コールマンのタープの選び方 使用目的や機能性など
それではさっそくコールマンのタープを選ぶポイントをご紹介します。
使用目的や使うシーンによって種類を選ぶ
コールマンのタープは大きく分けると3つの種類があります。それぞれに使い道が異なるので、選ぶときの参考にしてください。
夏場に快適さを求めるなら「ヘキサタープ」
六角形をヘキサゴンといいますが、その形状から名づけられたのが「ヘキサタープ」。両サイドに1本ずつポールを立ててタープを張ります。特徴は風とおしがいいことなので、暑い夏のシーズンにぴったりです。
壁がないので風のとおりがよく、強風で吹き飛ばされることはありません。テントに連結させると、食事などを楽しむスペースになります。
広いスペースを求めるなら「スクエアタープ」
スクエアは四角形のことですが、「スクエアタープ」もその形をしています。広いスペースを作りたいときに適しており、家族でくつろぎたい場合に便利。中央に2本のポールを立て、両サイドに4本の短いポールで支えます。
ポールが多いので設営に手間がかかりますが、アレンジの幅が広いので簡易テントのような使い方も可能です。シーンによってアレンジできる楽しさがあります。
快適に寝泊まりするなら「スクリーンタープ」
キャンプやアウトドアライフは楽しいけれど、虫が苦手という方も多いことでしょう。そのような方に向いているのが「スクリーンタープ」。テントのような形状ですが、4面が網のスクリーンになっているので虫をシャットアウトします。
テントに連結させれば、寝室やリビングといった使い分けが可能。ファミリーで快適なアウトドアライフを過ごすのに欠かせないアイテムです。
耐候性や機能も選ぶポイントになる
アウトドアライフを快適に過ごすには、天気への対策も考える必要があります。強い日差しや突然の雨にも使える耐候性についてもチェックしてください。
遮光性なら「+」が目印のダークルームシリーズを
タープを張る目的のひとつが、強い日差しを避けることです。選ぶときはタープの遮光性もチェックしてください。
コールマンのタープは「ダークルームテクノロジー」と呼ばれるUVカット90%を実現するシリーズも多数あります。商品名の「+」マークが目印で見た目もあざやかなホワイトカラーが特徴です。
他には深いグリーンのものや、濃いブラウン系のものも遮光性に優れています。
耐水性ならタフシリーズを
アウトドアの楽しさは、好天だけでなく悪天候も体験できることです。都会生活ではあり得ない過ごし方が魅力です。急な天候の変化に即座に対応できると、よりアウトドアの楽しさが実感できるでしょう。
タープには急な雨をしのぐ役割がありますが、選ぶときは防水性能をしっかりチェックしてください。防水性能は耐水圧というスペックで確認できます。
一般的なタープの耐水圧は1,000~3,000mmです。より高い性能を求めるならコールマンのタフシリーズが向いています。
サイズはよく行く人数を基準にする
タープを選ぶときに気をつけたいのが利用する人数です。いつも一緒に出かける人数を基準にしてタープのサイズを決めましょう。
家族でキャンプするときはタープの下にテーブルを置くのが一般的。家族4人の場合、ヘキサタープなら450×400cm以上。スクリーンタープなら330×330cm以上を目安にしてください。
ユニークな形状にも注目
基本的なスタイルがほぼ変わらないため、タープやスクリーンテントにはそれほど違いがないと思われているかもしれません。しかし、コールマンのタープだけをみても、実に多彩なモデルが用意されていることに驚きます。まるでパティオのようなイメージのパーティシェードというモデルなどは、たとえばお子さんのスポーツイベントなどにも使えそうです。
基本モデルのタープをまず使ってみて、応用編としてこういうモデルを追加しながら、ステップアップしていくのも楽しいと思います。
コールマンのタープおすすめ15選 人気XPヘキサタープMDXや「+」シリーズなど
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、おすすめの商品をご紹介します。
初心者でも立てやすいクロスポール採用のヘキサ型
一般的にヘキサタープは、2本のポールで立ち上げます。風が強い日でなければ、慣れればひとりでもかんたんに設営できます。しかし初心者などは、ポール1本あたり張り綱を2本使うこともあり、バランスがとりにくくむずかしいこともあります。
このモデルはその問題を解消するため、。またメリットとして、クロスポールの地面側の開き具合を調節することで、タープ中央部の高さを変更することができます。風が強いときにはタープを低くするなど、調整しやすく使いやすいタープです。
初心者でも立てやすいクロスポール採用のヘキサ型
安定性とアレンジ性を兼ね備えたクロスポールタープ
耐水圧もバッチリで風にも強いクロスポールタープです。設置や高さ調節が簡単にでき、さらに海辺の強い風にも負けない安定性を備えています。サブポールで設置スタイルを変えられるので、テントとの接続にも便利です。もちろん遮光性も抜群で、涼しく快適な日陰を作ってくれます。天気の変わりやすい夏場のアウトドアで大活躍するアイテムです。
日差しをブロックして快適な空間作り
オープンタープで、遮光PUコーティングを使用しているので、暑い日でも温度の上昇を軽減して心地よく過ごせる空間に。横からの日差しがどの程度入ってくるのか気になりますが、サイドウォールとサイドポールがあるので心配いりません。
3方向からの日差しをブロックできます。アジャスタブル機能により、ウォールの面積の調節が可能。使用する人数などに合わせてレイアウトを考え、空間の広さを変えながら快適な時間を過ごせるでしょう。
遮光性抜群で夏場でも快適
コンパクトで遮光性に優れたヘキサタープです。黒い内張りが日差しをしっかりとカットするので、夏場の晴れた日でもタープの下で涼しく過ごすことができます。テントと合わせて使用しても一体感があり、見た目のバランスを損なうことなく設置できるのも魅力です。収納すれば直径20cm以内に収まるので、少人数でのキャンプやソロキャンプに向いていますよ。
コンパクトで持ち運びが楽ちん
6段ポール構造を取り入れることで、コンパクトに収納でき手軽に持ち運びができるタープです。縫い目から雨などの水が浸入しないようにシーム加工とPU防水を施してあるので、防水性にも優れています。
生地は紫外線から受けるダメージに強いUVプロを採用しているので、夏の時期にたくさん使っても耐久性に優れているので安心です。持ち運びに便利で耐久性にも優れているものをお探しの方におすすめです。
激しい雨でも安心して過ごせる
耐水圧30000㎜とかなり高い数値を誇るタープです。突然の強い雨にも耐えてくれるのが強みで、カラーPUコーティングが施されているので日差しもしっかりブロックしてくれます。
タープ本体のほかにポールやロープ、ハンマーなどのアイテムがついてくるので、すぐに使うことができます。どんな天候でも快適に過ごしたい方におすすめです。
Coleman(コールマン)『ウィンズライトヘキサタープ M 2』
軽量かつコンパクトで持ち運びに便利
少ない荷物でも快適なキャンプを実現する、軽量でコンパクトなヘキサタープです。収納時には直径14㎝にまで小さく折り畳むことができ、使用時には十分な広さのタープになります。別売りのテントと連結する際も、テントについているループにポールを通して立てられるので簡単です。シェードの色合いも鮮やかなので、機能的でおしゃれな空間を演出できますよ。
広いスペースが作りやすいレクタングラー型
2本のメインポールで立ち上げるのはヘキサ型と同じで、やはり慣れればひとりでもかんたんに張れるようになります。レクタングラー型では四隅にもポールを立てて合計6本使うことが多いので、端まで有効スペースとして活用できます。もちろん、ポール6本は標準付属です。
またヘキサ型と比較すると、張り綱をとめるためのハトメもたくさん用意されているので、アレンジ次第でいろいろな使い方ができます。風よけに一部を低く折り込んだり、状況により片流れの屋根にして排水性をよくするなどもかんたんです。
あるいは予備タープとして持っておき、急な雨のときなど一時的に荷物を濡らさないための蔽い(おおい)として使ったりもできます。マルチに使える基本タープとしておすすめです。
天候を選ばず家族のくつろぎに最適
ドーム型テントの外側だけのようなスタイルなので、設営もかんたんで広いスペースが取れるのが特徴です。スクリーンタープの基本形ともいえるモデルで、大きさの割にひとりでもラクに設営できるなど、使い勝手のよいものになっています。
もちろん、暑い時期は風通しのよい4面メッシュで使い、寒いときや雨降りのときはフルクローズができるので、季節・気候にかかわらず快適に過ごせるリビングスペースとなります。全周スカートもついているので、虫や冷気の侵入も防いでくれます。ドームテントと連結しやすいジョイントフラップも装備するので、応用もしやすいモデルです。
夏におすすめのスクリーンタープ
2018年に登場したスクリーンタープで、夏にちょうどいい商品です。光の透過を防ぎ、スクリーンタープ内の温度が上昇するのを抑える「遮光UPコーティング」加工がされているので、厳しい日差しの下でも快適に過ごすことができます。
また、換気ができるように出窓のような構造が備わっているので、湿気対策も万全です。夏の暑さや、雨の日の湿気が気になる方におすすめです。
グループキャンプでみんなが連結できる中心に
フラッグシップモデルたるウェザーマスターの名に恥じないモデルで、460×460cmの余裕ある広さで、みんなでくつろげるスペースを提供してくれます。ウェザーマスターならではの耐水圧や紫外線カットなどの機能はもちろん、4面フルオープンで広々とした出入り口が出現します。
また、ウェザーマスターシリーズのドーム型テントを接続して利用するために、左右2箇所に連結用フラップも装備するなど、トータルでのキャンプサイト構築の中心となるものです。ジッパーで開閉可能な換気用のトップベンチレーションなど、季節を問わず快適に使える工夫も満載です。長く愛用できるアイテムとして、信頼できるモデルです。
メッシュ素材で開放感を感じられる構造
タープの4面全面がメッシュ素材で作られていて落ち着いたデザインなので、窮屈な感じがなく開放感が感じられます。タープ内の真ん中に、邪魔になるポールなども一切ないので、全体を広々と使用できて便利です。大型ですが設営も簡単。
ジョイントフラップが付いていて、他のテントの連結も可能です。コストパフォーマンスがよいのも魅力で、キャンプやアウトドアが好きな方におすすめです。心地よい空間で、楽しい時間を過ごせるでしょう。
ドーム型で天候面にも強いのが魅力
シンプルなドーム型のスクリーンタープで、雨や風対策にもなります。アウトドアには天候が大きく影響するので、雨や風を防ぐ構造なのは魅力的です。フルオープンで使用することで開放的に使用できます。慣れるまでは2人以上で設営し、慣れてきたら一人でもスムーズに設営できるでしょう。
他のテントと連結可能なフラップ付きで作業も簡単なので、連結して使用してみるのもおすすめです。テント内の空気を外に排出するベンチレーションもあります。
開放感あふれる特徴的なデザインの自立型タープ
大人数でワイワイやるときにも、「映え」そうなデザインの自立型タープです。3m×3mの手頃なサイズなので、家族4人くらいで使えば、荷物スペースなども含めてちょうどよいでしょう。
時間帯によっては横方向から陽がさすこともあるので、その対策としてオプション(別売り)でサイドウォールも用意されています。サイドウォールは、目隠しとしても活用できます。
ひとりでも設営できる自立型で、高さも3段階に調節できるので、風の強さや場所に応じた張り方ができます。キャンプ以外でも、お子さんのスポーツ観戦などにもおすすめです。
パーティーシェードライトがさらに進化
「パーティーシェードライト/300」を、ひと回り大きくした360×360cmの商品。コールマンテントの一部モデルで採用されている、ダークルームテクノロジーを搭載したモデルでもあります。日光を90%ブロックし開放的な快適空間を演出。また、耐水圧も約3,000mmとパワーアップしており、予期せぬ雨でも安心です。
「コールマン・タープ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コールマンのタープの売れ筋をチェック
楽天市場でのコールマンのタープの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
コールマンのタープに関するQ&A よくある質問
素材の表記で「~T」「~D」はどういう意味?

ナイロンは~T(タフタ)、ポリエステルは~D(デニール)で表されます。タフタは繊維の密度、デニールは糸の太さの単位です。数字が大きいほど厚さも増します。
タープは必要?

タープの本来の役割は日除けや雨除けです。家に置き換えると、リビングのような快適空間を作り出すためのものです。キャンプ場でテーブルや椅子を置いて快適に食事を楽しみたいのであれば必要になるでしょう。
コールマンの他のおすすめアイテムをチェック テント・チェア・ランタンなど
キャンプライターからのアドバイス ハトメの数などディテールにも注目してみよう
タープを実際に立てるには、実は張り綱とペグがとても重要です。標準付属のペグだと、キャンプ場の地面によっては使いにくいこともあるので、砂地用や河原の砂利地用など、違う種類のペグをそれぞれ必要な本数だけ揃えておくと便利です。これはメーカー純正品でなくてもかまいません。
張り綱はいちいちタープから外さず、そのままたたんでしまえば次に使うときにすぐペグダウンできて便利なことも覚えておきましょう。張り綱を結ぶハトメも、コールマンのタープなら充分用意され、強度もとて丈夫なものです。安いタープとはそのあたりのディテールが違うので、購入時には価格だけにとらわれず、長く使うことを前提に考えるとよいでしょう。
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青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。