室内滑り台の選び方
おもちゃコンサルタントマスターの加藤理香さんへの取材をもとに、室内滑り台の選び方を解説します!
設置する部屋に適したサイズを選ぶ
家のなかにおく遊具なので、まずは設置のサイズを把握することが大事です。滑り台を設置するには、滑り台本体の大きさと、そこにプラスした空間が必要です。まずは、そのスペースを確保するようにしましょう。
対象年齢や耐荷重をチェックして選ぶ
室内滑り台を購入するときは、対象年齢と耐荷重を忘れずにチェックしましょう。対象年齢や耐荷重を守らずに使用すると、事故やケガにつながることがあります。
とくに、お友達やきょうだいといっしょに使う場合は、その子の年齢もふまえて商品を選ぶことが大切です。年上のお子さんといっしょに遊ぶことが多かったり、ひとつの室内滑り台を長く使いたい場合は、耐荷重に余裕をもって選んでください。
素材で選ぶ
室内滑り台の素材の主流は、PE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)。そのほか、おしゃれな木製などもあります。
PVC|軽くて扱いやすいけど静電気が気になる方も
女性がひとりで運んだり組み立てたりするのには「軽さ」は大切なポイントですが、お洋服の素材や着方によっては静電気や摩擦が発生しやすいのがデメリット。
木製|重さがあるから移動や片付けは少し大変
昔からある木の素材は静電気の心配はありませんが、それなりに重さがあります。そのぶん安定感は抜群! 木のなめらかさにからだを預ける心地よさも味わえます。
段ボール|強度があり破棄もカンタン
最近は、ダンボール素材のものもあるので、遊びの時期が終わって処分する際にかんたんですし、色を塗ったりお絵かきしたりとカスタマイズも自由です。ご家庭の事情を考えながら、素材を選ぶとよいでしょう。
スロープの高さや傾斜、カーブで選ぶ
滑り台の傾斜もチェックしてきましょう。スロープ面が急な傾斜なら、滑り降りるときのスピードが楽しめます。一方、緩やかな傾斜であれば小さな子供も一緒に楽しめます。
なかにはスキーのジャンプ台のようなカーブのついているものもあり、速度の変化が楽しめます。
意外に盲点! 降り口の高さにも注目して
意外と見落としがちなのが、降り口と床との段差です。限りなく床面との段差のないようにしたものもあれば、あえて椅子くらいの高さで止まれるようにしたもの、スロープの角度を急にしたものなどさまざまです。降り口のつくりに注目して、お子さまの運動能力に合う滑り台を選んでみましょう。
最後に勢いがつく滑り台の場合は、膝や足首をしっかり使って衝撃を緩和する必要があるので、飛んだり降りたりがじょうずにできるくらい脚がしっかりしてからのほうがいいかもしれません。ゆっくり滑り降りるタイプなら、大人のフォローがあればお座りができる早い段階から楽しめます。
コンパクトに折りたためれば収納もラク
室内用の滑り台は、コンパクトなものでも広げて置いておくと場所をとりがちで、掃除するときなどにいちいちどかすのもたいへんです。そんなときは、折りたためるタイプの室内滑り台を選びましょう。
折りたたみタイプなら、使わないときはコンパクトにたたんで収納しておけるので、部屋のなかがすっきり片づきますし、掃除もしやすいです。
ジャングルジムやブランコ付きならさらに楽しい!
室内滑り台を選ぶときは、ほかの遊具とセットになっているかどうかも確認しましょう。室内滑り台のなかには、ジャングルジムなどと組み合わさったものもあります。
ジャングルジムなど、ほかの遊具と組み合わっているものは、長く遊べるのが魅力。万が一お子さんが滑り台に飽きてしまっても、ほかの遊具で楽しく遊べます。ただし、広い設置スペースが必要になるものも多いので、部屋のなかに無理なく設置できるかどうかも忘れずに確認してください。
おしゃれなデザインで選ぶ
室内滑り台は大型遊具のため、お部屋のインテリアになじむかという点も大事なポイントです。最近は、シンプルな色使いでおしゃれな商品も多数販売されています。
おしゃれママに人気なのは、「ホワイト×パステルカラー」のシンプルな色使い。なかでも、グレー×ホワイトはSNSでも投稿が多く、注目のおしゃれカラー。イラストも、星や月マークなど男の子でも女の子でも相性がいいマークが多いです。
インテリア性はママにとっては重要ですが、子どもが喜ぶデザインであることも大事。子どもが喜ぶキャラクターものも視野に入れて選んでみてください。
室内滑り台おすすめ7選【滑り台単体】
ここまで紹介した室内滑り台選びのポイントをふまえて、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで買えるおすすめの商品をご紹介!
まずは、ジャングルジムやブランコが付いていない、シンプルな滑り台単体商品をご紹介します。
優しい滑り心地で衝撃が少ない
スロープがなだらかで長めに設計されているので、滑るときの衝撃が少なく、優しい滑り心地が特徴的です。ホワイトとアイボリーの優しいカラーと、丸みを帯びたデザインで部屋のインテリアを崩しません。
また、折り畳みできる機能がついているので、使わないときには締まっておくことができます。インテリアが気になる方や、滑り心地が気になる方におすすめです。

ファーストスロープトイにぴったり!
ゆるやかな傾斜、段差のない床の接地面、ステップを上った広さ……小さいお子さまがのびのびと遊べるサイズです。高すぎないので、よちよち歩きのお子さまを抱っこして座らせて滑らせてあげることもかんたんにできます。下からよじ登るのも安心して見守れるでしょう。
この小さな滑り台でたっぷり遊んだら、ジャングルジムやブランコがジョイントしてあるものに進むのも楽しいでしょう。アンパンマンが大好きなお子さまはもちろん、はいはいで段差を上り下りする遊びが好きなお子さまにおすすめします。

お絵描きもデコも自由自在なダンボール滑り台!
ダンボールでつくる滑り台のキットです。強化ダンボールなので耐久性があります。当然無地ですから、お子さまの手形をとったりお絵かきしたりと、装飾や色づけは自由自在!
なにより処分時には資源回収へ回せるので、廃棄に頭を悩ませることがありません。紙製なので静電気も起こりにくく、汚れにも強いです。カスタマイズの楽しみを味わいたいお家の方におすすめしたい滑り台です。
折り畳みができるので置き場所に困らない
小さめのサイズ設計で、折り畳み式の滑り台なので使わないときはしまっておける便利な滑り台です。また、側面にバスケットゴールがついているので滑り台に飽きてもずっと遊ぶことができます。
ボール遊びもできるので、まさに一石二鳥でしょう。滑り台の置くスペースに悩んでいる方や、飽き性な性格のお子さまがいる方におすすめです。

コンパクトななかに楽しい要素がいっぱい!
はじめての滑り台におすすめ。低めのスロープで滑り終わりに段差がほとんどなく、滑り降りるときのこわさがありません。なだらかなので下から登っていきたいお年ごろのお子さまは大満足! スロープに幅があり、よじ登ってそのまま腹這いになって滑り降りたりすることもできます。
トップが広く、ステップを上がって座り姿勢をとって落ち着いて滑り出せるので、見守るほうも安心。ステップの設置が3方向から選べる仕様ですが、小さなお子さまには途中で身体の向きを変えるのはちょっと難しい動作なので、設置スペースに余裕があるなら「I字型」がおすすめです。
フラットなところで身体を反転できることを確かめたら、横からステップをかけてあげると、同じ滑り台でも難易度が上がって遊びがいが増します。はいはいの力がついて、自分の力を試したいお子さまに遊んでほしい滑り台です。

シンプルで軽量! お家の方もお子さまも大満足!
軽くて扱いのかんたんな折りたたみ式の滑り台なので、遊びたいと思ったお子さまの気持ちを満足させてあげられます。階段にしっかり足が掛けられることとトップがお座りできるくらい広いフラット面であることが、遊びやすさを増しています。
傾斜が急なので、滑り降りたときにストンと立っちができる年齢のお子さまにおすすめ。滑り降りる速さに夢中になって繰り返し遊ぶことでしょう。ボールを滑り台に放り投げて転がってくるのをキャッチする遊びも楽しいですね。シンプルな色を選ぶとお部屋のインテリアを邪魔しませんし、お子さまのお好みに合わせてリボンやマスキングテープで飾ってあげるのもかんたんにできます。
暮らしとインテリアになじむカラー
ケラッタの室内用滑り台はライトグレー×ホワイトのおしゃれな落ち着いたカラー。2歳から安心して楽しく遊べる工夫も満載です。階段のステップは幅約10cmで上りやすく、滑り台本体の底にはシリコン製の滑り止めがついているので、元気よく遊んでも転倒を防げるようになっています。
また、2段階の傾斜&滑り終わりのスロープの高さが4cmという設計です。ドスンと着地することなく、わくわくしながら111cmの長さのスロープを滑って楽しめます!
組み立ては付属の専用のレンチでナットを締めるだけでかんたん! 工具を持っていなくても組み立てられますよ。
室内滑り台おすすめ4選【ジム・ブランコ付き】
つづいて、滑り台にジャングルジムやブランコがついた商品をご紹介します。外に遊びに行けない日でも、おうちのなかでたくさん遊べます。クリスマスや誕生日プレゼントにもおすすめです!

おてんばさんもやんちゃくんも、大満足!!
本格的なサイズの滑り台なので、からだを動かして遊びたいお子さまにおすすめです! 1メートルほどの高さのステップを上がれば、それまで見たことのないような角度からの世界が広がっています。階段も手すりをしっかりつかんで上ることになりますから、全身を連動させて動かす運動量の多い遊びに。
ウェーブのあるスロープは、滑り降りるスピードに変化があって楽しいでしょう。スライド面が長いので普通に滑り降りるのも楽しいですが、仰向けで滑り降りても楽しめます。全身の感覚を研ぎ澄ませて遊びましょう!

あんなことも、こんなこともできちゃった!
滑り台だけではなくジャングルジムやブランコ、鉄棒まで! 1台でお子さまの「からだを動かしたい!」という願いを叶えます。ジャンプをしたりぶら下がったりと、からだを使えるようになる好奇心旺盛な2歳くらいからぴったりです。
スロープやジムとして遊ぶのはもちろん、布をかけておうちごっこや、おはなしごっこを展開することもできそうです。お友だちとコミュニケーションを取りながら遊ぶこともできますね。
可愛いのにかなりの頑丈さ
可愛いデザインでありながら安全性も重視したタイプの滑り台です。構造自体がしっかりとしているのはもちろんのこと、滑り止めや土台に水を入れておもりにできるのでより安全に使うことができます。ブランコを着けることもできるので、飽きることなく室内で遊べます。
スロープの幅が広めにできているので、どんな子でも遊ぶことができます。可愛さも安全性も重視している方におすすめです。

全身使って、大きく遊ぼう!
高さのあるジャングルジムに滑り台がついているので、異なる年齢のお子さまが集まる場所にぴったりの滑り台。はいはいでくぐりっこもできるので、親御さんと一緒なら赤ちゃんから遊べます。ジャングルジムは紙パイプでできていますが頑丈な作り。使わなくなったら、ばらばらにして処分もしやすいです。
お子さまの成長に合わせ、「ベビーアスレチック」「手すり付きジム」「3段ワイドジム」「平均棒トンネル」「てつぼう付きジム」「うんてい付きジム」「4段タワージム」と7通りの組み替えができます。登ったりくぐったりして迷路ごっこ遊びができますし、長いものを向こう側に渡してみる、のれんのような布をかけてお店屋さんごっこをするなど、さまざまな遊びのバリエーションを思いつくことができるでしょう。
発想を豊かにして遊ぶことと身体を使って遊ぶ体験が同時にできる楽しい滑り台です。ひとつのおもちゃを長く使いたい方におすすめ。
「室内滑り台」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 室内滑り台の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での室内滑り台の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
室内滑り台はいつまで使える?
室内滑り台のように、子ども用の大きなおもちゃは、一度置くとかさばるし値段も安いわけではないので、購入するときに「いつまで」遊べるのか知ったうえで検討したいですよね。
商品によって異なりますが、対象年齢はだいたい5歳~8歳くらいまでが多いです。年齢よりも、耐荷重をしっかりと確認する必要はありますが、小学生になるくらいまで遊べると考えると長く使えますよね。
ジムやブランコがついているものなら、いろいろな遊び方ができそうです。たとえば、ジャングルジムを秘密基地にして遊んだり、ごっこ遊びにしたりして楽しんでみましょう。
専門家が語る「室内滑り台」の魅力とは?
「できるかも」を叶えるおもちゃ=滑り台
お子さまの遊びは「できること」を楽しむと同時に、「もしかしたらできるかも」に挑戦する一面もあります。まわりでみていてあぶなっかしく見えていても、何度かの挑戦のあと、やり遂げたときの達成感はお子さまの心をぐんとたくましくさせてくれるでしょう。成功したときに側にいられるよう、見守っていてあげたいものです。
お子さまによっては滑ることや高さに恐怖を感じる場合もあります。滑り台が嫌いにならないように、お子さまの心に寄り添ってあげましょう。スロープの最後に段差があったり急な角度ものは、勢いのまま尻もちをついてしまう場合があるので気をつけてあげてください。
そのほか2歳~3歳の子どもにおすすめな玩具はこちら
室内滑り台でおうちでもたくさん体を動かして遊ぼう
この記事では、室内滑り台の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。雨の日など外遊びができない日にはもちろん、ママが家事をしている間にも大活躍の「室内滑り台」。
外で元気に遊ぶことですら安全面が気になる昨今ではありますが、自宅に体を動かすおもちゃがあると気分もあがりますよね。
ぜひ、プロ目線のおすすめ商品を参考にお買い物してみてくださいね!
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