DJ用ヘッドホンとは
DJヘッドホンとは、DJが使用しやすいように改良されたヘッドホンのこと。
もともとはオーディオテクニカ製スタジオモニターなど、DJが使用しやすいプロ向けのモニターヘッドホンのことを指していましたが、オーディオテクニカやパイオニアなどがDJユースを前提とした専用のヘッドホンを開発。その後、DJヘッドホンという商品ジャンルが確立していきました。前提は「DJが使用すること」。そのため、音質だけでなく、形状や機能などがDJ用に特化したヘッドホンとなっています。
DJ用ヘッドホンの選び方
それでは、DJ用ヘッドホンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】機能性
【2】耐久性
【3】音質
上記の3つのポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】機能性をチェック
DJヘッドホンには、密閉型ハウジングの採用やハウジング部分が反転できるなど、機能面での共通項があります。いっぽうで、ケーブル着脱が可能か否か、イヤーパッドがオンイヤータイプかアラウンドイヤータイプかなど、こまかい仕様については商品によって異なってきます。
このあたりは、おもな使用目的によって選択しましょう。バリバリのDJユースでしたら、耐久性や遮音性を考えて着脱式ケーブル+アラウンドイヤーパッドが第1候補といえます。
【2】耐久性をチェック
DJヘッドホンとはいえ、その内容はあくまでも普通のヘッドホンではありますが、DJユースを前提にしているだけあって耐久性に配慮されている商品も多くラインナップされています。実際、丈夫なモデルは重宝され、ユーザーの間でも高い人気を誇っています。
毎日のようにDJで使用する人の場合はとくに、ヘッドホンの丈夫さについての評判もチェックしましょう。できれば、耐久性の高い商品が並ぶ上級モデルがおすすめです。
【3】音質をチェック
最後の選択ポイントが、音の好みです。自分好みの音を持っているヘッドホンは、DJをしている最中でも音が分かりやすいですし、トラックメイキングをしているときは細やかな表現もしっかり聴けるタイプが望ましいです。
リスニング向け高級ヘッドホンのような繊細な表現までは必要ありませんが、メリハリのしっかりしたクリアなサウンドを持っていることは必須です。先の丈夫さとともに、上級モデルがおすすめしやすいポイントのひとつです。
おすすめ商品の比較一覧表
DJ用ヘッドホンおすすめ6選
ここまで紹介したDJヘッドホンの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。それぞれの機種の特徴を比較しながら自分のプレイスタイルに合った1台を見つけてください。

Audio Technica(オーディオテクニカ)『DJヘッドホン ブラック ATH-PRO5X BK』














出典:Amazon

Audio Technica(オーディオテクニカ)『プロフェッショナルモニターヘッドホン(ATH-M50x)』














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Pioneer DJ(パイオニア・ディージェー)『HDJ-X10』








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人気ブランドのフラッグシップモデル
DJヘッドホンとして高い人気を集めるPioneer DJの最新フラッグシップモデル。ドライバーは50mm口径のユニットを搭載し、ワイドレンジで定位感のよい、広がり感のあるサウンドを実現しています。また、 アメリカ国防総省制定のMIL規格に準拠した試験をクリアし、さらにイヤーパッドやヘッドバンドの表面に撥水効果の高いナノコーティング加工を表面に施すなど、耐久性の高さも追求されています。
ケーブルは着脱式で、1.2mカールコード(伸長時 約3.0 m)と1.6 mストレートの2種類が付属しています。1台ですべてをこなし、かつ、ずっと使い続けたい高級DJヘッドホンがほしい人におすすめです。

ULTRASONE(ウルトラゾーン)『Signature DJ』










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sennheiser(ゼンハイザー)『HD 25 PLUS』










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V-MODA(ブイ・モーダ)『Crossfade M-100』














出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする DJ用ヘッドフォンの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのDJ用ヘッドフォンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
オーディオ・ビジュアル評論家
好みや場所によってヘッドホンの使い分けを
DJヘッドホンは騒音レベルの高い場所で使用することから、ヘッドバンドの側圧が高く、低域もかなりのボリュームがあります。そのため、自宅や屋外でのリスニング用や、トラックメイキング時のモニター用ヘッドホンとしては使いづらい時もあります。
装着感や音色傾向(とくに帯域バランス)が気になる方は、別にもうひとつヘッドホンを所有して、場所によって使い分けるようにしましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
ポータブルオーディオやホームオーディオなどのAV機器をメインに、専門誌やモノ誌、Web媒体などで幅広く活躍。 特にヘッドホン&イヤホンに関しては、年間300以上の製品を10年以上にわたって試聴し続けるなど、深い造詣を持つ。 また、TBSテレビ「開運音楽堂」やレインボータウンFM「かをる★のミュージックどん丼885」にレギュラー出演するなど、幅広いメディアでの活動を行っている。