コンプレッションバッグの種類 キャップ型とバッグ型がある
圧縮できるコンプレッションバッグにおおきくわけて2つのタイプがあります。
キャップ型:荷物を入れたあとにキャップをかぶせて挟み込み、ベルトを引っ張って圧縮するタイプ。半分ぐらいまで小さくできるものもあります。そのぶん収納にやや手間がかかります。
バッグ型:バッグに荷物を入れ、バッグに一体型でついているベルトをしめて圧縮するタイプ。時間がかからず収納できますが、圧縮はキャップ型の方がコンパクトになります。
コンプレッションバッグの選び方 サイズ、収縮性能、軽量性と耐久性をみる
アウトドアライターの夏野 栄さんに、コンプレッションバッグを選ぶときのポイントを教えてもらいました。サイズや収縮性能など、どれも荷物のパッキングに大きく関係するポイントなので、しっかりチェックしてくださいね。
荷物の容量に合わせてサイズを選ぶ 容量(リットル)と実寸(縦×直径)を確認
作家/アウトドアライター
コンプレッションバッグはシュラフや衣類のような、特定のかさばってしまう荷物を圧縮するバッグです。まずは圧縮したい荷物の容量にあわせて選びましょう。
コンプレッションバッグのサイズ表記は各社で違います。あるブランドでSサイズと表記されているものが、別のブランドのMサイズ相当であることも。選び方のポイントとして、まずはブランドごとのサイズ表記ではなく、容量(リットル)と実寸(縦×直径)を確認し、収納したいシュラフや衣類にマッチするサイズを探します。荷の大きさにあわせて該当するサイズから選びましょう。
シートゥサミット『ウルトラシル コンプレッションサック(ST83354)』
サイズは18×40cm、重さ66gの計量なタイプです。サイズ表記と実際の容量がメーカーによって異なるため、必ず数値をチェックしてください。
>> Amazonで詳細を見る収縮性能から選ぶ 縦方向か横方向か、圧縮できる方向も考える
作家/アウトドアライター
コンプレッションバッグ最大の特徴は「荷物を収縮させて収納する」という点です。荷をしっかり収縮できるか、あるいはどのような収縮形式かなどの収縮性能を確認しましょう。
大きく分けて縦に荷を収縮するタイプと横に荷を収縮するタイプがあります。まずは該当の荷物を、自身のザック内部のどこにどの向きでパッキングするかという点を事前に明確にすることで、「縦か横か」「長方形に近い荷物の塊をつくりたいか、正方形に近い荷物の塊をつくりたいか」どちらに圧縮できるとより効率的かを考えます。
どちらの方向に荷物をコンパクトにしたいかという点を踏まえ、合致する収縮性能のコンプレッションバッグを選びましょう。
軽量性と耐久性から選ぶ 軽くて強度のある素材がベスト
作家/アウトドアライター
「軽さと耐久性」はあらゆるアウトドアギアで争点となりますが、コンプレッションバッグも同様です。
スタッフバッグと違い、重いものやかたいものではなく、圧縮ができてやわらかく、比較的軽いものを入れるという特徴があるので、さほどデリケートに耐久性を気にする必要はないといえます。とはいえ、圧縮する際はナイロンテープやコードでテンションをかけるため、コンプレッション周辺の耐久性はしっかり確認する必要があります。
いずれにせよ軽さを意識しつつも、実用上心配のない耐久性のあるアイテムを選びましょう。
イスカ『ウルトラライト コンプレッションバッグM』
耐久性がしっかりしたコンプレッションバッグもあります。
>> 楽天市場で詳細を見る防水性の有無を確認して選ぶ 防水加工や撥水加工
登山やトレッキングで突然の雨はつきものです。防水加工がされているコンプレッションバッグなら、天候が変わりやすい状況でも安心です。「ウォータープルーフ」や防水、耐水性が表記されたものを選ぶとよいでしょう。
コンプレッションバッグのおすすめ10選 人気のイスカ、シートゥサミットほか、超軽量、防水タイプも
うえで紹介したコンプレッションバッグの選び方のポイントをふまえて、アウトドアライターの夏野 栄さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

シートゥサミット『ウルトラシル コンプレッションサック(ST83354)』

出典:Amazon
サイズ | 18×40cm |
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重量 | 66g |
容量 | 3.3〜10L |
素材 | 30デニールダイヤモンドリップストップシリコンコートコーデュラ |

エクスペド『ウォータープルーフコンプレッションバッグ UL(397214)』

出典:Amazon
サイズ | 42×20cm |
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重量 | 42g |
容量 | 13L |
素材 | 15デニールリップトップナイロン、シリコーン/ PUコーティング |

イスカ『ウルトラライト コンプレッションバッグM』

出典:楽天市場
サイズ | 18×48cm |
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重量 | 140g |
容量 | - |
素材 | 胴部:シリコナイズド・コーデュラを施したナイロン |

AEGISMAX『ウルトラライトコンプレッションバッグ』

出典:Amazon
サイズ | XS:15×35cm、S:18×40cm、M:20×46cm、L:23×50cm、XL:27×58cm |
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重量 | XS:41±5g、S:53±5g、M:61±5g、L:70±5g、XL:85±5g |
容量 | XS:2〜6L、S:3.3〜10L、M:4.5〜14L、L:6.7〜20L、XL:10〜30L |
素材 | 収納部分:20デニールシリコンコーデュラ(撥水加工、軽量コンパクトなナイロン)、フタ部分:75デニールナイロン |

シートゥサミット『eVentコンプレッションドライサック』

出典:Amazon
サイズ | XS/6L:15×35、S/10L:18×40、M/14L:20×46、L/20L:23×50、XL/30L:27×58cm |
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重量 | XS:107g、S:129g、M:148g、L:168g、XL:210g |
容量 | XS=2~6L、S=3.3~10L、M=4.5~14L、L=6.7~20L、XL=10~30L |
素材 | 底部:防水透湿素材eVent、ボディ・リッド:70Dナイロン |
YOGOTO『コンプレッションキャップ』








出典:Amazon
サイズ | φ:12cm×高さ32cm |
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重量 | - |
容量 | - |
素材 | ナイロン |
DDハンモック『DD Compression Sack』






出典:Amazon
サイズ | 45cmx25cm |
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重量 | 65g |
容量 | 6リットル |
素材 | 190Tポリエステル製 PU3000mm防水コーティング |
oxtos(オクトス)『UL スタッフバッグ 3L』

出典:Amazon
サイズ | 縦17.5cmx直径13.5cm |
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重量 | 17g |
容量 | 3リットル |
素材 | 30Dコーデュラナイロン、表/シリコンコーティング、裏/PUコーティング |
YOGOTO『コンプレッションスタッフバッグ』










出典:Amazon
サイズ | 25cmx30cm |
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重量 | - |
容量 | - |
素材 | ナイロン |
タスマニアンタイガー『コンプレッションバッグ L』

出典:Amazon
サイズ | 直径31x縦53cm |
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重量 | 300g |
容量 | 30リットル |
素材 | 420HDナイロン |
「コンプレッションバッグ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コンプレッションバッグの売れ筋をチェック
Amazonでのコンプレッションバッグの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
使わないと損なパッキングのお助けアイテム アウトドアライターからのアドバイス
作家/アウトドアライター
シュラフや衣類のような容積をとってしまう荷物は、積極的にコンプレッションバッグに収納しましょう。大幅に荷をコンパクトにできてまさにパッキングのお助けアイテムになってくれます。
まずは入れる荷にマッチしたサイズの商品であること。次にザック内のどこにどの向きでパッキングするかという点を明確にすることで、「縦か横か」どちらに圧縮できるとより効率的かが見えてきます。合致する収縮性能、軽さと耐久性のバランスを踏まえてコンプレッションバッグを選んでみてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:ピカルディ修士、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/03 一部コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 横尾忠徳)
作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。 アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。 アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。 『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。