釣り餌箱の選び方 イソメやオキアミなどに最適!
釣りライターの中山一弘さんに、釣り餌箱を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
エサの特徴に合わせて選ぶ イソメは木製と相性がいい!
渓流では、川虫やイクラ、ブドウ虫。清流や小川では赤虫やサシ、キジ。海ではオキアミやイソメ類など、数えきれないほどの「エサ」があります。
自分の釣りに必要なエサや、当日持っていくエサについてあらかじめ調べておくと、どんな餌箱が必要になるか調べやすくなります。たとえば、イソメ類は木製の餌箱と相性がいいなどという特長もあります。
今回はいくつかの製品に適したエサの使い方も説明しますので参考にしてください。
大きすぎず小さすぎず、適切なサイズを選ぶ
餌箱は釣りをしながら使うものなので、基本は身の回りに置くか、身に着けて利用します。たとえば夏場にイソメ類を使う場合、購入したパックのイソメはクーラーに入れて、1、2時間分小分けして餌箱に入れて使うようにするといつまでも新鮮な状態で使えます。
一回に入れるエサの量をイメージしながら適切なサイズのものを選ぶとよいです。
餌箱ごとの便利機能に注目して選ぶ
小さな餌箱のなかが複数のポケットに分かれていれば、2種類のエサを使い分けるのがかんたんになります。スノコがついていると、冷凍のオキアミの汁気を切りながらエサを取り出せます。
餌箱といっても製品によってさまざまな機能がついています。自分の釣りスタイルに取り入れたら便利そう、と思う機能がある餌箱をチェックするようにしましょう。
釣り餌箱のおすすめ9選 人気のダイワやシマノなど!
上で紹介した釣り餌箱の選び方のポイントをふまえて、釣りライターの中山一弘さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

ちょい置きトレーが便利な高性能餌箱
ふたつに仕切られた枠は深型トレーになっていて取り出しやすい構造で、2種類のエサを使い分けるときなどはとても便利ですね。もうひとつこの製品の便利な点は「ちょい置きトレー」。蓋(ふた)にスポンジが台座になっているトレーが搭載され、ここに数匹分のエサを仮置きすることができます。
蓋を開けなくてもエサが交換できるので手返しがよくなります。もちろん、このトレーも蓋ができるので、移動中にエサを落とすこともありません。小さな餌を効率よく使うのに最適なアイテムです。

底に保冷剤が入るクーラー仕様の餌箱
保冷剤を底に置き、その上にふたつに仕切られたスノコが設置できる本体と、単体でも使用できるコンパクトな携帯サシエ入れが左右に取りつけられた、まさにスペシャルな餌箱です。
生とボイルのオキアミを入れておき、両脇の携帯サシエ入れにさらに小分けして使うといった贅沢な使い方も可能。さまざまな釣りに応用できる製品ですね。

ワカサギ釣りのサシ入れならこちら
ワカサギ釣りで主力のエサとなる「サシ」ですが、箱状のものに入れるだけでは壁面を登って脱走してしまう悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。そんなサシ専用の餌箱におすすめなのがこのアイテムです。
サシと一緒に入れるオガクズを落とすメッシュ式の底面と、サシの脱走を防止する「サシ返し」が使いやすさのポイントです。かじかんだ手でもサシを上手に拾えるので釣果もアップしますよ。ちなみにこの製品に3袋分のサシを入れることができます。ワカサギシーズンで大活躍してくれる餌箱です。

イソメ類を入れるならコレ!
青イソメやゴカイ、ジャリメなど、いわゆるイソメ類の餌箱として大活躍してくれるのがこの製品です。通気性がよく、適度に水分を含ませると気化熱で涼しくなるからか、エサが元気でいてくれるので手放せません。
私もイソメ類を持って釣りに行くときはこれを2ケースぐらい用意します。ひとつは予備のイソメを入れてクーラーボックスに入れておき、もうひとつは釣り座で使います。大きめのほうがエサ持ちはいいので、1日で使う量を考慮して適切なサイズの製品を選んでください。

磯・堤防釣りの定番モデル
オキアミを使う釣りはいろいろですが、この製品は乾燥を防ぐための蓋や、水切れがよい底面スノコなど、必要な機能がすべてそろっている餌箱です。
一般的な磯釣り用のエサバケットをバッカンにセットすると、自重で前下がりになって使いづらいのですが、独自のフックで水平に近い姿勢を保ってくれるため、とても使いやすいです。ジアイのときにオキアミがスムーズにつかめるので、チャンスタイムを逃しません。

完全密封で匂いと液体を逃さない
もともとは匂いが強い液体に漬け込まれたソフトルアーを入れるのに使われる製品で、いわゆる生餌専用というわけではありませんが、塩漬けされた切り身など、匂いが強く道具にその匂いを移したくないエサを入れるのに流用できるアイテムです。
しっかり密封されるので液こぼれがありません。匂いも当然完全にシャットアウト。苦手なエサを車のなかに入れるときなどに便利なので、気になる方はチェックしておきましょう。
エサが長持ちするクーラータイプ
メイホウのベイトクーラーは断熱材を使用しているため、ボックス内部の温度上昇や下降を抑えることができ、一年を通してエサを長持ちさせながら使用できます。
本体にベルト通し穴があり、ベルトに固定することで餌箱を落とす心配がありません。
素材には耐衝撃性コーポリマーを使用しているため、軽量かつ高強度なケースです。
3種類のエサが収納できる餌箱
餌箱の中を仕切りで最大3つに区切ることができるため、日によってカスタマイズできるところが便利な商品です。
底にスノコが付属しているので水切りができ、サシエの身持ちも良くなります!
ケミ用ホルダーが付いているので暗いときでも安心してお使いいただけます。
シンプルでお手頃価格の釣り餌箱
仕切り板などはなく餌用スペースが1つのシンプルな釣り餌箱です。
コンパクトな見た目ですが耐衝撃性コーポリマーを使用しているため、軽量かつ衝撃に強い特徴があります。
お手頃な価格なため釣り初心者の方へ最初の餌箱としてもおすすめです。
「釣り餌箱」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 釣り餌箱の売れ筋をチェック
Amazonでの釣り餌箱の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
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エサはいつでも新鮮に!
生餌を使っている人は分かると思いますが、エサは新鮮なほど魚の食いつきは良いです。生きているエサなら元気なほうが釣れますし、冷凍餌なども解凍されてすぐのほうが釣果はいいです。
餌箱はそれらのエサをなるべく状態良く保存する役目もありますから、自分が良く使うエサの保管方法などを調べておくとよいですよ。
たとえば、川虫の状態を保つのに餌箱に水苔と一緒に入れておくなどは、良く知られた工夫です。そうした要素も取り入れながら楽しい釣りを続けてください。
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青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。