ヘリノックスチェアとは
ヘリノックスチェアとはアウトドア製品を取り扱うヘリノックスとメーカーから発売されているチェアになります。構造などにこだわりがあり、軽さやデザインなどで多くの人に選ばれている製品です。
デザインがよく、アウトドアのシーンだけでなく、バルコニーなどでゆったりとくつろぐためのチェアとしても使っている人もいます。
ヘリノックスチェアの選び方
ここからは、キャンプライターの中山一弘さんへの取材のもと、ヘリノックスチェアの選び方について紹介していきます。
【1】軽さをチェック
ヘリノックスチェアを選ぶポイントとして製品の軽さがあります。さまざまな種類のチェアがありますがどの製品でも500gから900gくらいという軽さに設定されています。
軽いので女性や子どもも取り扱いがしやすくて、どこにでも持っていくことができます。登山などでも荷物が軽くなり、どこでも座れるのでよいでしょう。
【2】キャンプスタイルに合わせて座面高を考える
座面が低めなのはミニタイプやグランドチェア
製品のなかにはミニタイプやグランドチェアがあります。座面が低く作られているので子ども座りやすいのがポイントです。焚き火台などは台の位置が低く設定されていることがあるのでサイズ的に相性がよいです。
家でも庭仕事のときに座って作業したいときに使用したり、室内でも軽くて移動させやすいので子ども用の椅子などで使えるでしょう。
チェアワンタイプは包み込まれる感じを味わえる
ヘリノックスチェアの中でも基本のモデルとなるのがチェアワンタイプです。製品の横が普通の椅子と違って広く伸びており、椅子に座ると包み込まれるような感覚を味わえます。
体にフィットしてくれる座り心地だけでなく、アウトドア用品を入れるためのポケットもついているので機能も充実しています。はじめてヘリノックスを使う人はこのタイプから試してみましょう。
チェアツーやサンセットタイプで解放感にひたる
チェアツータイプやサンセットタイプはヘリノックスチェアのなかでも座面高が高いタイプです。背もたれが長く設計されており、ゆったり背中を預けて座れます。寝るに近いような感覚で座れるので力を抜いて解放感が得られるでしょう。
サンセットタイプは座面高が全タイプのなかで高く、ハンモックにも似た感じで楽しめます。これが椅子なのかとびっくりしてしまうほどです。
(※)ポイント:一般的なのはロースタイルタイプ
キャンプ/釣りライター
最近は地面に近い位置に座って焚火を眺めるような、ロースタイルのキャンプも人気です。ベルテントなどのワンポールテントとの相性もよく、お洒落キャンパーのひとつのスタイルとして確立しています。
ヘリノックスチェアはロースタイルに最適な座面高のモデルが中心ですが、一方でテーブルで食事などがしやすいハイスタイルのモデルも用意しています。子どもと一緒の場合には、親と目線が合うようにチェアで調整することもできますね。座面高は1cmの違いでも、座った感覚は大きく異なることがあるので、実際に座って確かめてみることも大切です。
【3】多機能な製品を選ぶ
ヘリノックスチェアは座るだけでなく、ほかにも使える機能を持った製品がたくさんあります。移動や座り心地などでこまかく設計がされています。見える部分だけでなく、見えないところまでこだわりが詰まっているのです。
多機能な部分がヘリノックスチェアを選ぶ人が多いポイントかと思います。ではその機能についてみてみましょう。
スウィベル機能でかんたんに移動する
デスクチェアでよく見る座面が回転する機能をスウィベル機能と言います。なんとこの機能をヘリノックスチェアでは取り入れた製品があります。アウトドアしているときにも移動が多い人は方向転換がしやすいのでおすすめです。
狭い間隔の場所でもくるっと回って移動ができるので、バルコニーなどに置いても役立つ製品です。
海で使うならビーチタイプを選ぶ
サーフィンなどのマリンスポーツを楽しんでいる人で砂浜で休憩する場合にはビーチタイプのヘリノックスチェアを選んでみましょう。砂のなかに沈みにくい脚に設計されているので体重がかかってもバランスよく座ることが可能です。
ほかにも芝生などの地面がやわらかい場所でも使いやすいでしょう。屋内でもふかふかなカーペットの上で使うのもよいです。
【4】デザインをチェック
キャンプ/釣りライター
コラボモデルは他とは違ったデザインです
ヘリノックスチェアはとても人気があるため、人と「かぶる」こともよくあるかもしれません。そういうときは、限定モデルやほかのアパレル・テキスタイルメーカーなどとのコラボモデルに注目です。
たとえば、高品質なブランケットでおなじみの「PENDLETON」とコラボしたモデルにすると、キャンプコットで使うブランケットなどとも統一したスタイルにできます。ほかにもアパレルメーカーとのコラボモデルなどは、期間・数量限定で販売されるものも多く、気に入ったものがあったらすぐ手に入れないとなくなってしまうこともあります。こういう珍しいモデルを使うのも、自分のヘリノックスチェアにより愛着が生まれて楽しいと思います。
【5】「快適性」と「収納性」、重視するポイントをはっきりさせる
キャンプ/釣りライター
ヘリノックスチェアには豊富なモデルがありますが、人気の中心モデルである『チェアワン』でも重量は890gと軽量。収納は折り畳み式で小さくなり、片手で軽く持てるモデルがほとんどです。これを基準に考えて、より軽いモデルにするか、あるいは重くなっても快適性を重視するモデルを選ぶかを考えるとよいでしょう。
バックパックに入れて出かけたいときなどは、モデルによって収納性もかなり変わってきますので、お店で実際に畳んだ状態で比べてみるとよいでしょう。バックパックだけのソロキャンのときと、家族みんなで出かけるファミリーキャンプとでは、違うモデルを使う分けるという人も多いようです。
【6】耐荷重の大きさで選ぶのもアリ!
キャンプ/釣りライター
一般的なキャンプ用チェアの場合、耐荷重は80kg程度の商品が多いと思います。ちょっと強度の高いモデルでも、100kgといったところでしょう。これだと、大柄な男性では強度不足に感じることもあります。
これに対してヘリノックスチェアは、基本的に145kgの耐荷重を誇る製品が中心で、群を抜いて強度がある印象です。これは高強度が独自の「TH72M」という合金製ポールを採用し、独特な組み方をしていることで得られるものです。最も耐荷重の低い、子どもから大人まで使えるチェアワンミニでさえ、90kgという数値なので安心です。座り心地は当然ですが、耐荷重でヘリノックスチェアを選ぶのもアリだと思います。
ヘリノックスチェアおすすめ10選
上記で紹介した選び方のポイントをふまえ、キャンプライターの中山一弘さんと編集部が選んだおすすめの商品を紹介します。

Helinox(ヘリノックス)『チェアワン』














出典:Amazon
重量 | 890g |
---|---|
サイズ(本体) | 52×50×66cm |
サイズ(収納時) | 35×10×12cm |
座面高 | 35cm |
耐荷重 | 145kg |
ヘリノックスチェアのフラッグシップモデル
豊富なモデルがあるヘリノックスチェアのなかでも、この『チェアワン』は基本であり中心となるモデルです。背面にはメッシュ生地が使用されているため、包み込まれるような座り心地と風の抜けるさわやかさを同時に楽しむことができます。
ヘリノックスチェアはシートを吊り下げる方式が基本ですが、そのためコンパクトで軽量サイズながら、「何時間でも座っていられる」というユーザーが多いのも納得です。また、暑い季節向けの全面メッシュモデルもありますが、寒い時期向けにオプションでダウン中綿入りのシートウォーマーまで用意されています。最初のヘリノックスチェアとして、おすすめできるモデルです。

Helinox(ヘリノックス)『チェアツー』














出典:Amazon
重量 | 1.07kg |
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サイズ(本体) | 55×65×84cm |
サイズ(収納時) | 46×13×12cm |
座面高 | 34cm |
耐荷重 | 145kg |
ハイバックタイプでのんびりお昼寝にも最適
『チェアツー』は人気のチェアワンをベースにして、背あて部分を長くしてハイバックタイプにしたモデルです。背中から首までしっかり支えてくれるので、のんびりお昼寝タイムを楽しむという使い方に最適です。
おもしろい機能として、収納用に付属するスタッフバッグをヘッドレスト部分に装着することで、枕として活用できます。また、ハイバックタイプの割には、本体重量が1.07kgとかなり軽量なのもポイントです。
『チェアワン』より収納サイズは少し大きくなりますが、それでも大き目のバックパックなら入る程度なので、他社製のハイバックチェアと比較してもそのコンパクトさが際立つと思います。室内使いにもいいでしょう。

Helinox(ヘリノックス)『スウィベルチェア』






出典:Amazon
重量 | 1.21kg |
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サイズ(本体) | 52×52×73cm |
サイズ(収納時) | 40×12×14cm |
座面高 | 38cm |
耐荷重 | 120kg |
インドアでくつろぎのリラックスタイムにも活躍
キャンプで使ったヘリノックスチェアにはまってしまって、家でも使いたいという人が増えているようです。そんなインドアでの使用を考える人にも最適なのが、回転式の『スウィベルチェア』。軽量な折り畳み式というのはチェアワンなどと共通ですが、座面が360度回転するためオフィスチェアのような使い方ができるのです。座面高が38cmと高めなので、テーブルで食事をしたりテレビを観たりするようなときにも快適に使えます。
もちろん、アウトドアでも回転するチェアは意外に便利で、キッチン道具や焚火道具などをちょっと振り向いて取るなどしながら作業するのも快適にできます。サイドがメッシュ素材になっているので、十分な通気性も確保しています。

Helinox(ヘリノックス)『ビーチチェア』










出典:Amazon
重量 | 1.34kg |
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サイズ(本体) | 59×73×80cm |
サイズ(収納時) | 47×12×14cm |
座面高 | 27cm |
耐荷重 | 145kg |
砂地などやわらかい地面でもめりこみにくい
夏の砂浜でキャンプやバーベキューを楽しむときは、チェアやテーブルの脚が沈み込みやすいのが難点だったりします。この『ビーチチェア』は名前のとおり、ビーチでもめりこみにくい接地面の大きな足の形状になっていて、体重がある人でも使いやすいものです。バリエーションで、全面メッシュモデルもあります。もちろん、一般的な草地や河原の砂利などでも、環境を選ばず安定して設置できるタイプです。
『チェアツー』と同様、スタッフバッグを枕にできるハイバックタイプですが、こちらは座面高が27cmとかなりロースタイルです。同じようなデザインで、座面高が45cmとかなり高い『サンセットチェア』というモデルもあるので、比べてみるとよいでしょう。

Helinox(ヘリノックス)『グラウンドチェア』










出典:Amazon
重量 | 615g |
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サイズ(本体) | 52×44×50cm |
サイズ(収納時) | 11×11×30cm |
座面高 | 22cm |
耐荷重 | 120kg |
ヘリノックスチェアでもっともロースタイル
座面高がヘリノックスチェアでもっとも低い22cmで、あぐら座椅子のような感覚で使えるモデルです。軽いので、登山テント泊のお供にする人も多いモデルです。焚火などを眺めながらリラックスするにも最適ですが、その形状にもロースタイル向けの工夫がされています。
シートの形状はチェアワンなどを似ていますが、実はロースタイルで座ったときに無理がないように、少し深めの座り心地の設計になっているのです。ドカッと座り込むように見えますが、実際に座ってみるとシートの工夫もあって、立ち座りもそれほど苦になりません。足の組み方の違いのため、耐荷重は120kgに抑えられていますが、それでも一般的には問題ないでしょう。
Helinox(ヘリノックス)『タクティカルチェアL』
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出典:Amazon
重量 | 1.075kg |
---|---|
サイズ(本体) | 58×55×72cm |
サイズ(収納時) | 42×14×11cm |
座面高 | 37cm |
耐荷重 | 145kg |
145kg Helinox(ヘリノックス)『コンフォートチェア』














出典:Amazon
重量 | 1.1kg |
---|---|
サイズ(本体) | 52×53×67cm |
サイズ(収納時) | 13×40cm(直径・高さ) |
座面高 | 34cm |
耐荷重 | 145kg |
Helinox(ヘリノックス)『チェアホーム ミニ』






出典:Amazon
重量 | 0.46kg |
---|---|
サイズ(本体) | 40×34×44cm |
サイズ(収納時) | 28×8×17cm |
座面高 | 44cm |
耐荷重 | 90kg |
Helinox(ヘリノックス)『タクティカルサンセットチェア』
![ヘリノックスタクティカルサンセットチェア[フォリッジ]HELINOXTACTICALSUNSETCHAIR](/assets/loading-gif-831efa60fcaad8b543579bb1809cf3a0cded0accde7b020d68cf390d70415d6c.gif)
出典:Amazon
重量 | 1.345kg |
---|---|
サイズ(本体) | 58cm×70cm×98cm |
サイズ(収納時) | 15×46cm(直径・高さ) |
座面高 | 46cm |
耐荷重 | 145kg |
Helinox(ヘリノックス)『ベンチワン』

出典:Amazon
重量 | 1.98kg |
---|---|
サイズ(本体) | 111×40×40cm |
サイズ(収納時) | 45×16×16cm |
座面高 | - |
耐荷重 | 145kg |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトのヘリノックスチェアランキングを参考にする
Yahoo!ショッピングでのヘリノックスチェアの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【最後に】キャンプライターのアドバイス
キャンプ/釣りライター
オプションの活用で自分だけの快適なチェアに
ヘリノックスチェアは、オプションが豊富なのも特徴です。たとえば、『チェアワン』『チェアツー』や『サンセットチェア』の足に取り付けるとロッキングチェアになる、ロッキングフットがあります。また、砂地などでの潜り込みを防止する、足につけるグラウンドシートやボールフィートなどがあって、フローリングの室内で使う場合の傷防止にも使えます。
ほかにも交換用のシート生地で、暑い時期だけメッシュシートに変えたり、逆に寒い時期用の保温カバーを使うなど応用ができます。ドリンクホルダーなどの便利グッズもありますが、通販サイトなどでは純正オプション以外にもいろいろあるので、探してみると面白いでしょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/23 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。