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そもそもタッカーとは?
タッカーという言葉に馴染みがない方もいると思いますが「大きなホチキス針を発射して布や鉄鋼などを固定する工具」のことをタッカーと言います。主に建築や木工で使われる工具ですが、近年ではDIYをおこなう際、椅子やソファー等の張り替えや机の組み立てなどに用いられるようになりました。接着剤などで固定をする場合もあるのですが、タッカーであれば接着剤が固まる時間もかからず、よりしっかりと固定が出来る、またそのほかにも色々固定をするために活用が出来るため、とても身近な工具となっています。
タッカーの選び方 用途、打ち込み方式、本体素材、ステープル針の種類など
それでは、タッカーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】タッカーの使い方や用途によって選ぶ
【2】本体の素材で選ぶ
【3】コの字型、Uの字型、T字型とステープル針の種類で選ぶ
【4】タッカー用ステープル針のサイズで選ぶ
【5】その他の機能で選ぶ
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タッカーの使い方や用途によって選ぶ
まずはタッカーを使用する場所やどんな素材を固定するかなどで見ていきましょう。
▼細かな作業も出来るガンタッカー(ハンドタッカー)
電源がない場所で使用する場合や、どこでも使用できるバッテリーなどがない手動タイプはどんな場所でも使用できるため便利です。しかしながらタッカーはステープル針を素材に勢いよく発射し、打ち込む工具なので手動の場合は結構な握力を必要とします。長時間の使用や、連続して使用する場合はとても重労働となるので注意しましょう。
▼電動タッカーは初心者や力がない人でも安心
電動タイプのものだと、ボタンを押すだけでステープルを発射してくれるので、握力もいらず、連続した作業にとても便利。一般向けの低価格モデルも充実してきていますよ。タッカーには発射威力を調整できるものもあるので、素材にキツく食い込ませたり、素材の面に合わせたりと、調整が可能かどうかも注目するべきポイントです。
▼用途によっては専用のタッカーも確認しましょう
配線やモールを固定するためにガンタッカーを使うなら、必ず専用タイプを使いましょう。ケーブルタッカーは固定の際、通信ケーブル等を傷つけない電気配線用の絶縁ステープルを使え、モール固定用タッカーではモールの中にステープルを打つことが可能です。より専門的なタッカーを使用するようにしましょう。
【2】本体の素材で選ぶ
タッカーの素材は、主にプラスチック製と金属製の2種類です。プラスチック製は、重量が軽く扱いやすいので、女性や子供でもホチキスと同じ感覚で使うことができます。DIYやクラフト作業などに向いています。一方金属製は、重量が重めでステープルを力強く打ち込めるのが特徴。男性や力のある方に向いています。打ち込み強度を調整できる機種もあるので、DIY愛好者などから人気があります。
【3】コの字型、Uの字型、T字型とステープル針の種類で選ぶ
用途により使い分けるため、ステープルにも種類やサイズがあります。それぞれ確認していきましょう。
タッカーに装着するステープルですが、ホッチキスの針のような形のコの字型のもの、アルファベットのUのような形のもの、肩幅が狭いT(I)のような形のものと、大きくわけて3種類があります。
それぞれに特徴があり、コの字型はしっかりと固定でき、U型はステープルが素材にしっかりとめり込んで固定されるため、コの字型よりも素材からステープルが出る部分が少ないです。そして最後のT(I)型は素材に打ち込んだとき、ステープルが見える部分が極端に少なく仕上がりがきれいですので、よく見える部分に使用するのにとても便利。このように、どの種類のステープルが装着できるかどうかも、選ぶうえで注目するべきポイントでしょう。
【4】タッカー用ステープル針のサイズで選ぶ
タッカーにはステープルという、ホッチキスでいうところの針を装着します。そのステープルには、肩幅(横幅)や足長(針の長さ)などさまざまなサイズがあります。用途によっては、長いものがよかったり、短いものがよかったりします。
たとえば、ベニヤ板2枚を接着するためにタッカーを使用する場合、その合わせたベニヤ板よりもステープル針が長いと、板からはみ出してしまいます。逆に壁などにベニヤ板を貼りつける場合、ステープル針が短いとしっかりと固定できず不安定になります。そのため、必要に応じたステープルを装着できるタッカーを選ぶ必要があります。
【5】その他の機能で選ぶ
タッカーではそのまま紙を綴じられる、ホッチキスとしての機能が備わったものがあります。ポスターや書類の貼り付けを1台で対応できるためとても便利ですよね。また、グリップ部分もそれぞれの商品によって違いがあります。滑り止めなどはグリップの方にもあると扱いやすいので併せて注目をしてみてください。
タッカーのおすすめ15選 【評判の人気ブランド・メーカー】マックス、高儀、マキタほか
ここまででご紹介したタッカーの選び方のポイントをふまえて、DIYクリエイターの網田真希さんに選んでもらったおすすめ商品と編集部が選んだおすすめ商品ををご紹介します。
壁紙や椅子の張替えなど、タッカーの使い道は多くあります。作業場は室外の場合は、ライト付きや防滴防塵のような機能があると便利です。使い手や目的によって、必要な機能もそれぞれ違います。
手動タイプや電動タイプ、使用できるステープルの種類などをしっかりとチェックしながら、自分に適した商品を見つけましょう。

角利産業『SUNDRY(サンドリー)2WAYハンドタッカー(PHT-2W)』














出典:Amazon

Gunpla『強力型タッカー 3-in-1』












出典:Amazon

Stanley Black & Decker(スタンレーブラックアンドデッカー) BLACK+DECKER『GoPakタッカー・ネイラー【本体のみ】(BDCT12UB)』














出典:Amazon
コードレスで取り回しが思いのまま
充電タイプのコードレス電動タッカーです。コの字型、T型のステープルが装着でき、発射威力の調整も可能。オールマイティーに使えて購入しやすい価格なのがおすすめポイントです。DIYをする主婦に人気のBLACK+DECKER(ブラックアンドデッカー)ですが、初級者から上級者まで満足できる道具だと思います。バッテリーは別売りですので、本体と一緒に購入するといいでしょう。
また、こちらのバッテリーは、なんとスマートフォンなどの充電器としても使用できるのがサプライズでうれしいポイント。タッカーを使わないときは、バッテリーだけカバンに忍ばせてスマホのバッテリーとして使用できるので便利です。

マキタ『充電式タッカ ST312DRF(バッテリBL1830・充電器DC18RC・ケース付)』






出典:Amazon
パワフルに使えるプロ仕様
言わずと知れた電動工具の老舗、マキタのコードレス電動タッカーです。DIYで使用するというよりは、プロ仕様といった商品になります。連続してパワフルにタッカーを使用したい場合や、床張り、壁張りなど専門的かつ効率的に使用するのであれば、マキタの電動タッカーをおすすめします。安定したパワーでしっかりと固定してくれるでしょう。
バッテリーはほかのマキタ社の電動工具と互換性があり、マキタの18Vリチウムイオンバッテリ対応の電動工具を持っているのであれば、本体だけ購入すれば使用可能。そのさいにバッテリーのボルト数(V)と本体の対応ボルト数(V)が合っているかしっかりと確認してください。
MAX(マックス)『マックス ガンタッカ TG-A(N)』








出典:Amazon
藤原産業『SK11 パワフルハンドタッカー』

出典:Amazon
ARROW『イージーショット ハンドタッカー』


















出典:Amazon
Kohree『ガンタッカー 3in1』


















出典:Amazon
HOUSMART『ガンタッカー』

出典:Yahoo!ショッピング
コンヨ『SUN UP(サンアップ)2ウェイタッカー』














出典:Amazon
コンヨ『SUN UP(サンアップ)2ウェイタッカー』


















出典:Amazon
未来工業『ケーブルタッカー』






出典:Amazon
藤原産業『モール固定用タッカー(SMF-1)』
















出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする タッカーの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのタッカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
空間デザイン・DIYクリエイター
タッカーはとても便利な道具と言えます。DIYにおいて、タッカーの使用頻度は人それぞれ。使用頻度が少ない場合や、とりあえずひとつ持っておこうといった場合は、まず手動タイプの低価格なものでじゅうぶんでしょう。手動タイプから使いはじめて、DIYが上達し次にステップアップするさいに、電動タイプのタッカーを追加するといいのではないでしょうか。
仕上がり重視の場合は、T型のステープルが使えるかどうかがとても重要になってきますので、その点に着目して選んでみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。