Mac対応マウスの選び方
Macで長時間作業をする際、あると重宝する「マウス」。Macに対応しているモデルだけでも多数展開されています。それゆえに、どのマウスを選べばよいのか迷ってしまいますよね。そこで、この記事ではMac対応マウスの基本的な選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】形状
【2】接続方法
【3】センサーの種類
【4】マルチタッチやジェスチャー機能の有無
【5】サイズ
上記のポイントをおさえることで、具体的に自分に合ったマウスを知ることができます。それでは、一つひとつ詳しく解説していきます。
【1】形状をチェック
Mac対応マウスには、「トラックボール」「エルゴノミクス」「薄型・小型」といったマウスがあります。
▼トラックボール:長時間の作業もラクラク
トラックボール付きであれば、マウスに付いたボールを動かしてポインターを操作できます。マウスを動かすことなく指先だけで操作できるため、長時間使用しても手首が疲れにくいのが特徴です。
とはいえ、一般的なマウスと比べると指や手の当たり具合がかなり違うため、実際に握ってみて自分の手に合うものを選ぶようにしましょう。
▼エルゴノミクス:人間工学に基づいた形状で疲れにくい
エルゴノミクスとは、自然な角度で握ることができる、人間工学に基づいた形状のマウスです。手首への負担が軽減されるため、長時間操作していても疲れにくくなります。
多機能なタイプが多い反面、使い慣れるまでには多少時間がかかることも。人間工学に基づいているといっても、手の形は人によって異なるため、購入前に実際に握ってみることをおすすめします。
▼薄型・小型:デザイン性に特化!
マウスはパソコンとセットで持ち運ぶことも多いため、薄型・小型といった運ぶ際にかさばらないタイプも人気です。スタイリッシュなデザインのマウスもたくさんあるため、デザイン性にこだわる人にもおすすめです。
ただし、薄型・小型タイプは一般的な形状のマウスと比べて使いにくいことが多く、長時間の使用にはおすすめできません。
【2】接続方法をチェック
充電や電池交換の手間がない有線モデルか、配線や断線(ケーブルが切れること)がない無線モデルか、まずはどちらを選ぶか決めましょう。
▼有線タイプ:ケーブルをPCに繋げばOK!
有線タイプのマウスは電池や充電を必要とせず、パソコンに繋ぐだけで簡単に使えるのが魅力です。無線タイプに比べると価格が低めなのもポイント。
有線タイプのマウスは、USBで接続するものがほとんどなので、USBポートが少ないMacで使う際はUSBハブなどの増設が必要になります。また、ケーブルがあることで、デスクまわりがやや煩雑になってしまうという点にもご注意ください。
ただし、パソコンと直接つながっている分、マウスの動作は無線タイプよりも安定しています。
▼無線タイプ:自在に操作しやすい!
電池で動作する無線タイプのマウスは、デスクまわりをスッキリさせたい人にぴったりです。線がないのでからまる心配もありません。
無線マウスの接続方式は、「Bluetooth方式」と「無線レシーバー方式」のふたつがあります。
▼Bluetoothタイプ
パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも使えるのがポイント。USBポートがなくても、Bluetoothに対応していれば接続できます。
▼無線レシーバータイプ
USBポートにレシーバーを差し込む必要がありますが、10m離れても操作でき、レシーバーを差し込むだけで使える手軽さが魅力です。
【3】センサーの種類をチェック
マウスとひと口に言っても、搭載されているセンサーの種類によっていくつかのタイプに分けられます。マウスを選ぶときは、センサーの種類にも注目してみましょう。
▼光学式(赤色LED):コスパ抜群!
底面が赤く光るマウスは、光学式(赤色LED)タイプのマウスです。ほかの読み取り方式のものよりも価格が低く、手ごろなマウスを探している人にぴったり。
布や紙の上では問題なく動作しますが、ガラス面や透明シートの上ではうまく動作しないことがあります。光学式(赤色LED)マウスを使うときは、対応したマウスパッドの上で使用しましょう。
▼レーザー式:マウスパッドを使わなくてもOK
わずかな凹凸も検知するのがレーザーを使った読み取り方式です。目には見えない光が使われているので、マウスの底面は光りません。透明シート・布・紙の上ではすぐれた読み取り能力を発揮しますが、ガラス面ではその力が弱まります。
省電力に優れているとはいえないため、無線マウスの場合はこまめな電池交換やバッテリー充電をする必要があります。
▼ブルーLED式:布などの上でも使える
赤色LEDよりも波長が長い青色LEDを使ったマウスです。マウスの底面が青く光ります。
小さな凹凸やホコリがあってもしっかり読み取ってくれるので、布・紙・透明シートはもちろん、ガラス面やカーペットの上でも使えます。ただし、ガラス面では読み取り能力が落ちることがあるので、マウスパッドを使用したほうが良いでしょう。
省電力性能もそれなりに高いため、電池が長持ちするのもポイントです。
▼高性能レーザー式:性能がいい分、電池の持ちが弱点
暗視野顕微鏡の技術を応用したセンサーです。とても小さな凹凸やホコリがあってもマウスの動きを読み取ってくれるので、布・紙・透明シート・ガラス面・光沢面など場所を選ばずに使えます。
ただし、消費電力量が大きく、無線マウスの場合は電池のもちが良いとはいえません。
高性能レーザーの名前はメーカーによって異なり、「TOGレーザー」のほか「Darkfieldレーザー」「ULTIMATEレーザー」など、さまざまな名称があります。
【4】マルチタッチやジェスチャー機能の有無をチェック
種類は多くありませんが、Mac用マウスのなかには、マルチタッチやジェスチャーに対応したものもあります。「Macのマルチタッチやジェスチャー機能もしっかり活用したい!」という人は、対応したマウスを選ぶとよいでしょう。
マウスのなかには多機能ボタンが備わっており、各ボタンに機能を割り振って、自分が使いやすいようにカスタマイズできるものもあります。
【5】サイズをチェック
MacBookやiPadでの使用を目的とする場合、多くの人が持ち歩きを想定しているのではないでしょうか。高性能なマウスの一部は、高さがありカバンのなかで邪魔になることも多々あります。使い勝手と同時に、持ち歩きのシーンで邪魔にならないか確認しておくことも大事です。
コンパクトなマウスであっても、機能性が高い種類が最近の主流になりつつあります。使用するシーンが外の場合は、大きさや軽量性のほかに電池のスタミナ性能もチェックしておくとよいでしょう。
Mac対応マウスおすすめ14選
上記で説明したMac対応マウスの上手な選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ2選|長時間作業しやすい「トラックボール」
▼おすすめ2選|疲れにくい形状「エルゴノミクス」
▼おすすめ3選|デザイン性に優れた「薄型」
▼おすすめ7選|手に入れやすい「リーズナブル」
▼おすすめ2選|長時間作業しやすい「トラックボール」
最初にトラックボールのマウスをご紹介します。マウスを動かさず、指先のボールでポインターを操作するため、長時間の作業もラクです。
マウス界のロングセラーモデル
ロジクールの定番マウスが10年ぶりにアップデートして登場。以前のロングセラーモデルの形状をキープしながら、より自然にラクにマウスを操作できるように傾斜角度をつけています。
トラッキングは2,000dpiの精度で、正確なカーソル操作を実現しています。接続はBluetooth、またはUnifyingUSBに対応。macだけでなく、windowsも使っている方にもおすすめできる上質なマウスです。
iPad OSを利用する際、Assistive Touchアクセシビリティ機能を有効化すれば問題なく利用することができます。
メタリックでシャープなデザインが魅力
大型のトラックボールと角ばったスクエア型の形状が特徴的なマウスです。右利きでも左利きでも使えるシンメトリーなデザインで、使う人を選びません。人間工学に基づいた快適な使い心地なのも魅力です。
ドライバをダウンロードすれば4つのボタンに機能を割り当てることもできます。いつも使っている動作をワンクリックで行えるので時短で作業できますよ。5年保証付きなのも安心できるポイントですね。
▼おすすめ2選|疲れにくい形状「エルゴノミクス」
次は人間工学に基づいた疲れにくいデザインを採用したタイプのマウスをご紹介。自然な角度でマウスを握ることができるため、手首への負担が少なく長時間使用することもラクラクです。
ビジネス利用においては、究極のマウス
パソコン本体と比較すると安価なマウスですが、実は高級品というのも存在します。それが、MX Master 3Sです。超直感的にトラッキングでき、カスタマイズ性能がきわめて凄いのが本機の特徴です。
過去モデルも非常に人気でしたが、MX Master 3Sではスクロール部分が大きく進化。
MAGSPEED™電磁気スクロールと呼ばれるスクロールがキビキビと稼動します。エクセルや文章検索の際にピタッと止まってくれる感覚。本機を体験したらほかのマウスに浮気できなくなりそう。
もちろんMacのジェスチャー機能も搭載。ボタンを押しながらコマンドを入力するだけで、デスクトップ切り替えや、タスク表示を行えます。かなりプロユースのマウスなため、値が張る点にのみ注意が必要です。
※ポイント、クリック、およびスクロール操作は、「Assistive Touch」アクセシビリティ機能を有効化することでサポートされます。
長時間使用しても疲れにくいマウス
バッファロー独自のエルゴノミクスデザインを採用したワイヤレスマウス。疲れにくいので、長時間使用することが多い方におすすめです。ワイヤレス接続タイプ、かつ省スペースタイプなのでスペースの限られた場所でも無理なく使えます。
読み取り精度の高いBlueLEDセンサーを採用しているため、ガラステーブルやソファの上でも使用可能。さらに静音スイッチを採用しているので、カチカチ音が気にならず、カフェや図書館などでも周囲を気にせずに使用できます。
インターネット閲覧に便利な5ボタン仕様も魅力的。Webブラウザーの「戻る」「進む」をサイドのボタンで操作できるので、インターネット閲覧もスムーズに行えます。
▼おすすめ3選|デザイン性に優れた「薄型」
次に、デザイン性に優れた薄型タイプのマウスをご紹介していきます。シンプルな形状ながら、機能性が高いモデルも登場しています。Apple純正の商品もあるのでチェックしてみてくださいね。
ジェスチャー操作で快適さがアップ
Macのよさを最大限に引き出して使うのであれば、やはり純正品のマウスがおすすめ。
ページのスクロールやズーム、ページの進む戻るといった操作をはじめ、さまざまな操作をマウスひとつで行えます。一度慣れてしまえば、普段のマウスでも自然とジェスチャー操作をしてしまうくらい、使い勝手がいいんです。
ボタンがたくさんついたマウスと異なり、見た目もスマート。Appleらしいおしゃれさと便利さが融合した商品といえるでしょう。
充電は背面の端子に挿し込んで行うため、充電しながら操作できない点には注意が必要。とはいえ、約2時間でフル充電できるので、あまり気にならない程度ですね。
シンプル設計の薄型マウス
Macによく合うスタイルのマウスを探している人におすすめ。スラッとした見た目で無駄のないフォルムが特徴的で、シンプルさを追求するApple製品とマッチします。
いくら使い勝手が良くても、「見た目が野暮ったいのはちょっと……」と感じる方にもおすすめ。パソコンとの接続はBluetoothと2.4GHzワイヤレスの両方を採用。見た目がいいのはもちろん、利便性も考慮されたマウスです。
薄型・軽量タイプなので持ち運びにも適していて、ノマドや学業での使用にもぴったりです。
7色の色が綺麗なマウス
DeliToo JPから販売されている、超薄型の2.4GHzワイヤレスマウスです。付属の端子をパソコンのUSBに差し込むだけなので、とても簡単に使うことができます。
6時間の充電で15日以上連続で使用できるので、何度も充電する必要はありません。500万回のクリックにも耐える耐久性があります。ライトが7色に光るので、使っていて楽しいマウスです。
▼おすすめ7選|手に入れやすい「リーズナブル」
最後に本体価格が安いマウスをご紹介します。有線タイプ、無線タイプの両方をご紹介しているので、気になったモデルをチェックしてみてくださいね。
Windowsだけどコスパと性能面で最強マウス
10ヶ月の長寿命バッテリーで、BlueTrack Technology 採用の青色 LEDマウスです。トラッキング能力は高く、ジーンズの上やテカテカのガラス机の上でも動作してくれます。
WindowsといえばOSを作っているイメージですが、実はマウスやキーボードなども販売しており愛用者も多いです。
本機は小さい卵形で女性や子どもでも使いやすいサイズ感。手にしっくりくるだけでなく、持ち運びもかさばりません。そしてカラーも3色から選べます。
Bluetooth 4.0/4.1の接続が可能なので、マウス用にアダプターを持ち歩く必要もなし。1回設定してしまえば、電源を入れるだけで自動接続してくれます。
どのマウスにしようかと迷っている、価格と性能面で妥協したくない人、しっかり使えるマウスが欲しい人、使えれば何でもいいという人。あらゆる人におすすめできる、「悩んだらこのマウスを買っておけばOK」というのが本製品です。
ベーシックな作りのMac対応有線マウス
マウスとして必要な最低限の機能を搭載した、シンプルな1台。誰でも扱いやすく、価格も非常にリーズナブルです。普段使用しているマウスの電池切れや故障に備えて、「予備用」として持っておくのもおすすめ。
有線接続のため、バッテリー充電や電池交換といった手間はありません。無線機器を内蔵していない古いパソコンやデスクトップでも使いやすく、ひとつあると何かと便利。
スマイルマークが特徴的なシンプルマウス
電池の持ちが特徴的な本機。消費電力が小さい赤外線LEDを搭載しており、2年半近くの使用が可能。
スマイルマークが特徴的なマウスですが、2.4GHzワイヤレス接続でカーソルが飛ぶといったような不調が少ないのも特徴。シンプル設計なので故障も少ないマウスですよ。
机の素材を問わないトラッキングが特徴
青色LEDで、机の材質を問わずに使えるマウスです。Macを置く机だからこそ、デスクの素材にもこだわっている人は多いのではないでしょうか。こちらは色のついたガラスデスク、アルミ製のデスクなど、素材を問わずしっかりトラッキングしてくれます。
部屋のこだわりがある人は、ぜひマウスのLEDまでこだわってみてはいかがでしょうか。
シンプルなマウスならこれ
ロジクールのとてもシンプルなデザインのマウスとなっています。サイズがコンパクトなので持ち運びもラクで、USBレシーバーはパソコンに差したままでも気にならない小さいサイズです。
左右対称のため、左利きの方でも使うことができます。
自分好みのマウスにカスタマイズ
Bluetooth接続のマウス。左右のボタンに加え、ブラウザを閲覧している時に使う、戻るや進むボタンも付いています。無料でダウンロードできるエレコムマウスアシスタントを使うと、各ボタンを自分の好みに合わせて割り当てることも可能です。
マウスでいろんな操作をしたい方に、おすすめのマウスです。
ボタンひとつでデバイスの切り替え可能な静音マウス
丸みがある形が印象的なマウス。アルカリ単3形乾電池1本で約2年間使用でき(※使用状況によります)、電池残量を気にせず使えます!
そして、2台のデバイスを切り替えて使えるのが、このマウス最大の特徴。デバイス2台分の接続情報を保持できるため、ボタンひとつで接続先を切り替えられます。2台のパソコンを使ってコーディングを行なったり、画像や動画編集をしている方におすすめです。
ちなみに、同時に発売された「M585」と見た目や性能は変わりませんが、「M590」の方がクリック音が静か。従来モデルと比べるとクリック音が90%以上も軽減されています。夜間作業が多い方や、静音タイプのマウスを探している方におすすめです。
「Mac対応マウス」のおすすめ商品の比較一覧表
【ランキング】通販サイトの最新人気! Mac対応マウスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのMac対応マウスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【Q&A】よくある質問
Macとワイヤレスマウスの接続方法は?

マウスがBluetoothに対応していれば下記の手順で接続できます。
Mac側でマウスを接続します。「システム設定」を選択し、サイドバーで「Bluetooth」をクリック。なお、マウス側で電源が入っていないとペアリングできないので注意!
【関連記事】ほかのマウスをチェック
【まとめ】高機能マウスで作業を効率化しよう
本記事では、Mac対応マウスの選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
Macの場合、トラックパッドで操作しやすいためマウスを使わないという方もいますが、クリエイティブ作業やデータ管理をする方にとっては、マウスで作業するほうが便利なことが多いでしょう。
PC画面上を自分の手足のように動かせるマウスは、とても便利で操作性も良くなります。高機能なマウスを使用すると、作業量は変わらないけど、効率が大きく上がったという話はよく聞きます。
ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりの商品を見つけてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。