CPUスタンドとは
CPUスタンドとは、PCを設置するためのスタンドのこと。パソコンを設置する際にはデスクのうえだけでなく、床へ直に置く場合もあります。
そんなときにはCPUスタンドを設置することで、移動もしやすく、また、床と空間ができることで、冷却や掃除もしやすく、パソコンの性能を発揮させることができます。
CPUスタンドの形状・タイプ
CPUスタンドには、「キャスター付きタイプ」「取り付け/マウントタイプ」「ボックスタイプ」の3種類があります。それぞれの特徴をしっかり把握していきましょう。
キャスター付きタイプ:移動がラクちん!
キャスター付きタイプは、キャスターが付いていてゴロゴロと床の上を移動させられるタイプ。
たとえば、足元に置いたタワー型PCで、たまに背面のポートにアクセスする必要がある場合などに便利です。また、移動がかんたんなので、掃除のときにラクなのもうれしいですよね。
一枚板のような見た目から、側板高めまでさまざまあります。側面が高めのスタンドだと、うっかりパソコンを蹴飛ばしても転倒しづらくなります。また、滑り止めが貼ってあるタイプもあります。よりしっかり固定できるので、あると便利ですよ。
取り付け/マウントタイプ:しっかり固定で安心!
取り付け/マウントタイプは、マウントなどでPCをしっかりと抱え、机の下などに固定できるタイプ。
デスクの上ではなく下に設置するため、小型PCなどで置き場を節約したい場合にピッタリです。また、しっかりと固定ができ、耐久性がある製品を選ぶことで、脚でパソコンを倒してしまうこともなくなります。また、配線も床につかないので、デスク下の掃除がかんたんになります。
ただし、デスクによっては取り付けられないこともあるので、必ず事前にチェックをしましょう。
ボックスタイプ:PCの天敵・ホコリから守る!
ボックスタイプは、PC全体をボックスの中に入れ、覆うタイプです。
遺物などをボックスで守れるため、事務所などでサーバーをホコリなどから守りたい場合にピッタリのタイプです。ファンが付いている商品もありますので、放熱量の多いサーバーを収納する場合におすすめです。
CPUスタンドの選び方
デスク上をスッキリでき、デスク周りの整理に便利な「CPUスタンド」。キャスター付きやデスクに取り付けるタイプだと、掃除や移動もラクにできます。ただし、サイズや種類・価格もさまざまで、どれを選んだらよいのか迷ってしまうことも。
そこでこの記事では、CPUスタンドの選び方をご紹介します。PCをホコリから守るアイテムでもありますので、ぜひ本記事を参考に、自分に合ったCPUスタンドを見つけてください。
【1】素材
【2】耐久重量
【3】サイズ
【4】サイドテーブルになるタイプもチェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材をチェック
CPUスタンドの素材は、インテリアに大きく関わる部分、こちらも一つひとつ解説しますので、ぜひ参考にしてください。
▼プラスチックタイプ:安価で軽量なタイプ
プラスチック製のスタンドは、安価で軽量ですが、耐荷重や耐久性がやや低めになる傾向があるほか、見た目に安っぽく見えてしまうこともあります。
床に置いて使うケースが多く、あまり目につかないとはいえ、インテリアなどと合わないのは考えものです。デスクや家具と同色でまとめるといいでしょう。
▼金属製・スチール製・木製:インテリア性が魅力のタイプ
金属製やスチール製のスタンドは、取り付け/マウントタイプなどが多く、PCのメカニカルなデザインと相性がいいため、インテリア性高く配置することができます。
また、木製のスタンドは、デスクが木製の場合、相性がよくなります。色合いも確認しなければいけませんが、ナチュラルな雰囲気になるため、木製もおすすめの素材です。
【2】耐久重量をチェック
スタンドを選ぶ際は、使用するPCのサイズに合っていることはもちろん、耐久重量にも気をつけてください。デスクトップPCの場合、金属製ケースやガラスのパネルなどを使っていると、構成によっては20kgくらいになることがあります。
プラスチック製のスタンドだと、耐久重量が10kg前後しかないものもあるため、使っているうちに壊れてしまうことも考えられます。お持ちのPCの重さを考慮して、しっかり支えられる製品を選びましょう。
【3】サイズをチェック
自宅などで使っているパソコンのサイズに合わないと、使うことができません。そのため、乗せることができるか対応幅もチェックしましょう。
なお、パソコンケースにサイズは、ミニタワー、ミドルタワー、フルタワーなどがあります。同じサイズで共通の規格になっているわけではないので、購入後に後悔しないよう実寸を出しておきましょう。
【4】サイドテーブルになるタイプもチェック
スペースに余裕がある場合は、CPUスタンド自体がサイドテーブルになるタイプもチェックしてみましょう。デスク下ではなく、サイドやL字で使えますので、ワークスペースが広がるワゴンがほしい人にはおすすめです。
かなり存在感があるので、デスクや部屋のインテリアと合うか確認しましょう。
エキスパートのアドバイス
背面のケーブルの長さも考慮しよう
PC用スタンドを選ぶ時、PCケースや机の下に収められるようにするのはもちろんですが、意外と忘れがちなのが、背面に出るケーブルの長さです。接続するケーブルの硬さやコネクターの形状にもよりますが、パソコンやスタンドそのもののサイズよりもおよそ10cm程度、余裕を持たせた方が安全です。
その結果、机から余分にはみ出してしまうこともあるため、その場合は横向きに収めてみるなど、運用面での工夫が必要なこともあります。
CPUスタンドおすすめ12選
上記の選び方のポイントをふまえて、CPUスタンドのおすすめ商品をご紹介します。
【キャスター付きタイプ】【取り付け/マウントタイプ】【ボックスタイプ】とわけて商品を紹介していきますので、自分に合ったCPUスタンドをぜひ見つけてみてください。
【キャスター付きタイプ】おすすめ6選
まずは、キャスター付きタイプのおすすめ商品をご紹介します。重いPCの移動がラクなので、とくに女性や年配の方におすすめです。
2台まとめて設置可能なCPUボックス
タワー型PCを2台収納できるCPUスタンドです。一度に2台まとめておけるので、隣同士の席のPCをまとめたり、サーバー用PCと普段使いのPCをまとめるといった使い方が可能です。
スタンドとしてはブックエンドのようなパネルでPCを挟み込むタイプで、パネルを動かすことで1台だけ支えることもできます。企業のオフィスや学校など、複数のパソコンを使う環境で便利なスタンドです。
安価で軽量、対応ケースも多彩
CPUスタンドとしては定番ともいえる人気製品です。上から見るとX字になっており、交差するバーを動かして幅を自由に調節できるタイプです。
PCは四隅の突起部で支えますが、スポンジゴムが付いており、傷付ける心配がありません。対応幅が10mm〜255mmと幅広く、耐荷重が20kgあり、スリムケースからフルタワーまで、ほとんどのPCをしっかり支えてくれます。
キャスターは四隅に加えて中央にも1つあるため、重いケースもしっかり支えて、たわんだり移動時にガタつくことがありません。折りたためるため、使わないときもコンパクトに収納できるなど、CPUスタンドに求められる性能が備わっていて比較的安価なのもうれしいポイントです。
おしゃれな木目調のシンプルCPUスタンド
側板なしのシンプルなデザインによりコンピューターだけでなく、机の下のカバンや書類の収納にも便利です。キャスターがついているため掃除のときなどは移動もできます。2個の車輪にはストッパーがあり、普段はストッパーで位置を固定できます。
長く愛用いただくために耐久性や耐汚性にこだわり、天板や稼働板にはキズや水に強いメラミン加工を施しています。
幅調整ができスリムタイプから大型サイズに対応
ねじ・ボルトにより185~265mmまで幅調整が可能です。コンピューターを乗せた状態で幅を調整でき、しっかりと固定されるので、安定性も抜群です。
本体には取っ手やキャスターがついているため移動もスムーズにおこなえます。前輪の2つにはストッパーがついており、机の下などで動かないように固定できます。また、スチールボディでオフィス用品とマッチしやすいデザインとなっています。
コンピューターケースの幅は、長さは16.93〜22.44インチ、幅は9.06〜14.57インチまで調整可能です。コンピュータケースをテーブルの下または横に配置し、距離を適切に増やしてコンピュータタワーを地面から遠ざけ、下部および周囲の熱放散を高めることができます。
360°回転できるキャスター付きで、重いPCでも簡単に移動させることができます。耐荷重40kgまで支えられるので、重い荷物を運ぶ台車としても大活躍!さらにキャスターにロックもかけられるので、PCを動かしたくない時にも安心して使用することができます。
サイドテーブルになる!便利なスタンド
上下昇降は51~80cmで、1mm単位で高さを調整でき、サイドテーブルやL字デスクに使えます。下段の棚板の背面には脱落防止用のパイプがついているので、移動のときにPCの落下を軽減します。安定性が高いです。
デスク下に収まらないのでスペースに余裕がある人におすすめです。
【取り付け/マウントタイプ】おすすめ3選
続いては、取り付け/マウントタイプのCPUスタンドです。PCを床から離せるので、配線などを気にせずに掃除がしやすいのがメリットです。
ディスプレイ裏にPCを装着
ディスプレイを壁やディスプレイアームなどに固定する「VESAマウント」に、超小型PCを取り付けるためのCPUスタンドです。
超小型PCは、Intelの「NUC」やアップルの「Mac mini」など、幅70mmで5kgまでの製品に対応しています。ディスプレイの裏側にVESAマウント(75×75または100x100)がある場合、ここにスタンドをねじ止めし、PCを設置できます。
ディスプレイ背面に置かれるため、アクセスはしにくくなりますが、一体型PCのように使えるため、デスクの上はすっきりと作業しやすくなります。小型PCを使っている人は要チェックです。
長持ちする耐久性素材!耐荷重25kg!
CPUタワーをデスクの下に固定し床から離すことで、スペースを確保して座った位置と姿勢をより快適にします。卓上や床のスペースを節約し、CPUのホコリの蓄積を防ぎます。
CPUホルダーは高品質スチール製です。 高温ベーキングペイントの技術を使用して、ペイントは脱落せず、耐久性もあります。
机の下にPCを吊り下げ固定
デスクの天板にねじ止めして吊り下げるタイプのCPUスタンドです。床置きのスタンドと比べて足元が空くため、ロボット掃除機などと共存しやすいこと、ホコリなどを吸い込みにくいといった利点があります。
対応するPCのサイズは、幅が30mm〜220mm、高さが230mm〜450mm、重さが最大12kgまでと限られていますが、前後の移動に加えて左右に回転することもでき、スタンドに置いたままでドライブ類などへのアクセスも柔軟に行えます。
サイズ的な制限に問題がなければ、オフィスなどでの利用にもおすすめです。
【ボックスタイプ】おすすめ3選
最後は、ボックスタイプのCPUスタンドです。ホコリや塵が気になったり、機材をしっかり保護したい場合はこちらがおすすめです。
PCをホコリや塵、劣悪な環境から守る
PCをすっぽり収納できる箱型のCPUスタンド(CPUボックス)です。前面にアクリル製の扉があり、さらに外気が入り込む部分にはフィルターが被せられている防塵(ぼうじん)仕様のため、埃などの侵入を完全にシャットアウト。
背面には最大で2つまで空冷ファンを取り付けられ、内部の熱を効率よく放出してくれます。サーバーなど、常時動作させておくが、ホコリなどの要因で故障や不調の原因にしたくない重要なPCを入れておくのにピッタリです。
キャスター付きで便利なスタンド
キャスターが付いているボックスタイプなので、PCをホコリや塵から守りつつ、移動もかんたんにできるのが魅力の一台です。大口の穴があるため配線もスムーズにまとまり、マウスやキーボードもまとめて収納できるので、デスク周りがスッキリします。
デザインはシンプルなライトグレーなので、オフィスや自宅のインテリアともマッチしやすいのもうれしいポイントです。
冷却ファン付きで熱がこもらない
熱とホコリを排出して、精密機器を長持ち保管します。設置されたファンの風向きは外側から内側になっていますが、ラック内部の気圧を外部よりも高めておくことで、ホコリ等の進入を防ぐ事ができます。
なお、すでにファン1個は取り付け済みですが、別途もう1個追加が可能です。放熱量の多いサーバーを収納する場合は、ファンを増設することをおすすめします。
「CPUスタンド」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする CPUスタンドの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのCPUスタンドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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安定感のあるものを選ぼう
本記事では、CPUスタンドの種類や選び方、スタンドタイプ別のおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
商品を選ぶ際は、CPUスタンドの形状・タイプごとの特徴をしっかり掴んだうえで、インテリア性に関わる素材をチェックし、耐久重量、サイズが安心してPCを載せられるものであれば、きっと使いやすい、安定感のある商品を見つけられるはずです。
掃除やデスクの整理、また、熱の放出など、さまざまな用途で使えるCPUスタンド。よりデスク周りを整理したいという方は、ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリのCPUスタンドを見つけてくださいね。
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大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。 キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndroidも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。