マウンテンブーツとは、登山をする際の履き心地を考えたシューズのこと。坂道や悪路などを歩いても、怪我をしないための保護性能に加え、天候不良のための防水性や耐久性にも優れています。
商品によってそれぞれ特化した機能があり、防水性だけでなく浸透耐性、滑りにくいグリップ力など種類も豊富です。また、ファッション性もあり、タウンユースとしても着用され、紳士服のスタイルやストリート系など、様々なコーディネートを楽しむことができます。
登山などで欠かせない具体的な機能は、ソールのグリップ性、アッパーなどの防水性や透湿性、全体的な耐久性や軽量性などです。山道などはデコボコや傾斜があるのは当たり前。ぬかるんでいる場所があったり天候が急変したりすることもあります。長時間の歩行では靴の内部が蒸れやすく、それが足先の体温を奪うこともあります。
疲労は軽減できるに越したことありません。ブーツの機能性でトラブルを回避しやすくなりますので、きちんと意識して確認しましょう。
KEEN(キーン)『ターギー スリー ミッド ウォータープルーフ』
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)『ヴェルベラ ライトパッカーIII GORE-TEX』
adidas(アディダス)『テレックス パスメーカー CW』
極寒の地で誕生した防寒マウンテンブーツ
「SOREL」はカナダで誕生したウインタースポーツブランドです。十分な厚さをほこるソール部分とヒール部分は、地表からの冷気を伝わりにくくするだけではなく、登山の際に受ける足への衝撃を緩衝してくれる役割を果たしています。
本革をメイン素材として採用し、見るからに本格的なマウンテンブーツです。防寒性はもちろん高級感のあるマウンテンブーツがほしいという方にぴったりな一足といえるでしょう。
SPORTIVA(スポルティバ)『ボルダー エックス ミッド GTX』
岩場を中心とした環境にも対応するマウンテンブーツ
岩場の多い山道を登る際に最適なマウンテンブーツです。秘密はソール部分に隠されている「インパクトブレーキシステム」とよばれる独自の技術。地面に接地した際の衝撃を和らげ、同時にグリップ性能も向上。
ソール部分は斜めにカットされているため、足場の不安定な岩場であっても滑りにくい構造となっています。登山中級者から上級者向けのマウンテンブーツといえるでしょう。
Danner(ダナー)『MOUNTAIN LIGHT(マウンテンライト)』
縫い目にまで配慮された防水性にすぐれた一足
マウンテンライトは、アメリカの老舗ブランド「ダナー」を代表するシリーズ。クラシックな面持ちながらもいまだに古さを感じさせず、ファッションアイテムとしても魅力的です。
縫い目に工夫がなされており、アッパーから浸水することを防いでくれる撥水レザー。急な雨が降っても足元を守れるでしょう。グリップ性にもすぐれており、山などの荒れた道でも安定的な歩行を実現します。
MAMMUT(マムート)『マーキュリー ツアー II ハイ ゴアテックス』
本格派ブランドの実力マウンテンブーツ
スイス発の老舗アウトドアブランド、マムートのマウンテンブーツ。素材には、環境に配慮して作られたドイツの伝統的なメーカーのterracareレザーを採用。ゴアテックスも使用し、防水力にすぐれています。
サポート力とグリップ力にすぐれ、険しい山道にも対応。本格派のマウンテンブーツを探している方におすすめです。
SALOMON(サロモン)『X ULTRA 3 MID GTX』
タウンユースから本格的なアウトドアまで
スキーやスノボのブランドとして有名な「サロモン」が開発したマウンテンブーツです。アッパー部分には合成皮革を使用し、内側にはゴアテックスを採用。圧倒的な軽量化とともに防寒性と耐久性も高めることに成功しました。
冬季のアウトドアや本格的な登山はもちろんですが、ちょっとしたウォーキングなどにも活躍してくれる一足といえるでしょう。タウンユースとしてもほとんど違和感がなく利用できます。
MERRELL(メレル)『モアブ 2 ミッド ゴアテックス』
クッション性に特化したマウンテンブーツ
登山で負担がかかりやすいのは上りよりも下りといわれています。そんなときに選びたいのがこちらのマウンテンブーツ。ヒール部分にほどこされたクッション素材によって、足や膝にかかる衝撃を吸収。長時間歩いていても負担を感じにくい設計となっています。
このクッションの秘密は独特の形状にあります。ヒール部分のクッションはカップのような形状をしており、足が地面に接地した際にかかと全体をクッションが包み込んでくれます。登山初心者はもちろん、足を痛めている方のウォーキングにも適したマウンテンブーツです。
MAMMUT(マムート)『ティー エナジー ハイ GTX』
過酷な雪道にも耐えられるオールラウンダー
厚みのある3cmソールが特徴的なこちらの商品。実はこの分厚いソールには足にかかった体重を分散してくれる仕組みがあり、長時間立っていても疲労を感じにくい設計となっています。
また、ブーツの形状そのものが幅広タイプとなっているので、長時間履き続けても足を締め付けにくいです。ウォータープルーフ機能も搭載していて、雪や雨が降っても水がブーツ内に侵入するのを防いでくれます。
CARAVAN(キャラバン)『トレッキングシューズ』
ゴアテックスで防寒性能が高いマウンテンブーツ
靴の表面であるアッパーには合成皮革を、内側のライニング部分にはゴアテックス素材を採用したマウンテンブーツです。
マウンテンブーツとしての役割をしっかりはたせるように、足首まわりはクッション性とホールド性を兼ね備えた設計となっています。一方で、登山初心者にとっても履きやすいように窮屈すぎない配慮もされています。スニーカーにも近い履き心地を実現しており、タウンユースの靴としても使える一足です。
TPUリブゲージで安定した歩行感を実現
日本人の足幅にフィットするよう研究されたシリオのマウンテンブーツは、アッパーにTPUリブゲージを搭載。柔軟性があり安定感のある歩行を実現するでしょう。さらにマッドガードによりブーツへの砂の侵入も防いでくれるため、砂利道でのストレスを軽減できます。
機能素材のゴアテックスを採用することで、すぐれた防水性を発揮するとともに透湿性も確保。独特のトレッドパターン(靴底の溝)を備えたビブラムソールで、地面をしっかりとグリップします。
Timberland(ティンバーランド)『6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ(10061)』
Timberlandの定番モデル
日本でも90年代のストリートファッションの定番ブーツとして若者たちに愛用されてきたTimberland。なかでも、街中で最も多く見られたのがこのモデル。通称「イエローブーツ」「6インチブーツ」と呼ばれる型です。
最近ではストリートファッションのイメージが強いティンバーですが、アウトドアでもその実力を発揮します。 ソールには、「タンクパターン」という荒地でのグリップを最大限に引き出す加工と細部にわたる防水加工が施されています。ファッション性だけでなく、高い耐久性と防水性も特長です。
「メンズマウンテンブーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
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商品名 |
KEEN(キーン)『ターギー スリー ミッド ウォータープルーフ』
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)『ヴェルベラ ライトパッカーIII GORE-TEX』
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adidas(アディダス)『テレックス パスメーカー CW』
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SOREL(ソレル)『カリブー NM1000』
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SPORTIVA(スポルティバ)『ボルダー エックス ミッド GTX』
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Danner(ダナー)『MOUNTAIN LIGHT(マウンテンライト)』
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MAMMUT(マムート)『マーキュリー ツアー II ハイ ゴアテックス』
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SALOMON(サロモン)『X ULTRA 3 MID GTX』
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MERRELL(メレル)『モアブ 2 ミッド ゴアテックス』
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MAMMUT(マムート)『ティー エナジー ハイ GTX』
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CARAVAN(キャラバン)『トレッキングシューズ』
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SIRIO(シリオ)『P.F.46-3』
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Timberland(ティンバーランド)『6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ(10061)』
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商品情報 |
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特徴 |
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色 |
キャンティーン×ブラックオリーブ、キャンティーン×マルチ、グレー×キャプテンブルー、
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TNFブラック×ホワイト、ココアブラウン×プランテーショングリーン
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ブラック×ホワイト×シルバー
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バフ、ブラック、ブルーノ、オートミール
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ブルー×イエロー
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ブラウン、ブラック
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ブラック、ブラウン
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カスターグレー、ベルガ、ブラック ほか全7種
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アース、キャッスルロック、ベルーガ
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ブラックスプラウト、グラファイトアトランティック、グラファイトレイブ
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グレー、レッド、ブラウン、ネイビー、ブラック×シルバー
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チタン
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グレーヌバック/ピンク、ダークベージュ、ウィートヌバック、ペストー、ダークオレンジ など
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メイン素材 |
防水レザー、メッシュ
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ゴアテックス、EVA
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シンセティック、EVA、ラバー
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天然皮革
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スエードレザー、ビブラム
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フルグレイン防水レザー
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terracareレザー、ゴム
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合成皮革、ゴアテックス
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合成皮革
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合成繊維
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ゴアテックス、合成皮革
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撥水加工済ナブックレザー、撥水加工済みナイロン、TPUリブケージ
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天然皮革、ヌバックレザー
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ヒールの高さ |
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約3cm
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2.5cm
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なし
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約1.9cm
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約3.5cm
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約4.0cm
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約4.5cm
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1cm
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生産国 |
タイ
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ベトナム
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中国
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アメリカ
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ベトナム
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ベトナム
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ベトナム
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中国
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重量 |
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約650g(27cm片足)
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約390g(27cm片足)
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約1080g(26cm片足)
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約500g(片足)
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730g (26cm片足)
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約450g
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約422g
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約601g(27cm片足)
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約590g(26cm片足)
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約600g(26cm片足)
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サイズ |
25.0~30.0cm
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24.0~28.5cm(6~10.5)
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30.0~31.0cm
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25.0~32.0cm(7~14)
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24.9~27.9cm(39~44)
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24.0~29.0cm
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25.5~27.0cm
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25.0~28.0cm
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25.0~30.0cm
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25.0~31.5cm
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22.5~30.0cm
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22.5~29.0cm
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24.0~31.0cm
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商品リンク |
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Amazon、Yahoo!ショッピングでのメンズマウンテンブーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
それでは、メンズマウンテンブーツの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】サイズの選び方
【2】素材
【3】レザー製の重厚なマウンテンブーツ以外も選択肢に
【4】タウンユースも意識してシンプルなカラーリングを基本に
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
マウンテンブーツでもっとも重要なのがサイズ選びです。マウンテンブーツは登山用の靴下と組み合わせて履くのが一般的。登山用靴下は通常のものに比べてクッション性や保温性を高めるため厚手のものが多くなっています。
そのため、マウンテンブーツを選ぶ際には通常の靴のサイズよりも0.5〜1cm程度大きめのサイズのものを選ぶようにしましょう。登山用靴下は靴ずれの防止にも役立つため、余裕をもったサイズのマウンテンブーツを選ぶことが重要です。
革製はファッション性にすぐれているだけでなく、外部からの衝撃に強く耐久性にもすぐれているので、登山用にも適しています。その反面、重量があるのが難点です。その点を考慮して選んでみてください。
本革の魅力はなんといっても耐久性の高さにあります。手入れさえしっかりしていれば合成皮革とは比べものにならないほど長持ちし、年数が経つほどに革独特の味わいを感じることもできます。
また、本革独特のしなやかさはマウンテンブーツの履き心地にも直結するものです。素材自体の高級感もあり、普段使いのブーツとしても違和感なく溶け込みます。ほかの素材に比べて価格は高めですが、予算がゆるす場合は検討してみましょう。
シンセティックレザーとは人工皮革ともよばれるものです。その名のとおり人工物のレザーで、合成皮革よりも本革に近付けたような色合いや艶感が特徴的です。シンセティックレザーは本革と合成皮革の中間に位置しているようなもので、耐久性も合成皮革より高い傾向にあります。
防寒用品に多く利用されているゴアテックスという素材。一度は耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。ゴアテックスの最大の特徴は防水性にすぐれている点でしょう。また、防寒性にすぐれているにもかかわらず、中にこもった水蒸気を外に逃がす性質も持ち合わせています。
有名メーカーが多くのゴアテックス製マウンテンブーツを販売しています。チェックしてみてはいかがでしょうか。
ブーツの定義はいわゆる「長靴」。山で履くように考慮された長靴はすべて、マウンテンブーツといえます。
伝統的なマウンテンブーツは、レザー素材や丸みのあるフォルムが特徴的ですが、最近はナイロン素材やニット生地などを用いたスマートなタイプも登場しています。
軽量性やストレッチ性にすぐれた歩きやすいブーツを活用することで、登山やトレッキングがいっそう楽しくなりますのでおすすめです。
ソールは柔らかく「屈曲性」(足裏の曲がり方)のあるものを選ぶようにしましょう。ソールが硬いものだと、長時間の登山で足に負担がかかってしまいます。
高機能なマウンテンブーツは派手な配色のタイプもありますが、せっかく購入するのであれば街でも履けるシックなカラーリングのタイプを選んでおきましょう。わかりやすいのはモノトーンでクールにまとめたタイプや、ワントーンでシンプルに仕上げたタイプです。
ヴィヴィッドなカラーをコーディネートのスパイスとして活用するテクニックもありますが、それはあくまで上級者向き。迷うくらいならシンプルで落ち着きのあるカラーを選ぶとよいでしょう。
メンズマウンテンブーツの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。おしゃれなデザイン性と、使い勝手のいい機能性どちらもチェックして、快適に登山できる靴を選んでくださいね。
また、防水性が高いため普段の雨や雪の日にも活躍します。どんな使い方をしたいかもあわせて考えてみてください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
メンズファッションがメインのライター/編集者/コラムニスト。 AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]提唱者。 また、メンサ (JAPAN MENSA) 会員。野菜ソムリエの資格も保有。 出版社から独立後、計60近くのメディアに関わり、客観的、横断的、俯瞰的なファッション分析を得意とする。そんな視点を活かした[着こなし工学]を構築中。 最近の「マイナビおすすめナビ」の記事においては、商品選びのアドバイスなど、監修者として携わる。