パナソニック製ヘッドホン・イヤホンの選び方! オーディオ・ビジュアル評論家に聞きました
オーディオ・ビジュアル評論家の野村ケンジさんに、パナソニック製のヘッドホン・イヤホンを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。どんなポイントに注目して商品を選べばいいのか悩んでいる方は、エキスパートの視点を商品選びに活かしてみましょう。

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どんなシチュエーションで使いたいかによって、選びたい商品は変わってきます。
イヤホンかヘッドホンか、ワイヤレスか有線か
オーディオ・ビジュアル評論家
パナソニックの商品に限らず、ヘッドホンやイヤホンを選ぶ際は利用するシチュエーションによってイヤホンがいいのかヘッドホンがいいのか、有線がいいのかワイヤレスがいいのか、自然にしぼられてきます。
おもに屋外で利用する方は持ち運びの便利さも含めてカナル型イヤホンが使いやすいですが、カナル型イヤホンが苦手な方にはポータブルヘッドホンという選択肢もあります。
また、スマートフォンと接続する場合はBluetoothワイヤレスが最有力候補ですが、有線ケーブル接続のコストパフォーマンスの高さも捨てがたいところです。目安としては、1万円以下の予算であれば有線またはワイヤレスイヤホン、1.5万円以上を用意できるのであればすべての商品が候補に入る、という風に考えると、商品が選びやすくなるでしょう。
パナソニック『ワイヤレスステレオインサイドホン(RP-HTX20B)』
こちらはBluetooth対応のワイヤレスイヤホン。イヤホンだからこその使い勝手のよさと、聴いていて気持ちのいい音質が魅力です。
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オーディオ・ビジュアル評論家
パナソニック製ヘッドホンには、『RP-HTX80B』など、そのデザインが人気を集めている機種があります。しかしながら、ヘッドホンやイヤホンにとってもっとも重要なポイントは音質です。
とくに、パナソニック製ヘッドホンは、テクニクスブランドを含めてこれまで培ってきたサウンドポリシーがあり、ハイファイ系の音が得意です。どの商品もブレなく、方向性の定まったサウンドキャラクターを持ちあわせていますので、予算が許す限り上級モデルを購入するのがベストといえます。
また、他社の最新ヘッドホンのように数十万円もする商品はありませんので、安心して商品選びが行なえるのもメリットといえるでしょう。
最新が最善、といいきれるワイヤレスモデル
オーディオ・ビジュアル評論家
Bluetoothワイヤレスヘッドホン・イヤホンは、いままさに急激な進化をとげている最中で、最新の商品が最良である傾向が強くなっています。パナソニックの商品もしかりで、新モデル・新商品がもっともベストな音質と使い勝手を持ちあわせています。
音質が好みか否かを確認する必要はありますが、ワイヤレスモデルが希望の場合は、購入候補の優先順位を「発売日が新しい順」にしましょう。
オーディオ・ビジュアル評論家が厳選! おすすめのパナソニック製ヘッドホン・イヤホン5選
上でご紹介したパナソニック製のヘッドホン・イヤホンの選び方のポイントをふまえて、オーディオ・ビジュアル評論家の野村ケンジさんに選んでもらったおすすめ商品5選をご紹介します。各商品の特徴を比較して、ご自身にピッタリの商品を探してみましょう。

パナソニック『ワイヤレスステレオヘッドホン(RP-HD610N)』












出典:Amazon
形式 | 密閉型ダイナミックステレオヘッドホン |
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重量 | 約275g(コード除く) |
再生時間 | 約24時間(ノイズキャンセリングON、SBC時)、約25時間(ノイズキャンセリングOFF、SBC時) |
インピーダンス | 38Ω(電源オフ、着脱コード接続時) |
再生周波数帯域 | 4~40,000Hz(着脱コード接続時) |
カラー | ブラック |
Bluetooth通信 | ○(Ver4.2) |
パナソニック最新にして最高峰のワイヤレスモデル
手軽に高機能ヘッドホンが使いたい方におすすめの商品です。3タイプのノイズキャンセリング機能を使い分けられ、Googleアシスタント機能を搭載し、専用アプリによってさまざまな設定が行なえる、インテリジェントなBluetoothワイヤレスヘッドホン。
24時間の連続再生に加え、15分の充電で約2時間再生できるクイックチャージにも対応しています。また、有線接続用のケーブルが付属し、バッテリーが切れている状態でも使用することができます。
音質面では、SBCやAACに加え、LDAC、aptX HDという高音質コーデックに対応。MLF(超多層フィルム)振動板&制振フレーム採用のドライバーと相まって、こまやかな表現までしっかりと伝わる、それでいてじゅうぶんな迫力も持ちあわせた、良質なサウンドを楽しませてくれます。いっぽうで、低域は柔らかく広がるタイプで、迫力はあるのに聴き心地がいい、絶妙なチューニングとなっています。

パナソニック『ワイヤレスステレオインサイドホン(RP-HTX20B)』










出典:Amazon
形式 | 密閉型ダイナミック・ステレオインサイドホン |
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重量 | 約18g |
再生時間 | 約8時間30分 |
インピーダンス | - |
再生周波数帯域 | 20~20,000Hz |
カラー | キャメルベージュ、マットブラック、クールグレー、バーガンディレッド |
Bluetooth通信 | ○(Ver4.2) |
音もデザインもスマート
音もデザインもそれなりにこだわりたい方におすすめなのがこの商品です。マットな質感のイヤホン本体やファブリック素材のケーブル、ワントーンのユニセックスデザインを採用するなど、デザインにこだわりをもつBluetoothワイヤレス接続のカナル型イヤホン。楕円形のダブルホールド形状により、ストレスの少ない、安定した装着感も実現しています。
とはいえ、この商品をおすすめする理由はそのサウンドです。ヌケのいいクリアな中高音によって、ヴォーカルやギターなどメイン楽器はのびのびとした音を楽しませてくれますし、低域も必要充分なボリューム感を持ちあわせています。音もデザインもバランスのいい商品です。

パナソニック『ステレオヘッドホン(RP-HD5)』












出典:Amazon
形式 | 密閉型ダイナミックステレオヘッドホン |
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重量 | 約240g(コード含む) |
再生時間 | - |
インピーダンス | 44Ω |
再生周波数帯域 | 4~40,000Hz |
カラー | ブラック、レッド、ホワイト、ブルー |
Bluetooth通信 | - |

パナソニック『ステレオインサイドホン(RP-HDE3)』












出典:Amazon
形式 | 密閉型ダイナミック・ステレオインサイドホン |
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重量 | 約16.5g(コード含む) |
再生時間 | - |
インピーダンス | 20Ω |
再生周波数帯域 | 5~40,000Hz |
カラー | ブルー、ブラック、シルバー、ピンク、ブラウン |
Bluetooth通信 | - |

パナソニック『ステレオヘッドホン(RP-HD300B)』






出典:Amazon
形式 | 密閉型ダイナミックステレオヘッドホン |
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重量 | 約218g(コード除く) |
再生時間 | 約24時間(SBC) |
インピーダンス | 34Ω(電源オフ、着脱コード接続時) |
再生周波数帯域 | 4~40,000Hz(着脱コード接続時) |
カラー | マリンブルー、マルーンブラウン、ブラック |
Bluetooth通信 | ○(Ver5.0) |
テレビや動画視聴などにも活用したい方に
外観デザインがほぼ同じ、『RP-HD610N』の弟分といえる商品ですが、こちらはaptX Low Latencyという低遅延コーデックに対応しているため、テレビや動画視聴などにも最適な商品となっています。音楽鑑賞だけでなく、いろいろな活用をしたいという方におすすめです。
サウンド面では、バランスにすぐれた「OFFモード」、迫力の低音でダイナミックに楽しめる「Bass Enhancerモード」、ヴォーカルやセリフが聴きやすい「Clear Voiceモード」という3つのセッティングを搭載しているので、好みや楽曲に応じて使い分けるのも楽しいです。
「パナソニック製ヘッドホン・イヤホン」のおすすめ商品の比較一覧表
ECサイトのパナソニック製ヘッドホン・イヤホンランキングを参考にする
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのパナソニックのヘッドホン・イヤホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各ECサイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
1つ好きな音質の商品があれば他の商品もハズレなし! オーディオ・ビジュアル評論家より
オーディオ・ビジュアル評論家
先にも紹介しましたが、パナソニックは確固たるサウンドポリシーがあるため、ヘッドホンについても一定の方向性のサウンドキャラクターを持ちあわせています。結果として、どの商品も音色傾向が近い印象となるため、音の好きキライはハッキリするかもしれません。
この音が好き! と思える方なら、イヤホンもヘッドホンもパナソニックでそろえてしまうと満足度が高いかもしれません。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2019/12/10 コンテンツ追加・修正と価格を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
ポータブルオーディオやホームオーディオなどのAV機器をメインに、専門誌やモノ誌、Web媒体などで幅広く活躍。 特にヘッドホン&イヤホンに関しては、年間300以上の製品を10年以上にわたって試聴し続けるなど、深い造詣を持つ。 また、TBSテレビ「開運音楽堂」やレインボータウンFM「かをる★のミュージックどん丼885」にレギュラー出演するなど、幅広いメディアでの活動を行っている。