サバイバルシートを選ぶポイント アウトドアカフェBASE CAMP代表に聞いた
アウトドアカフェBASE CAMP代表・A-sukeさんに、サバイバルシートを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。アウトドアで役立つだけでなく、災害時にも命を守ってくれるグッズなので、選ぶポイントに気をつけながら慎重に選んでくださいね。
使用目的に合ったサイズを選ぶ
アウトドアカフェBASE CAMP代表
ここでいうサイズとは、使用時のサイズと収納時のサイズの2つの視点です。
使用時のサイズでは、座って包まれるものから、寝袋のようにくるまって寝られるもの、ふたりで使うことが前提のものまであります。
収納時のサイズは、いざというときのためにいつでも持ち運べる小さいものから、厚い生地を使っているためそこまで小さくないものまであります。使用目的によって商品のサイズが違うので、自分に合ったものを選びましょう。
mont-bell(モンベル)『エマージェンシーシート』
大きすぎず、小さすぎないシートを選びたいもの。こちらは213×132㎝と大人用としてはちょうどよいサイズです。
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アウトドアカフェBASE CAMP代表
ポリエステル系かポリエチレン系か、使われている素材で耐久性や使い勝手が大きく変わってきます。ポリエステル系は、触れるとシャカシャカと音がするかための素材で、もう一度きれいに折りたたむことがひじょうに難しいです。ポリエチレン系は、しなやかで音も立ちにくく再び同じように折りたたみやすい性質があります。
サバイバルシートは厚みが増せば強度が上がる反面、収納サイズが大きくなり重量も増してしまいます。また、マルチに使うことを前提に複数の素材が何層かラミネートされているものも。どんな素材とラミネートされているかで性能も変わりますが、単体よりも強度が高いのが特徴です。
LOGOS(ロゴス)『LLL ストロングレスキューシート』
耐久性も選ぶときのポイントのひとつ。こちらは丈夫なフィルムで作られた耐久性に優れたサバイバルシートです。
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アウトドアカフェBASE CAMP代表
多くのシートは四角いシート状。厚みが増すと、ひもなどを通すグロメットがついたものもあります。ポンチョ状になっていたりシュラフ状になっていたりするタイプは、使い方が限定されるものの快適性は高め。
たとえば、シュラフ状になっていると体温の逃げる場所も少ないので、いざというときも快適に過ごせます。寝るときだけに使うと割り切ることができればおすすめです。
サバイバルシートのおすすめ9選 アウトドアカフェBASE CAMP代表に聞く
上で紹介したサバイバルシートの選び方のポイントをふまえて、アウトドアカフェBASE CAMP代表・A-sukeさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。オーソドックスなものや通気性のよいもの、マルチに利用できるものまで選定されているので、購入する時の参考にしてください。

mont-bell(モンベル)『エマージェンシーシート』

出典:Amazon
サイズ | 213×132㎝ |
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収納サイズ | 10×5×3㎝ |
重さ | 50g |
素材 | アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム |

mont-bell(モンベル)『コンパクトマルチシート』
サイズ | 210×130㎝ |
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収納サイズ | 6.5×6.5×10㎝ |
重さ | 115g |
素材 | アルミニウム蒸着ポリエチレンフィルム |

Highmount(ハイマウント)『サバイバルシート ゴールド/シルバーⅡ』

出典:Amazon
サイズ | 約210×130㎝ |
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収納サイズ | - |
重さ | 約55g |
素材 | アルミ蒸着ポリエステル |

Highmount(ハイマウント)『オールウェザーブランケット』

出典:Amazon
サイズ | 約152×213㎝ |
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収納サイズ | - |
重さ | 約325g |
素材 | プラスティックフィルム・アルミニウム・ポリエチレン繊維・ブラスティックフィルムの4構造 |
長く使えるアウトドアの定番サバイバルシート
コチラも4層構造(プラスティックフィルム・アルミニウム・ポリエチレン繊維・プラスティックフィルム)になった商品ですが、どちらかというと強度に重きをおいています。アウトドアマンならだれでも使ったことがあるのではないか、とえるほど昔からある定番商品です。
タープやグランドシートとして使うことを前提としていて四隅にグロメットもついています。サンドイッチされたポリエチレン繊維のおかげで、引っ張り強度にすぐれているため、タープとして使用しても伸びにくいのが特徴。収納サイズがそれなりにかさばるのが注意点ですが、長く使える高強度なサバイバルシートがほしい方におすすめです。

LOGOS(ロゴス)『LLL ストロングレスキューシート』










出典:Amazon
サイズ | 約200×150㎝ |
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収納サイズ | 約26×19×3㎝ |
重さ | 約200g |
素材 | ポリエステルフィルム(アルミ蒸着)、不織布 |

SOL(ソル)『サバイバルブランケット 2人用』








出典:Amazon
サイズ | 152×244㎝ |
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収納サイズ | 20×11×2㎝ |
重さ | 91g |
素材 | ポリエチレン(アルミ蒸着加工) |

SOL(ソル)『ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット』

出典:Amazon
サイズ | 213×142㎝ |
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収納サイズ | 17×20×3.5㎝ |
重さ | 210g |
素材 | ポリエチレン(アルミ蒸着) |

SOL(ソル)『ヒートリフレクティブポンチョ』








出典:Amazon
サイズ | 横142×縦(フード先端から下側)112㎝ |
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収納サイズ | 8.5×14×3㎝(パッケージサイズ) |
重さ | 77g |
素材 | ポリエチレン製(裏面はアルミ蒸着加工) |

SOL(ソル)『エマージェンシー ヴィヴィ』






出典:Amazon
サイズ | 91×213㎝ |
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収納サイズ | 径6.5×9㎝ |
重さ | 108g |
素材 | ポリエチレン(内側はアルミ蒸着加工) |
「サバイバルシート」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サバイバルシートの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのサバイバルシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アウトドアカフェBASE CAMP代表から一言 使用スタイルを考えて選ぶのがコツ
アウトドアカフェBASE CAMP代表
サバイバルシートは、自分の使用スタイルや用途を考えて選んでください。たとえば、防災用品として使いたいなら、ポリエステルでもポリエチレンでもかまいませんので、とにかくシンプルなものを選びましょう。
登山でビバーク用に保険として持って行くなら、ポンチョ型や寝袋型がおすすめ。いくら安価でもポリエステルは避けてください。
また、タープやグランドシートなどとしていろんな場面で使いたいなら、ラミネートされているものや厚手のものがおすすめ。その際、重量やサイズを選ぶ基準にするとよいでしょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/09/05 コンテンツを一部修正しました(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
アウトドアをコンセプトにしたカフェ&バー「BASE CAMP」の店主。 雑誌などのアウトドア系メディアで活躍中。幅広いアウトドア経験と知識を持ち、元プロダクトデザイナーという経歴を生かしてコトやモノをプロデュースしている。調理人でもあるので燻製やダッチオーブン料理などにも造詣が深い。