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コアドリルとは?
コアドリル(ビット)は建物の壁やコンクリートに円筒状の穴をあけるための工具で、振動ドリルやハンマードリルなどに取りつけて使います。似たようなものにホルソー(ホールソー)という工具がありますが、木材など穴をあけられる対象物が限定されコンクリートや複合材を使った壁などの穴あけはできません。
ダイヤモンドコアドリルは大型の穴あけ専用電動式ドリルです。コンクリートや石材、鉄筋コンクリートなどに穴をあけることができます。
コアドリルの選び方
それでは、コアドリルの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】ドリルの種類から選ぶ
【2】取りつけ軸の形状を確認する
【3】口径のサイズで選ぶ
【4】穴の直径・深さ・対象物の素材などをチェック!
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ドリルの種類から選ぶ
コアドリルには、おもに振動用、複合材用、ALC用、マルチ用、水を使わず穴をあけられる乾式タイプのコアドリルがあり、穴をあける対象物や用途によって使い分ける必要があります。ここでは、コアドリルの種類別の特徴について詳しく説明します。
▼「振動用コアドリル」はコンクリート・レンガ・モルタルに
振動や回転を最大限生かせる刃先形状をした振動ドリル専用のコアドリルです。
穴をあける対象物を砕きながら穴をあけるので、ひび割れも起きずキレイに穴をあけることが可能です。モルタルやブロック、レンガなどの穴あけに適しています。
▼「複合材用コアドリル」複合材などの開けにくい素材に
金属張りのサイディング材やステンレスが張ってある木材など、複合材の穴あけに特化したコアドリルです。
内刃が外刃よりも飛び出ている刃先形状が特徴で、釘や鉄板が入り込んでいる壁も安心してあけることができます。
▼「ALC用コアドリル」は頑丈なALCパネルに
ALCパネルには、補強筋としてピアノ線や鉄筋が組み込まれているため、通常のドリルでは穴があけにくいです。
ALCパネル専用のコアドリルは、特殊な刃先形状により壁材と一緒に鉄筋やピアノ線を同時に砕き、しっかり穴をあけることができます。
▼「マルチ用コアドリル」は石膏ボードからベニヤ板などに
名前のとおりさまざまな建材、壁材の穴あけが可能なコアドリルです。
モルタルやブロックはもちろん、サイディング材、複合材、石膏ボード、塩ビ板、木材、薄い鉄板などあらゆるものの穴あけが可能です。刃先の形状はメーカーにより違いがあります。
▼「乾式タイプのコアドリル」は乾燥した状態のものでも切断可能
水を使わずに鉄筋コンクリートの穴あけができるコアドリルです。
鉄筋コンクリートだけでなく、ヒューム管や陶管、塩ビ管、瓦の穴あけも可能です。水をつかう湿式のコアドリルに比べ刃先の消耗が早いのがデメリットではありますが、水を使うことができない現場で穴をあけるときに重宝します。
【2】取りつけ軸の形状を確認する
ドリル刃やコアドリルの軸のことを「シャンク」と呼びます。コアドリルと使用する電動工具のシャンクのタイプが合致していないときちんと取りつけることができません。
コアドリルには、ストレートシャンク用、SDSシャンク用などがあります。そのため、お手持ちの電動ドリルがどの形状のシャンクなのかを確認する必要があります。また、ダイヤモンドコアドライバーでは、M27、M18、Aロッド、Cロッドなどの取りつけ規格がありますので確認が必要です。
▼ストレートシャンク
振動ドリルで使われているのが、ストレートシャンクです。固定部分は爪でビットを固定するチャック式。軸の形状は丸く、先端から軸まで同じ径(太さ)なのが特徴で、サイズは10mm、13mmと2種類あります。
どちらのサイズにも対応している兼用タイプのコアドリルも多いですが、兼用タイプでないものもありますのでチャックのサイズを今一度確認しておきましょう。
▼SDSシャンク
一部のハンマードリルで使われている、付け根の部分に溝が入っている特殊な形状のシャンクです。SDSというのはドイツ語で「差し込み・回すと・固定される」という意味で、工具なしで着脱が可能なのが特徴です。
SDSシャンクには、軸の太さが10mmのSDSプラスシャンクと、軸の太さが18mmのSDSマックスシャンクの2種類があります。
【3】口径のサイズで選ぶ
コアドリルを使って穴をあけるとき、どれくらいの大きさの穴をあけるかによって、選ぶコアドリルのサイズは変わります。種類やメーカーにもよりますが、小さいものだと20~25mm、大きなものだと200〜220mm程度のものがあります。
また、どれくらいの深さの穴をあけられるかを数値で表した有効長も重要。厚い壁に穴をあける際は何度も穴あけ作業をする必要があります。
【4】穴の直径・深さ・対象物の素材などをチェック!
コアドリルは、かんたんにいうと深い穴をあけるドリルになります。ホールソーも穴あけドリルですが、コアドリルはホールソーよりも深く穴をあけることができます。コアドリルの選び方は、あけたい穴の直径、穴の深さ、そして対象物の素材に対応しているのかで選択するようにしましょう。
ここからは、コアドリルの種類別におすすめの商品を紹介していきます。ぜひぴったりのコアドリルを探してみてください。
おすすめ3選|振動用コアドリル コンクリートやレンガの穴あけに!
ドリルの振動や回転をいかして、ブロックやモルタルの穴をあける振動用ドリル。お手ごろ価格でキレイに穴をあけられる商品を3つご紹介します。
藤原産業『SK11 回転振動コアドリル(SKS-65)』












出典:Amazon
空間デザイン・DIYクリエイター
藤原産業『SK11 回転振動コアドリル』は、回転振動のコアドリル、お手持ちのドリルにかんたん装着して使用できるコアドリルです。着脱がかんたんなので、ドリルでビットをよく交換しながら作業をする方におすすめな商品です。
unika(ユニカ)『単機能コアドリルE&S 振動用(ESV70ST)』






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MIYANAGA(ミヤナガ)『振動用コアドリル(PCSW25170)』

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おすすめ3選|複合材用コアドリル 金属や断熱材にも使える!
ふたつ以上の異なる材料が組み合わさった壁や、釘が入り込んでいるような壁の穴あけは振動用コアドリルでは難しく、複合材用コアドリルを使う必要があります。そんな複合材用コアドリルのなかでも使い勝手のいい3商品をご紹介します。
unika(ユニカ)『多機能コアドリル 複合材用ショート(UR21-FS029ST)』






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空間デザイン・DIYクリエイター
unika『多機能コアドリル 複合材用ショート』は、複合材用コアドリルです。多種多様な素材の穴あけに対応していて、あらゆる場面での穴あけが可能です。ショートタイプですので、浅めの対象物の穴あけを検討している方におすすめな商品です。
unika(ユニカ)『単機能コアドリル E&S 複合材用(ES-F65SDS)』






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MIYANAGA(ミヤナガ)『複合ブリットコアドリル(PCH35)』

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おすすめ3選|ALC用コアドリル ALCパネルを使った頑丈な壁に!
ALCパネルにはピアノ線や鉄筋が入っているため、通常のコアドリルでの穴あけは困難を極めます。そんなALCパネルの穴あけ専用のコアドリル3商品を厳選してご紹介します。
ハウスビーエム『ドラゴンALC用コアドリル(ALC-50)』

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unika(ユニカ)『単機能コアドリルE&S ALC用(ES-A100ST)』






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MIYANAGA(ミヤナガ)『ALC用コアドリル(PCALC65R)』

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おすすめ3選|マルチ用コアドリル 石膏ボードやベニヤ板まで使える!
ブロックやモルタル、複合材や木材、ALC……壁の素材を選ばず穴あけすることができるマルチタイプのコアドリルを3商品ご紹介します。
ハウスビーエム『マルチ兼用コアドリル(MVC-65)』










出典:Amazon
空間デザイン・DIYクリエイター
ハウスビーエム『マルチ兼用コアドリル』は、とにかく対応している素材が多く、あらゆる対象物に穴を開けることが可能です。毎回対象物が決まっていない場合など、どんなものでも開けられるようなコアドリルを探している方におすすめな商品です。
unika(ユニカ)『単機能コアドリルE&S マルチタイプ SDSシャンク( ES-M120SDS)』

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イチネン『TASCO マルチ兼用コアドリル(TA674AB-65)』

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おすすめ3選|乾式コアドリル 水で塗らせないコンクリートに!
さまざまな事情で、水で濡らすことのできない現場での穴あけに便利な、乾式コアドリルを3商品ご紹介します。
unika(ユニカ)『単機能コアドリル E&S 乾式ダイヤ(ES-D29SDS)』

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MIYANAGA(ミヤナガ)『乾式ドライモンドコアドリル(PCD65)』

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イチネン『TASCO 乾式ダイヤモンドコアドリル(TA661DA-65)』

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おすすめ4選|ダイヤモンドコアドリル 高機能で使いやすい
円筒形のコアビットを回転させて、コンクリートや石材、鉄筋コンクリートなどに穴を開けるダイヤモンドコアドリルが気になっている人もいるのではないでしょうか。ここでは、機械固定式と、手持ち式のダイヤモンドコアドリルを全部で4商品ご紹介します。
makita(マキタ)『JPA ダイヤコアドリル(6300T)』

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HiKOKI(ハイコーキ)『ダイヤモンドコアドリル(DC120)』

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CONSEC(コンセック)『コアドリル(SPJ-123C)』

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makita(マキタ)『ダイヤコアドリル(DM122)』

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通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コアドリルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのコアドリルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかの関連アイテムもチェック
まとめ
コアドリルは種類やサイズがたくさんあり、そこまで安価でもないため、まずは手持ちの振動ドリルやハンマードリルに取りつけられるタイプはどの商品なのかを確認する必要があります。
そして、コアドリルをどのような用途で使うのか、今後どのように使っていくのかをしっかりイメージしてから購入すると失敗する可能性も低くなるはずです。このページを参考に、あなたにぴったりのコアドリルを見つけてみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。