バッファロー無線LANルーターの選び方
まずは、バッファローの無線LANルーターを選ぶときのポイントをご紹介します。商品を選ぶ際の参考にしてください。ポイントは下記。
【1】家の大きさや家族の人数に合わせて選ぶ
【2】初期設定や接続方法に注目
【3】セキュリティ機能をチェック
【4】設置場所を考える
【5】最大通信速度は「規格」で決まる
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】家の大きさや家族の人数に合わせて選ぶ
無線LANは、電波を使ってネットワークに接続します。そのためご自宅の隅々まで電波が届くのか、ということが大きなポイント。無線LANルーターを選ぶときにまず確認したいのが、家の大きさと家族の人数です。ルーターによって通信能力が異なるので、適したモデルを選びましょう。
2階建て・3階建てなどの戸建てや、4LDKといった広いマンションなどでは、メッシュ機能搭載モデルや高感度のアンテナ搭載モデルを選ぶといいでしょう。ワンルームの場合、内蔵アンテナモデルでも充分です。
バッファローの無線LANルーターは、家の大きさ、接続人数、接続台数といった推奨利用環境が表示されています。公式サイトでも「マンション1ルーム 」「戸建2階建 マンション3LDK」などと、カテゴリー別に商品が紹介されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【2】初期設定や接続方法に注目
スマホや携帯ゲーム機などを無線LANルーター接続するためには、SSIDやパスワード、セキュリティ設定などをしなければいけません。しかし、設定項目が多くネットワークの知識が必要なため、設定はかんたんではありません。
無線LANルーターと接続する機器が「AOSS」や「WPS」に対応していれば、これらの設定をワンタッチで行なうことができます。
バッファローの無線LANルーターには、初期設定や接続設定をかんたんにおこなうための機能が搭載されています。「AOSS」「WPS」「AOSS2」「QRSetup」といった機能にも注目してみましょう。
よりかんたんに接続できる「AOSS2」
「AOSS2」は、「AOSS」をさらに便利に進化させた機能です。パソコンでのセットアップなどが必要なく、スマートフォンだけで設定が完了します。
設定方法は、無線LANルーターのボタンを押して、スマートフォンで「AOSS」で始まるSSIDをタップするだけ。とてもかんたんなので、パソコンを持っていない方や、むずかしい操作が苦手な方にもぴったりです。
QRコードを読み取り接続する「QRsetup」
「QRsetup」は、スマートフォンでQRコードを読み取って接続する機能です。事前に専用アプリをスマートフォンにインストールする必要があるものの、手動でパスワードなどを入力する手間がかからず、かんたんに設定が完了します。
「QRsetup」はパソコンでは利用できませんが、スマートフォンやタブレットを接続する際には便利です。
引き継ぎ作業がらくな「無線引っ越し機能」
無線LANルーターを新しいものに変える場合、端末の接続設定が再度必要になります。そんなときに役立つのが「無線引っ越し機能」。無線引っ越し機能が搭載されているモデルなら、新旧それぞれのルーターのボタンを押すだけで、SSID設定を引き継ぐことができます。
機器の設定が苦手な方や、ルーターの引継ぎ作業をスムーズに済ませたい方は、無線引っ越し機能が搭載されたモデルを選ぶといいでしょう。
快適な通信を実現する「ビームフォーミング」
無線LANルーターを使用した通信では、機器との距離や障害物によって通信速度が落ちてしまうことがあります。そんな問題を解決するのが「ビームフォーミング」「ビームフォーミングEX」機能。機器の位置を判別して適切な電波を届けてくれるため、通信速度や安定性が上がります。家のあらゆる場所で快適な通信を楽しめるのが魅力です。
ただし、「ビームフォーミング」は対応端末でしか利用できないので要注意。一方、「ビームフォーミングEX」は、対応端末を問わず幅広い機器に対応しています。
出張や旅先のホテルで活躍する専用モデルも
バッファローでは、外出先の有線LANをWi-Fi化できる、携帯用の無線LANルーターも販売しています。出張や旅行でホテルなどに滞在する機会が多い方におすすめです。
手軽に持ち運べるよう、軽量コンパクトに設計されているので、カバンに入れてもかさばりません。設定や機能がシンプルでかんたんに接続できるのも魅力です。
【3】セキュリティ機能をチェック
子どもがいる家庭の場合、気になるのがセキュリティ。スマホのセキュリティは気にしていても、携帯ゲーム機からインターネットにアクセスしてトラブルに遭遇する事例も……。
お子さんがトラブルにあわないようにするためには、ルーターでネットワークを制限することが有効です。利用時間を設定したり、有害サイトをブロックしたりすることで、お子さんも安心してインターネットを使うことができます。
【4】設置場所を考える
無線LANルーターの設置場所は、見通しがよく床から1〜2mの高さの場所がベスト。賃貸などで壁かけの設置が難しい場合、「ディアウォール」などを使って柱をDIYしてもいいでしょう。ベストな場所に設置できない場合、複数台の無線LAN機器を設置して、広いエリアに無線環境を提供する「メッシュ環境」を構築したり、「中継器」を使う手もあります。
どちらの方法でも、家中隅々まで電波を届かせることができるようになります。またバッファローの無線LANルーターは、対応端末に向かって集中的に電波を届ける「ビームフォーミング」に対応しているので、スマホを家中持ち歩いても安定した通信が期待できます。
【5】最大通信速度は「規格」で決まる
バッファロー WiFi ルーター無線LAN 最新規格 Wi-Fi6 11ax / 11ac AX5400 4803+574Mbps
無線LANルーターには「IEEE802.11n」や「IEEE802.11g」などさまざまな規格があります。現在の主流は高速通信可能な「IEEE802.11ac」。これ以外の規格の無線LANルーターは通信速度が数〜数百Mbpsと遅く、大容量ファイルの転送に時間がかかったり、動画の再生がスムーズに行なえなかったりする場合もあります。また、最近では、最近では次世代規格「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi6)も登場。
古い規格の無線LANルーターを使っている場合、最新規格に対応したものに変更するだけでインターネットを快適に利用できるようになります。
6つの規格と3つの周波数帯それぞれの特徴
Wi-Fiの最大通信速度は速いにこしたことはありません。しかし、注意しなくてはいけないのが、ルーター側だけでなく、PCやタブレットなど接続する機器側も同じ規格に対応していなければならないということです。ルーターを選ぶ際にあわせて機器側の対応規格も確認しておきましょう。
バッファロー無線LANルーターのおすすめ7選 準拠規格・アンテナ・セキュリティ機能・ビームフォーミングもチェック!
うえでご紹介したバッファローの無線LANルーターの選び方のポイントをふまえて、編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。各商品の特徴を比較して、ご自宅にピッタリの1台を選んでみましょう。
高速化するための機能を豊富に備えた製品
最新規格のIPv6を用いた、高速インターネットを実現する無線LANルーターです。
接続可能端末に向けてビームのようなイメージで電波を送信する「ビームフォーミング機能」を搭載。高速転送に対応した機能を標準装備し、ビジネスでの作業からプライベートの動画閲覧までどんなときでも満足できるだけのスペックと言えるでしょう。
コスパに優れた製品で高速無線通信環境を構築
IPv6に対応した5GHz帯で833Mbpsの通信速度を実現するネットワーク環境を、優れたコスパで実現する製品です。PPPoE接続からIPv6に対応したIPoEに接続方式が変更されるときも、本製品は自動で切り替えますので安心です。
機器導入時の初期設定や接続設定もスマホだけで行えますし、コンパクトな形状は設置場所を選びません。ギガビットに対応した有線LANポートも3つ装備していますので、ケーブルで接続する機器もこれ1台で使えます。
戸建て3階建てや4LDKマンションでも快適
少し広めのお家でも充分に電波が届く無線LANルーター。4本の大型アンテナを搭載しており、3階建てや横に広いマンションでも快適にインターネットを利用できます。
また、高速規格「IEEE802.11ac」や最大4台の端末を同時に接続できる「MU-MIMO」にも対応。ご家族が多いご家庭でも、安定した通信が可能です。
戸建て2階建てや3LDKまでのマンションに最適
高速通信できる「IEEE802.11ac」と従来規格である「IEEE802.11n」に対応したお手ごろでコスパのいい無線LANルーター。スマホやパソコンの最新モデルで高速通信することはもちろん、パソコンやゲーム機などでも速度を落とさず通信できます。
複数端末に同時接続できる「MU-MIMO」や、セキュリティ機能も充実しているので、お子さんがいるご家庭に最適な1台となっています。
新規格Wi-Fi6適合の4803bpsの高速通信
家庭内のどこでも無線通信でノンストレスの動画再生を楽しみたい、そんな方におすすめの製品です。5GHz帯で160MHzのワイドバンドに対応し、圧倒的な通信速度4803Mbpsを実現しました。高画質の動画でも遅延することなく楽しめます。また新規格Wi-Fi6に適合しており、新しい機能であるOFDMAにより30台の機器による同時接続でも安定した通信環境を提供します。
小型で置き場所を選ばず、壁掛けでも縦置きでも利用でき、強力な内蔵アンテナを搭載しているので設置場所に関わらず隅々まで電波が届きます。
内蔵する4本のアンテナでどこでも安定した通信環境
日本の住宅を知り尽くしたバッファローならではの安定した通信環境を提供します。内蔵する4本のアンテナが、家の隅々まで電波を届けます。新規格Wi-Fi6に適合、従来の通信より無線スループットが向上しており、スマホなどでのダウンロード時にはその速さを実感できます。
新機能OFDMAも搭載し、同時に21台の同時接続が可能です。お使いの端末が対応していれば、最適な電波が届けられるビームフォーミングも搭載していますので、快適なネットワーク環境を楽しめます。
Wi-Fi6対応の次世代スペックを誇るルーター
10Gbpsという次世代の高速を実現する一台。2019年7月施行の電波法施行規則Wi-Fi6に対応したルーターです。
もちろんセキュリティも最新のWPA3規格に対応。本体搭載の4本アンテナでしっかりと電波を送り、3階建ての鉄筋コンクリート住居でも安定してネットワークを構築することができるでしょう。
【関連商品】そのほかのバッファロー1製品 いつでも快適に!
いつでもどこでも快適なネット生活が送れるよう、さまざまなラインナップを取り揃えているのでご紹介していきます。
据え置きも直挿しも両方OKなWi-Fi中継機
家のなかで、電波の届きにくい場所にWi-Fi電波を届けるための中継機です。据え置きや直挿し両方に対応。つながりにくい各フロアの隅や、厚い壁に囲まれている浴室などでも電波を伝えることができます。
快適に動画を楽しめる高速Wi-Fi規格・11acに対応しており、複数のスマートフォンを同時接続することも可能。現状の動画再生やダウンロード速度に不満をもっている方は、この中継機が解消してくれるでしょう。
「バッファロー・無線LANルーター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バッファロー無線LANルーターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのバッファロー無線LANルーターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
バッファロー無線LANルーターに関するQ&A よくある質問
SSIDとKey(パスワード)とは何ですか?

いずれもセキュリティに関するもので、「SSID」とはWi-Fiルーターを識別するためのIDです。出先でスマホからWi-Fi経由でネット接続する際、電波が届く範囲のWi-FiルーターがSSIDで表示されます。
また、セキュリティの設定がされたSSIDに接続するにはKey(パスワード)が必要になります。公共施設のフリーWi-Fi(オープンネットワーク)は暗号化されていないため、通信内容を誰でも覗くことができてしまいます。そのため、なるべく暗号化されたSSIDを利用するようにしましょう。
Wi-Fiの「暗号化」と「認証方式」とは何ですか?

Wi-Fi通信では、安全性が高い順に「AES」「TKIP」「WEP」といった、それぞれ機器ごとに対応する数種類の暗号化方式が存在します。たとえば、ルーター側が「AES」「TKIP」「WEP」に対応していても、接続しようとするデバイス側が「WEP」にしか対応していない場合、ほかの2つには接続できません。
ルーターの関連商品をご紹介
バッファローの無線LANルーターについて5つのおさらい
1)戸建てや広めのマンションの場合、メッシュ機能搭載モデルや高感度のアンテナ搭載モデルを選ぶ
2)ワンルームなどひとり暮らしなら内蔵アンテナモデルでOK
3)「AOSS」や「WPS」に対応する機器ならワンタッチで無線LANルーターと接続できる
4)お子さまがいる家庭の場合、ルーター側でネットワークを制限できる機種も選択肢のひとつ
5)設置場所は見通しがよく床から1〜2mの高さの場所が理想的
無線LANルーターは最新規格の登場ペースが速くなり、最近は動画再生や4K映像の再生などでより快適な通信環境が必須になっています。バッファローの製品は、通信環境を整備するために有力な候補といえるでしょう。家の広さによって最適な無線LANルーターは変わってくるので、自分の環境に合った機種を選択してください。
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