消化性デキストリンを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】粉末・個包装・錠剤タイプで選ぶ
難消化性デキストリンには「粉末」「個包装」「錠剤」の3つのタイプがあります。
一般的に使われているのが粉末タイプ。食べ物や飲み物に混ぜても風味が変わらず、手軽に飲めます。
一方で、持ち運びたいときは粉末の個包装タイプや、錠剤タイプが便利。旅行先にも手軽に持っていけるので、つねに難消化性デキストリンを摂取したい方に向いています。
【2】原材料をチェック
難消化性デキストリンの原材料としてよく使われるのはトウモロコシでん粉ですが、小麦由来の製品もあります。精製過程で小麦タンパクは除去していいますが、小麦が苦手な方は念のため原材料のチェックをしてください。
また、原材料には海外製のものが多いので、遺伝子組み換えかどうかをチェックすることも大事です。
【3】αシクロデキストリン(環状オリゴ糖)が含まれているかも確認
難消化性デキストリンのなかでも、とくに重要な成分がαシクロデキストリン(環状オリゴ糖)です。食物繊維とオリゴ糖の性質がふくまれます。
食事の糖分や脂質が気になる方は、αシクロデキストリン(環状オリゴ糖)が含まれている難消化性デキストリンを選ぶようにしてください。
取り入れやすい形で食物繊維をしっかり補おう 美容ライターからのアドバイス!
ふだんの食事ではじゅうぶんにとれない食物繊維を手軽に補える難消化デキストリンは、食生活をサポートしてくれる便利なアイテム。
さまざまなタイプの商品がそろっているので、そのままさっと飲む、料理に加えてとるなど、使い方に合わせてぴったりのアイテムを選びましょう。
難消化性デキストリンのおすすめ9選 食物繊維を効果的に摂ろう!
ここからは、難消化性デキストリンのおすすめ商品を紹介します! αシクロデキストリン(環状オリゴ糖)が含まれているものもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ふだんの料理に使いやすい
トウモロコシが原料の天然でんぷんから作られた水溶性の食物繊維で、1gあたり1kcalと低カロリーです。カロリーのとりすぎが気になる方におすすめの商品。
粉末なので料理に使いやすく、甘みが少なくて粘度も低いのが特徴で、いつものような料理がつくれます。
1日10gが目安ですが、付属のスプーン(すりきり1杯が2.5g)を使えばかんたんにはかれて便利です。
野菜不足の方におすすめ
難消化性デキストリンを配合した錠剤タイプの商品です。外食が多く、食生活が不規則になりがちな方や、肉料理が好きで野菜不足になりがちな方に適しています。
1粒に300mgの食物繊維が含まれており、9粒でリンゴ約1個分の食物繊維に相当します。食生活の欧米化やライフスタイルの変化で野菜不足になっている方向けです。
αシクロデキストリン(環状オリゴ糖)がとれる
難消化性デキストリンは食物繊維が補給できる商品ですが、環状オリゴ糖として難消化性食物繊維の機能をもっているのがα-シクロデキストリン。ダイエット中の方にもおすすめです。
スーパー難消化性デキストリンとも呼ばれている商品で、α-シクロデキストリンが98%以上も含まれています。
熱にも安定しているので、料理に使ったりホットなドリンクに入れて飲んだりすることも可能です。
コーヒーやお茶にも入れて飲める
飲み物や料理に加えるだけで食物繊維がとれる粉末の製品です。付属の専用スプーン1杯(1回分5.6g)でレタス2個分に相当する4.8gの食物繊維が含まれています。
ほとんど無味・無臭なのでいろいろな料理に使えますし、コーヒーやお茶などの飲み物にも使用可能です。1日に専用スプーン1~3杯を摂取するのが目安。冷たい飲み物にもすぐに溶けます。
幅広く使える水溶性食物繊維
スプーン1杯でレタス4個分の食物繊維がとれる商品です。粉末なので冷たい水にもよく溶けて、無味無臭なので飲みやすくなっています。煮物など料理にも幅広く使える水溶性食物繊維。
原材料はフランス産の非遺伝子組み換えのトウモロコシで、アレルゲン・GMO・添加物ともにフリー。
野菜不足の方やダイエットしたい方にもおすすめの商品です。
持ち歩けるトクホ指定食品
特定保健用食品(トクホ)の商品です。食後の血中中性脂肪値と血糖値の上昇をおだやかにする作用があります。
トウモロコシからつくられた難消化性デキストリンが、食事と一緒に飲むことで小腸からの糖分と脂肪の吸収スピードを抑制。1日3回、1食あたり1包を飲みものに入れて飲むだけです。
スティック状になっているので飲みやすく、外出時の持ち運びも容易です。
大容量なので毎日飲みたい方におすすめ
フランス産の小麦を原料とした難消化性デキストリンの商品です。2kgと容量が多いので、毎日飲みたい方にぴったり。すりきり1杯で約5.5gの計量スプーンがついているので飲みやすいでしょう。
冷たいお茶やジュースにも溶けて、味にも影響しにくいため使いやすいです。
熱に強いのでホットドリンクで飲める
EU産のトウモロコシを原材料にした難消化性デキストリンで、遺伝子組み換え原料は使っていません。
味やにおいがあまりないので料理にも使えますし、飲み物に入れて飲むことも。熱に強いのでコーヒーやお茶、お味噌汁やスープなどに入れて飲めます。
不足しがちな食物繊維の補給に適した商品です。
遮光性にすぐれた袋で開封後もチャックで留められる
原材料はトウモロコシで、難消化性デキストリンが100%の商品です。コーティング剤や保存料、着色料、甘味料などの添加物は使用していません。3g計量のスプーンがついており、はかるときに便利です。
遮光性と防湿性にすぐれているアルミ袋を使用しており、開封後もしっかりチャックできます。
「難消化性デキストリン」のおすすめ商品の比較一覧表
難消化性デキストリンのおすすめランキングTOP3 美容ライターのさくらさんが選ぶ!
これまで紹介した商品のなかから、美容ライターのさくらさんが選ぶ難消化性デキストリンのおすすめTOP3をランキング形式でご紹介! 商品選びに迷ったらこちらも参考にしてくださいね。
3位 大塚製薬『ネイチャーメイド ファイバー(食物繊維)』
『ネイチャーメイド ファイバー(食物繊維)』は錠剤タイプで持ち運びやすく、さっと飲めるのが魅力です。
2位 小林製薬『毎日たっぷりとれるイージーファイバー』
1位 NICHIGA(ニチガ)『難消化性デキストリン 水溶性食物繊維』
冷たい水にもよく溶けて、いろんなものに混ぜて使えるNICHIGA『難消化性デキストリン 水溶性食物繊維 500g』は、使い勝手がよくおすすめです!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 難消化性デキストリンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの難消化性デキストリンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
難消化性デキストリンの摂取方法や摂るタイミングを紹介
難消化性デキストリンは不足しがちな食物繊維をおぎなうものとして開発されましたが、内臓脂肪を減らしたり、血糖値を下げるといった働きもあります。これらの働きをうながすためには、食後ではなく食前に難消化性デキストリンを摂取する必要があります。
料理に入れたりドリンクに溶かして飲んだりするなど、自分に合った方法で摂取する習慣をつくってください。
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食物繊維は現代人に不足しがちな成分
難消化性デキストリンの選び方をはじめ、おすすめの商品を紹介しました。難消化性デキストリンということばには難しいイメージがありますが、かんたんにいえば食物繊維のことです。
食物繊維は現代人に不足しがちな成分なので、体調を維持するためにも食物繊維を摂取できる難消化性デキストリンが必要とされます。
料理に入れたりドリンクに溶かしたりしてかんたんに摂取できるので、ぜひ食事の前に難消化性デキストリンを取り入れる習慣をつけてください。
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化粧品メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事。 退職後は美容コラムの執筆や監修、コンサルタントとして幅広く活動。 これまでに100種類以上のスキンケア化粧品を実際に試した経験をいかしておすすめのアイテムをご紹介していきます。 日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ。