サージカルテープの選び方 部位に合わせて!剥がれにくさ、テープ幅、低刺激、色がポイント
サージカルテープの選び方のポイントを解説します。あわせて、現役医師のきむら まきこさんからのアドバイスもご紹介しますので、ぜひサージカルテープ選びの参考にしてください。ポイントは下記のとおり。
【1】剥がれにくさ
【2】敏感肌への適正
【3】テープの色
【4】コストパフォーマンス
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】剥がれにくさで選ぶ
サージカルテープは、剥がれにくいことがポイントです。せっかくキズ口にガーゼを固定しても、テープがゆるんでしまったら目的を果たしません。サージカルテープを選ぶときはどのくらい貼っておけるのかをチェックしてください。
布タイプは長時間しっかり固定できる
しっかりと固定できて長時間使えるのが、布タイプのサージカルテープです。粘着性のある布タイプの商品ならしっかりと押さえられるので、ガーゼや湿布が剥がれにくくなります。
布タイプのサージカルテープはハサミでカットするタイプと、手でカットできるタイプがあります。手でカットできると素早く貼りかえができて便利ですが、しっかり固定したいときはハサミでカットするタイプを選びます。
幅広のテープはズレにくく固定力が高い
大きなガーゼや湿布を貼りたい場合に細いテープを使用すると、ずれたり剥がれたりしやすいものです。そのようなときは、幅広のサージカルテープが適しています。
また関節部などに使用する場合も、幅広のテープならずれにくく、しっかりと固定することが可能です。使い勝手のよい幅広のテープを常備しておくと、ケガの部位やキズ・患部の大きさを問わず対応できるでしょう。
伸縮性のある商品は関節部などにおすすめ
包帯を巻きづらいのが指や肘、膝などの関節部です。部位が動くので、せっかく巻いてもずれたりゆるんだりしてしまうことも。
そのような部位に適しているのが伸縮性のあるサージカルテープ。伸縮性があるので、関節が動いても伸び縮みしてずれません。ただし関節を動かないように固定する場合は、伸縮性のないテープのほうが適しています。
【2】敏感肌への適性で選ぶ
キズ口に固定していたサージカルテープでお肌がかぶれてしまうこともあるでしょう。とくに敏感肌の方は、肌にやさしいテープを選ぶ必要があります。
敏感肌には、低刺激でかぶれにくい商品がおすすめですが、買う前にパッケージで確認してください。
お肌にやさしいテープは、はがれやすい一面もあるので、粘着度の高さとお肌への刺激のバランスがよい商品を選ぶ必要があります。
【3】テープの色で選ぶ
サージカルテープは白が多いですが、目立つ部分に使用するときは色を考えて選ぶことも必要です。たとえば顔や手や足などのように露出する部位などは、なるべく目立たない色を使いたいもの。
サージカルテープには、透明なものやベージュなどもあります。これらの色なら肌になじんであまり目立ちませんし、キズ口に直接貼れるタイプを選ぶという方法もあります。
【4】コストパフォーマンスで選ぶ
サージカルテープを使う量にともなって、そのための購入費用も気になるところ。頻繁に使うようなら、コストパフォーマンスを考えて選びましょう。
サージカルテープは1巻ずつでも売っていますが、12巻入りや24巻入りなどの大容量のものを選んだほうがコスパはよくなります。1巻あたりの値段もリーズナブルなので、まとめて購入しておくのもよい方法ですね。
肌にやさしいサージカルテープをみつけよう 現役医師がアドバイス
使う頻度は多くないかもしれませんが、使いはじめたら一気に消費してしまうサージカルテープ。さまざまなものが出ているので、用途に合わせたサイズや使い勝手だけでなく、自分の肌に合ったものを見つけておくことをおすすめします。
サージカルテープのおすすめ12選 【評判の人気ブランド】ニチバン、スリーエム、ニトムズ、白十字ほか
現役医師のきむら まきこさんと編集部で厳選した、おすすめのサージカルテープをご紹介します。いざというときに役立つアイテムですから、1種類だけに限らず必要と思われる商品を見つけてください。

やさしくはがせて水を通さない
従来のアクリル系テープよりも角質のはがれが少なく、テープをやさしくはがせます。はがすときに引っ張られず、赤みなどのトラブルが少ないです。
粘着力もあるので肌にしっかりとフィットして、ガーゼや湿布を固定。また外からの水を通さない防水タイプなので手洗いなども可能です。表面についた水はタオルで軽くふきとるだけですぐに乾きます。
※楽天のリンクは1箱12巻入りの商品です。

幅が広いのでいろいろなシーンに使える
メッシュ状の不織布に刺激の少ない粘着剤を使ったサージカルテープ。幅が50mmと広いので、大きめのガーゼや湿布をしっかりと固定できます。粘着力もあり、しなやかな素材を使用。肘や膝などの屈曲部や関節部にフィットします。
また、通気性に富んでいるのでかぶれが少なく、使い捨てカイロの固定にも使用可能。テープ幅が広いのでいろいろな用途に使えます。
手でカットできる布製テープ
布製のばんそうこうですが、手でカットできます。貼りかえるときにハサミがいらないので便利。テープの側面が波状カットになっているので、手切れ性がよいのがポイントです。
アセテートクロスにアクリル系粘着剤を塗布してあるので、しなやかさと強さがあり、ガーゼなども固定しやすくて保持性が高いサージカルテープになっています。
粘着力がありムレが少ない
しなやかで透過性のある不織布をベースにしたサージカルテープです。粘着力が高く、ガーゼや包帯などをしっかりと固定できます。巻きつけた部位のムレが少なくてかぶれにくいのも特徴。
粘着剤は刺激の少ないものを使用しているので、肌にやさしい商品です。テープのサイズを手で自由にカットでき、12巻入りなのでコストパフォーマンスにもすぐれています。

発売から50年以上! 実績があるテープ
色がベージュなので肌になじんで目立ちにくいサージカルテープです。腕や顔など、露出する部分のキズあと保護に役立ちます。通気性があるのでかぶれにくく、お肌に気をつけたい方にも使えます。
発売以来50年以上の実績があり、「肌へのやさしさ」と「しっかり固定」をテーマに開発してきたのがスリーエムのサージカルテープ。肌にぴったりフィットしますよ。
赤ちゃんにも使える肌にやさしい素材
敏感肌の方や赤ちゃんにも使えるサージカルテープです。刺激の少ないアクリル系ゲル状粘着剤を使った、お肌にやさしいポリエチレンフィルム製。毎日同じ場所に貼ってもかぶれにくく、肌の角質をほとんど取りません。
また透湿性があるのでムレにくく、はがすときにも刺激が少ないでしょう。テープは透明なので、露出する部分に貼っても目立つことがなく、手でかんたんにカットできるので使いやすくなっています。
大きな保護材を固定できる幅広タイプ
素材にレーヨン不織布を使っているサージカルテープです。薄くて肌によくなじむ、やわらかな素材なので、肌の動きに順応。透湿性にもすぐれており、貼った場所のムレを軽減します。お肌が気になる方に適した商品。
幅広タイプなので、大きなガーゼや脱脂綿などを固定するのに便利です。手で切れるのでハサミが不要、緊急のときに素早く対処できます。
お肌の刺激が気になる方へ
極低刺激性のサージカルテープです。肌の刺激が気になる方や、毎日テープを貼りかえる方に向いています。かぶれにくくて、はがすときの刺激もあまりありません。
メッシュ素材を使用しているのでテープに柔軟性と透湿性があり、しっかりとフィット。ふやけも防ぎます。また粘着性もあり、安定して長時間固定できます。
医療現場で長年使われている
24巻入りのパッケージなので、大量に保存したいときに便利です。リーズナブルなので1巻あたりのコストパフォーマンスがすぐれています。長年使われているスタンダードな材質で、医療現場で多く使われている製品。
通気性にもすぐれており、新開発の低刺激性アクリル系粘着剤によって粘着力が強化されました。手でかんたんにカットできるので、アウトドアなどでもすぐに処置ができます。
目立たない透明のテープ
透明タイプのサージカルテープなので、腕や顔などの露出部位に貼っても目立ちません。ツヤ消し加工のポリエチレンフィルムを使用しているので、透明性にすぐれています。
大きめのガーゼや湿布を固定しやすい幅広サイズ。耐水性や通気性がよいので、キズ口を固定してもムレにくいです。手でかんたんにカットできるので、ハサミがなくても貼りかえができるのもポイントです。
幅広なので関節にフィット
伸縮性にすぐれたサージカルテープで、関節や肘などの動く部位に適しています。テープ幅が50mmと広いので、関節部などのガーゼをしっかり固定。伸縮性もあるので動きに合わせてフィットして、ずれることはありません。
粘着力も強いため、圧迫固定や圧迫止血固定などにも使えます。粘着力が強くてものり残りが少なく、使いやすいサージカルテープです。
貼り付けたまま入浴ができる
素材にやわらかいゲル粘着剤を使っているので、貼る部位の凹凸によくなじみます。粘着力が強いにもかかわらず、テープをはがすときには角質層を剥がしたりキズつけたりすることはありません。
水蒸気をよく通す作りになっているため、長時間使用してもムレにくく、剥がれにくいです。柔軟性や固着性にもすぐれており、貼り付けたまま入浴やシャワーができるのがうれしいですね。
「サージカルテープ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サージカルテープの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのサージカルテープの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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サージカルテープは何種類かそろえておくと安心! 編集部まとめ
元気な子どもはいつケガするかわかりませんし、大人でも万が一のことはあります。そのようなときに常備しておくと便利なのがサージカルテープ。今回紹介した商品は、幅が広いもの、伸縮性のあるもの、リーズナブルなセットなど、いずれも常備しておきたいサージカルテープばかりです。
キズの大小や手当てする部位によってテープのサイズも変わりますので、何種類かを買っておくといざというときに助かります。
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