ハンギングプランターとは
ハンギングプランターとは、ロープなどを使用して、吊るす形で設置できるプランターのこと。
一般的に天井や手すりなどにロープを引っ掛けて吊るします。屋内・屋外どちらにも使用でき、地面や床に置くタイプと比べ、空間を利用できるため、立体的でおしゃれな印象を与えることができます。さらに、空間に設置するため、障害物がある場合を除き、太陽光も届きやすく、植物が育ちやすいといういメリットもあります。
おしゃれさ・機能性の両方で人気となっているアイテムです。
ハンギングプランターの種類・タイプ
ハンギングプランターには、大きく分けて「吊り下げタイプ」と「壁掛けタイプ」の2種類に分かれます。一つひとつ解説いたします。
吊り下げタイプ
上から吊るすタイプのハンギングプランター。多くの人は、ハンギングプランターと聞くとこの吊り下げタイプの方が頭に浮かぶかもしれません。
室内でも日当たりのよい窓側などに、カーテンレールにフックを取りつけて楽しむことができます。壁掛けタイプと同じく、吊り下げタイプもフックが重要です。耐荷重にはくれぐれも注意してください。
壁掛けタイプ
壁にかけるタイプのハンギングプランター。壁の側面に、色とりどりの花を季節ごとに植えるとすてきです。室内でも屋外でも掛ける場所さえあれば飾れます。ただし、壁に掛ける場合は、落下しないようにしっかりと固定できる場所を確保できるかどうかに注意してください。
バルコニーやエクステリアなど、太陽の光がよく当たる場所におすすめしたいタイプです。
(★)ポイント:水やり後の重量も考えて選ぼう
ガーデニング研究家
ハンギングプランターは、壁や空間に吊り下げて楽しむものです。地面に設置するプランターとは異なり、不安定な位置で固定する必要があります。
また、ハンギングプランターは、水やり直後に総重量が増すので、そのことも考慮して商品の固定方法や留め金具などを確認してください。
ハンギングプランターの選び方
それでは、ハンギングプランターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
・容量
・植えつけ方
・プランターの素材
・色やデザイン
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】植えつけ方をチェック
多くのハンギングプランターは上部に植え込むように設計されていますが、側面にも植えつけできるようになっているものを選べば、植物がより立体的に見えます。
側面にも植えつけができるものは花苗の総量や根の量も多くなり、土が乾きやすくなります。保水性のよい土を使ってください。
そのほか、強風などで落下すると危険なので、不安定な場合は補強するようにしてください。
【2】容量をチェック
ハンギングプランターは、ものによって入れられる土の量が変わってきます。購入する際は、どれくらいの容量に対応しているかをチェックしましょう。
自分が植えたい植物に対して、少しゆとりのある大きさがおすすめです。植物がのびのびと育つことができる環境には、ハンギングプランターの容量は重要なポイントになります。
【3】プランターの素材をチェック
▼麻・コットン・絹紐編み
インテリアに合わせやすく、デザイン性の高い商品も豊富で人気の素材です。
▼天然ヤシ・木製
自然の温かみを感じられる素材です。サイズも大小さまざまなタイプがあるので選びやすいでしょう。
▼アイアン・スチール・ブリキ
スタイリッシュなインテリアや、ブルックリンスタイルのお部屋にアクセントを加えるのにおすすめです。エアープランツや多肉植物との相性もいいでしょう。
▼プラスチック
軽量で、ハンギングに向いているのが特徴。大きさや形もさまざまなタイプのものがあります。価格もリーズナブルなので、初心者の方にもおすすめ。
【4】色やデザインをチェック
ハンギングプランターは、目線の位置に設置することが多いので、植え込む草花などはもちろん、ハンギングプランター自体の色や形も目立ちます。
白色や奇抜な色の商品は、ハンギングプランターが目立ちすぎるのであまりおすすめできませんが、商品の色を隠したいときはヘデラやワイヤープランツなどの下垂植物を使うと便利です。
エキスパートのアドバイス
ガーデニング研究家
迷ったらスリットバスケットを選ぼう!
ハンギングプランターは、100円ショップの商品から高価なものまでいろいろな商品があります。
迷ったときにおすすめするのが、スリットタイプのバスケットです。この商品は私もよく使います。
スリットバスケットは、大きな花苗でもキズつけることなく、かんたんに植えつけることが可能です。
スリット部分のスポンジが劣化してきたら、スポンジ部分のみ取り替えることができます。
おすすめ8選|吊り下げタイプ
上記で紹介したハンギングプランターの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。まずは吊り下げタイプの商品です。ぜひ参考にしてください。
伊藤商事『スリットバスケット(SLT-25)』

出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ(側面植えつけ) |
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サイズ | 幅250×奥行170×高さ231mm |
材質 | ポリプロピレン |
使用株数/土容量 | 使用株数:6~10株、土容量:3L |
耐荷重 | 3~5kg |
伊藤商事『ハンギングバスケット(吊)(HB-27)』

出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ(側面植えつけ) |
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サイズ | 幅274×奥行274×高さ190mm |
材質 | ポリプロピレン |
使用株数/土容量 | 使用株数:18~24株、土容量:6.5L |
耐荷重 | - |
タカショー『G-story ラタンハンギングバスケットM(GSTR-FG13)』






出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ |
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サイズ | 幅300×奥行300×高さ570mm |
材質 | 本体:天然柳、鎖:スチール、ビニール:ポリプロピレン |
使用株数/土容量 | 土容量:約4L |
耐荷重 | 2kg |
不二貿易『フラワープラント 吊下げ式S(24081)』










出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ |
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サイズ | 幅170×奥行170×高さ110mm |
材質 | ブリキ |
使用株数/土容量 | - |
耐荷重 | - |
タカショー『ハンギングバスケットS(NPM-H6S)』

出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ |
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サイズ | 幅250×奥行250×高さ490mm |
材質 | 本体:スチール、ヤシマット:ヤシ繊維 |
使用株数/土容量 | 土容量:約2L |
耐荷重 | - |
アイリスオーヤマ『吊り鉢ライト6号』

出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ |
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サイズ | 幅180×奥行180×高さ105mm |
材質 | ポリプロピレン |
使用株数/土容量 | 土容量:約1L |
耐荷重 | - |
伊藤商事『ラブリーバスケット(HB-25)』

出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ(側面植えつけ) |
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サイズ | 幅250×奥行250×高さ150mm |
材質 | - |
使用株数/土容量 | 使用株数:9~15株、土容量:3L |
耐荷重 | 4~6kg |
伊藤商事『プチバスケット(WB-25)』

出典:Amazon
タイプ | 吊り下げ(側面植えつけ) |
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サイズ | 幅250×奥行157×高さ225mm |
材質 | ポリプロピレン |
使用株数/土容量 | 使用株数:6~10株 |
耐荷重 | - |
おすすめ5選|壁掛けタイプ
続いては、壁掛けタイプのハンギングプランターです。こちらもぜひ参考にしてください。
アイリスオーヤマ『ハンギング パームワイヤーバスケット 深型 フックタイプ(PED-250F)』






出典:Amazon
タイプ | 壁掛け |
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サイズ | 幅250×奥行250×高さ150mm |
材質 | スチール、ヤシ繊維 |
使用株数/土容量 | 土容量:約3.5L |
耐荷重 | 5kg |
八幡化成『gardens ハンギング エコポット 300』

出典:Yahoo!ショッピング
タイプ | 壁掛け |
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サイズ | 幅300×奥行155×高さ220mm |
材質 | ポリプロピレン(木粉入り) |
使用株数/土容量 | 土容量:約4L |
耐荷重 | - |
大和プラスチック『ハンギングプランター』

出典:Amazon
タイプ | 壁掛け |
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サイズ | 幅495×奥行215×高さ285mm |
材質 | ポリプロピレン |
使用株数/土容量 | 土容量:約10L |
耐荷重 | - |
アイリスオーヤマ『リフィールウォールプランター250』












出典:Amazon
タイプ | 壁掛け |
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サイズ | 幅250×奥行275×高さ210mm |
材質 | 本体:ポリプロピレン、フック:スチール |
使用株数/土容量 | 土容量:約2.5L |
耐荷重 | 5kg |
COVENT GARDEN(コベントガーデン)『ダイナスティ・ウォールポットL』

出典:楽天市場
タイプ | 壁掛け |
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サイズ | 幅195×奥行110×高さ155mm |
材質 | 陶器 |
使用株数/土容量 | - |
耐荷重 | 0.6kg |
おすすめ商品の比較一覧表
まとめ
側面に植えつけられるようになっているハンギングプランターは、寄せ植えを立体的に見せ、豪華な雰囲気をつくりだしてくれます。
設置するときは、耐荷重にも気をつけて、水をあげた状態の重さを必ず確認しておきましょう。
ご紹介した商品などを参考にしつつ、自分に合ったハンギングプランターを見つけ、ガーデニングライフをより楽しいものにしくださいね。
【関連記事】「観葉植物」や「エアプランツ」もチェック
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/04/20 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
1967年生。兵庫県西宮市出身。1991年に大手住宅メーカーに入社し、研究所(造園研究室)、マンション事業、本社設計部などを経験。現在は独立し、人と人、人と自然の繋がりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』を設立。 奈良市で草屋根の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜をつくり、自給生活を送る。NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」では、野菜づくり講師として8年間毎月出演。NHK出版WEBサイト「みんなの趣味の園芸」でブログ担当。 著書に「コップひとつからはじめる自給自足の野菜づくり百科」(内外出版社)、「現役サラリーマンの自給自足大作戦~菜園力で暮らしが変わる~」(家の光協会)が翻訳され台湾で発刊される。