マッサージチェアの選び方
からだの疲れを癒す「マッサージチェア」。マッサージチェアを選ぶ際には、どのような点に注目するとよいのでしょうか?本記事では、数ある商品の中から購入する際に重要視すべきところのポイントを、ガジェット・家電ライターの渡辺まりかさんに教えてもらいました。ポイントは下記3点。
【1】疲れやすい部位がしっかり癒やせるか
【2】部屋のインテリアに馴染むか
【3】リモコンが操作しやすいか
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】疲れやすい部位がしっかり癒やせるか
マッサージチェアを選ぶ時に重要なのは、
価格以上に疲れた部位のほぐしに対応しているかどうかです。マッサージチェアには、主にお尻から腰までをマッサージするモデル、足や肩に強みがあるモデル、シンプルに背中だけをマッサージするモデルが販売されています。
とくに、背中や腰の疲れを施術するモデルが多いですが、「バイブレーションタイプ(比較的安価)」「もみ玉タイプ(温感の玉などがゴリゴリ押してくれます)」「揉みタイプ(高価なモデルが多く、手で揉んだような感覚です)」という風に種類がいろいろとあります。タイ式と台湾式といった風に、マッサージに種類があるように、チェアを体験する側の向き不向きも正直なところある製品です。
ゴリゴリ押してもらうのが好きな方は「もみ玉タイプ」がおすすめ。人にマッサージしてもらう感覚が好きな方は「揉みタイプ」がおすすめです。自分のコリが多いポイントを考えつつ、最適な施術を想像しつつ製品を選ぶとよいでしょう。
【2】部屋のインテリアに馴染むマッサージチェアか
30年ほど前のモデルは、黒く存在感を放つモデルが多くありました。しかし、現在のマッサージチェアは、インテリアになじむカラーやデザインのものが増えてきました。座椅子タイプ、ローチェアタイプ、アンティーク調など形もさまざま。
どんなにいいマッサージチェアでも、設置場所とアンマッチだと愛着が薄れていきます。機能性と合わせて好みの製品を選びましょう。
【3】リモコンがしっかり操作しやすいか
ほとんどのマッサージチェアには、手元で操作できるよう、リモコンが付属しています。そのリモコンもわかりやすいかどうか、ひと目で使いたい機能にアクセスできるか、という点が選び方のひとつのポイントになるでしょう。
デザイン性に偏りすぎて、英文字で機能が表示されていたり、ボタンの配置が悪かったりすると、ストレスが溜まってしまいます。また、最近では輸入モデルも手に入りやすくなった半面、使いづらさを感じることも。表示は日本語で、またボタンは機能ごとに分けてあるとわかりやすいでしょう。
マッサージチェアおすすめ9選
マッサージチェアの上手な選び方のポイントをふまえて、ガジェット・家電ライターの渡辺まりかさんに選んでもらったおすすめ商品と、編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。

骨盤マッサージが自宅で味わえる!
骨盤マッサージといえば、ボディーラインの矯正や美しいヒップの形成のために不可欠。腰や背中のマッサージよりもお尻をメインにしたマッサージチェアが欲しい方には最適の一台です。ラウンドエアーバッグ構造により圧力をかけながら背中からお尻、そして太もも部分をマッサージしてくれます。
揉み玉やローラー、バイブレーションタイプが苦手な方でも、このマッサージにはまる方も多いです。スマートフォンやノートパソコンを操りながらセルフストレッチを行うことで、お尻部分が整っていきますよ。
置き場所に困らないコンパクトでも多機能
約23.7kgのマッサージチェアは、置く場所を選ばず全身をマッサージできます。お部屋に圧迫感を与えないコンパクトデザインだけど、機能は充実。
もみ玉で肩から腰を、もみボードとローラーでふくらはぎをマッサージ。背中はもむだけでなく、ゆらゆらと繊細にほぐしていく「ゆらぎ」機能も。足は突起でよくほぐします。このようにパーツに合わせてちょうどいいマッサージをしてくれるのが特徴です。
パーツごとにちょうどいいマッサージ機能
先ほどのミニマルなマッサージチェアの機能をより充実させているのがこちらです。首、肩、腰、腕、太もも、お尻、脚など全身がしっかりとほぐれます。
横回転もみ玉で親指でこねるようにほぐすだけでなく、エアーバッグによる加圧・減圧を採用。肩、腕、太もも・おしりなどの凝りを徹底的にほぐします。脚はボードで絞り上げて、足裏はローラーでほぐすなどパーツごとにぴったりな動きや技術で対応。
疲れ切っているときでも全身をゆだねて心地よくしてくれるでしょう。
光るもみ玉でヒーターのオン/オフが一目瞭然
ふだん使いの背もたれのある椅子に取りつけるタイプのマッサージシート。4つのもみ玉と2つのたたき玉で、肩上部から背中、腰にかけてしっかりもみほぐします。もみ玉は、もみ、指圧に対応。ヒーターをオンにすれば人肌に温まるため、気分は人にマッサージしてもらっているよう。
女性でもラクに持ち運びができる軽量コンパクトボディなので、家中どこでも本格マッサージ器をあじわえます。
骨盤回りが気になる方におすすめ!
骨盤矯正サロン・芦屋美整体の納富亜矢子先生監修のマッサージチェア。24個のエアーバッグがあらゆる角度から骨盤から背中にかけてしっかりアプローチしてくれます。
また、くつろぎながら設定を変えやすいリモコン付き。オンオフはもちろん、強弱も5段階から選ぶことが可能です。
背中部分は折りたたむことができるので、使わない時は収納したい方にもおすすめです。
ふかふかの肘掛けつきリクライニング座椅子にヒーターと5つのバイブレーターを内蔵した、カジュアルなタイプのマッサージチェア。
肘掛け部分を中心とした長辺は上下ともにほぼ同じ長さのため、上下を入れ替えれば、バイブレーターは背中・腰・脚から肩・尻部へ、ヒーターは腰から尻部へと当たる部分がスイッチします(ヒーターはオフでも使用可能)。うつぶせ寝やあおむけ状態でのマッサージも可能なので、好みの姿勢で疲れを癒せます。切り忘れても自動的に10分経過で電源が切れるオートタイマー仕様。手元リモコンでマッサージの位置や強さ、コースを変更できますよ。
コロンとしたフォルムの本格派
幅約55cmのコンパクト設計で、お部屋に圧迫感を与えず、スッキリと設置することができます。広範囲にもみほぐす横回転式と、たたくようにほぐす縦回転式の2種類のもみ玉を採用した「マルチムーブメカ」を搭載。さらに、施療範囲約91cmの広範囲をマッサージする「ロングストロークマッサージ」を実現。背中からもも裏までをなめらかにもみほぐします。
Bluetooth対応スピーカーを搭載しているので、スマホやパソコンで接続し、マッサージをしながらお好みの音楽を聴くことができます。
インテリアに溶け込むスタイリッシュなデザイン
流線型で、「マッサージチェア」っぽさを廃したデザイン。腰と脚にはエアバッグを搭載して、疲れがでやすい部分を心地よく刺激します。約105cmのもみ玉の可動域が背中や腰はもちろん、お尻や骨盤まわり、もも裏までしっかりケアしてくれて、全身をほぐしてくれます。
さまざまなポイントモードで、ケアしたい部分をお好みに合わせて調整。重さが30kgもありますが、キャスターつきで好みの部屋への移動もらくに行なえます。
「2万円~20万円以下のマッサージチェア」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする マッサージチェアの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのマッサージチェアの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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使わないときにどう管理するかは意外と重要
できるだけインテリアに合うようなマッサージチェアを選んでいても、使っていないときには邪魔に感じることがあるかもしれません。そのようなときは、コンパクトに折り畳めるものや、移動がラクなものであれば、ふだん使わない部屋に「収納する」ことができます。
また、部屋の雰囲気にあっているものであれば、椅子として使用できるので、空間をムダにすることがなくなります。
いろいろなポイントをチェックして、自分に合うマッサージチェアを見つけてくださいね。
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