6人以上用テーブル型バーベキューコンロの選び方 素材、使いやすさ、持ち運びや収納がしやすいか、など
キャンプ王編集部編集長の忍者タカさんに、6人以上用テーブル型バーベキューコンロを選ぶときのポイントを教えてもらいました。バーベキューをより楽しむために、ぜひチェックしてみてください。
耐久力や重さからバーベキューコンロの素材を選ぶ スチール製かステンレス製か
バーベキューコンロはスチール(鉄)製のものとステンレス製のものが主流になっていますが、どちらを選ぶかによって使い勝手が変わってきます。
スチール製ですと安価な商品が多いですが、重量が重くなることと、さびやすいため耐久性ということではいまひとつです。もし、持ち運びたいから軽いほうがいいという方や、何度も繰り返し使っていきたという方には、多少お値段が高めでも薄型で丈夫なステンレス製のバーベキューコンロをおすすめします。
炭の継ぎ足しや片づけがしやすいかで選ぶ 引き出し式や取り出し式など
6人以上用のバーベキューコンロともなると、サイズ的にもかなり大きくなってきます。そのため、2~3人用のバーベキューコンロと比べると使う炭の量も多くなり、いちいち大きな網をよけながら炭の継ぎ足しを行なうのはかなりたいへんな作業です。
引き出し式になっていてかんたんに炭を入れられるものや、炭が入る部分が取り外し式になっているタイプのものですと炭の片づけも楽になります。
持ち運びや収納は肝心なポイント 小型になる、専用ケースに収納できるものが便利
6人以上用バーベキューコンロの最大の問題は、その大きさです。幅が約60~80cm程度のものが多く、自宅の庭に置きっぱなしでバーベキューを楽しむのでしたら問題ないでしょう。しかし、キャンプやバーベキューエリアまで頻繁(ひんぱん)に運ばなくてはならない場合ですと、大きくても折りたたみで小さくなるものや、専用ケースに収納できるものが便利です。
とくにファミリーキャンプで車への積載量に限界がある場合ですと、できるだけ小型に収納できるバーベキューコンロを選ぶ必要があります。
充実したオプションにも注目 ピザコンロや鉄板、焼き鳥台なども
大型のバーベキューコンロを使うということは、みんなでワイワイと集まって肉以外のものも焼きたくなると思います。とくに子ども連れですと肉だけでは飽きてしまうので、ピザや焼きそばなんかも作れるといいでしょう。
バーベキューコンロのなかにはオプション品が充実しているものもあり、専用のピザコンロや鉄板、なかには焼き鳥台が用意されているものもあります。網だけでは物足りない場合はオプション品が充実しているバーベキューコンロを選びましょう。
火力調整ができることも選択のポイント 焼きすぎ防止、高さ調整できるタイプも
焼き台が大きいバーべキューコンロですので、火力調整でも広範囲の炭を調整する必要があり、焼き手の人はかなりたいへんな思いをすると思います。
大型バーベキューコンロのなかには、かんたんに網などの高さ調整ができる商品もあり、炭からの距離を調整することで、焼けすぎを防いだり、炭が小さくなってきても最後まで強い火力で焼いたりすることができます。火力調整に自信がない場合は、炭との高さ調節ができるタイプを選びましょう。
6人以上用テーブル型バーベキューコンロのおすすめ コールマン、キャプテンスタッグ、ロゴスなど人気メーカーから
ここまで紹介した6人以上用テーブル型バーベキューコンロの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。デザインや機能に注目して比較してみてください。

お値段手ごろなバーベキューコンロの基本形
バーベキューコンロといえばこれが基本形とも言えるスチール製の大型バーベキューコンロです。ステンレスのような軽さやサビにくさはないですが、昔ながらの無骨なデザインでスチールのガッシリとした存在感にファンも少なからずいるバーベキューコンロになります。
大型バーベキューコンロですがお値段が非常に手ごろで、高さが70cmと25cmに調節可能なのがうれしいポイント。ハイスタイルでもロースタイルでも大人数でバーベキューを楽しめるので、あまり移動することが少なくお値段がお手ごろなバーベキューコンロを探している方におすすめです。

便利な機能がついたバーベキューコンロ
こちらはベーシックなステンレス製バーベキューコンロです。スチール製よりお値段が高めですが、さびにくく耐久性にすぐれています。こちらのバーベキューコンロは、炭受けが引き出し式になっているので炭の継ぎ足しが便利。炭受けだけ取外し可能なので、炭を捨てるのもラクラクです。
尾上製作所のバーベキューコンロは、オプションとしてコンパクトな専用ピザオーブンも購入可能なので、網焼きだけではなくオシャレにピザなんかも焼けると大勢でさらに楽しめると思います。ステンレス製をお探しの方、網焼き以外も楽しみたいという方におすすめです。

網の高さ調整もできる万能型バーベキューコンロ
うえで紹介した『イクシードバーベキューコンロ-65 3way(EX-65)』に、網の高さを5段階調節できる機能をつけた上位モデルです。
大型のバーベキューコンロは広範囲に渡る炭の火力調整が難しいため、こまかく高さ調節できる機能があると、ビギナーの方でもうまくバーベキューを楽しめるのでおすすめです。それとこちらのモデルには串焼き用のへこみがついているので、バーベキュー串に食材を刺して豪快に炭焼きすることもできます。

メッシュボディで高デザイン性と高い燃焼効率
横全面がメッシュ仕様となっていて、デザイン的にも人気が高いコールマンの大型バーベキューコンロです。このメッシュですが、デザイン的なものだけではなく炭への通気性を格段によくする機能も持っています。これにより、一般的なバーベキューコンロに比べて燃焼効率がかなり高い設計になっていて、炭の燃え残りが少なく、最後まで高い火力を維持しやすくなっています。
デザインで選ぶ方も多いのですが、炭受けが引き出し式になっていたり、専用の鉄板が標準で付属していたりとデザインを超えた機能性を兼ね備えたバーベキューコンロです。デザイン重視、機能性重視どちらの方にもおすすめできます。

収納が超コンパクトな多機能バーベキューコンロ
うえで紹介したバーベキューコンロとは少し異なって、ロースタイルのバーベキューコンロです。収納がとにかくコンパクトで、なんと厚さ8cmまで折りたたみができ、広げると約53cm四方の大型バーベキューコンロになります。
焚火(たきび)コンロを想定した商品ですが、もちろん網を置けばバーベキューコンロとして使えますし、串焼き台も標準装備です。頑丈な五徳(やかんや鍋を置く台の部分)も付属していて正方形の形をしているのでダッチオーブンを乗せて料理も可能。
特筆すべきなのが、自宅の台所で洗えるということ。各パーツがバラバラに取り外せるので、ほかのバーベキューコンロでは難しかった家庭での水洗いもでき、バーベキュー後の洗い物などを自宅で入念に行ないたいという方にはおすすめです。
網を購入したい場合、ロゴスから『ピラミッドSPネット』という別売りでラインナップされています。

ピラミッドTAKIBI XLをハイスタイルで
ロースタイルのみの『the ピラミッドTAKIBI XL』をハイスタイルでも使いたい場合はこのバーベキューコンロです。
76cmと28cmの高さで使用可能。『TAKIBI』同様に焚火(たきび)用コンロを想定していますが、もちろん網を置けばバーベキューコンロとしても使えます。パーツが増え、脚まわりが頑丈になっている分、重量や収納サイズも大きくはなっていますが、折りたたんでの収納も可能です。
煙が少ないので家の庭でも使える
「大人数でバーベキューがしたいけれど、煙がどうしても気になる…」という方におすすめの、GREEN LIFE(グリーンライフ)の商品です。肉を焼いた際に出る油が、直接、炭に落ちることが無いよう、火床の部分に屋根が設けられており、油が燃えることにより発生する煙をしっかり抑制してくれます。
炭は構造上、火床の部分にまとめて置くことになるので、後片付けもラクラクですよ。
シンプルさが魅力
リーズナブルかつシンプルな、「コーナン」ブランドの大型バーベキューコンロです。焼き面は80×41cmと非常に大きめ!6~10人が余裕を持ってバーベキューを楽しむことができます。焼き網はスライド式で設置するので、食事の途中で外れてしまう心配もありません♪
高さは41cmと72cmの二段階で、座ってゆっくり食事を楽しみたい時や、立って移動しながら様々な人と会話したい時など、シチュエーションに応じて変更できますよ。
キャスター付きの大型コンロ
大型コンロとしてはユニークな機能を持った、CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の商品です。脚部の片側がキャスター付きとなっており、移動させるのが非常にカンタン!自宅の倉庫などに入れておけば、バーベキューパーティーの際に、スムーズに、庭などへ持ち出せます。
本体は56D x 78W x 76H cmと大型なので、5~6人が余裕を持ってバーベキューを楽しめるでしょう。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする テーブル型バーベキューコンロの売れ筋をチェック
Amazonでのテーブル型バーベキューコンロの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのバーベキューコンロの記事はこちら 【関連記事】ブランド別、卓上タイプ、5人用までなど
エキスパートからのアドバイス 炭の扱いに慣れていない場合はできるだけ機能的なものを
一般的な2~3人用のバーベキューコンロなどで炭の扱いに慣れていないと、大型のコンロは火力調整や炭の継ぎ足しなど、たいへんな場面が増えます。もし、自信がない場合はできるだけ炭の出し入れがかんたんなものや火力調整がかんたんにできるものを選んだほうがいいでしょう。大勢でバーベキューをワイワイ楽しむためにも、スムーズな炭の扱いができるようなものを選ぶことをおすすめします。
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