ソーラーライトとは
ソーラーライトとは、太陽光エネルギーを電気に変換してバッテリーに充電し、その充電された電気を電源として利用する照明器具のこと。太陽光を電気エネルギーとして活用するとてもエコな照明器具です。
庭先の外灯を兼ねたガーデンライト、駐車場での作業用ライトや玄関での防犯ライトとしてなど、屋外での利用は多岐にわたります。ソーラーパネルやバッテリーの大きさ、デザインやタイプ、光センサーや人感センサー機能など、いろいろな機能を備えた個性的な製品が多数発売されています。
■メリット:ソーラーパネルを使うので、電気代がかからない
まず真っ先にあげられるのが、電気代がかからないこと。晴れてさえいればソーラーパネルを使って充電ができるのが一番の魅力といえるでしょう。
そのほか、光があたる場所であれば設置する場所は、庭でも車庫でも玄関でもどこでも可能、光センサーで周囲の明るさをキャッチして自動でライトをオンオフできる、工事不要で簡単に設置できることなどがメリットです。
■デメリット:天気が悪い日や太陽光がさえぎられると充電不可
ソーラーパネルを使って充電する仕組みなので、天気が悪い日は充電ができません。また、天気が良くても障害物などで太陽光が遮られてしまうと同様に充電ができませんが、ソーラーパネルとライト本体の分離型もあるので、製品を選べばデメリットを解消する方法はあります。
デメリットといえるほどのものはこれぐらいしかないのは、仕組みのシンプルさによるところが大きいかもしれません。
ソーラーライトの選び方
それでは、ソーラーライトの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】タイプ
【2】人感センサー付きかどうか
【3】防水性能
【4】用途に応じた明るさ
【5】ソーラーパネルの位置
【6】デザイン
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプをチェック
ソーラーパネルは、設置場所に合わせて使えるよういろいろなタイプが発売されています。ここではタイプごとの特徴を紹介していきます。
▼スタンドタイプ
ソーラーライト本体をおくだけで簡単に設置できるタイプ。使う場所や使う時を選びません。充電のために動かしてもよし、充電されていれば屋外に限らず室内でも持ち込んで使うこともできます。ランタンのように吊るせるタイプの商品もありますよ。
▼壁掛け・壁付けタイプ
エントランスやアプローチに使われることが多いのが、壁掛け・壁付けタイプです。外壁に溶け込むようにコンパクトでスタイリッシュなデザインのものが多く発売されています。
低い場所に設置して足元を照らしたり高い場所に設置してエントランス全体を照らすなど使い方もさまざまです。人感センサー付きのタイプを玄関につければ防犯アイテムとして活用することができます。
▼杭・スティックタイプ
地面に差し込んで使うタイプです。玄関までのアプローチに設置し足元を見やすくしたり、庭の周囲に配置し夜間のライトアップにするなどの使い方が多いでしょう。光源が地面に近いところにあるので、位置や距離の把握がしやすくなります。
【2】人感センサー付きかどうかチェック
ソーラーライトのなかには、センサーで人や動物を感知して点灯するものも数多くあります。どちらかというと庭の演出よりも防犯・害獣対策向けと言えるでしょう。
また、玄関先や車庫などに設置すれば、夜間でもカギ穴を見つけやすくなるほか、足元を確認しやすくなり、安全対策にもなります。人を感知したときの光のモードや光の強さを変えられるものもあります。
【3】防水性能をチェック
屋外で使うライトなので、防水性能は必須の機能といえるでしょう。防水性能を表す単位は、「IP」とそれに連なる数字2桁で表示され、左の数値が防塵性能、右の数値が防水性能になります(例えばIPX76であれば、防塵性能が「7」、防水性能が「6」等級を示し、「IPX5 」であれば、防塵性能は「X」で設定なし、防水性能のみが「5」等級となります)。
数字が大きいほど防水性能が高く、防水レベルは0から8の9等級です。5等級以上なら一般的な使用なら問題ないレベル、6等級以上なら台風などでも問題ないレベルとされています。
【4】用途に応じた明るさをチェック
ライトの明るさはルーメンという単位で示され、ルーメンの数値が高いほど明るいライトとなります。500ルーメンで約40wから50W程度、1,000ルーメンで約80W程度がだいたいの目安です。設置する場所や用途により、防犯目的で玄関に設置するなら明るいタイプ、庭先などであればほんのり明るいタイプなど使い分けていきましょう。
また、ライトの色も用途により使い分けが必要です。色温度を表す単位はケルビンで、数値が低いと暖色系の色、高いほど寒色系の色を発します。3,000ケルビンならオレンジ色が強く、6,000ケルビンなら青みが強い色となるので覚えておきましょう。
【5】ソーラーパネルの位置をチェック
ソーラーパネルはライトとパネルが一緒になっているタイプと分離しているタイプがあります。昼間、太陽光があたらないと充電ができないため、日当たりの良い場所に設置する必要があります。
設置する場所にもよりますが、ガーデニングの演出をしたい場合、その配置したい場所が植え込みの中や植木の陰などの日陰であれば、太陽光があたらない場所だと不便。
それに比べて、パネルがライトと別になっている分離型のものはパネルを置く場所にさえ、太陽光があたれば、ライトを設置する場所は自由です。
【6】デザインをチェック
ソーラーライトはさまざまなデザインがあります。庭の雰囲気づくりやおしゃれな空間をつくるためのソーラーライトの選び方をご紹介します。
▼空間のイメージ合わせる
形やデザインにこだわってソーラーライトを選ぶといいでしょう。ランタンやガス灯風のヨーロッパ調のデザインなど、個性的な形やタイプのものがありますので、まずは演出用か防犯用かを決めたうえでご自身の庭先にマッチするものを探しましょう。
なかにはリーズナブルとはいきませんが、デザイナーのこだわりを感じるものがたくさんあります。とくにストーンタイプのものなどは、普通のソーラーライトとはひと味違い庭の雰囲気をアップさせ、まるでホテルのような空間を演出してくれるライトもあります。
▼室内設置ならインテリアに合わる
ソーラーパネルというと外に置くイメージがあるかもしれませんが、室内用としても利用できます。昼中は太陽で充電して、夜はテーブルランプに利用するなど、節約もできて環境にも優しいですよね。
屋内設置なら、家具のテイストに合わせたデザイン性を重視しましょう。ウォールナット製の家具を設置しているのであれば、それに合わせて木製外装のランタンタイプなどを設置するのとお洒落ですよね。そのほか屋内で利用する場合、足元を照らすように設置するときは、転倒しないようによく注意してください。
ソーラーライトおすすめ9選
上で紹介したソーラーライトの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
ランタン型でライトの形状がろうそくのようなおしゃれなもの、屋内のインテリアとしても使えるものなどもあります。デザイン性も気になるところですが、暗くなると夜間自動点灯するような機能性にも注目してみてくださいね。

石のカタチで優しい光が周囲を照らす
暗くなると自動点灯……まるで生きているようにも感じられるナチュラル感いっぱいのソーラーライト。庭先にちょこんと置くだけで、ほかとは違う演出に役立ちそう。もちろん、ソーラーライトなのでコンセントは不要。だから、飛び石のようにガーデンスペースの中にポッポッと置くのもステキです。
窓辺など明るい場所に置けば、お部屋でも使うことができます。

キャンドルがリアル! ガーデンテーブルにも映える
思わず近づきたくなるようなキャンドルの炎がリアルに揺らめきます。ベランダや小さな庭にはピッタリのデザイン。ガーデンテーブルの上にちょんと置けば、まるでホテルのガーデンのような気分になれるかも。
光を感じながら春の夜の香りを、夏の夜風、秋の夜長を、そして冬はちらつく雪を、ほの明るいなかで感じてみてはいかがでしょうか

庭に直接置くこともできるので、場所をとらずに設置
2つのスパイクがついているので地面に埋め込んで使えますし、スパイクを取り外せば、デッキなどに置いて使うことも可能。
ステンレス製のボディだから耐久性が高く、防水スイッチは操作がラクなので屋外での使用にピッタリの商品です。足元の引っかかりなどを気にする方も、しっかりと地面に埋め込めば安全に使用できるでしょう。
レトロ感満載でとてもおしゃれ
アンティーク仕様で雰囲気のあるランタン。ランタンの中にはキャンドルタイプのライトが入っていて炎の揺らめきのような優しく周囲を照らしてくれます。センサー内蔵で暗くなると自動でライトオン。付属のスタンドに吊るす使い方も味がありますし、壁掛けなどもできます。
世界にひとつの自分だけのソーラーランタンを
瓶型ソーラーLEDランタンで数々のデザイン賞を受賞したデザイン性の高さが特徴です。砂、ドライフラワー、写真など自分の気に入ったものを瓶の中に入れてライトアップするという発想がとても斬新。南アフリカのハンドメイド製品です。
やわらかな光でお庭や玄関周りを照らす
明るさ検知で自動点灯するガーデン向けソーラーライト。ソーラーライトを中心に放射線状に光が発散されとても幻想的な雰囲気です。満充電は、夏場で約8時間かかり、約6時間の点灯が可能です。
マルチカラーでお庭を華やかに演出できる
球体のデザインがおしゃれなソーラーライト。マルチカラーで循環点灯させる使い方と好みの色に固定して点灯する使い方が選べます。設置は底部のアンカーを地面にさすだけと簡単。本製品以外に、直径30cm、40cm、50cmがラインナップされています。
ステンレスリングで光
埋め込み型のソーラーライト。埋め込む作業や加工は必要になりますが、地面やウッドガーデンなどにキレイに設置できると、見た目にもすっきりします。ハニカム発光板を採用しているので、発光面が均一に光るところや、ステンレス製リングの重厚感もおしゃれでトータルの満足感は高いでしょう。
点灯時間と明るさの組み合わせで4モードを用意
アルミニウム合金のボディがおしゃれなソーラーライト。直射日光に当たっても樹脂製とちがって質感の変化も少なく、いつまでも高級感を維持できます。センサー角度はワイド180度、最大で10m程度まで感知、照射範囲は30平米以上と高性能です。
「ソーラーライト」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る ソーラーライトの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのソーラーライトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
用途と場所にあった製品を選びましょう
商品選びの前に玄関やガーデンの演出用なのか、それとも防犯対策なのかを、まずははっきり決めましょう。また、屋外で使用する場合は防水性や耐久性を考える必要があります。もちろん、太陽の光を浴びなければ充電できないので、日当たりがよく日光をしっかりキャッチできる場所に設置することも大切です。
商品の性能などが心配な方は保証が充実している商品を探すのもいいでしょう。
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