星座早見盤とは? アプリににはないアナログな楽しさが魅力
星座早見盤とは、星を見るときに使う道具で、これを使うことでどの星座がだいだいどの位置にあるのが、どの時期にどんな星座が見られるのかがかんたんにわかります。
星座早見盤の楽しさは、自分で回転盤を動かして夜空の星座を観察できること。今はスマホにも同じような機能のアプリがありますが、星座早見盤には自分の手で星座を探すというアナログな楽しさがあります。
星座早見盤の選び方 絵でわかるものや機能性、サイズもチェック!
星座早見盤選びのポイントは以下の6つです。
【1】星座絵タイプか
【2】素材や耐久性
【3】蓄光やライト機能の有無
【4】サイズ
【5】星座早見盤の裏面
【6】お椀型や南半球の星座が見られるか
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ星座早見盤選びの参考にしてください。
【1】星座絵タイプなら見やすくわかりやすい!
夜空には無数の星々がきらめいています。それに対応して星座早見盤も精密に描かれているので、見やすいかどうかも選ぶポイントとなります。
星座早見盤にも、星座絵が描かれたタイプと星の名前や星座線のみが描かれたタイプとがあります。子どもや天体観測初心者には星座絵タイプのものがわかりやすいでしょう。星占いなどで馴染みのある「おひつじ座」「ふたご座」「おとめ座」などの形も絵で示されているので、楽しく使えますね。
【2】しっかりした素材や耐久性のものを
星座を観察するのは屋外なので、夜間や夜明け前には星座早見盤が夜露に濡れてしまうこともあります。
商品によっては紙製でできており、濡れるリスクを考えると水をはじく素材を使っているものを選んだほうがよいでしょう。プラスチックの素材なら、紙でできているものと比べ長く使えるのでおすすめです。
【3】蓄光やライト機能の有無で選ぶ
星空を観察するのは夜。星座早見盤を持って出ても、手元が暗いと盤面をよく見ることができません。懐中電灯などを持参すればいいのですが、荷物が増えますし片手で盤面を持ちながら片手で照らすことになり、お子さんには扱いにくいかもしれません。
そんなときに便利なのが、蓄光(ちっこう)インクを使っているものやライト機能がある星座早見盤。夜空の下でも、両手で持ってこまかい盤面をしっかり確認することができます。
【4】サイズも確認しよう
星座早見盤は外へ持ち出して使うことがほとんどなので、持ち運びしやすい大きさが必要。大きいものは見やすいですが、持ち運びに不便です。逆に小さすぎると持ち運びは便利ですが、実際に観察するときに盤面が見にくくなります。
自分にとってもっとも手頃なサイズの星座早見盤を選ぶようにしましょう。
【5】星座早見盤の裏面にも注目!
星座早見盤の裏面にもさまざまな機能がついたものが販売されています。商品の使い方が記載されているものや、表面は星、裏面は月や太陽の動きがわかるもの、カレンダー早見表が付いたものまで種類が豊富です。
たとえば、星座だけでなく月についても興味がある方は、ひとつの早見盤でどちらも楽しめるものを選ぶとよいでしょう。使いたい目的に合わせて裏面も確認してくださいね。
【6】お椀型や南半球の星座が見られるものも
星座早見盤にも特徴的な商品が販売されています。通常の平面の星座早見盤だと、南側が引き伸ばされて横に広がってしまいます。形状がお椀型のものなら、立体的なので南側の星座の位置が確認しやすくなります。
また、日本で販売されているものの多くは、北極星を中心とした北半球タイプ。オーストラリアなどの南半球では、北半球タイプの星座早見盤だと星座の位置が逆さになるため、使用することができません。オーストラリアなどで星の位置を確認したいという方は、南半球タイプの星座早見盤がおすすめ。
子どもだけでなく大人も楽しめる星座早見盤 子どもの教育研究者がアドバイス
星座に関する学習は小学校4年生で取り組みます。学校では実物の夜空を眺められないので、宿題になることが多いです。そういったときに活躍するのが「星座早見盤」。星座が見やすい、丈夫であることなど、子どもでも扱うことができるような機能が付いたものがおすすめです。
また、夜空を楽しむことは子どもだけでなく、大人にとっても魅力的です。キャンプ道具のなかに入れておけるようなものもおすすめです。
使いやすい星座早見盤のおすすめ11選 使い方を覚えて天体観測!
たくさんある星座早見盤のなかから、子どもの教育研究者と編集部が選んだおすすめの商品をご紹介します。使いやすく見やすい商品ばかりなので、自分に合った星座早見盤を探すときの参考にしてくださいね。
渡辺教具製作所『スターディスク(蛍光星座早見)』は耐久性に優れています。野外で使うものなので丈夫であることは大切です。
また、渡辺教具製作所『小型星座早見盤スターチャート』もおすすめです。コンパクトながら本格的な作りです。キャンプ用具のなかに入れておき、自然のなかで夜空を楽しむのもよいですね。
大和科学研究所『星・月の動き A型』は星だけでなく、月や太陽の観察でも活用できます。子どもの学びの幅が広がります。

耐久性があるので長く愛用できる
プラスチック製で耐久性のある星座早見盤です。星の色には蛍光色を使っているので、夜空の下でも見やすくなっています。
地平線の下にある星はグレーに表現されているので、東の空から次はどのような星が挙がってくるのかがわかり、楽しみ方が増えますよ。

携帯に便利な小型なのに本格的
直径が160mmと小型の星座早見盤です。小型なので持ち歩きに便利で、荷物の多いキャンプや旅行に持っていくときなどに重宝します。小型でも星図内容は本格的なので、大人でも活用できるすぐれものです。
星のスペクトルデータという温度による色分けが3段階で描かれており、夏の大三角など教科書にのっている情報なども盛り込んであるので教材としても利用できます。
また、太陽軌道が日付と一緒に記されているだけでなく、おもな星雲や星団のメシエ番号も付いており、小型ながら本格的な星座早見盤です。

星だけでなく月や太陽も観察できる
蓄光インクを使っており大型なので、夜でも盤面が見やすくなっている星座早見盤です。全天星座板なので星の並び方がよくわかり、月日を合わせるだけでかんたんに観察ができます。
星だけでなく太陽の日の出、日の入りの時刻も知ることが可能。星の動きや月の動きも観察できます。
全国どこでも観察できるように時刻補正目盛りが付いており、3地域の地平線入りです。
日本国内どこでも使える!
蓄光インクを使っているので、暗闇のなかでも観察しやすくなっています。日本国内ならどこでも利用できるように、経度線切り替え表示が付いているので旅先でも使えて便利です。
日時を合わせれば、かんたんに星の動きを観察できます。星だけでなく、月の満ち欠けや太陽の日の出や日の入りも観察が可能。記録用紙が付いているので、理科の教材としても使えますね。
星と月の動きが観測できる
蓄光インキを使っているので夜間でも見やすくなっています。北海道から沖縄まで日本のどこからでも観測できるように、場所と時間をピッタリ合わせられる経度補正板付きです。
表面が星座板で星を観測し、裏面では月の動きを観測できるようになっており、さらに日の出や日の入りの時間もわかります。月の満ち欠けを調べたり、観察を記録したりするのに役立つ年間月齢カレンダーや北極星発見シートが付いており、より詳しく観察できますよ。

「星座早見盤」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 星座早見盤の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの星座早見盤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
星座早見盤の使い方とは? 見たい星座の方角に合わせる
夏や冬の夜空にはたくさんの星座があります。星座早見盤があれば、観察したい月日や時刻に見える星や星座を探すのはかんたんです。基本的な使い方をマスターしましょう!
星座早見盤は円形になっており、月日と時刻の目盛りがあります。それぞれの目盛りを回転させて日付と時刻の目盛りを合わせてください。
次に、早見盤に描かれた星図のまわりに記された方角を見て、その方位に向いて立ちます。早見盤の星図を見ながら実際の夜空を探せば、見たい星座を見つけられますよ。
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星座早見盤を抱えて夜の散歩へ出かけましょう
大昔から人類は星空に憧れとロマンを感じてきました。星座早見盤はその憧れとロマンを自分のものにすることができる便利なグッズです。
ご紹介した商品はどれも学校の教材にも使えますし、自宅にひとつ保有しておけば、夜のお散歩のときに星座の観察ができます。星座早見盤があれば星を眺める楽しみが増えますし、商品によっては月や太陽なども観測できますから、一家にひとつ置いておきたいですね。
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神奈川県、埼玉県の公立小学校に22年勤めた後、短大、大学での教員養成、保育者養成に移り、現在に至る。 現在は、大学での講義を中心に、保護者向けに子育て・教育、教員向けに授業方法・学級経営などのテーマで執筆、講演などに幅広く活躍中。