犬用レインコートは必要? 快適なものを選べば嫌がらない!
雨の日でも犬の散歩をしてあげたいという飼い主さんもいることでしょう。雨の日の散歩は、泥はね汚れがつきやすく、濡れた状態のままにしておくと愛犬が体調をくずしてしまうことにもつながりかねません。
そのため、雨や泥汚れから守ってくれる犬用レインコートは雨の日の散歩に欠かせないアイテム。レインコートを着せておけば、散歩後の愛犬のお手入れがかんたんになりますよ。
また、ペットドライに欠かせないのがドライヤーやドライルーム。ペット専用の商品もあるので、いつもペットドライに苦労している飼い主さんは以下の記事もチェックしてみてください。
犬用レインコートの選び方 シャカシャカしないものや、機能性が高いものも!
まずは、犬用レインコートを選ぶときのポイントを5つご紹介します。
【1】タイプ
【2】仕様
【3】サイズ
【4】速乾性
【5】反射材
それぞれについて解説しますので、購入するときの参考にしてみてください。
【1】レインコートのタイプで選ぶ
レインコートにはいくつかのタイプがあります。愛犬にどのタイプのレインコートが必要なのかをチェックしてください。
マントタイプ(ポンチョ)|着脱かんたん
レインコートは、普通の洋服の生地より張りのある生地が使われていることが多いため、愛犬の性格によっては違和感を感じて動かなくなるという話をよく聞きます。
とくに袖(そで)があるタイプのレインコートだと、動いたときの衣擦(きぬず)れ音が出やすくなるもの。そのため、音に敏感な子はマントタイプから慣らすのをおすすめします。
また、着せるときに飼い主さんが手間取ると愛犬がいやがって逃げてしまうなんてことも。その点マントタイプのレインコートは足をとおす必要がないので比較的着せやすく、足を持たれるのをいやがるような愛犬にもスムーズに着せてあげられるでしょう。
オーバーオール(フルカバー)|全体をしっかりガード
長毛犬で毛が汚れるとお手入れが大変という場合は、すべての足をしっかりカバーできるオーバーオールタイプのレインコートがおすすめです。マントタイプに比べて体の露出面積が狭いので、濡れたり泥が跳ねたりするのを軽減できます。
ただし、足をすべてとおして着せるタイプなので、犬によってはいやがることがあるのも事実。ふだんからオーバーオールタイプの洋服を着慣れている子、マントタイプのレインコートにも慣れている子にはよいかと思います。
エプロンタイプ|お腹をしっかりガード
ダックスフンドやコーギーなどの胴長短足の子は雨が上がったあとの濡れている道を歩くだけで、水と泥でおなかがものすごく汚れてしまいます。
上記のような犬種におすすめなのがエプロンタイプです。人間の赤ちゃんがつけるスタイ(よだれかけ)のような形でおなか側をガードして、汚れるのを軽減してくれます。メインのレインコートとはいかないですが、雨上がりにお散歩に出るときにはとても便利ですよ。
【2】レインコートの仕様もチェック
レインコートには便利な仕様が採用されているものがあります。愛犬の特徴に合った仕様の商品を選びましょう。
毛の長いワンちゃんなら「留め具」をチェック
レインコートの留め具は面テープ、ジッパー、スナップボタンの3タイプがあります。脱ぎ着のしやすさと微調整ができる点で面テープが人気で、販売されている商品の種類も豊富です。
短毛の子はどの留め具でも問題ないのですが、長毛犬は面ファスナーやジッパーの場合、毛が絡まってしまうことも。毛が絡まって痛い思いをすると、犬がレインコートや洋服をいやがるようになる場合もありますので注意が必要です。
おなか側より背中側に留め具がついているほうが比較的毛が絡みにくいので、購入の際は留め具の位置の確認もしてくださいね。
ワンちゃんの耳のタイプにあわせて「フードの有無」をチェック
レインコートにはフードがついているものが多いのですが、視界が狭くなったり音が聞こえにくくなるので、犬からしてみるとあまり好まない場合も。無理やりかぶせるとレインコートそのものを着たがらなくなることもあります。かぶせてみて気にしなかったらラッキーぐらいの心構えでいるといいでしょう。
コッカースパニエルのように垂れ耳で毛が長い犬種の場合は、フードではなくスヌードで耳が濡れるのを防止するのもひとつの方法。また、フードを筒状にするなど、犬がいやがらないよう考慮されたレインコートもあります。
【3】サイズをチェック
大型犬、中型犬、小型犬とさまざまなサイズの犬種があるように、犬用レインコートにも複数のサイズがあります。レインコートに使用されている素材は、洋服と違って伸びにくいため、あまりにぴったりしたサイズだと犬が窮屈に感じてしまいます。
胴周りや首周りには、多少ゆとりのあるサイズがおすすめです。レインコートのサイズ表を見て、しっかり確認してから購入するようにしてください。また、万が一サイズが合わなかった場合でも、返品交換ができるオンラインショップだと安心です。
【4】速乾性の高いものを選ぶ
雨の日や雨上がりに散歩したあとのレインコートは、きちんと洗って乾かすことが大切です。とくに梅雨のシーズンでは頻繁に使うものなので、洗ってもすぐ乾く速乾性の高い素材を選びましょう。ナイロン製やメッシュタイプのものは泥や砂などの汚れも落としやすく、部屋干ししても速く乾きます。
【5】反射材がついていると安心
雨の日の夜間はかなり視界が悪くなるもの。夜にお散歩させることが多いなら、反射材(リフレクター)付きのレインコートを選びましょう。車や自転車など、人の姿は見えていても視線の低い位置にいる犬の姿は認識できていないことがあります。光の反射で存在を知らせることで、愛犬の身の安全を確保できます。
犬用レインコートおすすめ15選 モンベルなど人気ブランドからかわいいキャラクターデザインまで
ここからは犬用レインコートのおすすめ商品をご紹介していきます。選び方を参考に、愛犬にぴったりあう商品を選んでくださいね。
▼マント(ポンチョ)タイプ
▼オーバーオール(フルカーバー)タイプ
▼エプロンタイプ
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼マント(ポンチョ)タイプ

雨上がりの散歩にも便利な2wayタイプ
マントタイプとエプロンの2wayで使えます。基本的にふたつセットで使用するのですが、雨上がりにはマントを外してエプロンの部分だけを使ってもOK。マントタイプなので着せるのも比較的ラクだといえます。防水生地でできているので、愛犬の体を雨からしっかり守ってくれます。
暗くなってからの雨のお散歩でも、車などのライトが当たると反射材がキラリと光って「ここに犬がいます」とアピールしてくれるので安心。専用の袋もついているため、愛犬と一緒にお出かけする際にバッグに入れておけば、急な雨にも対応できるでしょう。
レインコートをはじめて購入される飼い主さんは、これひとつを購入するだけでマントタイプとエプロンタイプの両方を試せます。

はじめてのレインコートに
着せやすいマントタイプのレインコートです。お手頃価格なのでレインコートにはじめてチャレンジするという場合におすすめ。マントタイプでも頭をとおさなければいけないものもあるのですが、こちらはその必要もなく首のところを面テープで留める作りになっています。
頭をとおすのをいやがる子でも、このタイプであれば着てくれる可能性が高いのではないでしょうか。とにかくかんたんに着せられるレインコートがほしい人にもピッタリです。
さらに、フードに反射テープもついていますので、暗い時間帯にお散歩に出ることが多いご家庭にもよいでしょう。お庭でしかトイレをしないという子にも手軽に着せられ、夜のお庭でも反射テープで居場所が把握できます。
視界を遮らないので安心
透明なポンチョタイプの犬用レインコート。クリアなので、ワンちゃんの視界を邪魔することがなく、また飼い主もワンちゃんの状態が一目で見えるので安心です。ビニール素材で乾かすのも収納もとても簡単です。
リード穴付きで、持ち運びにも便利。ワンちゃんの体型に合わせてサイズが選べるので、小型犬~超大型犬まで、幅広いワンちゃんに使えます。
厚手生地で、本格的な雨や雪対策もばっちり
オシャレな犬服の専門店「PET FIND」のレインコートです。水が染み込みにくい厚手生地で裏地は通気性の良いメッシュになります。
前足だけを通すマントタイプは、手軽に装着が可能でずれにくく本格的な雨でもバッチリ! 高輝度反射ラインで、夜の散歩や薄暗い雨の日も安心です。紫外線対策ができるので、雪の日にも重宝するでしょう。
メッシュを使用した二重構造で、湿気がこもりにくい
防水用ナイロンの表地と、内側は通気性に優れたメッシュを使用した二重構造。湿度の高い雨の日も快適に着用できます。グレーが差し色で入ったツートーンカラーで、おしゃれさもばっちり!
調節可能なフードが、被せた時に脱げにくく雨風からしっかり守ってくれます。通気性の良いシンプルなレインコートをお探しの方におすすめの1枚です。
特殊なフードで立ち耳のワンコにぴったり!
アメリカ発セレブ御用達のドッグレインコートです。スタイリッシュなデザインで、雨の日でも愛犬をおしゃれに見せられる一着。マントタイプなのでサッと着せてあげられます。
フード部分はビニール傘のようなデザインにすることで、愛犬の耳に触れにくく、視界もクリアになります。内側はフリース素材になっているので、寒い日でも温かくお散歩できるでしょう。
▼オーバーオール(フルカーバー)タイプ

筒状のフードが便利! オーバーオールタイプ
オーバーオールタイプのレインコートで、背中に留め具がついています。犬用レインコートのフードは人が使うものと同じ形が多く、立ち耳の犬にはかぶりにくいもの。下を向いたときに、フードですっぽり目が隠れて前が見えなくなってしまい、犬が動かなくなったという経験をされた飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
こちらの商品のフードは筒状になっているため、下を向いたときに目が隠れてしまうことを軽減できるでしょう。どの程度までかぶらせるかを飼い主が決められるのもうれしいポイント。垂れ耳で耳が長い子はスヌードのように使うと耳の毛が汚れるのも防げます。コッカースパニエルやトイプードルで、耳の毛を長く伸ばしている子などには非常におすすめです

シャカシャカ擦れる音が苦手な子には
レインコート特有のシャカシャカという衣擦れ音が苦手だったり、動きにくさを気にしてしまうという子もいます。こちらの商品は普通のレインコートに比べると、衣擦れ音が軽減されているのが特徴。
また、飼い主さんが愛犬に合わせて股の部分のフィット感を調整できるので、愛犬に合ったカスタマイズができるのがうれしいポイントです。
完全防水ではないので土砂降りの場合だと縫い目から雨水がしみ込んでしまう可能性はありますが、着心地重視ならおすすめ。アウトドアを意識した商品ですので、雪が積もったときに着せて遊んだり、キャンプのときにラッシュガードとして使ったりするのもいいでしょう。

コスパにすぐれたオーバーオールタイプ
オーバーオールタイプのレインコートはマント型に比べるとやや価格が高い傾向にあるのですが、こちらは比較的リーズナブル。オーバーオールタイプを試してみたいけど……と悩んでいた飼い主さんでも挑戦しやすいと思います。
また、梅雨の時期となると乾きやすい素材のレインコートも生乾きになっていることも。雨の日でも必ずお散歩に出る家では、洗い替え用として購入してもよさそうです。さらに、腰のあたりに反射テープがあるので、暗くなってからお散歩に出かける家にもよいでしょう。
伸縮タイプで防水加工
手足まですっぽり収まるタイプのオーバーオール型レインコート。雨の日もこの1枚でばっちり決まるオシャレなレイン服で、表面は撥水加工がされており、雨のお散歩もいつも通りに楽しむことができます。
通気性が良く、湿度は適度に外に逃がしてくれるので、蒸れにくくて安心です。しっぽがちゃんと出るので、用を足す際に汚れる心配もありませんよ。
グッドデザイン賞を受賞したドッグレインコート
犬の習性を利用して設計された着せやすい犬用レインコートです。チワワなどの小型犬から、柴犬などの中型犬、ゴールデンなどの大型犬向けまでサイズ展開が豊富。コーギーやダックス用もあり、さまざまな犬種に対応しています。
高耐水性で洗濯機での使用もOK。毛が絡みにくいようファスナー下に長い持ち出し布をつけています。さらに足首分にゴムを入れることで擦れを軽減し、シャカシャカしないように工夫されています。泥はねを防ぎながらトイレをしやすい股ぐりなど、細部にこだわった商品です。
上品なパステルカラーで、よりかわいく演出
ピンクとブルーが上品でかわいく目を引くカラーで、中型犬まで対応した豊富なサイズ展開です。撥水機能付きの素材で、雨や泥汚れもふき取るとすぐに落とせるのも嬉しいポイントです。
オーバーオールタイプは雨の日も、元気に動き回りたいワンちゃんにおすすめ! リフレクターを採用しているので、夜間のお散歩にも使用していただけます。
おしゃれなロゴがポイント! 高機能レインコート
撥水性と透湿性に優れた生地を使い、風合いや着心地を損なわない高機能素材を採用。付属のスヌードと携帯用の収納袋が付き、持ち運びに便利です。
ミリタリー感満載のカーキや暗闇でも目立つイエローなど、好みのカラーを選べるのも高ポイント。テールアジャスターや首回り調節ベルトが付き、機能面にもこだわった作りです。
人気キャラクターのデザインがかわいい!
人気キャラクター「スヌーピー」のデザインがたまらなくかわいい犬用レインコートです。サイズ展開も豊富で、チワワなどの超小型犬からゴールデンレトリーバーなどの大型犬まで対応しています。
お腹の部分が全開して、面ファスナーで留める仕様なので着脱もかんたん。暗闇でライトに反射する素材で、夜のお散歩でも安心です。フードの後ろには、リード用通し穴もついています。
▼エプロンタイプ
取り外しかんたんなエプロン
コーギーやダックスフンドなど、天気の悪い日のお散歩時にお腹が汚れてしまいやすい子にぴったりのエプロンタイプのお腹カバーです。マジックテープでとめる背中開きになっています。男の子用はおしっこがしやすいようお腹部分をU字に設計。
外側は水をはじく素材を採用。内側はやわらか素材でストレスを軽減しながらお腹をカバーします。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキング 犬用レインコートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での犬用レインコートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
レインコートに毛を巻き込まない方法 犬の心理栄養カウンセラーからのアドバイス
レインコートの下に薄い服を着せる方法も!
レインコートを着せるとき、どんなに注意しても犬の毛を巻き込んで留め具を留めてしまうことがあります。そんなときに役立つのがメッシュの洋服。メッシュでタンクトップの洋服を先に着せておけば毛を巻き込むリスクがグッと減ります。
毛を巻き込まないことに気を取られて着せる時間が長くなり、いやがられるという事態も避けられるのでおすすめ。夏によく売っているメッシュのタンクトップであれば動きの妨げにもなりにくいですから、今までレインコートを着せるのに苦戦していたという飼い主さんはぜひ試してみてくださいね。
ほんのちょっとのコツですが、これを知っていれば今まで「毛を巻き込みそう」と遠慮していたタイプのレインコートにも挑戦できますよ!
お散歩が楽しくなるその他のアイテムはこちら 【関連記事】
お気に入りの犬用レインコートで雨の日も楽しく
さまざまな犬用レインコートを紹介してきました。愛犬の性格によってはレインコートを嫌がる子もいます。はじめての場合は時間をかけずに着せられる商品から試してみてください。胴長短足でお腹が汚れやすい子にはお腹をガードするタイプ、毛が汚れるとお手入れが大変になる子はオーバーオールタイプなど、犬種に合ったレインコートを選びましょう。
機能面はもちろんですが、愛犬をかわいく見せてくれるデザインや気に入るデザインを選ぶことも大切です。雨の日の散歩が楽しくなるような犬用レインコートを選んでください。
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