「糖度計」のおすすめ商品の比較一覧表
糖度計の選び方
糖度計はアナログ式からデジタル式まで、また果物にキズをつけずに糖度を計れるタイプなど、さまざまな種類があります。
ここでは糖度の測り方や使用目的別に、糖度計の選び方をご紹介します。
使用目的に合わせて計測タイプで選ぶ
糖度計の計測タイプは大きく分けて3つあります。それぞれのタイプの特徴と、どういった使用目的に適しているのかご紹介します。
実験などに使用する方は「アナログ式・試料計測タイプ」
糖度計のなかでもシンプルで、お手軽に使えるのがアナログ式の試料計測タイプです。使い方はカンタンで、計測面に1~2滴試料を垂らして目盛りを読むだけ。電池・電源も不要、軽量なので持ち運びもカンタンです。
お値段もお求めやすいので、「最初の糖度計」としてもおすすめ。
畑作業や料理用に使用する方は「デジタル式・試料計測タイプ」
デジタル式の試料計測タイプは、計測面に試料を1~3滴垂らすと糖度の正確な数値がデジタル表示され、一目でわかります。
持ち運びできるタイプも多く、小型のものは畑で作物の糖度を見るのに適しています。また、試料に差し込んで使うペンタイプは、ジャム作りやお料理で使いやすいでしょう。
出荷前のものなどに使用するなら「非破壊式タイプ」
非破壊式タイプは、近赤外線を野菜や果物の表面に当てることで糖度を計測します。
価格帯は比較的高めですが、木になっている果物の糖度を直接測れるため、農家などの業務用として便利です。商品を傷つけないため、野菜・果物を出荷したり、バイヤーとしてお仕事で選別する方にもおすすめ。
測定範囲は用途に合わせて選ぶ
糖度は「Brix 0~90%」という形で表記され、数値が高くなるほど濃度、糖度が高くなります。商品によって測定できる範囲が異なるため、測るものに合わせて、適した測定範囲のものを選びましょう。
たとえば、果物や野菜の糖度を測りたい方は0~50%ほどの測定範囲の狭いもので充分ですが、ジャム、ハチミツやなども測りたい場合は測定範囲が0~90%と広いものが必要です。
測定精度を高める機能で選ぶ
糖度計の測定精度も幅広くあり、最小目盛りの刻みは0.1%や0.5%のものなどさまざまです。また、生の野菜や果物だけを測るのか、調理中のジャムも測りたいのかでも求められる性能も変わってきます。
正しい糖度を測るために、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
正確に測定したい場合は最小目盛りが0.1からのもの
糖度を正確に測定したい方は、最小目盛りがもっとも小さい0.1%からのものがおすすめです。また、正確な数値を知りたい方は、デジタル式の糖度計を選ぶといいでしょう。
ただし、精度が高いほど価格も高くなりがちなので、予算と相談して選びましょう。
温度変化を補正してくれる「自動温度補正機能」つき
糖度の数値は、温度によって変化してしまいます。正確に糖度を測りたい方は「自動温度補正機能」がついたものを選ぶといいでしょう。温度に合わせて自動で補正して、正確な糖度を計測できます。
自動温度補正機能を使う場合、サンプルと糖度計の温度を同じにする必要があるため、注意しましょう。
熱いものなどに使用するなら「測定可能温度」が高いもの
高温のものに使いたい場合は、糖度計の「測定可能温度」が高いものを選びましょう。料理の味付けや甘さ加減など、調理中に糖度を確認したい人におすすめです。
パソコンなどに記録できるタイプもおすすめ
糖度計で測定したデータをパソコンやスマートフォンに記録・管理できるタイプもあります。BluetoothやNFCに対応したものなら、スマートフォンに直接データを送ることも可能です。
定期的な記録を付けたり、データ管理をする必要がある場合におすすめです。
自分に必要な機能を考えて選ぼう フードコーディネーターによるアドバイス
合同会社HITOOMOI代表 フードコーディネーター
糖度計を選ぶときには、使用の目的と予算をはっきりと決めておくといいでしょう。種類も価格も千差万別で悩んでしまうので、購入前に自分が求めている最低限の機能を洗い出しておくと選びやすくなります。
製品ごとに差がつくのは、計測できる糖度の幅・目盛りのこまかさ(正確さ)・データ管理の連携など。測定したい物をイメージして、必要な要素を考えるとスムーズです。
糖度計のおすすめ10選 フードコーディネーターと編集部が選ぶ
おすすめの糖度計11選をご紹介いたします。初心者さん向けから、お仕事にも使えるタイプまで、幅広いラインナップをそろえました。ぜひ参考にしてください。
合同会社HITOOMOI代表 フードコーディネーター
京都電子工業『ポータブル糖度計(BX-1)』は、糖度の測定範囲が広いのが特長です。この糖度計一台で、作物から加工食品まで計測可能で、さまざまな食品で計測を望んでいる方におすすめです。

京都電子工業『ポータブル糖度計(BX-1)』

出典:Amazon
合同会社HITOOMOI代表 フードコーディネーター
天衡商事『デジタル糖度計(PAR65)』は、ソースなどの液体の測定が可能です。ダイエット中は調味料の糖度も気になるポイントなのでうれしい性能です。メーカー1年保証がついており、安心して使用できます。

天衡商事『デジタル糖度計(PAR65)』






出典:Amazon
合同会社HITOOMOI代表 フードコーディネーター
サンコー『ハンディ糖度計(POTSDTM1)』は、目盛りを自分で確認する、アナログタイプの製品です。機能が糖度測定のみとシンプルで、価格がリーズナブル。糖度計の購入を迷っている方や、初めて購入する方におすすめの商品です。

サンコー『ハンディ糖度計(POTSDTM1)』








出典:Amazon
ATAGO『ポケット糖度計(PAL-1)』








出典:Amazon
ATAGO『デジタル糖度計(PR-301α)』

出典:Amazon
ATAGO『手持屈折計 MASTER-野菜』

出典:楽天市場
C-Timvasion『ハンディタイプ糖度計(43225-226)』














出典:Amazon
C-Timvasion『ハンディタイプ糖度計 高濃度専用(43233-243811)』
















出典:Amazon
CURCONSA『デジタルディスプレイブリックスメーター』














出典:Amazon
ATAGO『ペン 糖度・濃度計(PEN-J)』

出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 糖度計の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの糖度計の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ポイントをおさらい
ここまで糖度計の11商品を紹介しました。
糖度の測定方法や機能を確認し、用途にあったものを選びましょう。とくに測定範囲は、糖度を測定できるものが変わってくるため、購入前に必ず確認しましょう。
この記事の内容を参考にして、あなたがほしい糖度計を選んでみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
フードコーディネーターと管理栄養士が立ち上げた料理研究家による会社、合同会社HITOOMOIのフードコーディネーターです。 大切な人のために手作りの料理を振る舞うシーンを作ることで、 生きててよかったと思える社会の実現を目指しています。 主にレシピの開発、記事執筆、栄養計算、商品開発、食・健康に関するコンサルティングを行っています。SNSで手作り料理を発信中。