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石油ファンヒーターのおすすめ3大メーカー14選
石油ファンヒーターの代表的なブランドは3社。
【1】ダイニチ:燃焼効率が高い&短時間で立ち上がる
【2】コロナ:電気代がかかりにくい
【3】トヨトミ:前シーズンの灯油を賢く活用できる
ここからは、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。また、ブランドの特徴とあわせて、おすすめ商品もご紹介するので、ぜひチェックしてみてください!
【1】ダイニチ:燃焼効率が高い&短時間で立ち上がる
ダイニチの石油ファンヒーターはブンゼン式と呼ばれる方式を採用しています。これは投入された灯油を電気式のヒーターで発火する温度まで暖めてノズルから噴出させ、燃焼を行なうもので、燃焼効率が高く、今回紹介する3メーカーで、一番の短時間での立ち上がりと安定した大火力を誇ります。
しかしながら使用中は電気ヒーターが常時通電を行なってしまっているので電気代が他メーカーより高くつくのがデメリット。すぐに暖まりたいという方はダイニチがおすすめです。
9Lタンクで給油の手間を少なく!
「給油する手間を極力少なくしたい」という人におすすめなのがこちら。同クラスの商品ですとタンクの容量は5Lくらいが多いですが、このモデルは9L! 倍近い量を入れることができるので利用しやすさはアップするはずです。
それに給油するときは、ワンタッチでキャップを開け閉めできるので、手を汚さずに作業することも。着火スピードは、最速35秒なのですぐに部屋を暖かくすることができます。ほかにも、消臭機能やエコモード、大画面表示など快適に使えるポイントが盛りだくさん!
快温・速暖・消臭のトリプル宣言モデル
温風の流れをコントロールして心地よい温風を遠くまで届けてくれる「快温」、オートターボ運転で着火がハイスピードの「速暖」、特許取得技術で臭いを少なくする「消臭」のトリプル宣言が特徴。
また、「ワンタッチ汚れんキャップEX」によりキャップの開け閉めがワンタッチで行えるのも便利。閉めるときも「カチッ」と音がするためロックの確認も可能です。
エコおまかせモードプラス(一時消火機能あり)と省エネセンサーを組み合わせた「Wエコプラス」を採用し、快適な暖かさを保ちながらさらに節約もできるのが魅力。
ダイニチ独自の技術「低騒音ボックス構造」を採用
燃焼時の音を包み込んで密閉する低騒音ボックス構造を採用しています。パワフル秒速消臭システムにより気化ガスをピシャリと止めて臭いを抑えます。
「ワンタッチ汚れんキャップ」によりキャップの開け閉めがワンタッチで行え便利。閉めるときも「カチッ」と音がするためロックの確認も可能です。
使い勝手のいいスタンダードモデル
冬の朝に嬉しい仕様で、スイッチを押してから35秒で着火する驚きの速さが魅力のアイテム。停止時には、臭いのもととなる未燃焼ガスをしっかり止めて、残ったガスをしっかり燃やしきることで、消臭効果を高めています。
また、体感温度が変わらないように、運転を自動的にコントロールするエコ機能を搭載。暖めすぎを防ぐことで、無駄な電気代やガス代を抑えて利用できますね!
大型モニター&ボタンで操作しやすい!
見やすいオレンジ色の大型液晶パネルと、押しやすい大型ボタンで、誰でも簡単に操作することができる1台。暗い室内や、目が悪い人でも見やすいはずですよ。
消火時には、未燃焼ガスを燃やしきる「秒速消臭システムプレミアム」で、嫌なガスの臭いを25%も削減しています。着火までのスピードが35秒と、寒い朝もすぐに部屋を暖められるのも嬉しいですね。
業務用と遜色ないハイパワーモデル!
木造であれば26畳まで、コンクリート造であれば最大35畳まで対応可能なハイパワーモデル。業務用と遜色ないパワーで部屋中をしっかり暖めることができますよ。
大型だと電気代が無駄にかかりそう……と心配する人もいるかもしれませんが、エコモードを搭載しているので安心ですよ。室内温度を敏感に感知しながら運転するので、暖めすぎを防ぎ、無駄な電気代がかかることもありません。消臭機能が高いのも魅力のひとつですよ!
【2】コロナ:電気代がかかりにくい
コロナはポンプ噴霧式という方式を採用しており、こちらはブンゼン式から電気ヒーターを取り払ったような構造になっています。電気消費を抑えるため、ダイニチと比べると電気代が安く上がるのが特徴です。
しかし、噴霧する灯油は常温のため、どうしても点火までには時間がかかってしまいます。ランニングコストも考えながら電気代を抑えて使用したい方向けです。
消臭シャッター&プレミアム消臭「極」搭載モデル
「ダブルタイマー」を搭載しているので、運転開始時刻を2つ設定できます。臭いの低減機能も備えており、快適に利用できますね。
手を汚さずに給油が可能な、セーフティロック式カートリッジタンクの「よごれま栓」も便利な機能の一つです。
ベーシックな機能を備えたハイスタンダードモデル
運転モード保持機能が備わっているので、コンセントを抜いても前回の設定を記憶。コンセントを入れるたびにわざわざ設定をし直す手間をなくせるのは嬉しいですね。
ワンタッチで省エネ運転できる新エコモードを搭載。設定温度が20℃以上であれば、エコモードを押すだけで20℃に自動で切り替えます。1シーズンでおよそ7,300円もお得に利用することができますよ。
業界トップクラスのコンパクトサイズ!
省スペース設計なので、脱衣所や子ども部屋にもおすすめです。「よごれま栓」機能により、灯油が付着した部分が触れたり、床に灯油が付いたりするようなことはありません。
火力に応じて独立した制御で動くことで、温度ムラの少ない快適空間を作る「ルーバースイング」も搭載。「省エネセンサー」「新ecoモード」「エコガイド」など、エコ機能も充実しています。
新エコモード搭載で経済的に室温をキープ
ルーバーが火力に応じて独立した制御で動くことで、温度ムラの少ない快適空間を作ります。2層の気流+ルーバーによる自動角度調整で温風の上昇を抑える「トリプルフロー」搭載。
また、自動消火や灯油切れまでの時間を、緑・赤の光と音ではっきり知らせてくれるので安心。「省エネセンサー」「新ecoモード」「エコガイド」など、エコ機能も充実。
コンパクトで持ち運びもラク!
本体重量が8.8kgと比較的軽量なので持ち運びやすく、いろんな部屋で使いやすいですね。また、耐震自動停止機能が付いているので、もしもの災害時でも安心です。
ほかにも、7秒で点火する秒速点火や、気になる臭いを抑える機能、稼働音を抑えた設計など、心地よく利用できるポイントが満載ですよ!
【3】トヨトミ:前シーズンの灯油を賢く活用できる
トヨトミは噴霧ノズルを使用せず、蒸発皿の上に灯油を注ぐ機構によって自然気化した灯油を燃焼させるポット方式を取り入れています。消費電力が5W/6W(50Hz/60Hz)で、ほぼかからないレベルまで電力の消費を抑えています。
また、噴霧ノズルがなくポットの上に灯油を注ぐ形になるため、通常では使用できない、前シーズンに残ってしまった灯油をしっかり燃焼できるのも大きな魅力。
ただ、自然気化に頼るため、熱効率が若干低くなってしまうのと点火までの時間も気になるところです。前シーズンの灯油を賢く活用したい人向けです。
汚れが著しいなどの理由で使用できないこともありますので、使用前に必ずチェックしておきましょう。

大きな液晶が見やすい上位モデル
トヨトミの最上位機種のファンヒーターです。従来の温度センサーに加えて、この製品から新しく湿度センサーも搭載。これにより、著しく湿度が低い場合は加熱を抑えめにするなどの自動運転の精度が向上し、快適さが増しています。
また、お知らせ音の音量を切り替えることができるため、聴力が弱っている人やご年配でも安心して使えるのも大きなメリット。リモコンが付き、手元で操作ができるのも非常に便利です。使い勝手のよい高機能なモデルをお探しの人におすすめです。
ハイブリッド暖房&人感センサー搭載の上位モデル
電気セラミックヒーターと石油ファンヒーターがひとつになったハイブリットモデルです。それぞれのメリットを掛け合わせているので、不満なく使えることでしょう。
スイッチを押すと最速3秒で温風が出たり、人感センサーやエコモードを搭載していたり、さまざまな機能を兼ね備えています。
そして灯油が切れたとしても、セラミックヒーターに自動で切り替わるので寒い思いをすることもありませんよ!
レトロルックながら、機能は最新!
レトロな雰囲気を醸しており、インテリアのひとつとしても活躍しそうなアイテム。遠赤外線でじんわりとカラダの芯まで温めつつ、心地よい温風を発生させているので、快適に過ごせるはずです。
給油延長という機能もチェックしておきましょう。調理中などすぐに給油できないときには、給油ランプが表示されてもボタンを押せば消費量を抑えて稼働時間を延長することができます。また前シーズンの灯油を使えるので、エコに利用できます。
【ランキング】通販サイトの最新人気! 石油ファンヒーター メーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの石油ファンヒーター メーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【Q&A】よくある質問をチェック
イチ押しのメーカーはありますか?

ダイニチ、コロナ、トヨトミが石油ファンヒーターの3大メーカーとして知られています。それぞれの特徴は異なるので、詳しい内容は下記リンクを参考にしてみてくださいね。
3大メーカーの特徴はこちら
狭いスペースでも設置できる小型の石油ファンヒーターはどれですか?

幅と奥行がともに35cm以上の製品がほとんどですが、それ以下のコンパクトなアイテムもあります。なかでもコロナの『FH-M2522Y』は幅312×奥行307mm、高さ390mmと非常に小さいサイズ感になっていますよ。
【関連記事】その他の暖房器具はこちら!
【まとめ】部屋に最適なファンヒーターを選ぼう
使用する場所や環境によってどのメーカーの製品が最適かという部分は大きく変わります。
たとえばメインの暖房が立ち上がるまでのつなぎに使用することが多い場合は、立ち上がり時間の早さを考えてダイニチの石油ファンヒーターが候補になりますし、長時間使用を前提とするのであれば電気代を抑えられるコロナが魅力的です。
また、灯油をまとめ買いして余らせてしまうなら、前シーズンの灯油も使えるトヨトミのファンヒーターがいいでしょう。使い方に合わせた商品選びをすることがもっとも重要です。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。