だしポットの選び方 サイズ・使い方など
まずはだしポットの選び方をチェックしていきましょう。自分の使い方にぴったりのだしポットを選ぶために参考にしてくださいね。
必要な容量を踏まえてサイズを選ぶ
まずは、毎日使っているだしの量を考えてみましょう。たとえば、お味噌汁1杯には約200mlのだしを使います。このためひとり暮らしであれば小さめなものでじゅうぶんですが、3人家族であればお味噌汁だけで約600mlのだしが必要になります。そのほかの料理にも使うなら、さらに余裕を持った大きさを選びたいところ。
また、毎食だしをとるのか、まとめて作り置きしておくのかによっても使い勝手のいい容量は異なります。必要なだしの量と使い方に合わせてだしポットを選んでくださいね。
使い方に合うタイプを選ぶ
思い立ったときにすぐだしを使いたいか、ひと手間かけてでもその都度できたてのだしを使いたいかによって、選ぶべきだしポットは変わってきます。
「水だしタイプ」「お湯だしタイプ」「電子レンジタイプ」の特徴を押さえつつ、自分に合うものを考えてみましょう。
作り置きするなら「水だしタイプ」を
お湯を沸かす作業を省きたい方は、だし素材と水を入れて置いておくだけの「水だしタイプ」のだしポットがぴったり。だしができあがるまでに時間はかかりますが、一晩ほど寝かせておけば、ほとんど手間いらずでだしがとれます。
このタイプはまとめて作って保存できる容量が大きいものが多いので、冷蔵庫の収納スペースも考えつつ選びましょう。なかには横置きできるタイプもありますよ。
一食分ずつ取るならコンパクトな「お湯だしタイプ」
その都度だしをとりたい方は「お湯だしタイプ」が向いています。このタイプは急須のような形のものが多く、お茶を作るように濾し器にだし素材を入れてお湯を入れます。
作り方は、だしをとるのに適しているとされる85℃前後のお湯で5分ほど蒸らすだけ。短時間で新鮮なおいしいだしがとれます。ポットが熱くなるので、取っ手があるもののほうが使いやすいですよ。
便利な「電子レンジタイプ」
「電子レンジタイプ」のだしポットは、水だしとお湯だしのいいとこ取り! だし素材と水をポットに入れて電子レンジにかけるだけなので、お湯を沸かす手間もなく短時間でだしがとれます。
一度冷蔵庫で冷やしただしを容器のまま温め直せるのも便利。耐熱製なので、水だしとお湯だしの両方に使えるところも大きな魅力です。
ストレーナーは底まであるものが使いやすい!
使いやすさを重視するなら、だしポットに内蔵されているストレーナー(濾し器)はなるべく大きめのものを選ぶのがポイント。ストレーナーが底まであるような形なら、少量の水でもしっかりとだし素材が浸かるので必要なぶんだけのだしを作れます。また、この部分はだし素材が詰まりやすいですが、ストレーナーが大きければお手入れがしやすく清潔さをたもてます。
管理栄養士からのメッセージ
だしの取り方で3タイプから選びましょう
だしポットは、だしにこだわって料理をワンランク格上げしたい方、手軽に本格的なだしをとりたい方におすすめしたいアイテムです。だしの取り方によって、水出し、お湯出し、電子レンジの3タイプがあります。
時間はかかってもお湯を沸かす手間を省きたいなら水出しタイプ、短時間で少量のだしをとりたいならお湯出しタイプ、電子レンジで手軽にだしをとりたいなら電子レンジタイプを選びましょう。
だしポットのおすすめ9選 ハリオやイワキなどおしゃれなものも!
それでは、さっそくおすすめのだしポットをご紹介していきます。使うだしの量や使い方に合う、自分にぴったりのものを探してくださいね。
電子レンジ対応! 口が広くて洗いやすい
電子レンジで使えるハリオのだしポットです。大きくて底まであるストレーナーは、口が広いので奥までしっかり洗えるのが魅力的。また、ストレーナー底はポットのフチに引っ掛けられるようにへこんでいるので最後の一滴までだしがとれます。
キッチンのインテリアに自然になじむシンプルなデザインもポイント。フタは裏返すとストレーナー置きとしても使えますよ。
目盛りつきで計量いらず! たっぷり使える大容量
作り置きや家族で使うのにも便利な大きめサイズのだしポット。電子レンジにかけるだけで本格だしがとれます。目盛りつきなので作っただしを使った量が一目でわかり、計量の手間が省けて便利。
また、ストレーナーは底が外れるので、だしがらをかんたんに取り出せてお手入れもかんたんです。食洗機と乾燥機にも対応していますよ!
横置きも可能! スリムでおしゃれなデザイン
スタイリッシュなボトルとフィルターがセットになったウォータージャグです。だしポットとしてはもちろん、お茶ポットや水だしコーヒーなど幅広い用途に使えます。スリムな角型で、冷蔵庫のドアポケットにもすっぽり収まるのが魅力。
さらに、フタの密閉製が高いので横向きでも保存できます。複数そろえて、だし用、お茶用、コーヒー用などに使い分けてもいいですね。
注ぐときに便利な落ちにくいフタ設計
シンプルな白色のポットに、取り外しやすいステンレス製の茶こしがついているだしポットです。基本的にはお湯だしにて使用しますが、茶こしを外せば電子レンジに入れることも可能! 温め直しがかんたんにできます。
傾けてもフタが滑り落ちにくいので、片手でだしを注げて便利。口の部分が広いので、本体と茶こしが洗いやすいのもうれしいですね。
だしポットにも使えるおしゃれなワイン型ボトル
ハリオのおしゃれなワイン型ボトルです。水出し茶用のボトルですが、注ぎ口の部分にセットされているフィルターがだし素材をしっかり濾してくれるため、だしポットとしても応用が可能です。
お茶や水出しコーヒーのほか、サングリア作りなどにも使えるので、一本持っておくと便利。耐熱製なので熱湯や食洗機にも対応しています。

日本料理の第一人者が考案
日本料理「分とく山」の総料理長である野﨑洋光氏が考案した商品です。ストレーナーにだし素材を入れてお湯を注げば、わずか1~2分ほどで約500mlの本格的なだしがとれます。
陶器製なので洗うのもかんたん。急須型のシンプルなデザインなので、お茶漬け用などのだし入れとしてそのまま食卓に出してもいいですね。

「昆布水」が水だしでかんたんに作れる
こちらは、水出しタイプのだしポット。昆布水をかんたんに作れる仕様になっています。昆布水は、煮物などの和食料理にはもちろん、炊飯やスムージーづくりなど、和洋問わず水代わりとして幅広く使える注目のだし!
作り方は刻んだ昆布をストレーナーに入れて水を注ぎ、一晩寝かせるだけです。ストレーナーの底が外せるので、だしがらを取り出すのもかんたん。冷蔵庫のドアポケットにすっぽり収まる角型です。
コロンとした形がかわいい機能的なだしポット
長崎県の名産品である波佐見焼の伝統職人と和食料理人がコラボしてできあがっただしポットです。やわらかな色合いと丸みのある形がかわいらしいデザインですが、機能面もバッチリ。
電子レンジ対応なので必要なときにすぐだしが作れます。ポットの内側に目盛りがついているので計量いらずなのも便利。イエローのほかにグリーンのカラーもありますよ。
超耐熱素材だから直火OK!
かまどご飯釜「黒樂シリーズ」のだしポットです。耐熱温度700度のセラミックを使用しており、直接火にかけることが可能です。煮だすことによって、より旨味のあるだしが取れます。
だしの取り方はいたってシンプル。昆布はそのままポットのなかに入れ、取り出したら火を止めてだしパックを入れて1分待ちます。あとは注ぐだけで完成! 手軽に本格的なだしを味わいたい方におすすめです。
「だしポット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする だしポットの売れ筋をチェック
楽天市場でのだしポットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
本格だしとおいしい味噌で絶品の味噌汁を!
だしポットを取り入れていつもの料理を格上げ!
だしは和食の味を左右する大切な要素。市販のだしの素でもおいしく作れますが、素材からとった繊細なだしの風味はやっぱり格別。だしポットを使えば、大きな鍋やざるを使って煮出さなくても、かんたんに本格的でおいしいだしがとれます。
料理によってだし素材の分量を変えてみたり、お湯の温度や抽出時間にもこだわってみるとより料理が楽しくなってきますよ! ぜひだしポットを取り入れて、いつもの料理を手軽にワンランクアップさせてみてはいかがでしょうか。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
栄養・健康関連のコラム執筆やレシピ作成、栄養監修、食生活アドバイスなどを中心に活動するフリーランス管理栄養士。 短大卒業後、栄養士として給食会社で社員食堂や寮の献立作成、給食管理を行う。その後、病院で栄養管理、栄養指導、調理などの業務に従事。在職中に管理栄養士免許を取得。 出産を機にフリーに転向し、保健センターなどで栄養指導・食事相談を行うほか、料理教室や発酵食づくりのワークショップを主催。