スマホ用スタビライザーとは 手ブレを防ぐ、タイプは2つ
動画撮影で避けたい手ブレ。とくに動きながら動画を撮影していると、ブレを起こさず撮影することは困難です。そんなときに活用したいのがスマホ用スタビライザーです。
別名「ジンバル」とも呼ばれるスタビライザー
スタビライザーは別名「ジンバル」とも呼ばれています。スマートフォンを設置したり、GoProなどのアクションカメラ、一眼レフやビデオカメラなど、大型の機器に対応する製品もあります。片手でもつタイプや両手でもつタイプがあり、この記事ではスマホ用スタビライザーを中心に紹介します。
スタビライザーのタイプは2種類 機械式と電動式の違い
スマホ用スタビライザーはおおきくわけて2つのタイプがあります。
機械式:重りを活用して調節することで、重心を把握してバランスをとる方式。電動式に比べると価格が安いのと、慣れは必要ですが細かい調整ができるところがメリットです。
電動式:内蔵モーターによって機器側が自動でバランスをとってくれるもので、近年、主流になってきつつあるタイプです。製品によっては、狙った人を自動で追尾したり、ズームを手元で行ったりすることも可能です。
スマホ用スタビライザーの選び方 回転軸の数、本体の重さ、機能、バッテリー持続時間をみる
ITライター酒井麻里子さんに、スマホ用スタビライザーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
回転する軸の数で選ぶ 本格的な3軸か、手軽な1軸や2軸か
スタビライザーには動きに合わせて回転する軸があります。その数によって性能や価格が変わってきます。
本格的な撮影には、水平の左右方向、垂直の上下方向、回転という3つの軸に対応した「3軸」タイプが適しています。一方、安価な商品や手軽な商品を求める初心者には、シンプルな構成の「1軸」や「2軸」タイプもあります。
対応スマホと本体の重さで選ぶ 使用可能なスマホの厚さや横幅をみる
ITライター
スマホ用スタビライザーは、機種ごとに使用可能なスマホの厚さや横幅、重さなどが決まっています。そのため、まずはスタビライザーとあわせて使いたいスマホのサイズを確認しましょう。
また、本体そのものの重さも重要。動画撮影に使用する機器なので、長い時間片手で持って撮影を続けたり、高い位置にかかげて撮影をしたりしても疲れにくい、軽量なものがおすすめです。
DJI『Osmo Mobile 2』
幅58.6~85mm、厚さ8.9mmまでのスマートフォンを搭載可能。幅広い機種でブレが少なく、映画のように滑らかな映像でかんたんに撮影できます。重量わずか485gと、小型で軽量です。
>> Amazonで詳細を見るスタビライザーで使える機能で選ぶ GoProなどアクションカメラが併用できるタイプも
ITライター
スマホ用スタビライザーには、スタビライザー本体に搭載されたボタンなどでスマホカメラをズームしたり、フォーカスを合わせたり、撮影モードを切り替えたりといった機能が用意されています。
どのような機能が使えるのか、自分が撮影に使いたいと思っている機能が搭載されているかなどは、購入前にかならずチェックしておきましょう。
バッテリー持続時間とスマホへの充電機能で選ぶ ワイヤレス充電の商品も
ITライター
スマホ用スタビライザーは、本体に搭載されたバッテリーで動きます。1回の充電でどのくらいの時間使えるのか、モバイルバッテリーなどからの給電が可能かを確認しておきましょう。
また、スタビライザー本体のバッテリーを使って、取りつけたスマホに充電が可能な機種もあります。このようなタイプなら、「スマホのバッテリー残量が少なくなって撮影できない!」といった状況を回避できますよ。
Gudsen Technology MOZA『MOZA Mini-MI』
ワイヤレス充電に対応したスマホ用スタビライザー。バッテリー切れを心配せずに動画撮影を続けられます。一般的なカメラアクセサリと共通のねじ穴を備えているので、外部マイク、三脚など豊富なオプションが楽しめます。
>> Amazonで詳細を見るスマホ用スタビライザーのおすすめ10選 人気のDJIほか、小型や機械式も
ご紹介したスマホ用スタビライザーの選び方のポイントをふまえて、ITライター酒井麻里子さんにおすすめ商品を選んでもらいました。ポータブルバッグ・USBケーブルとのセット、伸びるロッド内蔵、ワイヤレス充電対応といった商品を紹介します。

DJI『Osmo Mobile 2』










出典:Amazon
本体サイズ | 295×113×72mm |
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本体重量 | 485g |
対応機種 | 幅58.6~85mm、厚さ最大8.4mmのスマートフォン |
バッテリー駆動時間 | 15時間 |
スマホ充電機能 | - |

Feiyu Tech『Vimble2』

出典:Amazon
本体サイズ | 118×110.5×323mm(延長棒:180mm) |
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本体重量 | 429g |
対応機種 | iPhoneシリーズ、Huawei P9、Samsung S7、57~84mmまでのandroid機種など |
バッテリー駆動時間 | 7時間 |
スマホ充電機能 | ○ |

恵安(KEIAN) YOPA『KJ-S5PRO』










出典:Amazon
本体サイズ | 約292×130×50mm |
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本体重量 | 500g |
対応機種 | 幅60~80mm、厚さ10mm、250gまでのスマートフォン |
バッテリー駆動時間 | 最大12時間 |
スマホ充電機能 | - |

SNOPPA Technology『ATOM』


















出典:Amazon
本体サイズ | 展開サイズ:123×73×297mm(収納サイズ:50×106×178mm) |
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本体重量 | 440g |
対応機種 | 幅55~90mm、厚さ9mm、重さ310gまでのスマートフォン |
バッテリー駆動時間 | 24時間 |
スマホ充電機能 | - |

Gudsen Technology MOZA『MOZA Mini-MI』


















出典:Amazon
本体サイズ | 143×107×290mm |
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本体重量 | 約543g |
対応機種 | iPhoneX、iPhone8、Huawei Mate10、Samsung Galaxyシリーズなど幅61~92mm |
バッテリー駆動時間 | 最大10時間 |
スマホ充電機能 | ○ |
MOZA 『Mini-MI スマホジンバル』














出典:Amazon
本体サイズ | 200x100x50mm |
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本体重量 | 485g |
対応機種 | iPhone X 8 7 7Plus 6 6Plus、Samsung Galaxy S8+ S8 S7 |
バッテリー駆動時間 | - |
スマホ充電機能 | あり |
Zhiyun『Smooth-Q』














出典:Amazon
本体サイズ | 440x164 x81㎜ |
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本体重量 | 450g |
対応機種 | Gopro 5/4/3、iPhone5 iPhone6s iPhone7 plus等の6インチスマホに対応 |
バッテリー駆動時間 | 12時間 |
スマホ充電機能 | あり |
ZHIYUN『SMOOTH 4』


















出典:Amazon
本体サイズ | 105×123×328mm |
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本体重量 | 560g |
対応機種 | - |
バッテリー駆動時間 | 12時間 |
スマホ充電機能 | あり |
Hohem『iSteady Mobile+』
















出典:Amazon
本体サイズ | - |
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本体重量 | 495g(バッテリー含む) |
対応機種 | 幅58~89mm、厚さ8.9mm、最大6.5インチまで |
バッテリー駆動時間 | 12時間 |
スマホ充電機能 | あり |
DJI『Osmo Mobile』












出典:Amazon
本体サイズ | 125x109x310mm |
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本体重量 | 498.95g |
対応機種 | 幅58.6~84.8mmまで |
バッテリー駆動時間 | 最大4.5時間 |
スマホ充電機能 | - |
「スマホ用スタビライザー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スマホ用スタビライザーの売れ筋をチェック
楽天市場でのスマホ用スタビライザーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スマホ動画の手ブレを解消 SNS用の自撮りでもプロのように撮影
ITライター
最近はSNSなどでのライブ配信も人気があり、クオリティの高い動画を撮りたいという人が増えているのではないでしょうか? 自撮り棒などを使ってスマホで動画を撮影すると、どうしてもブレが気になってしまうものです。
スマホ用のスタビライザーを使えば、滑らかでブレのない、プロが撮影したような動画を撮ることも可能になります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/12/01 一部コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 横尾忠徳)
IT関連の書籍、雑誌、Webコンテンツ等の編集・執筆に携わる。 著書に『これからはじめるスマホユーザーのためのLINE Facebook&Twitter 安心・かんたんスタートブック』(秀和システム)、 『今すぐ使えるかんたんFC2ブログ 超入門』(技術評論社)など。