Razer(レイザー)とは?
Razer(レイザー)は、世界的に展開しているゲーミングデバイスのメーカーです。1999年に発売した高解像度ゲーミングマウス「Boomslang」が大ヒットし、一気に認知されるようになりました。主にアジア圏を中心に高い人気を博しています。
そして、eスポーツの大会でプロが使用するような、ハイクオリティのゲーミングデバイスを数多くリリースしています。そんなRazerのヘッドセットの特徴は、快適な付け心地と臨場感あふれるサウンド、スマートなデザインにあります。
Razerヘッドセットの選び方
Razerヘッドセットの基本的な選び方のポイントを見ていきましょう。
ポイントは下記。
【1】接続方法で選ぶ
【2】使用環境で選ぶ
【3】音の性能で選ぶ
【4】マイクの性能で選ぶ
【5】形状で選ぶ
【6】そのほかの機能で選ぶ
【1】接続方法で選ぶ
ヘッドセットには有線タイプと無線タイプがあり、有線タイプにはさらにAUX接続(アナログ接続)とUSB接続のものがあります。いずれもメリット・デメリットがあるので、プレイするゲームに合ったものを選択しましょう。
有線接続
【メリット】
電波の影響を受けないため、遅延などがなくクリアで安定したサウンドが楽しめます。
【デメリット】
コードが邪魔になるため、事前にコードの長さを確認しておくとよいでしょう。
PS4やPCで使用する場合はUSB接続がおすすめです。また、iPhoneなどスマートフォンなどUSB端子のないデバイスに接続したい場合は、アナログ接続のヘッドセットを選びましょう。
無線接続
【メリット】
ケーブルがない自由さが最大のメリット。
【デメリット】
遅延がおきやすいため、FPSなど音でかぎわけたりコンマ1秒を争うゲームには向きません。
Razerでは遅延の少ない無線接続のヘッドセットも扱っています。どうしてもワイヤレスにこだわりたい場合は、そうした遅延のほとんどないデジタル伝送方式のものを選んでください。
【2】PC・PS4・PS5など 使用環境で選ぶ
続いて、PC・PS4・PS5など使用環境ごとの選び方のポイントについてご紹介していきます。
PCで使用する場合
USBやアナログなどの有線接続からワイヤレス接続まで、たいていのヘッドセットはPC接続が可能となっています。ただし、まれにPC接続に対応していないものもあるため、念のため確認しておきましょう。
また、ボイスチャットをするのであれば、まわりのノイズをカットしてくれるノイズキャンセリングに対応したものがよいでしょう。
PS4・PS5で使用する場合
PS4もUSBやアナログなど有線接続からワイヤレス接続まで対応しています。また、アナログ接続の場合は、ケーブルをコントローラーに接続することもできます。
【3】音の性能で選ぶ
音の臨場感にこだわりたいのであれば、バーチャルサラウンドに対応しているものを選びましょう。おすすめは7.1chのバーチャルサラウンドタイプです。
バーチャルサラウンドとは、後方にスピーカーを配置しているかのように、360度方向から音が聴こえてくる音を指します。また、迫力ある音質にこだわりたいのであれば、50mmサイズのドライバを搭載したものを選んでみてください。背後に忍び寄るかすかな足音などもリアルに聴こえます。
【4】マイクの性能で選ぶ
ゲーミングヘッドセットにはボイスチャットなどに使用するマイクが付いています。MMORPGやFPSなどで友だちとゲームを楽しんでいるとき、ノイズが入りにくいものがよいのであれば「ノイズキャンセリング機能」を搭載したヘッドセットを選ぶとよいでしょう。
【5】形状で選ぶ
Razerヘッドセットは、ゲーミング向けのオーバーヘッド型とストリーマー(配信者)向けの軽量なネック型、そして普通のイヤホンと同じインイヤー型の3種類に分けることができます。
オーバーヘッド型は頭の上から被るように付けるタイプ。音を再生するドライバーのサイズも大きく、音質や臨場感を重視するユーザー向けです。小さな音を聞き逃しにくい分、サイズも大きいため、持ち歩くのには不向きです。
一方、ネック型やインイヤー型は軽量コンパクトで場所も取りませんし、スマートフォンなどで使うのにも便利です。ただし、ドライバーのサイズも小さく、音質面ではオーバーヘッド型に及びません。
【6】そのほかの機能で選ぶ
Razerのヘッドセットには視覚や聴覚に加えて触覚面でもゲームを楽しめる機能が搭載されている製品があります。その他にも、長時間装着する際の負担を減らすジェルパッド内蔵のイヤーパッドなど、ゲームをより一層楽しむためのさまざまな機能が備わっています。
ここでは、それら機能についてご紹介します。
Razer HyperSense(レイザー・ハイパーセンス)
タイムラグの少ないワイヤレスのオーバーヘッド型。THX Spatial Audioの360°サラウンドにHyperSenseテクノロジーの振動で、いままでにないゲーム体験ができる!
Razer HyperSense(レイザー・ハイパーセンス)は、ゲーム内の周波数に合わせてイヤーパッドが振動する機能で、視覚や聴覚に加えて触覚面でもゲームを楽しめる機能です。
Razer Chroma(レイザー・クローマ)
Razer Chroma(レイザー・クローマ)という、色や発光パターンを選んでヘッドホンを光らせるLEDイルミネーション機能もあります。
THX Spatial Audio(ティーエイチエックス・スペイシャル・オーディオ)
THX Spatial Audio(ティーエイチエックス・スペイシャル・オーディオ)という、水平だけでなく上下方向の音も聞き分けられる立体音響技術を搭載したものもあります。
Razerのヘッドセットおすすめ10選
ここまで紹介したRazerのヘッドセットの選び方をふまえて、ITライターの海老原 昭さんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
高い性能を備えた競技向けモデル
細かい調節を可能にしたドラーバーや、クリアな音声を伝えるカーディオイドマイクなど、より高い性能を発揮するヘッドセット。必要な情報を的確に取得できるため、秒単位の判断が求められる場所でこそ活躍し、より高い成績を求める人にぴったりです。
本体重量を軽量化し通気性の高いイヤーパッドを装着することで、長時間つけいていても快適でいられます。

小さくてもダイナミックなサウンドを実現
いわゆるインイヤー(耳に装着するタイプ)のイヤホン型ヘッドセットです。イヤホン型としては大型の10mmドライバーを搭載し、小さいサイズから想像する以上のダイナミックなサウンドを再生します。
イヤーピースは標準でダブルフランジ型(返しの部分が2つ付いているタイプ)となっており、高い遮音性を発揮して、ゲームプレイに没入させてくれます。
本機の接続はアナログですが、USB Type-CやLightningといったスマートフォン向けの端子を搭載したモデルも登場しています。
ただ、PCでも使うことを考えるとアナログ接続のものがいいでしょう。コンパクトなので、普段はスマホとセットで使い、ゲームプレイ時に差し替える、といった使い分けをするのにぴったりです。
選手による厳しいテストをクリアした本格仕様
高い性能が人気のBlackShark V2をベースに、さらなる機能を追加したモデル。eスポーツ選手が自らテストに参加するなど、厳しいチェックをくぐり抜けた実践向けの仕様になっています。
また、2.4GHzのワイヤレス接続を搭載することで、弱点だったラグを克服しているのも特徴。コードのわずらわしさが解消されているため、ワイヤレスヘッドセットが欲しい人にもぴったりです。
一日中、快適に使える軽量ヘッドセット
PC、PlayStation、Nintendo Switch、Androidでシームレスに使用できるように設計された多機能(4-in-1)のワイヤレスゲーミングヘッドセット。
USB-Cワイヤレストランシーバーをお好みのプラットフォームに接続するだけで、すぐにペアリングが可能。3.5mmアナログケーブルで有線接続をすることもできます。
わずか259gの超軽量タイプで、通気性に優れたメモリーフォームイヤークッションと回転式イヤーカップがぴったりフィット。エルゴノミックデザインで一日中、快適に使用できます。RAZER TRIFORCE 40MMドライバー搭載でクリアで臨場感のある音が楽しめます。
かわいい猫耳デザインでもっと楽しくゲームを楽しむ
ヘッドセットの頭頂部に猫耳を取り付けた、かわいいデザインが魅力のヘッドセット。ヘッドセットライティング機能によって自由にエフェクトを設定することで、よりかわいい姿で利用できます。
各音域に豊かな表現力を与えるドライバーや、音声と映像のズレを抑えたワイヤレス接続など、ヘッドセットとしての機能性も備えています。かわいいだけじゃなく、実用性も高いヘッドセットです。

高コスパの入門向けゲーミングヘッドセット
ベストセラー機種だった「Razer Kraken Pro v2」の後継モデルという位置付けの、アナログ接続式オーバーイヤー型(耳を覆うタイプ)のヘッドセットです。50mmのドライバーを搭載し、ダイナミックで迫力あるサウンドが楽しめます。
ヘッドバンド部のクッションが増量しているほか、上位モデルと同じく冷却ジェル入りのイヤーパッドが採用されており、長時間装着していても耳が熱くなったり痛くなりにくく、プレイヤーの負担を軽減してくれます。
定評あるRazerサウンドを手頃な価格で満喫できる、入門向けとしてもコストパフォーマンスが光る一台です。

サウンドを触覚でも味わえる最高峰ヘッドセット
「Razer Nari」の機能をベースに、「HyperSense」を搭載し、音だけでなく体感でも臨場感溢れるプレイを可能にしたRazerヘッドセットの最上位モデルです。
「HyperSense」はイヤーパッド部に振動ドライバーが搭載されており、爆発音などに合わせてイヤーパッドが振動することで、サウンドだけでなく体感でゲームを楽しめる機能です。
映画でも音以外に動きや匂いなども体験できる「4DX」などが流行ですが、まさにこうした流れを汲んだ機能といえるでしょう。ゲームの世界にどっぷりと没入したい人におすすめです。

ストリーミング配信者向けのセット製品
ネックバンド型の「Razer Ifrit」と、USB DACである「Razer USBオーディオエンハンサー」がセットになった製品です。別々に購入することもできますが、最初の1台としてはセットになった本バンドルが便利です。
もともと「Ifrit」は配信者向けに作られた軽量なヘッドセットで、マイクにノイズ防止のフランジカバー(風防)も付属しているあたりにこだわりが見られます。
本来はアナログ接続なのですが、同梱の「USBオーディオエンハンサー」を使うことでノイズの少ないデジタル接続が可能。
また、「USBオーディオエンハンサー」はアナログ入力を2系統持っているため、「Ifrit」を2台繋げることで、プレイヤーと解説など、2人での配信も容易に行える特徴があります。
サラウンド機能などはありませんが、配信デビューしたい人の入門用としては最適な1台です。
外出先でも使いやすいヘッドセット
ノイズキャンセル機能とともに、周囲の音を聞くクイックアテンションモードを両立させることで、外でも使いやすい設計になっているヘッドセット。専用のキャリーケースが付属するため、持ち運びも手軽に行えるのが特徴です。
さらに、ヘッドホンの装着状態で音楽が自動的に再生したり停止したりするので、何度も操作をする必要がなく快適に使えます。
その場にいるような没入感の高いサウンド
7.1サラウンドシステムを搭載し、さらに高い位置精度に基づいた音響を実現することで、ゲームのなかにいるような没入感を楽しめるヘッドセット。また、視界には写っていない場所の音も感じられるため、FPSなどで相手の位置を捉えやすく勝利へと導いてくれるでしょう。
いつもプレイしているゲームでもおもしろさが大きく変わる、音響の凄さを体験してみてください。
「Razerのヘッドセット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ゲーミングヘッドセットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのゲーミングヘッドセットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ゲーミングデバイスのその他のおすすめはこちら
「Discord(ディスコード)」とは?
「Discord(ディスコード)」とは、ゲーマー向けボイスチャット用ソフトウェアです。ワイヤレスイヤホンやヘッドホンなどのゲーミングヘッドセットで仲間とボイスチャットを始めたい、そんな方におすすめのアプリです。
LINEのようなチャット機能・ビデオ通話のほか、ボイスチャット機能などが無料で利用できるとあって、ゲームはもちろんゲーム目的以外での利用もされているゲーマー御用達のアプリです。
ボイスチャットがあると便利なゲームとは?
たとえば、『PUBG』『フォートナイト』などのTPSやFPS、『モンスターハンター』や『FF』シリーズといったMMOでは、直感的なアクションやコミュニケーションが要求されます。
そうしたゲームで仲間たちとプレイする際、キーボードでやり取りしていては反応が間に合いません。そんなときに便利なのが、ボイスチャットなのです。
イヤーパッドに注目
Razerのヘッドセット製品は、最近イヤーパッドに冷却ジェルを充填し、布製のカバーを採用したものが増えています。
以前は合皮製のカバーを採用していたのですが、汗を吸い込まないため、長時間着用していると蒸れて着用感が悪くなっていました。
このほかにも形状記憶フォームを採用するなど、イヤーパッドひとつ取っても長時間のプレイ時に負担が少なくなるよう、さまざまな改善が加えられているので、新製品と旧製品をくらべる場合は、価格だけでなく装着感にも着目するといいでしょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。 キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndroidも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。