Mac対応マウスの選び方
それでは、Mac対応マウスの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】サイズ
【2】接続方法
【3】センサーの種類
【4】マルチタッチやジェスチャ機能の有無
【5】多機能ボタンがあるか
【6】形状
上記の6つのポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サイズをチェック
MacBookやiPadでの使用を目的とする場合、多くの人が持ち歩きを想定しているのではないでしょうか。高性能なマウスの一部は、高さがあり鞄のなかで邪魔になることも多々あります。使い勝手と同時に、持ち歩きのシーンで邪魔にならないか確認しておくことも大事です。
コンパクトなマウスであっても機能性が高い種類が最近の主流になりつつあります。使用するシーンが外の場合は、大きさや軽量性、電池のスタミナ性能もチェックしておくとよいでしょう。
【2】接続方法をチェック
充電や電池交換の手間がない有線モデルか、はたまた配線や断線(ケーブルが切れること)がない無線モデルか、まずはどちらを選ぶか決めましょう。
▼有線タイプの特徴
有線タイプのマウスは、電池や充電を必要とせず、パソコンにつなぐだけでかんたんに使えるのが魅力です。無線タイプよりも価格が低めなのもポイント。
有線タイプのマウスはUSBで接続するものがほとんどなので、USBポートが少ないMacで使う際は、USBハブなどの増設が必要になります。また、ケーブルがあることでデスクまわりが煩雑になりやすいというのも気になる点です。
ただし、パソコンと直接つながっている分、マウスの動作は無線タイプよりも安定しています。
▼無線タイプの特徴
電池で動作する無線タイプのマウスは、デスクまわりをスッキリさせたい人にぴったりです。線がないため、からまる心配がありません。
無線マウスの接続方式は、「Bluetooth方式」と「無線レシーバー方式」のふたつがあります。Bluetoothタイプは、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも使えるのがポイント。USBポートがなくても、Bluetoothに対応していれば接続できます。
無線レシーバータイプは、USBポートにレシーバーを差し込む必要がありますが、10m離れても操作でき、レシーバーを差し込むだけで使える手軽さが魅力です。
【3】センサーの種類をチェック
マウスとひと口に言っても、搭載されているセンサーの種類によっていくつかのタイプに分けられます。マウスを選ぶときは、センサーの種類にも注目してみましょう。
▼光学式(赤色LED)の特徴
底面が赤く光るマウスは、光学式(赤色LED)タイプのマウスです。ほかの読み取り方式のものよりも価格が低く、手ごろなマウスを探している人にぴったり。
布や紙の上では問題なく動作しますが、ガラス面や透明シートの上ではうまく動作しないことがあります。光学式(赤色LED)マウスを使うときは、対応したマウスパッドの上で使用しましょう。
▼レーザー式の特徴
わずかな凹凸も検知するのがレーザーを使った読み取り方式です。目には見えない光が使われているので、マウスの底面は光りません。透明シート・布・紙の上ではすぐれた読み取り能力を発揮しますが、ガラス面ではその力が弱まります。
省電力にすぐれているとはいえないため、無線マウスの場合はこまめに電池を交換する必要があります。
▼ブルーLED式の特徴
赤色LEDよりも波長が長い青色LEDを使ったマウスです。マウスの底面が青く光ります。小さな凹凸やホコリがあってもしっかり読み取ってくれるので、布・紙・透明シートはもちろん、ガラス面やカーペットの上でも使えます。ただし、ガラス面では読み取り能力が落ちることがあるので、マウスパッドを使用したほうがよいでしょう。
省電力性能もそれなりにあるため、無線マウスの電池が長持ちするのもポイントです。
▼高性能レーザー式の特徴
暗視野顕微鏡の技術を応用したセンサーです。とても小さな凹凸やホコリがあってもマウスの動きを読み取ってくれるので、布・紙・透明シート・ガラス面・光沢面など場所を選ばずに使えます。
ただし、消費電力量が大きく、無線マウスの場合は電池のもちがよいとはいえません。
高性能レーザーの名前はメーカーによって異なり、「TOGレーザー」のほか「Darkfieldレーザー」「ULTIMATEレーザー」などさまざまな名称があります。
【4】マルチタッチやジェスチャ機能の有無をチェック
種類は多くありませんが、Mac用マウスのなかにはマルチタッチやジェスチャーに対応したものもあります。「Macのマルチタッチやジェスチャー機能もしっかり活用したい!」という人は、対応したマウスを選ぶとよいでしょう。
マウスのなかには、各ボタンに機能を割り振って、自分が使いやすいようにカスタマイズできるものもあります。
【5】多機能ボタンがあるかチェック
表計算や書類作成などにマウスを使用する場合には、多機能ボタンのマウスがおすすめです。ページ戻りや取り消し機能、マクロの読み出しなど設定するだけでマウスに機能をもたせることができます。
タッチパッドでよく使う機能を割り振っておくとマウスでの作業がはかどりますよ。
エキスパートのアドバイス
家電コンシェルジュ・ガジェットレビュアー
たかがマウスとあなどってはいけません。あまりマウスにこだわりがない人でも性能のよいモデルに買い換えると、「あれ? 作業効率があがったかも」「手首の痛みが軽減した」「もっと早く買い換えれば良かった」という台詞をよく聞きます。
とくに光学の種類によって使い勝手は大きく変わります。持ち歩きのタイミングに、今のマウスが壊れたときに、はたまた作業をもっとはかどらせたい人は、ぜひ検討してみてください。きっと、あなたにあったマウスに出会えると思いますよ。
【6】形状をチェック
Mac対応マウスには、「トラックボール」「エルゴノミクス」「薄型・小型」といった特徴があるマウスがあります。
トラックボール
トラックボールであれば、マウスに付いたボールを動かしてポインターを操作できます。マウスを動かすことなく指先だけで操作できるため、長時間使用しても手首が疲れにくいのが特徴です。
とはいえ、一般的なマウスと比べると指や手の当たり具合がかなり違うため、実際に握ってみて自分の手に合うものを選ぶようにしましょう。
エルゴノミクス
エルゴノミクスとは自然な角度で握ることができる、人間工学に基づいた形状のマウスです。手首への負担が軽減されるため、長時間操作していても疲れにくくなります。
多機能なタイプが多い反面、使い慣れるまでには多少時間がかかることも。人間工学に基づいているといっても、手の形は人によって異なるため、購入前に実際に握ってみるのがおすすめです。
薄型・小型
マウスはパソコンとセットで持ち運ぶことも多いため、薄型・小型といった運ぶ際にかさばらないタイプも人気です。スタイリッシュなデザインのマウスもたくさんあるため、デザイン性に拘る人にもおすすめです。
とはいえ、薄型・小型タイプは一一般的な形状のマウスと比べて使いにくいことが多く、長時間の使用にはおすすめできません。
「Mac対応マウス」のおすすめ商品の比較一覧表
Mac対応マウスおすすめ12選
上記で紹介したMac対応マウスの上手な選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
Microsoft(マイクロソフト)『Mobile Mouse 3600(PN7-00007)』










出典:Amazon
Windowsだけどコスパと性能面で最強マウス
10ヶ月の長寿命バッテリーをもった、BlueTrack Technology 採用の青色 LEDマウスです。トラッキング能力はとくに高く、ジーンズの上やテカテカのガラス机のうえでも動作してくれます。
Windowsといえば、OSを作っているところという印象ですが、実はマウスやキーボードなども多くの種類を販売しており、愛用者も多いんです。本機は卵形で女性や子どもでも使いやすいサイズ感。手にシックリ来るだけでなく、持ち運びもかさばりません。そしてカラバリも3色から選べます。
Bluetooth 4.0/4.1の接続が可能なので、マウス用にアダプターを持ち歩く必要もなし。1回設定してしまえば、電源を入れるだけで自動接続してくれます。
どのマウスにしようかな。価格と性能面で妥協したくない人、しっかり使えるマウスがほしい人、使えればなんでもいいという人。どんな人にもおすすめできる、悩んだらこのマウスを買っておけばOKというのが本製品です。
BUFFALO(バッファロー)『LED光学式マウス(BSMRU050)』






出典:Amazon
Logicool(ロジクール)『Pebbleワイヤレスマウス(M350)』


















出典:Amazon
無線接続は2種類から選べます
Macによく合うスタイルのマウスを探している人に。スラっとした見た目でムダのないフォルムが特徴的。シンプルさを追求するApple製品とマッチします。いくら使い勝手がよくても、見た目が野暮ったいのはちょっとと感じる方にも使いやすいといえるでしょう。
パソコンとの接続はBluetoothとアダプターの両方を採用。Bluetoothを内蔵した機器であればペアリングを済ませるだけで使えますし、デスクトップなどではUSBポートにアダプターを挿し込むだけでつなげられます。見た目がいいのはもちろん、利便性も考慮されたマウスです。
持ち運びにも向いている厚みと重さなのが本マウスの特徴。ノマドや学業での使用にも適しています。
Apple(アップル)『Magic Mouse 2(MLA02J/A)』

出典:Yahoo!ショッピング
ジェスチャー操作で快適さがアップ
Macのよさを最大限に引き出して使うのであれば、純正品のマウスはやはりおすすめ。ページのスクロールやズーム、ページの進む戻るといった操作をはじめ、さまざまな操作をマウスひとつでおこなえます。一度慣れてしまえば、ふだんのマウスでも自然とジェスチャー操作をしてしまうくらい、使い勝手がいいんです。ボタンがたくさんついたマウスと異なり、見た目もスマート。Appleらしいオシャレさと便利さが融合した商品といえるでしょう。
充電は背面の端子に挿し込んでおこなうため、充電しながら使うことができない点は注意が必要。とはいえ、フル充電でも約2時間で完了しますので、あまり気にならない程度ではあります。
Logicool(ロジクール)『MX MASTER 3』


















出典:Amazon
ビジネス利用においては、究極のマウス
パソコン本体と比較すると安価なマウスですが、実は高級品というのも存在します。それが、MX MASTER 3です。超直感的にトラッキングでき、カスタマイズ性能がきわめてスゴイのが本機の特徴です。
過去モデルも非常に人気でしたが、MX MASTER 3ではスクロール部分が大きく進化。MAGSPEED™電磁気スクロールと呼ばれるスクロールがキビキビと稼動。エクセルや文章検索の際にピタッと止まってくれる感覚。本機を体験したらほかのマウスに浮気できなくなります。
もちろんMacのジェスチャー機能も搭載。ボタンを押しながらコマンドを入力するだけで、デスクトップ切り替えや、タスク表示を行えます。かなりプロユースのマウスなため、値が張る点にのみ注意が必要です。
※ポイント、クリック、およびスクロール操作は、「Assistive Touch」アクセシビリティ機能を有効化することでサポートされます。
ELECOM(エレコム)『ワイヤレスマウス(M-IR07DRWH)』

出典:Amazon
サンワサプライ『静音Bluetooth 5.0 ブルーLEDマウス(MA-BTBL162BK)』
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出典:楽天市場
DeliToo JP『ワイヤレスマウス 超薄型』
















出典:Amazon
ロジクール『ワイヤレスマウス(M185SG)』
















出典:Amazon
Qtuo『ワイヤレスマウス(JQ-57)』


















出典:Amazon
エレコム『BlueLEDマウス(MBT20BBBK)』














出典:Amazon
ロジクール『マルチタスクマウス(M585MG)』

出典:楽天市場
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする Mac対応マウスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのMac対応マウスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
高機能マウスで作業を効率化しよう
本記事では、Mac対応マウスの選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、下記の6つのポイントを押さえておきましょう。
【1】サイズ
【2】接続方法
【3】センサーの種類
【4】マルチタッチやジェスチャ機能の有無
【5】多機能ボタンがあるか
【6】形状
上記のポイントを押さえることで、より使いやすいMac対応マウスを選べるはずです。
PC画面上を自分の手足のように動かせるマウスは、とても便利で操作性も心地よくなります。高機能なマウスを使用すると、作業量は変わらないけど、効率が大きく上がったという話はよく聞きます。とはいえ、自分が求める機能がついていなければ宝の持ち腐れ。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
【関連記事】その他の機能的なマウスをチェック
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
ブルータス、テッカブル、インプレス、ゲットナビ、モノマガジンなどで編集を行うモノ系ライター。 ファッションや家電のスペックだけでなく、ストーリーやブランド性まで加味して良い品を探すのが好き。 週6日の秋葉原・銀座ウォッチや、海外製品の調査まで、とにかく人よりいい品を探すのが大好き。(今まで購入した家電で家が1軒建つとか建たないとか。)