アクセサリー接着剤には2つの種類がある! まずは基本をおさえよう
アクセサリーを修理したり手づくりしたりしたいときには、アクセサリー接着剤が必要です。1液タイプと2液タイプの2種類があります。選び方を見ていく前に、まずは2つの種類の特徴や使い方について説明します。
1液タイプ|はじめてでも使いやすい
1液タイプは容器から出してかんたんに使える接着剤です。液を伸ばすヘラが付属していたり、こまかい作業がしやすいように接着剤の先端が細くなっていたり、ノズルがついていたりします。
乾く速さもスピーディーな速乾タイプから時間をかけてゆっくり固まるタイプなどいろいろです。液の透明度なども商品によって異なっているので、目的別に選べます。
2液タイプ|固定力がすぐれている
2液タイプは、メインの接着剤と硬化剤の2種類がセットになっています。2種類を混ぜ合わせて使うタイプで、1液タイプよりもしっかりと固定できるのが特徴。
原料がエポキシ系で、金属などのかたいもの同士を接着するときや、接着面が広い場合などに使われます。乾くスピードも商品によっていろいろですが、しっかりと接着できるのは固定時間の長い方です。
アクセサリー接着剤の選び方
それでは、アクセサリー接着剤の選び方をチェックしていきましょう!ポイントは以下の5つです。
【1】固定までにかかる時間
【2】硬化したあとの透明度
【3】硬化したあとの弾力性
【4】接着液の粘度
【5】使いやすさ(塗りやすさ)
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。インテリアコーディネーター・神村さゆりさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのアクセサリー接着剤を選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】用途にあわせて「固定までにかかる時間」を選ぶ
アクセサリー接着剤は、商品によって固定までにかかる時間が違ってきます。時間をかけて固定するタイプと、素早く固定できる速乾性タイプのどちらを選ぶかは、作業内容によって決めましょう。ピアスやネックレスなどのアクセサリーを作るのか、ラインストーンなどでのデコレーションに使うのかなど、用途をイメージしましょう。
パーツの微調整が必要なら固定までにゆっくり時間をかけるタイプを。手早く次の作業に移る場合は、スピーディーに固定できる速乾性タイプを選びましょう。
【2】硬化したあとの透明度で選ぶ
アクセサリー接着剤は固まったあとも大事なポイントです。硬化したあと接着液が透明になるもの、半透明タイプ、乳白色や黄色に変化するタイプなどがあります。
接着したあとが目立つとアクセサリーとしての見栄えが悪くなるので、見える場所には透明タイプを。色が変化するタイプは見えない部分に使うなどの使い分けが必要です。
【3】硬化したあとの弾力性で選ぶ
アクセサリー接着剤には、接着したあとでしっかりと固まるタイプと、ゴムのように弾力性が保たれるタイプがあります。
しっかり固まるタイプと弾力性のあるタイプのどちらを選ぶかは、接着する部位によって決まります。ガラスなど硬い素材の部位同士をくっつける場合はしっかり固まるタイプを。ビーズなどをデコレーションする場合は、微調整などが可能な弾力性のあるタイプを使ってください。
弾力性があるほうが衝撃を吸収しやすいので、身につけるアクセサリーの接着には適しています。
【4】接着液の粘度で選ぶ
接着剤は商品によって粘度が異なります。サラサラして水っぽいものから、ジェル状のもの、粘度のあるものなどいろいろです。
プラスチックや金属系の小さなパーツに使うときはサラサラ系を。ジェル状や粘度のある接着剤は液だれしにくいので、凹凸のあるアクセサリーや布系の素材などに適しています。
一般的に広い用途で使うのなら、粘度のある接着剤を選んでください。
【5】使いやすさ(塗りやすさ)はやっぱり重要
アクセサリー接着剤を選ぶときに忘れてならないポイントは、塗りやすさです。目的に合った接着剤を選んでも、使いにくければ作業に集中できません。
たとえばヘラが付属品としてついていたり、先端のノズルが極細で塗りやすかったりなど、作業内容によって選ぶようにします。
つけ替え可能なノズルが付属していると、用途によって使い分けできるので便利です。
インテリアコーディネーターからの購入アドバイス
作業性や強度のほかに色も気になるところ!
アクセサリーを作るときに気になるのはやはり仕上がりの美しさでしょう。どんなに少量の接着剤で注意深く作業しても、はみ出してしまうことは想定内です。接着剤の色には、透明のほかにも白色や半透明などもあります。素材やアクセサリーの色や種類を確認しましょう。
そしてかんたんにパーツが取れてしまわないように強度や粘性にも注目です。位置の微妙な調整のための硬化時間も考慮したいところです。
アクセサリー接着剤のおすすめ8選
1液タイプと2液タイプのアクセサリー接着剤から、選び抜いたおすすめ商品をご紹介します。用途によって選べるように、固定までの時間や色調などの特徴についても説明していますので参考にしてください。
セメダイン『エクセルエポ 』は透明な2液性タイプです。しっかりと固まり、手早く作業することができます。
『強力瞬間接着剤 ジェル多用途 』はジェル状で、液だれがしにくいので垂直面でも使うことができます。
『ボンド デコプリンセスデコレーション用』は手芸用として重宝します。硬化時間も長めなのでこまかいパーツの微調整も行なえます。

透明で仕上がりがきれい
A剤とB剤の2種類がセットになった2液タイプのアクセサリー接着剤です。使い方は、2液を混ぜてから、塗って、すぐに貼り合わせます。
塗ってから10分後に硬化がはじまり、固まったあとも色が透明なので仕上がりがきれいです。
耐熱性・耐水性・耐薬品性にすぐれており、約80度までの耐熱性もあります。金属、陶磁器、硬質プラスチックなどの用途に適しており、アクセサリー用にふさわしい接着剤です。

いろいろな素材のアクセサリーに使える
ジェルタイプのアクセサリー接着剤です。ジェルなので、たれることがなく接着しやすくなっています。
使い方は接着面の汚れを落としてよく乾かし、片面に少量だけ塗って、すぐに貼り合わせてしばらく押さえてください。瞬間接着剤なのですぐに固定できます。
多用途なので、金属や硬質プラスチックや合成ゴム、陶磁器などに使え、いろいろな素材のアクセサリーにも使用可能です。
裁ほうができなくても使える
針や糸がなくてもかばんがつくれるアクセサリー接着剤です。かばんだけでなく、リボンやワッペンなどのデコレーションもできるすぐれもの。
使い方は布地に接着剤を塗って、ヘラで均一に伸ばし、アイロンをかけて圧着させるだけ。裁ほうが苦手でもかんたんに手作りアクセサリーができます。アイロンを使用しなくても接着は可能。
細口ノズルなので使いやすいです。
金属を使ったアクセサリーに使える
チタン、ステンレス、アルミニウム、鉄など金属用の接着剤です。金属を使用したアクセサリーに使えます。硬化したあと黒色になるので、目立たない場所に使用するのがポイント。
使い方は、接着面をきれいにしてからA剤とB剤を同じ量だけしぼり出し、ヘラで均一になるまで混ぜ合わせます。それを塗って硬化するまでクランプなどで固定してください。
素材を生かしたハンドメイドがつくれる
1液タイプのアクセサリー接着剤です。木材、皮革、紙、布、発泡スチロールなどの接着に使用できます。色が透明なので、材質の風合いを生かしたアクセサリーのハンドメイドがつくれます。
ノズルの先端が直径0.5mmと極細なので、アクセサリー制作などのこまかい作業に適しています。また環境にやさしい接着剤を使用している点もポイントです。
クリアタイプの多目的な万能ボンド
多目的に使える1液タイプのアクセサリー接着剤です。クリアタイプなのでアクセサリーの補修や制作に適しており、接着力が強いので素早く作業ができます。
硬化時間は約30分ですが、1日でしっかりと固定。 ガラスやプラスチック、布製品などにも使え、ネイルアートにも使用できる万能ボンドです。
ノズルの先が極細なのでこまかい作業にもむいています。
硬化時間が短い接着剤
2液タイプで、金属や陶磁器など硬質素材の接着に適したアクセサリー接着剤です。耐熱性、耐水性、耐薬品性にすぐれており、硬化時間も30分とスピーディー。
使い方はA剤とB剤を同じ量だけ混ぜ合わせ、混合したら接着面に均一に塗って貼り合わせ、テープやヒモで固定します。
A剤はピンク色に着色してあり、B剤と混ぜ合わせて色が消えたときが混合の目安です。
においがなく快適に作業できる
金属、木、塩ビ、ポリプロピレン、シリコーンゴムにも使える多用途の接着剤。いろいろな素材のアクセサリーに使えるので便利です。
溶剤を使用していないので、いやなにおいがなく、快適に作業ができます。硬化したあとの色は透明ですが少し黄色みがかっているのでアクセサリーを作るときに事前チェックしてください。
いろいろな使い方ができるので、ひとつあると重宝する接着剤です。
「アクセサリー接着剤」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アクセサリー接着剤の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのアクセサリー接着剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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用途に合ったアクセサリー接着剤を選ぼう
厳選したアクセサリー接着剤を紹介してきましたが、重要なのはなにをくっつけたいのかという点です。ハンドメイドするときに、使う素材について事前にチェックしておきましょう。
アクセサリー接着剤は用途に合ったものを選んでください。商品によってくっつく素材とくっつかない素材があります。
多用途であっても、くっつかない素材があることも。購入するときには、商品に記載されている用途をしっかりチェックする必要があります。
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