「うがい薬」のおすすめ商品の比較一覧表
市販のうがい薬の選び方 医療ライターに聞いた!
うがい薬は風邪予防や喉の痛みに効果的。さらに、うがい薬を使ってうがいをすることで口内が殺菌消毒され、清潔に保てるため、口内炎にもいいとされています。
この記事では、医療ライターの宮座美帆さんに、うがい薬を選び方を教えてもらいました。うがい薬はマツキヨや薬局、ヨドバシなどで購入できますが、ぜひ購入前にポイントを押さえておきましょう!
【1】転売商品に注意
【2】目的に合った種類、成分
【3】使いやすい形状
【4】用途に合わせた容量
【5】味や香り
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】転売商品に注意して
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、「抗ウイルス・殺菌成分であるポビドンヨードが含まれたうがい薬でうがいをするとPCR陽性率が減る」という情報が出回りました。現時点では根拠不足とされているものの、うがい薬を求める人たちが薬局やドラッグストアに殺到し、一時うがい薬の欠品・売り切れが続く状況にもなりました。
フリマアプリやオークションサイトで出品・転売されている場合もありますが、医薬品であるうがい薬の転売は違法となる恐れもあるので要注意。さらに、定価より高値で販売されているケースも多いので、買わないようにしましょう。不要な買い占めは避け、必要な分だけ購入するようにしましょう。
【2】使用目的に合った種類、成分を選ぶ
風邪やインフルエンザの予防から、喉の腫れや痛みが辛いときまで、うがい薬を使う目的はさまざまです。うがい薬を使う目的に応じた種類、成分配合のものを選びましょう。
風邪予防などウイルス対策なら茶色い「ポビドンヨード」
ポビドンヨード(PVPI)を有効成分として配合しているうがい薬は、ウイルスや細菌、真菌に対して殺ウイルス・殺菌効果があります。風邪やインフルエンザなどの感染症予防のために、手洗いとともに使ううがい薬として向いています。
ポビドンヨードを含むうがい薬は茶色で、独特のにおいを持つのが特徴です。うがい薬だけでなくキズの殺菌・消毒などにも使用されています。
喉の痛みや腫れがあるときは「アズレンスルホン酸ナトリウム」
扁桃炎など、すでに喉に痛みや腫れがあるときには、喉の炎症をおさえる抗炎症剤のアズレンスルホン酸ナトリウム水和物が配合されたうがい薬が選択肢になります。
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物とは、アズレンのなかでも高い抗炎症作用をもち、民間薬として使われるグアイアズレンを水溶化した有効成分です。喉の疾患治療として医療用としても用いられています。
高い殺菌力で予防と治療を兼ねた「塩化セチルピリジニウム」
塩化セチルピリジニウムは口内での高い殺菌効果を持っているのが特徴で、疾患や感染症対策の目的で使われています。
また、無色透明のためポビドンヨードのにおいが苦手、という人でも使いやすいでしょう。
【3】子供目線や外出時でも使いやすい形状を選ぶ
うがい薬の容器にはいろいろな形状があります。実際に使用するシーンや置く場所に応じた形状を選ぶと、使い勝手がいいでしょう。
たとえばワンプッシュで使えるものなら、子どもでも必要な分のうがい薬をかんたんに出せます。外出先でも使いたいなら、持ち運びに便利な形状を選ぶようにしましょう。
【4】使用人数や目的に合わせて容量を選ぶ
商品により入っているうがい薬の容量が異なります。使用する人数や使うための目的に適した容量のものを選ぶと無駄がありません。
家族全員で使用するなら、大容量サイズのものを選ぶとコストがおさえられます。一時的な喉の腫れや痛みをおさえるために使用する場合は、少量サイズなら使い残りがなく、携帯用としても使用できます。また使用期限内に使いきれるため無駄にならずに済むでしょう。
【5】毎日使うものだから味や香りの違いもチェックして
うがい薬は配合されている成分によって、独特の色やにおいがあります。こちらもチェックするようにしましょう。
たとえばヨードのにおいが苦手な人や、子どもがいやがってしまう場合にはフルーツやすっきりするミントなどのフレーバーがついているものを選ぶと使いやすいです。また、うがい薬をこぼして洋服についてしまう心配のある小さな子どもが使う場合は、無色透明のうがい薬を選ぶとよいでしょう。
原液はパッケージ記載の決められた分量で希釈しよう
医療ライター・編集者
希釈の有無も要チェック!
うがい薬は各メーカーが決めた分量で希釈することで、うがい薬の機能を果たします。うがい薬によっては、すでに希釈してあり、そのまま口に含めばよいタイプと、自分で希釈して使用するタイプとがありますので、その点にも注目。
お子さんと一緒に使う場合にはすでに希釈してあるものを選ぶと、家族で使えますよ。有効成分や形状などと合わせて希釈の有無にも注目してみましょう。
市販のうがい薬おすすめランキング11選+α 人気メーカーのイソジン・パブロン・コルゲンコーワも!
ここからは、医療ライターの宮座美帆さんが選ぶ、うがい薬のおすすめランキング11選と編集部が選んだ9商品をご紹介。効果・効能や成分に着目しながら、目的に合わせて選んでくださいね。
健栄製薬『ケンエーうがい薬』(第3類医薬品)
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする うがい薬の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのうがい薬の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
うがい薬の使い方と使用時の注意点 正しい使用方法で効果UP!
うがいをするタイミングは、帰宅後すぐがおすすめ。効果的に使用するためにも、適した手順を守るようにしましょう。
手順1.うがい薬を使う前に、まずは手を清潔にしましょう。手に付着した菌やウイルスを取り除くことが大切です。
手順2.手洗いが終わったら、口内もきれいにしましょう。うがい薬を使わず水うがいをしてください。口のなかを軽くすすぐ程度で大丈夫です。
手順3.続いて、うがい薬を含んで喉に届くよう上を向いてガラガラうがいをします。15秒ほど続けましょう。この際、うがい薬を飲み込まないように注意しましょう。
手順4.もう一度うがい薬を含み、15秒ほどうがいをしましょう。
また、ポビドンヨードは殺菌力が高く風邪予防やウイルスに効果的ですが、ヨードが多く体内に取り込まれると甲状腺の働きに悪影響がでる場合があります。そのため、持病持ちの方や、妊娠・授乳中の方は使用を控え、使用する際は医師に相談するようにしましょう。
外出先でもうがいする習慣をつけることが大切です。携帯用うがいコップがあると便利なので、ぜひチェックしてみてください。
ハンドソープの記事はこちらから 関連記事
うがいと一緒に手洗いを習慣づければ、より風邪やインフルエンザなどウイルス対策に有効です! マイナビおすすめナビではハンドソープなど手洗いに関する記事も掲載しています。こちらもぜひ参考にしてください。
うがい薬は目的に応じた効能のものを選ぼう 成分・効果を事前にチェック!
医療ライターの宮座美帆さんと編集部で、うがい薬の選び方とおすすめ11商品+αを紹介しました。うがい薬は風邪やインフルエンザなどの感染症対策で使えるほか、喉に炎症や腫れがあるときに使えるものまで、さまざまな使い方ができるものがそろっています。
ほかにも、口のなかをすっきりさせたい、喉の違和感を取れるものなどリフレッシュ目的でも用いられます。
含まれる成分と、効果・効能をしっかりと確認して、目的に応じたうがい薬を選びましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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臨床工学技士国家資格保有。大学病院勤務後、ライターへ転身。現在は『kakotto.』を立ち上げ、医療・バイオ・ヘルスケア分野を中心に紙・WEB問わず執筆編集に携わっています。「難しい話を分かりやすく」をモットーに、心をじんわり温めるような記事作成をお届け。当サイトでは健康にかかわるグッツや医療機器などを紹介し、皆さまの健康増進のお手伝いを致します。