「園芸用ビニールシート」のおすすめ商品の比較一覧表
園芸用ビニールシートの選び方 グリーンアドバイザーに聞く
グリーンアドバイザー・ふじ えりこさんに、園芸用ビニールシートの用途にあった選び方を教えてもらいました。ポイントは以下です。
【1】マルチング資材として
【2】ビニールトンネルを作るため
【3】ミニ温室などで使用
【4】園芸作業時の汚れ防止
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】マルチング資材として選ぶ
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
ビニールシートの用途として多いのが、畝(うね)などの地温を上昇させるため、あるいは夏などは地温を下げるために使ったり、雑草防除のために覆うマルチング(畑の表面を紙やプラスチックフィルムで覆うこと)資材としての使い方ではないでしょうか。その場合のビニールシートは、地温の上昇などには透明、雑草防除や地温を下げる場合には白・黒を使うことが多いとされています。
また、苗などを植えつけやすいように穴をあけやすい工夫がされたものなどもあります。栽培する植物に合わせて選ぶようにしましょう。最近は畑で使ったあとに分解して自然に戻る素材のものなどもあり便利に使うことができます。
【2】ビニールトンネルを作るために選ぶ
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
保温のためのビニールトンネル用としてビニールシートを選ぶ場合は、透過率を意識して選ぶようにしましょう。あまり分厚すぎるものは、日光の光を遮りすぎてしまうので注意。
作るトンネルの大きさに合わせてサイズを選ぶようにしましょう。トンネルフィルム、トンネルシート、トンネルビニールといった名称などで販売されています。
【3】ミニ温室などで使用するために選ぶ
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
庭先などのミニ温室の場合は、サイズにあったビニールシートを選ぶようにしましょう。せっかく購入しても異なったサイズだとまったく役に立たないこともありますので注意が必要です。
温室で使う場合には、主な目的が雨除けなのか保温なのかを考えてから購入しましょう。繰り返し使いたい場合には、透明の糸が織り込まれて強い素材のものを選ぶといいでしょう。
【4】園芸作業で周囲が汚れないようにする目的で選ぶ
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
庭先やお部屋のなかで園芸作業をする場合や汚したくない机の上で作業をする場合に、四隅を留めることが可能な専用のビニールシートを使うことで片づけがらくになります。いろいろなサイズのものが売られていますので、使いやすいサイズを選ぶようにするといいでしょう。
もちろん、園芸作業以外でも工夫しだいで便利に使うこともできます。この手の園芸用シートは、ガーデニングシート、サニーシート、植え替えシート、プランティングシートなどの名前でも呼ばれています。
園芸用ビニールシートのおすすめ5選 タイプ・サイズ・材質もチェック!
ここまで紹介した園芸用ビニールシートの選び方のポイントをふまえて、グリーンアドバイザー・ふじ えりこさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。
遮熱や耐熱、日よけなどの機能だけでなく、大きいもの、小さいもの、厚手、薄手などさまざまな特徴があるので、自分の使い方に合う園芸用ビニールシートはどれなのか、くわしく見ていきましょう。





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ビニールシートの種類
園芸用ビニールシートには、用途に合わせていくつかの種類があります。
土中の温度を上げるのであれば、ブラウン、透明、グリーン、黒、白黒パンダの順に効果的です。また、雑草防除の効果の高さでは、白黒パンダ、黒、グリーン、ブラウン、透明の順に高いです。
それぞれ特徴が異なりますので、目的に合ったものをえらんでみてください。
白黒パンダマルチ(表:白/裏:黒) サニーレタス・レタス など
特長:(白)土中の温度を上げない、(黒)日光をさえぎって雑草を生えにくくする。
使用時期:8月中旬~9月中旬
グリーンマルチ(緑) 主にレタス・ねぎ など
特長:土中の温度を上げる、雑草を生えにくくする。
使用時期:9月中旬~12月中旬、12月中旬~5月下旬
ブラウンマルチ(茶) 主にレタス など
特長:土中の温度を上げる。
使用時期:12月中旬~3月下旬
黒マルチ(黒) 主にサニーレタス など
特長:土中の温度を上げない、雑草を生えにくくする。
使用時期:9月中旬~12月中旬
透明マルチ(無色) 主にはくさい など
特長:土中の温度を上げる。
使用時期:12月中旬~3月下旬
用途に応じた呼び名を知っておくと選びやすい グリーンアドバイザーのアドバイス
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
園芸やガーデニングでビニールシートを使いたいと思ったら、使用目的を明確にしてから商品を探すようにしましょう。また、ひとくちに園芸用ビニールシートといっても使用目的によってさまざまな呼称があります。
園芸作業用なら「ガーデニングシート」、ビニールトンネル用なら「トンネルシート」といったように、用途に合った呼び名を知っておくと目的のビニールシートを見つけやすいです。
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『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。 豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターととしての顔も持つ。 映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。 ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。