豆皿とは? 使い方いろいろ!
豆皿とは小皿のなかでも約6~10cmの大きさもののことで、手のひらに収まるぐらいのサイズの食器です。古くは盛り塩を入れるなどして使われていましたが、時代が進むにつれて醤油、生姜、ネギなどの調味料や薬味を添える用途としても知られるようになりました。
また、最近は、お菓子やフルーツ、小盛のお惣菜などを盛りつけするときや、箸置きなどにも使用されるほど、その使い方はさまざまです。
使い方だけでなく、おしゃれなものやかわいらしいものなど、デザインが豊富なのも魅力のひとつ。コレクションとしていくつか揃えておく人もいるほどなんだとか。お気に入りの豆皿を見つけて、食卓に取り入れてみませんか?
豆皿の選び方 素材の特徴、大きさや深さ、セット品に注目!
では、お気に入りの豆皿を見つけるためには、どのように選べばよいのでしょうか? 早速、選び方のポイントをチェック。
【1】素材
【2】用途に合う大きさや深さ
【3】セット商品なら統一感が出せる
これらのポイントを抑えて、華やかな食卓にしましょう。一つずつ解説していきます。
【1】素材で選ぶ
ひとくちに豆皿といっても、さまざま素材のものがあります。それぞれの特徴を知っておきましょう!
和食との相性がよい「陶磁器」
陶器や磁器製の豆皿は変色などが起きづらく、長持ちすることが特徴。九谷焼や有田焼、古伊万里など伝統的な製法で作られている和食器も多く、日本料理との相性もよいです。
豆皿の大きさなら、ふだんは高めの和食器も控えめな価格で手に入ります。しかし、割れやすく電子レンジの使用が不可のアイテムが多いため、取り扱いに注意する必要があります。
デザイン性の高いものが多い「ガラス」
ガラス製の豆皿は透明感があり涼やかさがあります。色ではなく凹凸を施したり、曲線でデザイン性を高めていたりするアイテムが多いため、1枚加えると食卓のアクセントとして活躍します。フルーツや水菓子などを盛りつけるお皿として適している材質です。
しかし、ガラスは材質として割れやすいため、取り扱いに気をつける必要があります。
軽量で割れにくく扱いやすい「樹脂」
樹脂製の豆皿は軽くて割れづらい特徴をもっています。磁器製品とは違い落としても割れにくいため、小さな子どもがいる家庭でも扱いやすいアイテムです。
また、カラフルな色合いの豆皿が多く展開されているため、食卓をより鮮やかに彩ることができます。電子レンジや食器洗い機が使用できるかは、アイテムによって異なるためしっかり確認して購入しましょう。
料理以外にアクセサリー収納にも使える「木製」
木製の豆皿は、食器としてはもちろんアクセサリーや雑貨などを入れるのにも使えて便利です。陶磁器や樹脂、ガラスよりも温かみを感じることも特徴で、主張しないカラーリングで食事や食材のよさを引き立ててくれます。
また、落としても割れづらいので扱いやすく、持ち運びにも便利です。しかし、食器洗い機が使用できるかはアイテム次第になり、水濡れを放置するとカビの発生も考えられるため、お手入れに気を配る必要があります。
【2】用途に合う大きさや深さで選ぶ
調味料・薬味入れとして使用するのか、おかずを盛りつける小鉢として使うのか、フルーツやお菓子を乗せるためなのかなど、用途によって適切なサイズが違ってきます。たとえば、小鉢として使うなら10cmほどの大きさが必要で、調味料を入れるならある程度の深さが必要になってきます。
用途に合う大きさや深さかをチェックしましょう。
【3】セット商品なら統一感が出せる
豆皿を1枚だけではなく、セット商品として販売しているブランドも多いです。違うサイズがワンセットになっていたり、デザインで統一感を出していたりするタイプが多数。
また、1枚だけ購入するよりもセット商品で買うほうがトータルの価格をおさえられるケースもあります。家族分や来客用など人数分用意しておくと、食卓に統一感を出すことが可能です。
豆皿の人気ブランドや専門店をご紹介! 美濃焼・有田焼・波佐見焼など
豆皿選びに悩んでしまったり、プレゼントで豆皿を探していたりする方は、ブランドで選んでみるのもひとつの方法です。ここでは、豆皿の人気ブランドを3つ厳選して紹介します。
KIHARA(キハラ):日本の伝統模様をモダンにアレンジ
キハラは有田焼や波佐見焼の商品開発を行なっている会社です。有田焼で豆皿をつくったKOMONシリーズは、日本の伝統模様をモダンにアレンジしたデザインが特徴。
白地に藍色で色づけしたシンプルな豆皿が多いため、さまざまな食材や食品との相性もよいです。1枚だけ買うよりもトータル価格が低くなるセット商品も展開中です。
たち吉:江戸時代に創業。シンプルデザインが魅力
1752年に京都で創業した「たち吉」。「永く使えて飽きが来ない」をコンセプトに、さまざまな陶器を作り続けています。
白地でシンプルなデザインのものが多いのが特徴。豆皿はお花がモチーフになっているものが人気です。通販サイトはもちろんですが、複数のアウトレットにも店舗を構えており、上質でありながら手に入りやすいのも魅力です。
STUDIO M'(スタジオ エム):温かみのある器を展開
ホームユース食器のオリジナルブランドとして立ち上げられた「スタジオ エム」。食事を楽しくするためのおしゃれなデザインの食器を数多く販売しています。
とくにパステルカラーの優しい色合いの食器や、和食に合う食器などを多く取り扱っています。ナチュラルな雰囲気やかわいいものが好きな方におすすめです。
青郊窯:ハイクオリティな絵付け技術
青郊窯は、九谷焼の絵描きとして大正初期に創業したブランドです。
オリジナルの表現技法で、まるで手描きのようなクオリティをそのまま表現しています。富士山や波など和のイメージは、日本らしさを感じる美しいデザイン。普段使いはもちろん、おもてなしにぴったりの豆皿です。
豆皿のおすすめ 北欧デザインや和風、セット商品も!
ここからは、フードアナリスト市岡充重さんと編集部が選んだ、豆皿のおすすめ商品を紹介します。素材別にラインナップしているので、気になるものからチェックしてみてください!
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ11選|長く愛用できる「陶磁器」
▼おすすめ3選|細工が美しい「ガラス製」
▼おすすめ3選|軽量&タフな「樹脂製」
▼おすすめ3選|温かみのある「木製」
▼おすすめ11選|長く愛用できる「陶磁器」
九谷焼や有田焼、古伊万里など伝統的な製法で作られているものも多い陶磁器。日本料理との相性もばっちりですよ!
全9色! カラフルでかわいい豆皿
菊型の全9色あるカラフルな豆皿です。淡い色からパキッとした濃い色までそろっているので、のせる料理によって使い分けるのも楽しいでしょう。
美濃焼というのも魅力。電子レンジや食洗機での使用もできるので、温め直しやお手入れが簡単なのもうれしいポイントです。
縁起物がモチーフの豆皿
梅やひさご、羽子板や千鳥、松と縁起物がモチーフになった、かわいい豆皿です。形や色もそれぞれ違うので、それぞれのモチーフを組み合わせて使うのもおすすめ。
お正月やお祝いごとの食器として使ったり、インテリアとして使ったりしてもおしゃれです。

コレクション欲を満たしたいという方には、好きな絵柄を一枚ずつ購入できる青郊『青郊窯 豆皿 名品コレクション』が楽しいですね。
好きな柄の九谷焼を選べる
九谷焼を代表する窯元である青郊窯がつくる豆皿で、五彩と呼ばれる赤・緑・黄・紫・紺青を使い色鮮やかに絵つけしています。
伝統の古九谷絵柄から吉田屋絵柄まで、20種類を名品コレクションと銘打って商品展開中で、好きな絵柄を1枚ずつ購入が可能です。日本で古来より愛されている九谷焼です。日本料理を盛りつける豆皿として活躍します。
5つの異なる季節紋が美しいセット
キハラが販売する豆皿セットです。梅鶴・麿紋波・稲穂・雪輪・富士と5種類の季節紋が描かれています。白地で縁取りされていることも特徴で、空白美も感じる一品。日本の伝統模様をモダンにアレンジしており、日本食を盛りつける豆皿としても適しています。
電子レンジで使用でき、食べ終わったあとは食洗機で洗うことが可能です。
和食にも洋食にもマッチ
かわいいモダンデザインの豆皿です。和食にも洋食にも合うので、ひとつ持っておくといろいろな使い方ができて便利でしょう。
8枚セットですべて絵柄が違うのも特徴。パーティーなどでも重宝しそうですね。

お祝いの贈りものにするなら、縁起物をかたどった西海陶器『晴 型変り豆皿揃 カラー』はいかがでしょうか。

パーティーなどおもてなしのテーブルを華やかに演出したいなら、カラフルなカラーバリエーションが特長のテーブルウェアイースト『豆皿5色セット 菊の花』を。
▼おすすめ3選|細工が美しい「ガラス製」
凹凸を施したり、曲線でデザイン性を高めていたりするアイテムが多いガラス製の豆皿。涼しい雰囲気もあり、夏にはもってこいですよ。
▼おすすめ3選|軽量&タフな「樹脂製」
軽くて割れにくい樹脂製の豆皿。多くのアイテムが食洗器や電子レンジに対応しているので、扱いやすいですよ。
せともの本舗『松花堂 菊豆皿 樹脂製 黒内朱塗』
▼おすすめ3選|温かみのある「木製」
天然の木を使っているだけに、温かみがあり、手になじみやすいのが最大の魅力。おすすめ商品をご紹介します。
「豆皿」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 豆皿の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの豆皿の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
豆皿の上手な使い方 いろんな活用方法アリ!
ここからは、豆皿の上手な活用方法を紹介していきます!
定番のタレ入れや、薬味入れとして
醤油皿としてや餃子のタレ、ポン酢などのタレ入れや、ねぎや生姜、天ぷらの塩入れなど薬味入れにも使えるのが豆皿。調味料の容器を食卓にそのまま置くより、豆皿に入れることで食卓が彩りコンパクトに! 並べて置くだけでも映えますよ。
プレートに並べておしゃれな懐石料理風に
おかずの盛り付けに豆皿を使う方も多いと思いますが、大き目のお皿の上に複数の豆皿を置くと、懐石料理風のおしゃれな盛り付けが完成! 煮豆や漬物、刺身などを盛り付けると彩りも鮮やかになり食卓がおしゃれになりますよ。ちょっとしたおもてなしなどにぴったりです。
おしゃれなインテリアに
北欧風のデザインやかわいいものなら、食器としてはもちろんですが、インテリアとして使うのもおすすめ。アクセサリーや雑貨を入れるのに使ってみたり、玄関に置いて鍵入れにしてみたりなど。デザイン性の高い豆皿がたくさん販売されているので、選ぶのも楽しいですね。
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おしゃれな豆皿を使って食事を楽しみましょう 素敵な食卓に!
この記事では、豆皿の選び方とおすすめの商品をフードアナリスト市岡充重さんと編集部で紹介しました。豆皿はおもに磁器・樹脂・木製・ガラスとさまざまな素材でつくられています。それぞれ、風合いや取り扱い方が異なるので、自分の求める仕様で選んでください。ちょっとしたおかず、おばんざいを取り分ける取り皿としても活用できますよ!
セリアなどの100均や、アウトレットショップなどでも購入できるものもありますが、「手軽に買いたい」「どこで売っているの?」と思っている方は、通販を利用すると便利ですよ。
この記事で紹介したおすすめ商品も参考にして豆皿を使い、食卓を素敵に演出しましょう。
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2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。 2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。 2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。