サーチライトとは
サーチライトとは、遠くのものを強い光でピンポイントに照らしてくれる照明器具のこと。船舶などの業務用から、アウトドアライフや夜間作業に使えるもの、さらには懐中電灯として手軽に使える家庭用など、さまざまな種類の製品があります。
機能が充実した商品もあり、固定方法も多様。マグネットで取りつけられるものや床に置けるものも販売されています。固定作業がかんたんで気軽に使える商品が多いので、強力な光を放つライトがほしい人にはおすすめしたいものばかりです。
サーチライトの選び方
それでは、サーチライトの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】サーチライトの種類・タイプ
【2】光の強さを
【3】機能性
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途に合ったタイプを選ぶ
サーチライトには形状によってもタイプが分かれます。大きく分けると、固定タイプ、ハンディタイプ、壁掛けタイプの3種類です。それぞれ使い勝手や特徴が異なるため、使用状況に合ったものを選ぶようにしましょう。
▼船舶や車などでつかう「固定タイプ」
固定タイプは、決まった場所で作業をしたい人におすすめ。船舶やトラックなどにしっかり固定したい場合にもぴったりです。
ビスでがっちり固定させるタイプや、強力マグネットタイプ、スタンドに取りつけられるタイプ、床置きできるタイプなど、さまざまなタイプの商品があるため、自分の作業スタイルを考えながら選ぶといいでしょう。さらに充電式とコード式があるため、充電時間やコードの長さなどをチェックしておきましょう。
▼懐中電灯のようにつかえる「ハンディタイプ」
ハンディタイプは、懐中電灯のように手に持ちながら好みの角度で照らしたい場合におすすめです。探しものがあるとき、夜道のウォーキング、アウトドアや非常時にも役立ちます。
使用する電池によって、充電式と乾電池式があります。充電時間や使用可能な時間を確認して、自分に合いそうなら電池を買い替える必要がない充電式を、こまめな充電が不可能だったりコンセントがない状況で使ったりする場合は乾電池式がいいでしょう。
また、コンパクトなものからがっしりとした大きなものまで、大きさにも違いがあるので、使用状況にぴったりな商品を見つけましょう。
▼防犯用なら「壁掛けタイプ」
壁掛けタイプは、壁などの垂直面に取りつけて使用できるものです。商品は通常のサーチライトのほかに、防犯用のものや災害時を想定したものなどが販売されています。なにに使うのか目的をはっきりさせることが大切です。
固定できるタイプや吊り下げるタイプなど、取りつけ方法にも違いがあるので、しっかり確認することをおすすめします。
【2】光の強さをチェック
LEDの明るさの単位はlm(ルーメン)であらわされます。ルーメンとはかんたんにいえば光束の量のことで、基本的な目安としては数値が大きければ大きいほど明るいことになります。
約1万~2万ルーメン以上は、船舶などの業務用や広くて遠い場所を照らす場合に。約3,000~1万ルーメンは、車のヘッドライトに使われるぐらいの明るさです。
【3】機能性をチェック
サーチライトの使いやすさにつながるため、機能性も見逃せません。より自分に合ったものを購入するためには、こまかい機能性を確認しましょう。
防水や防塵のほかにも、照射の角度を調整できたり、光量を調整できたり、また、遠隔操作機能があるものなど、実にさまざまです。
(a)防塵・防水性
サーチライトは、そのほとんどが屋外で使うもの。しっかりと粉塵や雨などから守ってくれるものであれば安心して使えます。長期間使うためにも防塵・防水性は重要なポイント。
防塵・防水性の表記は、「IP58」のようにあらわされます。「IP」に続く最初の数字は防塵性能で、ふたつめの数字が防水性能をあらわしており、最高等級は防塵性が「6」、防水性は「8」とされています。最高クラスの防塵・防水性能が必要であれば、IP68の商品を選択するといいでしょう。
(b)照射角度調整機能
サーチライトで明るく照らして作業するときに、重要となってくるのは照射角度です。光がほしい場所を照らしてくれなくては、サーチライトの意味がありません。
固定タイプでは照射角度が調整できるものを選ぶと、より作業がしやすくなるのでおすすめ。どの程度調整できるかは商品によって違うため、自分の作業時の要求に合わせたものを選びましょう。
(c)光量調節機能
光の量を調節できるタイプの商品は、用途が広がって使いやすいでしょう。こまかく調節できるものなら、アウトドアや作業だけでなく、弱い光で家庭用としてなど幅広い使い方ができますね。
また、光量調節だけでなく、点滅ができるものなら、もしものときのSOSとしても使えるので、災害時にも使いたいと考えているなら検討してみてください。
(d)遠隔操作機能
サーチライトを高い位置や離れた場所に取りつけて使うなら、遠隔操作機能がついたものがおすすめ。リモコンでかんたんに操作することができて便利です。
すぐ手が届く場所で使う場合や、何回も操作することがない場合は不要ですが、そうでない場合、わざわざ離れたライトのところまで操作をしに行くのは面倒ですよね。サーチライトを離れたところで照らす必要がある人は、チェックしておきましょう。
サーチライトのおすすめ商品
それでは、サーチライトのおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ3選|固定タイプ
▼おすすめ4選|ハンディタイプ
▼おすすめ2選|壁掛けタイプ
▼おすすめ商品の比較一覧表
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ3選|固定タイプ
固定タイプはどう固定したいかがポイント。さまざまな固定方法の商品をご紹介しますので、そのほかの機能もチェックしながら比較してみてください。
▼おすすめ4選|ハンディタイプ
ハンディタイプは片手で持ち運ぶことができ、探しものやアウトドアなどで活躍します。充電式と乾電池式の電源の違いも考慮に入れて検討してみましょう。
▼おすすめ2選|壁掛けタイプ
壁掛けタイプには、さまざまな種類の商品が存在します。ソーラー発電のものから、非常時のためのものまで幅広く紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る サーチライトの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのサーチライトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
ガーデニング研究家
防塵・防水性は必ず確認しよう!
サーチライトは光量などはもちろん、一般的には屋外で使うので、防塵・防水性も必ず確認してください。固定式や壁掛け式の場合は、固定金具などの強度やサビ対策も大切です。屋外固定の場合は、ステンレスビスを使用してください。
マグネット式は便利ですが、常設には不向きです。三脚などのスタンドにセットできるサーチライトは、用途が広がり大変便利です。作業現場では2基購入し、それぞれ前後に設置すると影がなくなり安全です。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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1967年生。兵庫県西宮市出身。1991年に大手住宅メーカーに入社し、研究所(造園研究室)、マンション事業、本社設計部などを経験。現在は独立し、人と人、人と自然の繋がりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』を設立。 奈良市で草屋根の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜をつくり、自給生活を送る。NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」では、野菜づくり講師として10年間毎月出演。NHK出版WEBサイト「みんなの趣味の園芸」でブログ担当。YouTubeチャンネル「園芸研究家はたさんの野菜づくりチャンネル」を発信。