パナソニック製ヘッドホン・イヤホンの選び方 オーディオ・ビジュアル評論家に聞きました
オーディオ・ビジュアル評論家の野村 ケンジさんに、パナソニック製ヘッドホン・イヤホンの基本的な選び方を教えていただきました。ポイントは下記の3つ。
【1】イヤホンかヘッドホンか、ワイヤレスか有線か
【2】デザインは重要なものの音を最優先に
【3】最新が最善、といいきれるワイヤレスモデル
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】イヤホンかヘッドホンか、ワイヤレスか有線か
オーディオ・ビジュアル評論家
パナソニックの商品に限らず、ヘッドホンやイヤホンを選ぶ際は利用するシチュエーションによってイヤホンがいいのかヘッドホンがいいのか、有線がいいのかワイヤレスがいいのか、自然にしぼられてきます。
おもに屋外で利用する方は持ち運びの便利さも含めてカナル型イヤホンが使いやすいですが、カナル型イヤホンが苦手な方にはポータブルヘッドホンという選択肢もあります。
また、スマートフォンと接続する場合はBluetoothワイヤレスが最有力候補ですが、有線ケーブル接続のコストパフォーマンスの高さも捨てがたいところです。目安としては、1万円以下の予算であれば有線またはワイヤレスイヤホン、1.5万円以上を用意できるのであればすべての商品が候補に入る、という風に考えると、商品が選びやすくなるでしょう。
【2】デザインは重要なものの音を最優先に
オーディオ・ビジュアル評論家
パナソニック製ヘッドホンには、『RP-HTX80B』など、そのデザインが人気を集めている機種があります。しかしながら、ヘッドホンやイヤホンにとってもっとも重要なポイントは音質です。
とくに、パナソニック製ヘッドホンは、テクニクスブランドを含めてこれまで培ってきたサウンドポリシーがあり、ハイファイ系の音が得意です。どの商品もブレなく、方向性の定まったサウンドキャラクターを持ちあわせていますので、予算が許す限り上級モデルを購入するのがベストといえます。
また、他社の最新ヘッドホンのように数十万円もする商品はありませんので、安心して商品選びが行なえるのもメリットといえるでしょう。
【3】最新が最善、といいきれるワイヤレスモデル
オーディオ・ビジュアル評論家
Bluetoothワイヤレスヘッドホン・イヤホンは、いままさに急激な進化をとげている最中で、最新の商品が最良である傾向が強くなっています。パナソニックの商品もしかりで、新モデル・新商品がもっともベストな音質と使い勝手を持ちあわせています。
音質が好みか否かを確認する必要はありますが、ワイヤレスモデルが希望の場合は、購入候補の優先順位を「発売日が新しい順」にしましょう。
「パナソニック製ヘッドホン・イヤホン」のおすすめ商品の比較一覧表
パナソニック製ヘッドホン・イヤホンおすすめ7選
上でご紹介したパナソニック製のヘッドホン・イヤホンの選び方のポイントをふまえて、オーディオ・ビジュアル評論家の野村ケンジさんに選んでもらったおすすめ商品と、編集部で厳選した商品を紹介します。各商品の特徴を比較して、ご自身にピッタリの商品を探してみましょう。

パナソニック最新にして最高峰のワイヤレスモデル
手軽に高機能ヘッドホンが使いたい方におすすめの商品です。3タイプのノイズキャンセリング機能を使い分けられ、Googleアシスタント機能を搭載し、専用アプリによってさまざまな設定が行なえる、インテリジェントなBluetoothワイヤレスヘッドホン。
24時間の連続再生に加え、15分の充電で約2時間再生できるクイックチャージにも対応しています。また、有線接続用のケーブルが付属し、バッテリーが切れている状態でも使用することができます。
音質面では、SBCやAACに加え、LDAC、aptX HDという高音質コーデックに対応。MLF(超多層フィルム)振動板&制振フレーム採用のドライバーと相まって、こまやかな表現までしっかりと伝わる、それでいてじゅうぶんな迫力も持ちあわせた、良質なサウンドを楽しませてくれます。いっぽうで、低域は柔らかく広がるタイプで、迫力はあるのに聴き心地がいい、絶妙なチューニングとなっています。

音もデザインもスマート
音もデザインもそれなりにこだわりたい方におすすめなのがこの商品です。マットな質感のイヤホン本体やファブリック素材のケーブル、ワントーンのユニセックスデザインを採用するなど、デザインにこだわりをもつBluetoothワイヤレス接続のカナル型イヤホン。
楕円形のダブルホールド形状により、ストレスの少ない、安定した装着感も実現しています。
とはいえ、この商品をおすすめする理由はそのサウンドです。ヌケのいいクリアな中高音によって、ヴォーカルやギターなどメイン楽器はのびのびとした音を楽しませてくれますし、低域も必要充分なボリューム感を持ちあわせています。音もデザインもバランスのいい商品です。

テレビや動画視聴などにも活用したい方に
外観デザインがほぼ同じ、『RP-HD610N』の弟分といえる商品ですが、こちらはaptX Low Latencyという低遅延コーデックに対応しているため、テレビや動画視聴などにも最適な商品となっています。音楽鑑賞だけでなく、いろいろな活用をしたいという方におすすめです。
サウンド面では、バランスにすぐれた「OFFモード」、迫力の低音でダイナミックに楽しめる「Bass Enhancerモード」、ヴォーカルやセリフが聴きやすい「Clear Voiceモード」という3つのセッティングを搭載しているので、好みや楽曲に応じて使い分けるのも楽しいです。
ハイレゾ音源再生対応高音質ヘッドホン
数百層にも積層された超多層フィルムが不要な残響を残さず、高い応答性、広帯域・高解像度再生を実現しました。ボイスコイル、マグネット等、磁気回路の構成要素を新規設計し、大振幅に含まれる小さな振幅までも、振動板をより正確に駆動させ、重なりあう楽器それぞれの音を鳴らし分けます。
頭の形状に応じて快適に装着できる、「HS(Horizontal Slide)アジャスト機構」を搭載。ヘッドバンドを水平方向にスライドさせて、ハウジングとヘッドバンドを頭の形状にフィットする位置に調整ができます。
優しい装着感と高音質再生!
高音質を実現する直径9mmドライバーユニットで、バランスのよい高音質を実現。耳にやさしくフィットして長時間着けても快適なラウンドキャップを採用。耳奥でしっかりフィットし音漏れを低減するロングポートを採用してるため、電車やバスのなかでも安心して高音質な音楽を楽しめます。
カラーも全10色あるので、お気に入りのカラーを身につけられるのもうれしい。
長時間再生&軽量・コンパクト設計モデル
1回の充電で連続24時間のワイヤレス再生(SBC)を実現。持ち運びに便利な折りたたみ機構を採用し、約130gの軽量設計で軽い装着感と携帯性を兼ねそろえたモデルです。Bluetooth対応ワイヤレスタイプなので、再生や選曲の機器操作はもちろん、Siri等の音声アシスタント機能起動やハンズフリー通話も可能。
大きく振動板を振幅させる低域の再現性を向上させ、歪みの少ないキレのある低音を実現させた製品。見た目がスタイリッシュでおしゃれな一台です。
ハイレゾ音源再生対応の高音質インサイドホン
11.5mm「HDアキシャルデュアルドライバー」で、不要な残響を残さず、広帯域・高解像度再生を実現。また、振動板の前面にもう一組のボイスコイルとマグネットを追加し、精密かつ強力に振動板を駆動させ、さらに、高域の干渉を防ぐ新構造を採用し、ハイレゾ音源の精緻な音を忠実に再生させました。
HDE10専用に設計された新イヤーピースで、音漏れを抑えながら、耳へのフィット感も向上。耳におさまるコンパクトボディになっています。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パナソニック製ヘッドホン・イヤホンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのパナソニック製ヘッドホン・イヤホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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1つ好きな音質の商品があれば他の商品もハズレなし!
オーディオ・ビジュアル評論家
先にも紹介しましたが、パナソニックは確固たるサウンドポリシーがあるため、ヘッドホンについても一定の方向性のサウンドキャラクターを持ちあわせています。結果として、どの商品も音色傾向が近い印象となるため、音の好きキライはハッキリするかもしれません。
この音が好き! と思える方なら、イヤホンもヘッドホンもパナソニックでそろえてしまうと満足度が高いかもしれません。
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ポータブルオーディオやホームオーディオなどのAV機器をメインに、専門誌やモノ誌、Web媒体などで幅広く活躍。 特にヘッドホン&イヤホンに関しては、年間300以上の製品を10年以上にわたって試聴し続けるなど、深い造詣を持つ。 また、TBSテレビ「開運音楽堂」やレインボータウンFM「かをる★のミュージックどん丼885」にレギュラー出演するなど、幅広いメディアでの活動を行っている。