Mac向けキーボードの選び方 ガジェットレビュアーに聞く
本項ではMacキーボードの選び方について紹介していきます。チェックしておきたいポイントは下記6点!
【1】一番の王道は純正商品
【2】キー配列はMac寄りがおすすめ
【3】JISキーボードかUSキーボードか好みで選ぶ
【4】ワイヤレスか有線かで選ぶ
【5】キーボードの打鍵感で選ぶ
【6】便利機能や使いやすさで選ぶ
それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
【1】一番の王道は純正商品 Mac純正品は高品質でスタイリッシュ
Macをはじめて使う人やほかのキーボードとの互換性に不安がある人はできるだけ純正品を選ぶようにしましょう。
純正のMacキーボードはデザインもムダがなくすっきりしていてスタイリッシュ。もしも不具合が生じたとしても純正品であれば電話やチャット、メールでAppleサポートへ相談できるので安心です。
【2】キー配列はMac寄りがおすすめ Command(コマンド)と呼ばれる⌘キーやoptionキーはあるか
macOSに対応しているキーボードはそこそこ販売されてはいますが、キー配列がWindows寄りということも少なくありません。Mac専用に使うのであれば、なるべくキーのひとつひとつがMac向けに作られている商品を選びましょう。
とくにCommand(コマンド)と呼ばれる⌘キーやoptionキーは、よく使うキーですがWindowsにはないため、商品を比べるうえでの注目ポイントですよ。
MacにWindowsも入れて両方とも使うという方であれば、あえてどちらでも使えるキー配列の商品を選ぶのもあり。使い方やシーンに合わせて商品選びを進めましょう。
【3】JISキーボードかUSキーボードか好みで選ぶ
Mac用のキーボードの配列には「US」と「JIS」の2種類があります。日本語配列のJISキーボードはカナ入力が可能でアルファベット入力への切り替えも容易です。もう一方のUS配列はカナ表示がなくシンプルな印象。US配列はローマ字入力できればキーボード上のカナ表記は不要という人にはぴったりです。JISキーボードにありUSキーボード上にない記号があるなど、それぞれの用途に合わせて若干変わりますので確認しておきましょう。
【4】ワイヤレスか有線かで選ぶ ワイヤレスならiPhoneやiPadでも使用可能
キーボードでポイントになるのは、キーボードの接続方式です。有線接続であれば接続が不安定になることはほとんどなく、タイムラグも少ないですので、ゲームを楽しむ方にぴったりといえます。
ワイヤレスの商品を選べば、デスクまわりがケーブルで混雑せず、見た目にきれいな印象が得られます。たいていの商品はどちらかの方式にのみ対応していることが多いため、有線かワイヤレスかははじめのうちに決めておくのがおすすめです。
iPhoneやiPadといったモバイル機器にもつなげるのであれば、ペアリングをすればすぐに使えるワイヤレスモデルが向いています。持ち運びに便利なポータブルモデルもありますので、サブ用に用意しておくのもありですよ。
【5】キーボードの打鍵感で選ぶ 好みに応じて
一般的なノートパソコンで多く採用されている「パンタグラフ式」は、軽いタッチで打てることが特徴です。キーボード自体が薄く、持ち運びにも便利でしょう。
「メンブレン式」の多くはキーカバー下にラバーが使われていて、少ししっかりとした深めのタイピングが必要。ノートパソコン以外のパソコンで採用されているのはメンブレン式が多く、比較的安価なものが多いのも特徴です。
キーが独立構造になっている「メカニカル式」はタイピング時の音が特徴的です。バネの反発力が働くので、独自のタイピング感があります。作りが上部で壊れにくく、なめらかにタイピングができます。
底打ちせずに入力できる「静電容量無接点方式」はタイピング音が気になりません。耐久性と入力の精度が高いことが特徴です。
ふだん使い慣れているキーボードがどのスタイルなのか、ご自分の好みと合わせて選んでみてください。
【6】便利機能や使いやすさで選ぶ マルチペアリングが便利
使い方や使う頻繁に合わせて便利機能に注目して選ぶのもおすすめです。いくつか紹介するので参考にしてみてください。
スマホやタブレットでも使えるマルチペアリングモデル
ワイヤレス仕様の商品によっては、複数の機器と接続できるマルチペアリングに対応しているモデルがあります。こうした商品であれば、ふだんはMacでじっくり、iPhoneで友人との長文のやり取りと、1台のキーボードでシーンに応じて使い分けができます。
ワイヤレス対応モデルには持ち運びしやすい商品も多くありますので、家のパソコンと職場のパソコンで使うキーボードを一緒にする使い方にも対応可能です。
マルチファンクションキーの機能性を見てみよう
Mac用キーボードで注目したい機能のひとつがマルチファンクションキーです。かんたん操作を望むならマルチファンクションキーつきがおすすめ。マルチファンクションキー機能はひとつのキーを押すだけでWebブラウザの実行やメディアの再生、ボリュームのアップダウンなどが手軽にできます。
専用キーが数多く設定されていれば、ワンタッチでできることが増えるのでより使いやすいでしょう。
数字入力しないならテンキーなしで十分 よりコンパクトなタイプを追求
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大量の数字を入力する場合にはテンキーつきが便利ですが、数字入力をあまりしないという方にはテンキーレスタイプで機能的には十分です。
テンキーレスでもアルファベットのうえにある数字キーで数字は入力できます。テンキーレスタイプはテンキー部分がない分サイズがコンパクト。手軽に持ち運べ、幅を取らないため置くスペースも少なく、スタイリッシュなデスク周りにすることができます。
Mac向けキーボードおすすめ17選 接続方法や機能性で
ここまでご紹介したMac向けキーボードの上手な選び方のポイントをふまえて、純正品から、他社が製造したサードバーティー商品まで幅広く、ご紹介いたします。ぜひ参考にしてください!

オシャレなパソコンには洗練されたキーボードを
Macと一緒に使うなら、Appleの純正キーボードを選ぶのがやっぱりおすすめ。
こちらはテンキーがついたモデルで、数字入力にも強いのが特徴です。ほどよく傾斜されたキーボードは、手首の負担を軽減し、より素早くキータッチをおこなえます。
テンキーつきモデルは、パスワードの入力や住所登録など、数字を入力する機会は身近にありますので、基本的にはテンキーつきのモデルを選ぶとよいでしょう。
キーボード上部にはF19までのファンクションキーが並んでいますが、ふだんは活用していないという方も多いのでは。
F8を押すと音楽の一時停止をおこなったり、F12を押すと音量を大きくしたりと、ボタンひとつでかんたんに操作ができます。
F13以降は好みのショートカットを割り当てられますので、天気アプリを立ち上げたり、スリープモードに移行したりと自由自在。
動画編集やイラスト作成にはよく使う機能を登録しておくと時短にもつながりますよ。

Mac対応モデルのなかでは財布に優しい価格帯
Macでも使えるというキーボード。動作確認されていても、キー配列がどっちつかずになっていることもしばしば。
本製品はcommandキー、かなキーといったMacのキーボードで使うキーもしっかりとカバーしています。
こまかなところまで同じように使える商品は意外と少ないため、手ごろに購入できるところも含めておすすめできる1台です。
キーボードのスイッチは、軽い力で文字入力ができるのが特徴のパンタグラフ方式。
ふだんはノートパソコンをよく使うという方や、キータッチの押し込んだ感覚が好きな人に向いています。キーを押す深さもしっかりととられていますので、軽やかなタイピングに向いていますよ。

ワイヤレスモデルを選びたい方におすすめ
リビングにパソコンを置いている家庭では、使わない間は見た目をスッキリさせておきたいですよね。
ワイヤレス仕様のキーボードを選ぶことで、配線を1本なくせますので、卓上がごちゃごちゃしづらくなります。
テンキーをあえてカットすることで、横幅は28cmほどとコンパクトに。使い勝手はなるべくキープしながら、作業スペースを確保したい人にもおすすめなモデルです。
iPadとの併用や、純正キーボードの汚れが気になる場合のセカンダリーとしての需要も多いとか。本製品のキーボード配列は、英字となっている点のみ注意が必要です。

ワイヤレスキーボードの中でもとくにスタミナが光る
アルカリ電池2本で最大2年間使える長寿命モデル。
こまめな充電や電池交換が面倒ということも、こちらの商品であればあまり感じないでしょう。自分用のキーボードで操作したい、自宅でも出先でも使いたいという人に向いている1台といえます。
最大3台の機器と接続でき、左上の黄色いボタンを押すだけでかんたんに接続先の変更も可能。スマホやタブレットに登録すれば、メールやSNSの返信もサクサクおこなえます。
丸いキーのデザインも秀逸でかわいいです! キーボード被りも少ないモデルですし、使い勝手もよいので愛用の1台になるかもしれませんよ。
マルチファンクションキーで操作性アップ
最も薄い部分が6.5mmの超薄型キーボード。かんたん操作が叶う13種類のマルチファンクションキーが搭載されています。
コンパクトでもキーピッチは19mmと余裕あり。日本語配列で83キーが採用されているのでMacのキーボードとしても充分力を発揮してくれます。
ダイヤルでデバイスをパッと切り替え
Mac、Windows、Chrome、iOS、Androidに対応していて、接続したデバイスはダイヤルで手軽に切り替えられます。
スマホやタブレットを立てて作業できるよう、上部には溝を設置。Macだけでなくいろいろなタイプのデバイスを使いこなしている人に最適な1台です。
パソコンを使う頻度の高い方に
キーボードの裏側に亜鉛メッキ鋼板が採用されていて薄型ながら高級感があります。人間工学に基づいて作られた斜面設計を用い、手が疲れないよう工夫。
280AHバッテリー内蔵でフル充電すれば90時間連続で使えます。なめらかにタイピングできるので頻繁にパソコンを使う人にうってつけと言えるでしょう。

機能面がピカイチなキーボード
プログラマーやライターなどプロに愛される商品を作る、東プレのMac向けキーボードです。初のMac専用モデルながら、耐久性が高く、キー入力が軽くてなめらか。
機能面で選ぶのであれば、こちらの商品がぴったり。長時間パソコンを使用するのであれば、純正のキーボードから乗り換えて使うのもおすすめです。
キーをタップするときの音にも配慮されているなど、高機能ではある一方、購入費用が高いのはネックなポイント。
カジュアルユースであればここまでの機能は必要ありませんので、あくまでもプロやプロを目指す人向けと考えるとよいでしょう。
ラクに入力できる軽量薄型キーボード
Bluetoothを搭載していて無線で3台のデバイスを接続できます。一度ペアリングをすれば設定なしでかんたんに再接続が可能。薄くて軽くコンパクトな設計で持ち運び用としても便利です。
キーボードはスムーズに入力でき入力ミスの軽減も期待できるパンタグラフ式が採用されています。
20個のショートカットキーで作業効率アップ
MacとWindows両方で使えるUS配列のキーボードです。USBで接続する有線タイプで接続も安定しています。パンタグラフ式が採用されておりタイピング音も静かです。
20個のショートカットキーつきなので作業効率にこだわる人に向いているキーボードです。
2種類の角度を選んでストレスなくタイピング
キースイッチにメンブレン式を採用。打ちやすいよう角度を調節できるので長い時間のタイピングでも負担がかかりません。
ワイヤレスキーボードとユニバーサルスタンドがセットになっていて、スマホやタブレット用にも最適なフルキーボードです。パソコンからほかのデバイスへの切り替えはワンタッチでできます。
見やすいキートップ
キートップはオリジナルフォントが使用され見やすく洗練された印象を受けます。78キーのJIS配列ですが、iOSのかな入力には非対応です。
ノートパソコンに慣れている人には使いやすいパンタグラフ式。Bluetooth 3.0 class2規格に適合しており対応デバイス3台までペアリングできます。
プログラマーに適したUS配列&キータッチ
耐久性の高さに定評のある静電容量無接点方式です。こだわりのキー構造によりスピーディで静かなタイピングを実現。
スムーズで心地よいタイピングを求める人を満足させてくれるキーボードです。プログラマーにとっては効率のいい理想的なキー配列になっています。
超薄型でも打鍵感はしっかり
104キーのJIS配列で12種類のマルチファンクションキーによりさまざまな操作が実行できる操作性のいい有線キーボード。
超薄型設計で厚みがあまりありませんがキートップの下には鉄版が使用されていて、しっかりとした打鍵感で快適にタイピングできます。
ぺリックス『PERIBOARD-323』
薄暗い場所でも快適にタイピング
仕事でもプライベートでも使いやすいテンキーつきUS配列のフルサイズタイプ。ホワイトLEDバックライトが搭載されているため、見えにくい薄暗い環境でもキーを確認しながらタイピングができます。
ホットキーを使用すれば3段階に明るさの調節が可能です。
長時間のタイピングにも対応
設計開発段階から生産に至るまですべて日本国内で行われている製品です。各列に段差を設けたステップスカルプチャー構造によって指をラクに動かせ、長い時間でもタイピングしやすくなっています。
各キースイッチの位置はアクチュエーションポイントチェンジャー機能で3段階に高さが可能。入力ミス対策にも役立ちます。
自分好みのキータッチを選べるメカニカルタイプ
ドイツのCHERRY社製スイッチを搭載したメカニカルキーボードです。個性の違う7種のキースイッチが搭載されたモデルから、好みのキータッチに合わせて選べます。
一見ベーシックなフルキーボードに見えますがキーの印字、キーキャップからPCゲームに便利な機能に至るまで追求した本格志向の製品です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする Mac向けキーボードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのMac向けキーボードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
iMacを購入すると、Appleの純正キーボードが標準で付属しています。このキーボードを使用していて最初は不満がないという方もいるかもしれません。長く使ってくると、どうしても皮脂や指紋による汚れが目立ってきます。
こまめに手を洗って、キーボードをふいていてもどうしても、どうしても汚れが付着してストレスに感じることも多くありませんか?
純正品は見た目もオシャレで、Apple製品とセット使いをするにもよくマッチしていますが、私とおなじく汚れが気になる人は思いきって黒や灰色のキーボードに変更したり、キーボードカバーの使用をおすすめします。
とくに買い換えでは、純正と比べると手ごろな商品や、キーの打ちやすさにこだわった商品などがたくさんありますので、ぜひ社外品もあわせて選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
ブルータス、テッカブル、インプレス、ゲットナビ、モノマガジンなどで編集を行うモノ系ライター。 ファッションや家電のスペックだけでなく、ストーリーやブランド性まで加味して良い品を探すのが好き。 週6日の秋葉原・銀座ウォッチや、海外製品の調査まで、とにかく人よりいい品を探すのが大好き。(今まで購入した家電で家が1軒建つとか建たないとか。)