おいしいアップルティーの選び方 ベースの茶葉、香り、リーフタイプ以外のものなど
Cha Tea 紅茶教室代表の立川 碧さんに、アップルティーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
ベースの茶葉で香りが変化する ストレート向きか、アイスティー対応か、ミルクティー向きかなど
アップルティーは、紅茶にりんごの香りを着香させたフレーバードティーです。日本ではフォション社のアップルティーが1970年代に大ブームになり、あっという間に定着しました。
同じりんごの香りでも、ベースにする茶葉の特徴によって風味は変化します。選ぶ際にはストレート向きの茶葉なのか、アイスティーにも対応可能なのか、ミルクティー向きなのかを確認して選んでみましょう。
FAUCHON(フォション)『紅茶アップル(缶入り)』
日本にアップルティーが広まるきっかけになった「FAUCHON(フォション)」のアップルティー。華やかなりんごの香りが楽しめます。まずはストレートで飲んでみてください。
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アップルティーは、茶葉にりんごのオイルを吸着させて香りをつけています。メーカーにより選択している元のオイルが異なるため、同じアップルティーでも商品によってその香りはさまざま。なじみのある富士や、王林、ジョナゴールド……お気に入りのりんごの香りや味を想像して、アップルティーを選んでみるのもよいでしょう。
ご自宅でこだわりのアップルティーを飲みたいときは、ドライのりんごチップを購入し、茶葉と一緒に蒸らして香りをつける方法もあります。その際は、香りにクセのないシンプルな茶葉の「ニルギリ(インド産)」や「キャンディ(スリランカ産)」をベースにしてみてください。
セレクティー『フレーバー紅茶 アップルティー(青りんご)』
青りんごの甘くさわやかな風味が特徴のアップルティー。香りづけに使用する材料に、できるかぎり天然由来のものを選ぶなど、こだわりが感じられるひと品。
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アップルティーは大人気のフレーバードティーのため、現在茶葉をそのまま使用するリーフタイプの商品のほかに、
●フィルターパックに茶葉を入れたティーバッグ
●抽出機によって紅茶を抽出したペットボトル
●粉末状にした茶葉に甘味料などを加えたインスタントティー
と、さまざまな形態で販売されています。誰とどこで楽しむのかにより、いろいろなスタイルのアップルティーを使いわけてみるのもいいでしょう。
また、同じりんごを使ったお菓子や、シナモンを使ったお菓子とのペアリングを楽しむのもおすすめです。
dogadan(ドアダン)『アップルティーティーバッグ』
気軽に飲めるティーバッグタイプ。ハイビスカス、レモンピールやシナモンなどもブレンドされています。少しお砂糖を入れるとスイーツのような味わいに。
>> Rakuten市場で詳細を見るアップルティーのおすすめ11選 茶葉タイプや粉末タイプ、カフェインレス、ハーブブレンドなども
ここまで紹介したアップルティーの選び方のポイントをふまえて、Cha Tea 紅茶教室代表の立川 碧さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

元祖アップルティー
日本にアップルティーが広まるきっかけになったフォションのアップルティーです。まずはここから「アップルティー生活」を始めてみてはいかかでしょうか。スリランカ産の茶葉をベースに、フランスらしい華やかなりんごの香りが楽しめる作品です。
まずはストレートがおすすめですが、アイスティーでも高い香りが楽しめます。茶葉が少し細かめなので、軽めに蒸らしてお召し上がりください。ちなみにフォションでは液体タイプのアイスティーも販売しています。
ティーカップのように華やかなパッケージが魅力
MINTON(ミントン)は、かつてイギリス女王から称賛されたこともあるほど、美しい茶器セットで有名な陶磁器ブランド。その名前を引き継いだこの紅茶シリーズは、現在さまざまなフレーバーが提供され、アップルティーもそのなかのひとつに含まれています。
甘酸っぱいりんごの香りが楽しめるおいしい紅茶ですが、美しさとかわいらしさを兼ね備えたパッケージも魅力的。日本で人気の「ハドンホール城の壁に描かれている花柄」をモチーフとしていて、まるでティーカップを置いたようにテーブルに彩りを与えてくれます。
本場の雰囲気を味わいたい方や、食器にこだわりがある方にぴったりです。
ペットボトルなので外出が多い方に
紅茶で有名なブランド「リプトン」のアップルティー。特許技術でもある「香り包み茶葉」を、初めてペットボトルタイプにとり入れた商品です。こちらは紅茶ドリンクとしてペットボトルで販売しているため、忙しいときでもコンビニや自動販売機で手軽に購入できます。
糖分が加えてあるので「無糖の紅茶が飲みたい」という方には向きませんが、逆に甘味がしっかりついたアップルティーを飲みたい方に!フタが閉まり持ち運びにも便利なペットボトルなら、屋内外問わず気軽に飲むことができますね。
アルミ個包装で持ち運びに便利
1953年創業のアーマッドティーのティーバッグタイプのアップルティーです。ティーテイスターがこだわった厳選茶葉にドライアップルが入っており、りんごの豊かな香りが楽しめます。アルミパックの個包装タイプのため、おもてなしや持ち運びに便利です。
相性のよいお菓子はアップルパイやチーズケーキ。砂糖をくわえることでりんごの甘みが広がるため、シーンや気分などお好みで調整してください。

フレーバーにこだわって
りんごのフレーバーにこだわったアップルティーです。香りのやさしい「青りんご」のほかに、お味のしっかりした「赤りんご」もあります。ベースになる茶葉の産地も異なるため、香りや味の比較など、飲みくらべてみるのも楽しいです。
また、香りづけに使用する材料には、できるかぎり天然由来のものを選択するなど、香料にもこだわりが感じられるひと品。同じアップルティーでも、こうした工夫のなされた作品にはなかなかお目にかかれません。

気軽に日々楽しめるアップルティー
アップルティーが大好きな方におすすめの「デイリー用のアップルティー」。お値段も手ごろで気軽に楽しめます。ティーバッグの袋の形状は、茶葉がジャンピング(茶葉が袋の内部でゆっくりと回転すること)しやすいピラミッド型で品質も安心です。
そのまま飲むのはもちろん、アイスティーにしたり、シナモンシュガーを入れてアレンジティーにしてみるのもおすすめです。
専門店レベルの味わいを気軽に楽しめる
カフェやコーヒーの専門店で出されるような味わいを楽しめるブレンディカフェラトリーシリーズのインスタントティーです。アップルとローズヒップにアッサムティーをブレンドされているため、コクのある味わいと豊かな香りを楽しめます。
スティックタイプでお湯や水に溶かすだけで、すぐに作れるのも魅力。持ち運べるため、ランチはもちろん、多忙な業務を終えたあとのリラックスタイムにぴったりです。
カフェインカットで妊婦さんも安心!
おしゃれな紅茶専門店として、デパ地下でもよく見かけるルピシアのアップルティー。紅茶にはもともとカフェインが含まれていますが、こちらは特殊な技法でカフェインを0.1%以下になるまで除去した茶葉を使用しています。妊娠中などの理由でカフェインを避けたい方に。
ドライアップルがブレンドされ、お湯をそそぐとりんごの味と香りがやさしく広がります。ティーバッグに入っているので、気軽に紅茶を飲みたいときには便利ですが、もし気に入ったらほぼ同価格で茶葉のみを購入することも可能です。
好みやライフスタイルに合わせて選んでみてください。
懐かしのパッケージ! 甘めのインスタント紅茶
昔ながらのパッケージが懐かしい名糖産業のインスタント紅茶。このパッケージを見ると、40年前から発売されているレモンティーを思い起こす方もいると思いますが、実は別フレーバーとしてこちらのアップルティーも提供されています。内容量は300g、500g、720gの3種類から選ぶことが可能です。
粉末状のインスタント紅茶なので、お湯や水にサッと溶けやすいのが特徴。甘味料入りでジュースに近い味わいは、さらっと飲めて甘い紅茶ドリンクが好きな方に。味がしっかりとついているので、アイスティーでもおいしく仕上がります。
国産粉末りんご果汁使用のインスタントティー
リーズナブルな紅茶を提供している日東紅茶。お湯や水にサッと溶ける、加糖のインスタント粉末です。国産のりんご果汁と茶葉を微粉砕して加えているので、インスタントとは思えないほど豊かな風味に仕上がっています。
りんごの味だけでなく、ほのかに漂う甘酸っぱい香りも同時に楽しめるので「忙しくても本格的なアップルティーを飲みたい」という方に。
ホットでもアイスでもおいしく飲むことができます。
沖縄限定発売の缶入りアップルティー
沖縄県で限定販売されているUCCのアップルティー。沖縄は気温が高いことから、甘くてさっぱりとした飲みものが好まれやすく、糖分が加えられたストレートティーやフルーツティーがよく売れているのだとか。こちらのアップルティーも沖縄県に根づいた紅茶ドリンクのひとつです。
アルミ缶なので冷蔵庫で冷えやすく、480mlとペットボトル並みの容量なのでゴクゴク飲むことができます。沖縄県以外の場所では購入が難しいですが、南国で好まれている味が気になる方や、以前に飲んだことがあり味が気に入ったという方は、通販でお取りよせしてみるのもよいかもしれません。
「アップルティー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アップルティーの売れ筋をチェック
Amazonでのアップルティーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
単品の香りからブレンドの香りまで! 紅茶教室の講師からアドバイス
日本人になじみの深いりんごの香りは万人受けするため、アップルティーはさまざまなシーンで重宝されるフレーバードティーといえます。おもてなしの際には、生のりんごのいちょう切りを紅茶に浮かべると、視覚的な演出効果もありゲストに喜ばれることでしょう。
アップルティーにシナモンやジンジャー、ミントなどのハーブやスパイスを加えたブレンドティーもたくさん展開されているので、単品の香りに飽きたら次はブレンドの香りにチャレンジしてみるのもおすすめです。
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お気に入りのアップルティーで気分を華やかに 美味しい飲み方をいろいろ試して
Cha Tea 紅茶教室代表の立川碧さんへの取材をもとに、アップルティーの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。茶葉からインスタントまで幅広いタイプがありますが、みなさまの好みやライフスタイルに合うアップルティーはみつかりましたか?
甘酸っぱいりんごの香りは、ティータイムを華やかに彩ってくれることはもちろん、仕事のリフレッシュタイムにもおすすめのフレーバーです。好みのアップルティーを選んで、ぜひ毎日の気分転換に飲んでみてください。
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