密閉型イヤホンの選び方
ガジェットライターの武者良太さんに、密閉型イヤホンを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
【1】イヤーピースのサイズで選ぶ
ガジェットライター
現代のイヤホンの多くは、カナル型と呼ばれる耳栓タイプです。ゆえに密閉型イヤホン選びにおいて重視すべきは、付属するイヤーピースのサイズです。多くの商品はS、M、Lの3サイズが付属しますが、なかには小顔・小耳の方向けに、SS/XSサイズのイヤーピースが同梱されるモデルもあります。
外耳道(耳の入り口)が大きい方はLサイズのイヤーピースでも抜けやすいことがあるので注意が必要です。LL/XLサイズのイヤーピースが付属するモデルはきわめて少ないのですが、ソニーなどのようにオプションとして用意しているメーカーのモデルを選ぶといいでしょう。
【2】音漏れがより少ないものを選ぶ
ガジェットライター
密閉型イヤホンは構造上音漏れが少ないのですが、それでも聴いている音楽を周囲に漏らしてしまうことがあります。もし音漏れを低減したいのであれば、ウレタンタイプのイヤーピースのものを使いましょう。自分の耳穴よりも多少大きなサイズを選び、ウレタンを潰してから装着することで耳穴とイヤホンの隙間がなくなり音漏れしにくくなります。
ウレタンタイプのイヤーピースは普通のイヤーピースよりも高域の伸びが弱くなり、聴感上は重低音が大きくなったように聴こえてきます。音の変化が気になる方は、プレーヤーやスマートフォンのイコライザー機能を使って調節しましょう。
【3】リケーブルできるかどうかもチェックする
ガジェットライター
イヤホンのケーブルが断線したという経験を持つ方もいるでしょう。ていねいに扱えば長もちしますが、いつもキツめに巻いていたり、気温変化の著しいところで保管するとケーブルは切れやすくなります。ミドルレンジ以上のモデルはケーブルが交換できるような構造となっていますので、もしもケーブルが切れたとしてもリケーブルすれば大丈夫。
他社製ケーブルに交換すると音の傾向が変わるため、リケーブルをして好みのサウンドになるようチューニングにチャレンジするのもいいですね。
密閉型イヤホンおすすめ4選
ここまで紹介した、密閉型イヤホンの選び方のポイントをふまえて、ガジェットライターの武者良太さんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。

AZLA『ORTA with Lightning(オルタ ウィズ ライトニング)』














出典:Amazon
スピーカータイプ | ダイナミック型 |
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インピーダンス | 26Ω±10% |
再生周波数帯域 | 8Hz~40kHz |
出力音圧レベル | 105dB |
最大入力 | - |
コードの長さ | - |
ケーブル端子の規格 | Φ2.5mm |

Westone『Westone UM Pro10』


















出典:Amazon
スピーカータイプ | バランスドアーマチュア型 |
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インピーダンス | 19Ω |
再生周波数帯域 | 20Hz~16KHz |
出力音圧レベル | 114dB |
最大入力 | - |
コードの長さ | 128cm |
ケーブル端子の規格 | Φ3.5mm |

TTR『茶楽音人 Co-Donguri Brass』






出典:Amazon
スピーカータイプ | ダイナミック型 |
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インピーダンス | 18Ω |
再生周波数帯域 | 5Hz~40kHz |
出力音圧レベル | 106dB |
最大入力 | 200mW |
コードの長さ | 120cm |
ケーブル端子の規格 | Φ3.5mm |

SONY『ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WI-C600N』
















出典:Amazon
スピーカータイプ | ダイナミック型 |
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インピーダンス | - |
再生周波数帯域 | 50Hz~8kHz |
出力音圧レベル | - |
最大入力 | - |
コードの長さ | - |
ケーブル端子の規格 | - |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトのイヤホンランキングを参考にする
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのイヤホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【最後に】ガジェットライターのアドバイス
ガジェットライター
使い心地だけではなくデザインも気に入るものを
公共交通機関での移動中や人の混み合う場所でも周囲に迷惑をかけずに使える密閉型イヤホン。ユーザーによっては毎日の通勤通学時に使うため、長く音楽と触れ合うアイテムとなるかもしれません。だからこそ、選ぶときは長時間つけ続けても負担にならないかを重視してください。
移動時間・使用時間が短い方であれば、デザインで選択するのもいいでしょう。カラーバリエーションも含めて、自分がもっとも気に入った見た目のモデルをゲットしてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/10 コンテンツ修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
1989年にパソコン誌、ゲーム誌のライターとしてデビュー。 90年代初頭に株式会社三才ブックスに入社。編集職に就き、パソコン雑誌などを手がける。 退職の後にフリーライター/カメラマンとして活動。 現在のカバーエリアはIT、IoT、デジカメ、オーディオ機器、モビリティ、クラウドファンディングなど。 1971年生まれ。元Kotaku Japan編集長。