ボードショーツとは おしゃれな人気ブランドからも続々登場
ボードショーツはサーファーがサーフィンをするときに着用するためにつくられた水着です。丈夫な素材を使って、破れにくくしているのが特徴です。
現在では利用シーンが変化し、商品も多様化。ファッションに取り入れやすいものも各ブランドから出ており、夏場や海辺のスタイルのひとつとして定着しています。
ボードショーツの選び方 素材や生地感、丈の長さ、耐久性をみる
アウトドアライターの夏野 栄さんにお話をうかがい、ボードショーツを選ぶポイントをまとめました。
素材や生地感で選ぶ 水陸両用の視点でスタイリング
最近のボードショーツはいかにも「水着」ではなく、街でも違和感のないアイテムが増えています。もちろんデザインも関係しますが、街ばきにマッチする大きな要素は生地感です。
「水陸両用」として使う場合、つるつるした、いかにもナイロンやポリエステルの水着感の生地ではなく、綿感が強い生地を選びましょう。
とはいえ、トレンドやスポーツミックスといったコーデによっては街であえて光沢のある素材感のショーツが正解な状況もあるので総合的に判断してみてください。
また、サーフィンやアクティビティに使用する場合は、ストレッチが効いた生地のボードショーツがおすすめです。
丈の長さとサイズ感で選ぶ ショートかロングか丈の長さがポイント
好みやトレンドとの兼ね合いもありますが、サーフィンがメインであれば、ロング丈でも長すぎないものを選びたいところです。丈が長いと濡れた状態で膝まわりにはりつき、パドルから立ち上がる瞬間や腰を落とす際に動きが損なわれます。
ただし、ショート丈であまりに短すぎると見ばえが悪くなってしまいます。男性なら20インチ、女性なら15~18インチぐらいを目安に、体形に見合った長さのものを選びましょう。
耐久性から選ぶ アクティビティに耐えられるだけのものを
現在では幅広く利用されるようになったボードショーツですが、水中以外で積極的に履く際には耐久性もチェックしたいポイントです。水着よりの生地の場合、街ばきのショーツよりも耐久性が劣ります。幅広いシーンで履く場合、高耐久なボードショーツを選びたいところです。
サーフィン後にそのままスケボーし、ボードショーツに穴をあけてしまうことも。耐久性があるボードショーツなら、海だけではなく、ほかのアクティビティでも安心して楽しめます。
ポケット付きのものを選ぶ ジップポケットやキーループなど
ボードショーツには最低限のポケットしかないシンプルなものもありますが、街で履く場合はポットが豊富にある方が便利です。サイドポケット、バックポケットがあるか確認しましょう。ジップ付きのものだと便利です。
またキーループなどがあると鍵の管理にも役立つでしょう。
ボードショーツのメーカーやブランドの種類 サーフブランド、アウトドアブランド、アパレルブランドほか
ボードショーツは各メーカーやブランドからたくさんのものがありますが、その系統はサーフブランド、アウトドアブランド、アパレルブランドなどにわけられます。
サーフブランド クイックシルバー、ハーレー、ヴィスラなど
サーフィンとのつながりが深いサーフブランドは王道。アメリカ西海岸の着こなしやマリンスポーツ、マリンルックが似合います。クイックシルバー、ハーレー、ヴィスラなど。
アウトドアブランド パタゴニア、ノースフェイス、グラミチ、ワイルドシングスなど
登山やキャンプなど、アウトドアのアクティビティに強いアウトドアブランドは、機能性の高さがウリです。パタゴニア、ノースフェイス、グラミチ、ワイルドシングスなど。
アパレルブランド ユニクロ、ギャップ、無印良品など
ファッションや街着としても使えるアイテムとして、アパレルブランドからもボードショーツと同じような製品が出ています。ユニクロ、ギャップ、無印良品など。
サーフ系ストリート、スポーツブランドほか ボルコム、ステューシー、デウスエクスマキナ、ナイキ、アディダスなど
ほかにも、ボルコムやステューシー、デウスエクスマキナなど、サーフィンやスケートボードカルチャーとの関連性が強いサーフ系ストリートブランドも人気。ナイキやアディダスなどのスポーツブランドの製品もあります。
ボードショーツ(メンズ)のおすすめ8選 デウスエクスマキナ、パタゴニアほか、街着でも使えるブランドも
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、アウトドアライターの夏野 栄さんおすすめの商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

海っぽすぎずマルチに履きやすい
こちらはスケートブランドステューシーの水陸両用ショーツ。まずはステューシーらしく海っぽすぎないデザインが魅力で、街ばきしやすく、さまざまなコーデにマッチします。
メッシュインナーや水抜け性といったボードウェアの基本性能をおさえつつ、ジップのヒップポケットやキーループといった機能面も充分。幅広いシーンで履きたい方や、いかにも海という感じがしないボードショーツをお探しの方におすすめです。

ボードショーツの王道
現在のどこでも履けるボードショーツのイメージをつくったブランドともいえるデウス。サーフィンにとどまらずアウトドアやバイク、モータースポーツにいたるまでカバーするデウスらしい、幅広いエクストリームスポーツにハマるシンプルなボードショーツです。
ヒップにポケットがあり、気軽に幅広いシーンでボードショーツを履きたい方におすすめです。

高機能生地で街でも履きやすいシルエット
機能性ボードショーツの代表的なブランドといえばハーレー。独自のファントムファブリックを採用し、水中の動きに特化した高機能で速乾性と伸縮性にすぐれています。
同時にこちらのモデルは幅広いシーンのコーデに合わせやすいシルエットが魅力。本気サーフィンにはもちろん、街ばきから幅広いアウトドアアクティビティにおすすめです。

ショート丈でタイトシルエット
2014年に誕生した比較的新しいブランドのバンクスですが、ボードショーツの人気ブランドとして定着しつつあります。
こちらはショート丈で比較的タイトなシルエット。クラシカルなサーフスタイルを想起させるデザインであると同時に、現在の街ばきにも合わせやすいボードショーツです。ストレッチの効いた生地で機能面も本気。サーフィンはもちろん、タウンユースにもおすすめです。
ビラボン『ボードショーツ Sundays Layback』
ボードショーツ(レディース)のおすすめ4選
レディース向けのボードショーツのおすすめ商品を紹介します。
「ボードショーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ボードショーツの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのボードショーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ボードショーツに関するQ&A よくある質問
ボードショーツにインナーは必要?

インナーを履いたほうがよいです。シルエットや透けの問題、脱げたり破けたりしてしまった場合にそなえて必要です。内側にメッシュインナーが縫い付けられているインナー付きのタイプであれば、必要ありません。
ボードショーツと水着の違いは?

一番の違いはウエストのフィット感です。ボードショーツは、水の抵抗を減らすべくウエスト部分は外付けのドローコードで縛れる仕様になっています。対して、水着はウエスト部分がゴムと内紐使用になっているタイプが多いです。
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水着っぽくないけど高機能が魅力 アウトドアライターからのアドバイス
「サーフィン用の水着」から現在では独自の進化を遂げているボードショーツ。もちろんお好みにもよりますが、ポイントは生地感です。街ばきにこれほど浸透した理由は生地の進化による影響が大。現在では綿ぽく見える生地なのに水陸両用で使える高機能なボードショーツが多数リリースされています。
またコーデ面やデザイン面だけでなく、耐久性の高い商品も多く、ほかのアウトドアアクティビティなどに幅広く使える点も魅力です。
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作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。 アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。 アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。 『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。