書類整理に便利なペーパーファスナーとは?
ペーパーファスナーは、書類をファイリングする際に便利なアイテム。大量の書類を部類分けしたり、フォルダに収納するためにまとめたりと、ビジネスシーンのほかご家庭でも多用途に使えます。
素材も、安価な紙製やプラスチック製から、頑丈な金属製までさまざまな種類があります。書類の分類に使うなら、カラフルな商品で色分けできると便利です! 商品選びのポイントをチェックして、用途にぴったりのアイテムを見つけてくださいね。
ペーパーファスナーの選び方 文具研究家に取材!
文具研究家の秋月千津子さんへの取材をもとに、ペーパーファスナーの選び方を紹介します。購入前にポイントを押さえましょう!ポイントは以下の4つです。
【1】素材
【2】取り付け方法
【3】綴じたい枚数や厚み
【4】ピッチ幅
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】用途に合わせて素材で選ぶ
ペーパーファスナーの材質には、紙・プラスチック・金属などがあり特徴もさまざま。書類の多さや種類によって選ぶべき材質が異なりますので、詳しく見ていきましょう。
紙製・プラスチック製|リーズナブルで破棄しやすい
紙やプラスチックで作られているペーパーファスナーは、比較的求めやすい価格帯のものが多いです。金属と違って材質も柔らかく、破棄しやすいのが特徴。コストパフォーマンスがよいため、書類を多く作る際などにも適しています。
デメリットとしては、耐久性があまりないこと。多くの書類をまとめることには不向きなので、注意が必要です。
金属製|耐久性にすぐれており長期保存向き
スチール・ステンレス・ブリキなど、金属製のペーパーファスナーは、書類の長期的な保存に適しています。
そのなかでも、とくにステンレスは耐久性にすぐれていますが、単価がやや高いです。より安価で耐久性も求めたい場合は、スチールかブリキを選択するのがよいでしょう。
【2】装着か粘着テープか、取り付け方法で選ぶ
製品ごとにつけ方が違うペーパーファスナー。そのまま装着するタイプと、粘着テープで接着するタイプがあります。
粘着テープタイプのほうがが頑丈なので、強度を求める方は粘着テープがおすすめ。頑丈さよりコストパフォーマンスを求める方は、装着するタイプを選んでみましょう。
【3】綴じたい枚数や厚みに合わせて選ぶ
ペーパーファスナーは商品により、どのくらいの厚みの書類を保管できるかが変わってきます。書類の厚みがどの程度か、事前に把握してから購入することが大切。ある程度余裕を持って計算することもポイントです。
【4】ピッチ幅は穴あけパンチに合ったものを選ぶ
穴と穴の間の幅をピッチ幅といい、一般的な2穴パンチのピッチ幅は80mmですが、まれに60mmのものもあります。
ペーパーファスナーは幅が合っていないと使用できないので、手持ちの穴あけパンチのサイズをチェックして、必ず最適なサイズのペーパーファスナーを選びましょう。
書類の保管期間や使い方で選ぼう 文具研究家がアドバイス!
ファイル要らずで、簡単に書類を束ねることができる「ペーパーファスナー」。綴じる書類の量だけでなく、保管期間や使い方によって、ベストな商品は変わってきます。
一時的に綴じるだけですぐに別のファイルに移すようなときには、かんたんに使えるプラスチック製を。金属製は頑丈さが魅力なので、よく使うものや繰り返し開く書類におすすめですが、長期保存する場合には錆びにくいステンレス製や真鍮製を選ぶとよいでしょう。
ペーパーファスナーおすすめ5選|紙製・プラスチック製 おしゃれでかわいい! 人気のaxisも!
文具研究家と編集部で選んだ、少量の書類をまとめるのに適した紙・プラスチック製のペーパーファスナーのおすすめ商品を紹介します。
頑丈なファスナーで大量の用紙もこれひとつで冊子に
水色、黄色、白色の3色がセットになっているプラスチック製のペーパーファスナー。軽くやわらかいプラスチック製のため、手軽でかんたんにファイリング書類をまとめることが可能です。
背表紙の部分に付属のインデックスラベルをつけれるため、まとめた書類の内容をすぐに判別することができます。
本格的な袋とじが可能
A4の書類をまとめることができる、粘着性の製本テープ。ホチキスで止めたあとの折り返しと上下にベロがあるので、本格的な袋とじの書類を作成することが可能です。普通紙ならば、50枚までまとめることができ、少ない書類から50枚までの書類もきれいに製本できますよ。
背表紙にタイトルを記入することもでき、統一感を持たせて書類をまとめる際にも適しています。
Debika(デビカ)『axis ペーパーファスナー』はペーパーファスナー自体に綴じ穴がついていて、そのまま別のファイルに綴じ替えることができます。1日分の書類をペーパーファスナーで綴じて、それを2穴リングファイルに綴じるという使い方もおすすめです。

色分けができて見出しにタイトル記入もできる
手軽に書類をまとめられるペーパーファスナー。6色がセットになっているので、案件ごとに色分けして書類を整理することが可能です。30本入りのセットで、コストパフォーマンスにもすぐれています。
ペーパーファスナーの見出しスペースには、ペンでタイトルを記入することもできるので、どんな書類をまとめたのかが一目瞭然! 書類の整理が苦手な方にもぴったりです。
カラフルかつ大容量で書類の分別がしやすい
赤、黄、青、緑、白色の5色からなる紙のペーパーファスナーで、種類ごとに書類を分類することができます。
25個がセットになっているので、ひとつ購入すれば25冊分の書類にまとめることができます。部署ごとや案件ごとに、色を変えてまとめるという使い方もおすすめです。
色別でまとめられる頑丈な資料とじ
プラスチック製で、しっかりとしたつくりのペーパーファスナー。赤、青、緑、白色の4色が入った定番の2穴書類用ファスナーで、書類を色で分別することに適しています。
また角がきれいに加工されているため、怪我の心配もありません。ちょっとした書類整理にぴったりの、8本入りのセットです。
ペーパーファスナーおすすめ3選|金属製 厚とじ対応で使いやすい!
続いて、文具研究家と編集部で選んだ、頑丈さが特徴の金属製のペーパーファスナーのおすすめ商品を紹介します。金属製は長期的に書類を保管することに適しています。
LIHIT LAB.(リヒトラブ)『ペーパーファスナー(F-8-5)』は、真鍮素材でやわらかすぎず、かたすぎないのが特徴です。落ち着いた質感も魅力のこの商品、250枚まで綴じられるので、大事な企画書類などをまとめるのによいのではないでしょうか。
リヒトラブらしく、高品質なのに安価な点も魅力です。
大容量で配布資料などに適したファスナー
ピッチ幅の距離が80mmで、高さが50mmの金属製ペーパーファスナー。50セットもあり、ひとつ購入すると多くの書類をまとめることが可能です。金属で作られているため、頑丈で長期保管にも適しています。
安価でありながら金属製で、書類を50冊まで作成できるので、コストパフォーマンスを求める方におすすめのペーパーファスナーです。
脚長で金属製なので大量整理が可能
ピッチ幅の距離が80mm、脚長が37mmのペーパーファイル。脚長で金属製なので、大量の書類を整理することが可能です。
やや高価ですが、ステンレス製で耐久性が高いので長く使用でき、大量の書類をまとめても折れたり壊れたりすることがありません。
ブリキ製の100本入りペーパーファスナー
穴の間隔が80mmで、脚長が34.5mmのペーパーファスナー。ブリキ製で強度もばっちりです。100本収納されているので、多くの書類を整理する際に適しています。
コピー用紙230枚までの厚さに対応しているので、多少厚みのある書類をまとめるときにもおすすめ。コストパフォーマンスもよく、頑丈なペーパーファスナーを大量に必要とする方に適した商品です。
「ペーパーファスナー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ペーパーファスナーの売れ筋をチェック
Amazonでのペーパーファスナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ペーパーファスナーの使い方 綴じ方をカンタンに解説!
ペーパーファスナーの基本的な使い方についても確認しておきましょう。
手順1:ペーパーファスナーのピッチ幅を確認し、綴じたい書類に穴あけパンチで同じ幅の穴を空ける。
手順2:綴じたい書類をまとめ、書類の背面から前面に向かってペーパーファスナーの芯を穴に通す。
手順3:芯の上から留め具を通し、留め具を固定する。
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使用用途に応じたペーパーファスナーを選ぼう
この記事では、ペーパーファスナーの選び方とおすすめ11選を紹介しました。コストパフォーマンスが高い紙やプラスチック製のもの、厚とじが可能なものや耐久性が高い金属製のものなどがあります。
あなたの使用用途に応じた、ペーパーファスナーを選んでみてくださいね。
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文具研究家、ISOT (国際文具・紙製品展。国内外のメーカーが集う日本最大級の「文具PR商談会」)PRサポーター、「文房具カフェ」会員。 文具についての情報をさまざまなメディアで発信中。 得意ジャンルはノートなどの紙類、ボールペン。 オフィスや文房具屋に必ず置いてあるような定番文具を好む。 推しメーカーは三菱鉛筆、リヒトラブ、クルーシャル。