ベビーカーステップはあると便利? メリット&デメリット
ベビーカーステップは、バギーボードや2人乗りステップ、立ち乗りステップなどとも呼ばれています。
2人以上の子どもを育てる家庭のすべてがベビーカーステップを使っているわけではありません。生活環境や子どもの性格によって必要かどうかを判断しましょう。
まずはじめに、ベビーカーステップのメリットとデメリットを紹介していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。
2人育児がラクに!子ども達とお出かけしやすくなる ベビーカーステップのメリット
ベビーカーステップのメリットは、上の子どもの手を引いて歩かずに済むことです。ベビーカーを押しながら、子どもの手を引いて歩くのはなかなか大変なものです。また、子どもも大人と同じ速度では歩けないので疲れてしまいます。
ベビーカーステップに子どもを乗せれば、ママやパパの速度に合わせて移動することができます。荷物が多くて手を繋げないときでもベビーカーステップがあれば安全に移動できます。子どもが急に手をふりほどいて駆け出していってしまう心配もないのでママやパパも安心です。
ベビーカーが押しづらいと感じることも ベビーカーステップのデメリット
ベビーカーステップのデメリットは、ママやパパがベビーカーを押しづらくなってしまうことです。ベビーカーステップの多くは、ベビーカーの後ろ部分に取り付けるためバランスが取りづらくなります。
また、折りたたみ式のベビーカーの場合、ベビーカーステップを取りつけると折りたためなくなってしまうことも。
子どもの性格によっては、ベビーカーステップに乗るのを嫌がってしまうこともあるでしょう。
ベビーカーステップの選び方 安全に使えることが第一!
お出かけベビーグッズに詳しい、親子のコミューターガイド・遠藤まさ子さんに、ベビーカーステップを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは以下の5つ。
【1】手持ちのベビーカーに適合する仕様か
【2】メーカー純正か
【3】立ち乗りか座り乗りか
【4】取り付けは簡単か
【5】安全基準をクリアしているか
販売店でもたくさんの商品があり迷うことも多いでしょう。子どもを安心して乗せられる、手持ちのベビーカーに合った商品選びに役立てて!
【1】手持ちのベビーカーに適合するか必ずチェック
ステップが装着できるかどうか、まずはステップの販売元の適合表で必ず確認をしてください。掲載されていないベビーカーの場合は、実際に装着してみないときちんと取りつけられるかわかりません。
最近のベビーカーは、楕円形状のパイプを用いたフレーム設計のものも増えているため、事前の適合チェックは必ずしましょう。
【2】メーカー純正があるなら純正を選ぶ
エアバギー、YOYOには専用設計のステップがあります。これはベビーカーの強度に対するメーカーの自信のあらわれともいえるかもしれません。どちらも車体にジャストフィットし、見た目もスマート&スタイリッシュ。
走行性もなるべく損なわないようにできているため、いずれかのベビーカーをお持ちであれば専用品を購入することをおすすめします。
【3】立ち乗りか座り乗りかを選ぶ
最近は立ち乗りだけでなく、座れるように設計されたステップも登場しています。ただし、座面には背もたれやシートベルトがないため、あくまで補助的な椅子であり、バランスを取れるくらい成長したお子さん向けと考えてください。
座面にハンドルがついていると、多少バランスは取りやすくなるでしょう。
立ち乗りタイプにするか、座り乗りにするかは、お子さんの好みや体型に合わせて選んでください。
【4】取り付け方がカンタンなものを選ぼう
ステップを取りつけたままでは、ベビーカーを折りたためなかったり、折りたためてもスペースをとったりします。ベビーカーとの相性によっては、自立しなくなってしまうものもあります。
自宅での保管時に折りたたむ方や公共交通機関を多用する方は、ステップの着脱方法もしっかりチェックしましょう。かんたんに着脱できれば、必要に応じて使い分けやすくなります。
ただし、かんたんに取りつけられるものは、そのぶん剛性(ごうせい)や安定性に欠けることもあるので、どちらを優先するかよく考えましょう。
取り外した後、ラクに持ち運べるものだと便利!
上の子と下の子の年齢差が2歳以上あると、意外と便利なのが取り外した後にベビーカーに吊り下げて持ち運ぶことができる機能が付いているもの!
出先で急に上の子が「乗らない」と言い出すこともありますよね。この方法なら、ベビーカーステップを使わないときでもママの足に干渉することなく、快適に走行できますよ。吊り下げて使用することを考慮すると、重すぎるベビーカーステップだと走行しづらくなってしまう可能性もあるので、購入前に重さは必ずチェックしておきましょう。
【5】安全基準をクリアしている商品を選ぼう
安全基準をクリアしている商品であれば、ママもパパも安心ですよね。海外製の商品は、ヨーロッパ安全基準「EN」に合格している場合が多いので、購入前は合わせて確認するようにしてみてください。
ベビーカーを選ぶのと同じ感覚で、選ぶことが大切です。大切な子供を乗せるものなので、安全な商品を選ぶように意識してくださいね。
子供がつかまることができると安心
ベビーカーステップを選ぶ上で、走行中に子供がつかまることのできるバーがあるかどうかはチェックしておきたいポイント。子供の成長に合わせてバーの位置や高さを調節できる機能があればなお安心。
なかには、補助バーを別売りで販売している商品もあるので、購入前にはチェックしておくといいでしょう。
ベビーカーステップのおすすめ9選 アップリカ、コンビ対応の商品も多数!
上で紹介したベビーカーステップの選び方のポイントをふまえて、お出かけベビーグッズに詳しい、親子のコミューターガイド・遠藤まさ子さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。
ユニバーサルデザインな上取り付けが簡単なステップ
アップリカやコンビはもちろん、サイベックスやバガブーなどの海外ベビーカーにも取り付け可能なユニバーサルデザインのベビーカーステップボードです。
上の子も一緒に座れるサドル付きがほしい、メーカー純正がない方におすすめです。

なんと言ってもスタイリッシュ!
babyzen YOYOのベビーカー専用のステップ。
小さなサドルがついているので、座っても立っても乗ることができます。このサドルは外しても使え、さらにサドルをつけたままでも跳ね上げて収納できるのは、専用設計ならではといえます。
ベビーカー本体のホイール同様のデザインで、装着時の見た目も非常にスマート。見た目も使い勝手も大事にしたいYOYOユーザーなら、買って損はないでしょう。
左右に寄せてポジション設定でき、荷物も掛けられる
バガブーは、オランダ生まれのベビーカーブランド。シンプルかつコンパクトなタイプで、使わないときは上向きに折りたためます。
中心から右寄りや左寄りの位置に寄せて設定もできるため、小さめの荷物ならかけることもできてとっても便利。バガブーのすべての機種に対応していますが、「ビー5」というベビーカー以外は、専用のアダプターが必要となるためご注意ください。

シンプルだけどかっこいい専用ボード
ドイツ生まれ、スマートで車との相性もよく考えられたベビーカー&チャイルドシートブランドから、ハイエンドモデル「プリアム」専用のキッズボードが販売されています。
もともとプリアムが4歳ごろまで使えるうえ、トレッキング用や未舗装路用のタイヤもオプションで出すほど剛性感の高い作りのため、キッズボードを取りつけても安心。
ボードは非常にシンプルな作りなので、お子さんを乗せる場合は3歳ごろからがおすすめです。

2人目が生まれたときにこちらの商品を購入しました。ベビーカーの後輪部分に取りつけられるボードなのですが、これがたいへん便利! 下の子をベビーカーに、上の子はボードに乗せてベビーカーを走行でき、上の子も喜んでいました。「歩きたい」と言ったと思えば「抱っこして」と言ったりする上の子に手を焼くこともありましたが、このボードなら乗り降りもスムーズ。ストレスがなくなりました。(Kさん/1歳男の子・3歳男の子)
対応車種が豊富で跳ね上げ可能
ベビーカー用ステップとしては長く売られている商品で、国内ブランドのベビーカーに対応するものが多いのが特長となっています。
ステップには車輪が3つ取りつけられているため、お子さんを乗せても安定性の高いところがおすすめです。
また、タイヤが比較的やわらかな素材で走行音が静かめなのもうれしい点。なにより着脱が簡単で、装着したまま跳ね上げてハンドルバーに吊り下げられる(ワンハンドルバータイプのベビーカーの場合)ため、たまに使うかも……という方にはぴったりです。

ステップ人気の火付け役のラスカル
ベビーカーステップの人気に火をつけたのが、スウェーデン発のブランドであるラスカル。
シンプルな立ち乗り用ボードも変わらず販売されていますが、サドルつきも登場しています。このボードの良さは、サドルを立てて立ち乗りにも使用できることです。
サドルをまたぐわけではないため、2歳くらいの子でもかんたんに立ち乗りできます。
サドル不要なら1.5kgで軽く、扱いも簡単
サドルやイスが不要なら、軽量なボードのみのものもおすすめ。サドルがないため対象年齢は2歳以上となっていますが、軽くて持ち運びも便利です。
立つ面には滑り止め加工がされており、タイヤのサスペンション機能により、走行時も静かで衝撃を抑えてくれます。ラスカルのバギーボードは、世界的な製品安全認証機関であるテュフズードの認証を受けた商品なので、耐久性も期待できるでしょう。
2wayでお手頃価格! 子連れでの買い物も楽々
サドルの取り外しができて、2wayで使えます。高さの調整ができないため、最低限の機能があればよいという方にはピッタリ! コストを抑えられる商品です。
ラバータイヤで静かに走行でき、買い物など公共の場でも使いやすいでしょう。使用しないときは、ストラップで本体の持ち手部分に掛けられます。軽量なのも使いやすいポイントです。

乗せている時の安心感は抜群
「年子でステップに乗せるのも不安……」という方におすすめなのがこれ。背もたれも簡易ベルトもきちんとある、シートつきステップです。
車そっくりのハンドルもついているので、運転手気分を味わえてグズり対策にもいいかもしれません。シート部分を外して立ち乗りすることもできます。下の子の妊娠がわかったあとのセカンドベビーカーとして有力候補にもなりそうですね。
ほとんどのエアバギーには取りつけられますが、Air Buggy mimiなど一部対象外のモデルもありますので、必ず適合表で確認をしてください。
おすすめ商品の比較一覧表 ベビーカーステップ
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビーカーステップの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのベビーカーステップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベビーカーステップの気になる疑問にお答え!
ベビーカーステップは何歳から何歳まで?
ベビーカーステップを取り扱うメーカーでは対象年齢2〜5歳と表記しているところが多いようですが、必ず購入する前に確認するようにしましょう。なかには年齢ではなく体重で使用対象を表記しているメーカーもありますので併せてチェックしてみてくださいね。
ベビーカーステップはレンタルできる?
ベビーカーステップはレンタルすることもできます。ベビー用品のレンタルサイトでレンタル可能なので一度チェックしてみることをおすすめします。
ベビーカーステップの代用品は? 手作りOK?
ベビーカーステップの代用品はありません。ベビーカーに取り付けて使用するものなので、安全基準を満たしているものを選ぶようにしましょう。中には手作りしたいと思っている方もいるかと思いますが、子供の命を乗せるものなので安易に手作りするのもおすすめできません。
西松屋やトイザらスでも購入できる?
ECサイト以外にも西松屋やトイザらスなどの店舗でもベビーカーステップは購入可能です。店舗によっては在庫がない場合もあるので、購入の前には店舗に直接電話をし確認してみましょう。
便利で楽しいけど、デメリットも考えて購入を! 超軽量ベビーカーやお古の場合は要注意
年の近い兄弟がいる方にはとっても便利なステップ。ですが、ほとんどのベビーカーはステップを装着して使用することを考慮して設計されているわけではないため、装着することで過度な負担がフレームにかかり、ゆがみや破損の原因となることもあります。そのデメリットを考慮したうえで、使用頻度や必要性を鑑(かんが)みて購入することをおすすめします。
また、超軽量タイプのベビーカーはフレームが細く、ステップとの併用は避けたほうが無難。お古のベビーカーも経年劣化している恐れがあるため、併用しないほうがいいでしょう。また、お子さんの年齢によっては転倒事故につながりやすい点も注意しましょう。
その他のベビーカーや関連アイテムをチェック 【関連記事】
便利さと安全性を考慮して選んで!
ベビーカーステップの選び方、おすすめ商品、注意点をご紹介しました。
年齢の近い赤ちゃんや子どもがいるご家庭で、ベビーカーを使ってお出かけする際に便利なベビーカーステップ。バギーボードや2人乗りステップ、ベビーカーボードなどの名称で呼ばれることもあります。
使用しているベビーカーに安全に取り付けられるか、取り付け方や折りたたみがカンタンにできるかをしっかり見極めて選ぶと、安心して使い勝手もよくお出かけできます。
子連れのお出かけを安全、快適、楽しくしてくれる商品を選んでくださいね!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。